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D 4416 : 1998
附属書(規定) ISO 6313によらないブレーキライニング及び
ディスクブレーキパッド−熱膨張試験方法
序文 この附属書はISO 6313によらないブレーキライニング及びディスクブレーキパッドの熱膨張試験
方法について規定する。
なお,この附属書は,JIS D 4416-1996の規定内容をそのまま記述したものであり,本体に規定する試験方
法に移行するまで,暫定的に附属書(規定)として残したが,なるべく早い時期に本体の規定に従うこと
が望ましい。
1. 適用範囲 この附属書は,ブレーキライニング(以下,ライニングという。)及びディスクブレーキパ
ッド(以下,パッドという。)の熱膨張量を測定する試験方法について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この附属書に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成
する。この引用規格は,その最新版を適用する。
JIS B 7502 マイクロメータ
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次のとおりとする。
a) 熱膨張量 試験の常温における初期厚さを基準とし,規定する温度に加熱及び冷却したときの厚さの
変化量。
b) 膨れ 加熱によってサンプル表面に発生した局部的な膨張。
4. 装置及び器具
4.1 電気炉 試験に用いる電気炉は,200±10℃,300±10℃を保持できる熱風循環式電気炉とする。
4.2 マイクロメータ マイクロメータは,サンプルの寸法を測定するもので,JIS B 7502によるもの又
はこれと同等以上の正確度をもつものとする。
5. サンプル サンプルは,次による。
a) 正規の新品とする。
b) 200℃及び300℃のサイクル試験には,それぞれ別のサンプルを用いる。
c) サンプルの大きさは,受渡当事者間の協定による。
6. 試験方法
6.1 初期厚さの測定 次によって初期厚さを測定する。
a) サンプルの厚さを0.01mmの単位で測定する。
b) ライニングの厚さ測定点は,1個について56点とし,その位置は附属書付図1を参照して決める。
c) パッドの厚さ測定点は,1回について45点とし,その位置は附属書付図1を参照して決める。
6.2 操作
――――― [JIS D 4416 pdf 6] ―――――
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6.2.1 200℃サイクル試験 200℃サイクル試験は,次の順序によって行う(附属書付図2,附属書付表1
参照)。
a) 200℃に保持した電気炉にサンプルを入れ,60分間加熱後,炉から取り出し,1分間以内に厚さを測定
する。
b) )のあと,サンプルを室温中で30分間放置後,厚さを測定する。
c) 厚さ測定後,試料を200℃に保持した電気炉に入れ,30分間加熱後,炉から取り出し,1分間以内に
厚さを測定する。
d) )のあと,サンプルを室温中で30分間放置後,厚さを測定する。
e) )及びd)を繰り返す。
6.2.2 300℃サイクル試験 300℃サイクル試験は,次の順序によって行う(附属書付図2,附属書付表1
参照)。
a) 200℃に保持した電気炉にサンプルを入れ,30分間で300℃に昇温させ,300℃で30分間保持した後,
サンプルを炉から取り出し,1分間以内に厚さを測定する。
b) )のあと,サンプルを室温中で30分間放置後,厚さを測定する。
c) 厚さ測定後,サンプルを300℃に保持した電気炉に入れ,30分間加熱後,炉から取り出し,1分間以
内に厚さを測定する。
d) )のあと,サンプルを室温中で30分間放置後,厚さを測定する。
e) )及びd)を繰り返す。
7. 記録 この附属書に従い,試験を行ったことを明記し,附属書付表2に示す様式の記録用紙に次の事
項を記入する。
a) サンプルの材質及び寸法
b) 厚さ変化,初期厚さを基準とした各測定ごとのサンプルの厚さ変化及び各測定ごとの最大値,最小値
及び平均値
c) 表面状態 試験終了後のサンプル表面の膨れなどの状態
d) 試験室の温度及び湿度
e) 試験年月日
f) その他 受渡当事者間の協定による事項
――――― [JIS D 4416 pdf 7] ―――――
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備考1. ×印は,厚さ測定点を示す。
2. 測定点の位置決めのための,ブレーキシュー又は裏金にドリルで浅く座ぐりを施す。
3. ライニング単体の場合は,位置決め印を付ける。
附属書付図1 熱膨張試験の厚さ測定位置の例
――――― [JIS D 4416 pdf 8] ―――――
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300℃サイクル試験
備考 記号の意味は,次による。
厚さ測定
サンプル投入
附属書付図2 熱膨張試験方法
――――― [JIS D 4416 pdf 9] ―――――
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附属書付表1 熱膨張試験手順
試験項目及び順序 試験条件
1 初期厚さの計測 新品サンプルの厚さを0.01mmの単位で測定する。
2 200℃ 第1サイクル 200℃に保持した電気炉にサンプルを入れ60分間保持。
3 サイクル試験 電気炉からサンプルを取り出し1分間以内に厚さを計測。
4 サンプルを室温中で30分間放置,冷却後厚さを計測。
5 第2サイクル 200℃に保持した電気炉にサンプルを入れ30分間保持。
6 3を繰り返す。
7 4を繰り返す。
8 第3サイクル 5を繰り返す。
9 3を繰り返す。
10 4を繰り返す。
11 初期厚さの計測 新品サンプルの厚さを0.01mmの単位で測定する。
12 300℃ 第1サイクル 200℃に保持した電気炉にサンプルを入れ,30分間で300℃に昇温させ30分間保持。
13 サイクル試験 電気炉からサンプルを取り出し,1分間以内に厚さを計測
14 サンプルを室温中で30分間放置,冷却後厚さを計測
15 第2サイクル 300℃に保持した電気炉にサンプルを入れ30分間保持。
16 13を繰り返す。
17 14を繰り返す。
18 第3サイクル 15を繰り返す。
19 13を繰り返す。
20 14を繰り返す。
――――― [JIS D 4416 pdf 10] ―――――
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JIS D 4416:1998の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6313:1980(MOD)