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JIS D 4416:1998 規格概要
この規格 D4416は、ディスクブレーキパッドの温度に対する寸法変化の測定方法と熱伝導性の測定方法を組合わせて規定。
JISD4416 規格全文情報
- 規格番号
- JIS D4416
- 規格名称
- 自動車部品―ディスクブレーキパッド―熱膨張試験方法
- 規格名称英語訳
- Automotive parts -- Disk brake pads -- Test procedure of thermal expansion
- 制定年月日
- 1986年8月1日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 6313:1980(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 43.040.40
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 自動車 I 2020, 自動車 II 2020
- 改訂:履歴
- 1986-08-01 制定日, 1992-05-01 確認日, 1996-01-01 改正日, 1998-07-20 改正日, 2003-01-20 確認日, 2008-05-20 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS D 4416:1998 PDF [12]
D 4416 : 1998
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS D 4416 : 1996は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との整合化を図ることを基本方針とし,本体を国際規格に一
致させ,従来の日本工業規格(日本産業規格)を附属書とした。
JIS D 4416には,次に示す附属書がある。
附属書(規定) ISO 6313によらないブレーキライニング及びディスクブレーキパッド−熱膨張試験
方法
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS D 4416 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
D 4416 : 1998
自動車部品−ディスクブレーキパッド−熱膨張試験方法
Automotive parts−Disk brake pads−Test procedure of thermal expansion
序文 この規格は,1980年に第1版として発行されたISO 6313 (Road vehicles-Brake linings-Effects of heat on
dimensions and form of disc pads−Test procedure) を翻訳し,本体は対応国際規格の技術的内容及び規格票の
様式を変更することなく作成し,従来日本工業規格(日本産業規格)で規定していた試験方法を附属書(規定)として規定
した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,ディスクブレーキパッドを加熱してその寸法変化を測定する方法を規定する。同時に,ディ
スクブレーキパッドの厚さ方向における熱伝導性を知ることができる。
この規格は,ブレーキライニングにも適用を拡大することを検討中である。
1. 適用範囲 この規格は,ディスクブレーキパッド(以下,パッドという。)の温度に対する寸法変化の
測定方法と熱伝導性の測定方法を組み合わせて規定する。
これらに関連する寸法は,次のものである。
− 厚さ
− ブレーキの作動不良を引き起こす可能性のある摩擦材外形寸法
この規格は,自動車用パッドに適用する。パッド摩擦材寸法は高さ80mm,幅120mm,厚さ20mmを超
えないものでバックプレートにモールド又は接着したものとする。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 6313 : 1980 Road vehicles−Brake linings−Effects of heat on dimensions and form of disc brake
pads−Test procedure
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。この引用規格は,その最新版を適用する。
ISO 611 Road vehicles−Brake of automotive vehicles and their trailers−Vocabulary
3. 記号及び定義 一般的な定義については,ISO 611を参照すること。
記号 定義
dm サンプルの平均厚さ(4.参照)
dAi 必要な場合,摩擦材外形寸法(4.参照)
dBi 必要な場合,試験後室温での摩擦材外形寸法(6.参照)
di 必要な場合,摩擦材外形寸法の変化量(7.参照)
――――― [JIS D 4416 pdf 2] ―――――
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D 4416 : 1998
4. サンプルの抜取り及び調製 サンプルは,新品を使用する。
ジグにセットする前に,パッド両面を粒度120番の研磨紙でこすってバックプレートの塗料を取り除き,
摩擦面の凹凸をなくす。
バックプレートの穴を埋めている摩擦材が試験結果に影響を及ぼさないように適当な深さまで摩擦材を
取り除く。
バックプレート面に薄い柔軟性のあるノイズ防止材が付いたパッドの場合も,凹凸をなくすために,上
記と同様に調製する。
付図1に示す基準点を2か所決めて,基準点のパッド厚さを0.01mmの精度で測定する。この2点の測
定値の平均をdmとする。
必要な場合,摩擦材外形寸法を測定する。この値をdAiとする。
摩擦材の側面からどちらかの基準点に至るまで直径2mmの穴をあける。この穴は摩擦面に平行でかつ
摩擦面から5mmの距離とし,シーズ形熱電対を埋め込むためのものである。
バックプレートにシーズ形熱電対を埋め込むための直径2mmの穴を,摩擦材の穴と平行に同じ位置ま
であける。
ノイズ防止材付きのパッドの場合には,この穴は必要ない。
120×80×20mmを超える摩擦材は,切断又は表面研磨してこの大きさにする。
5. 試験装置
5.1 試験装置は,高さ80mm,幅170mm,厚さ40mmの電気加熱板(以下,熱板という。),パッドの支
持装置及び測定装置からなる。
試験装置は,パッド2個用として設計してもよい。
付図2に試験装置の一例を示す。
装置は,以下による(付図2参照)。
a) 支持装置1は,その中で容易に動ける ストンを備える。
b) コイルばね2のたわみでピストンを介して,所定の力を加える。
c) 調節ナット付きねじ3でコイルばねをたわませる。
d) ダイヤルゲージ4は加圧装置を貫通しており,バックプレート又は中間板の移動量を測定する。
5.2 加熱容量 熱源は,熱板を400℃に10±0.5minで昇温できるものとする。
場合によっては,特定車種のパッドをテストするために,熱板を400℃以上に10min未満で昇温できる
ものが必要となる。
5.3 測定装置 温度は,熱板中心部で,摩擦材との接触面に平行かつ5mmの距離にあけた穴にシーズ形
熱電対を挿入して測定する(付図2参照)。
ノイズ防止材付きのパッドの場合は,厚さ4mm,縦80mm,横100mmの熱伝導性の板(以下,中間板
という。)を熱移動測定用にパッドと支持装置の間に挟む。この中間板の温度測定は,中央まであけた穴に,
シーズ形熱電対を挿入して行う(付図2参照)。
パッドの支持装置は,20200Nの範囲で荷重を加えることができるものとする。支持装置と同じ側に取
り付けた移動量測定装置は,パッドのバックプレート又は中間板面の移動量を測定できなければならない。
6. 試験方法 4.に従って調製したパッドを熱板と支持装置の間に,パッドの摩擦面を熱板に向けて置き,
約20kPa (0.02 N/mm2) の面圧を加える。
――――― [JIS D 4416 pdf 3] ―――――
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ノイズ防止材付きパッドの場合は,中間板をパッドと支持装置の間に挿入する。測定用ダイヤルゲージ
又は誘導変位変換器を取り付けてゼロ点に合わせる。
熱板温度が10分後に400℃に昇温するように設定して,加熱用電源を入れる。
備考 特定車種のパッドをテストする場合には,熱板を400℃以上に10min未満で昇温するように設
定する。
この装置によって加熱と冷却の期間中,パッド厚さ,熱板温度,摩擦材温度,及びバックプレート温度
又は中間板温度を測定する。
レコーダーを使用しない場合は,熱板温度50℃から最終温度までの範囲において,25℃ごとにそれらを
読み取る。
最終温度に到達したら加熱用電源を切り冷却期間に入るが,その期間中は,熱板に冷却風を吹きつけず
自然冷却する。
熱板が50℃に達したらすぐに加熱用電源を再度入れて上記の手順を繰り返す。2回目の加熱期間の開始
時には,再調整を行ってはならない。
試験の終了時に必要であれば,室温中で摩擦材の外形寸法を測定する。これらの値をdBiとする。
7. 試験結果の表示
7.1 レコーダーを使用した場合は,パッド厚さ,熱板温度,摩擦材温度,及びバックプレート温度又は
中間板温度の変化を解析できるように記録を取ること。X-Yプロッタを使用した場合は,熱板温度を横軸
とし記録を取る。
7.2 数値をすべて読み取ったら,摩擦材温度及びバックプレート温度又は中間板温度及びパッド厚さの
変化を方眼紙に熱板温度に対してプロットする。これらの曲線がどの測定値を示しているか再度確認する
こと。
最後に,必要があれば次によって摩擦材外形寸法の変化量を計算する。
di=dBi−dAi
8. 報告書 報告書には,次の事項を記録しなければならない。
a) パッドの材質名,形式及び製造業者名
b) 試験開始前の平均厚さdm
c) 摩擦材厚さ変化の最大値とそれに対応する温度と試験期間
d) 第1回目及び第2回目試験時の最高温度における摩擦材厚さの変化量
e) 室温まで冷却した試験終了時の摩擦材厚さの残留変形量及び必要な場合には摩擦材外形寸法の残留変
形量
f) 第1回,第2回試験時の熱板最高温度におけるバックプレート温度又は中間板温度
g) 試験後のパッド外観,特に摩擦材のクラック及び膨れの発生,摩擦材のはがれ又は欠け及びバックプ
レートと摩擦材との分離
――――― [JIS D 4416 pdf 4] ―――――
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D 4416 : 1998
付図1 主要寸法及び基準点の決定
付図2 試験装置の例
――――― [JIS D 4416 pdf 5] ―――――
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JIS D 4416:1998の引用国際規格 ISO 一覧
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