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7.1.5 電球 電球は,JIS C 7506に規定するものを使用する。ただし,主電球と並列に接続されない作動
表示用電球には適用しなくてもよい。
7.1.6 調整 試験用負荷の調整は,次による。
a) 図1のシグナルランプの端子D−E間の電圧は,フラッシャを抵抗値0.005 坎 下の導線によって短絡
した状態で13.5V又は28.0Vに調整する。
b) 試験に用いる電球は,電力の合計が13.5V又は28Vのときの平均電力から+2%−6%を超える偏差
が生じないように選択する。
c) 自動車及びトレーラの電気負荷の電力は,JIS C 7506で規定する試験電圧の平均電力に対して0.5%の
精度に調整する。この場合に,調整抵抗R1又はR2のどちらかで調整し,残りの調整抵抗は使用しな
い。
なお,主電球及びサイドターンシグナルランプ用電球に並列に接続される作動表示用電球も含めな
ければならない。
d) 調整は,自動車の種類ごとに個別に行う。
e) 電源は,調整抵抗R1及びR2を再調整しなくても,異なった試験温度で電球端子D−E間に指定電圧
が得られるように調整しておく。
f) 作動表示装置は,製造業者によって指定されたように接続する。
g) ハザードウォーニング作動の場合には,製造業者の指示に従ってハザードウォーニング表示ランプに
相当する電球を追加する。
7.1.7 測定装置 フラッシャの始動時間,点滅回数,点灯率及び電圧降下の測定装置は,試験回路に影響
を与えてはならない。
7.2 始動時間試験 始動時間試験は,図1に示す試験回路を用い13V又は26Vの動作電圧によって,次
の各項目を測定する。測定は5min以上の冷却時間をおいて3回測定し,平均値を求める。
なお,5min連続作動後の1回についても測定を行う。
a) ランプ点灯開始時間
b) ランプ消灯開始時間
c) ランプ点灯継続時間
7.3 点滅回数及び点灯率試験 点滅回数及び点灯率試験は,図1に示す試験回路によって,そのフラッ
シャの設計が意図するシグナルランプの最小個数及び最大個数について行う。このときの動作電圧及び周
囲温度は,ターンシグナルフラッシャの試験には表4,ハザードウォーニングフラッシャの場合には表5
を適用する。
表4 ターンシグナルフラッシャの試験条件 表5 ハザードウォーニングフラッシャの試験条件
動作電圧 周囲温度 動作電圧 周囲温度
V ℃ V ℃
12.0又は24.0 −18±2.5 11.0及び13.0 −18±2.5
15.0又は30.0 又は 23±5
11.0又は22.0 52±2.5 22.0及び26.0 52±2.5
14.0又は28.0
13.0又は26.0 23±5
測定は規定温度に2h安定させてから行い,点滅回数及び点灯率は,連続した5回以上の点滅に続く少な
くとも3連続点滅について測定し,その平均値を求める。
なお,−18℃のときの作動時間は15s以内とし,52℃における測定は,フラッシャを5±1min連続作動
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させた後に実施する。
7.4 ターンシグナルフラッシャの作動表示機能試験
7.4.1 一般 作動表示機能試験は,図1の試験回路によって,表6に示す動作電圧及び周囲温度条件にお
いて行う。
表6 作動表示機能試験の条件
動作電圧 周囲温度
V ℃
1114又は2228 −18±2.5
23+5
52±2.5
7.4.2 正常時の作動表示機能試験 正常状態での作動表示機能の試験は,主電球,サイドターンシグナル
ランプ用電球及び作動表示ランプ用電球(主電球に並列接続されている場合)の電力の合計を,電球の選
別・組合せによって表7の条件に適合させて実施し,ターンシグナルと作動表示装置相互の作動状況を調
査する。
7.4.3 主電球断線時の作動表示機能試験 主電球の1個が断線したときの作動表示機能試験は,残りの主
電球,サイドターンシグナルランプ用電球及び作動表示ランプ用電球(主電球に並列に接続されている場
合)の電力の合計を,電球の選別・組合せによって表8の条件に適合させて実施し,作動表示装置の作動
状況を調査する。
なお,残りの主電球の点滅状況を,表6の温度条件で13V又は26Vの動作電圧についてだけ実施して確
認する。
表7 正常作動時作動表示試験の負荷状態(5) 表8 主電球1個断線時作動表示試験の負荷状態(6)
フラッシャの負荷 13.5V又は28Vにおけ フラッシャの負荷 13.5V又は28Vにおけ
W る電球の電力合計の W る電球の電力合計の
平均値からの偏差 平均値からの偏差
% %
1×21 −5−6 1×21 (適用しない)
2×21 −5−6 2×21 +5+6
3×21 −3−4 3×21 +5+6
4×21 −2−3 4×21 1314
注(5) 7.1.6参照。ただし,調整抵抗R1及びR2 注(6) 7.1.6参照。ただし,調整抵抗R1及びR2
は使用しない。 は使用しない。
7.5 電圧降下 電圧降下試験は,図1に示す試験回路によって,13V又は26Vの動作電圧においてフラ
ッシャの電源側端子とシグナルランプ側端子との間で測定する。測定は5回以上の完全点滅作動後に実施
し,突入電流を避け,定常電流域で行う。
7.6 耐絶縁性試験 耐絶縁性試験は,新品のフラッシャを用い,湿度4575%の状態において,次のい
ずれかの方法によって行う。この試験は,外部の金属部品が存在しないもの,又はそれらの金属部品が端
子の一つと電気的に接続されている場合には実施しなくてよい。
a) フラッシャの各端子と外部金属部品(取付け用ブラケット,ハウジング,リベットなど)との間に,
50Hz又は60Hzで実効値1 000Vの電圧を1min印加する。
b) フラッシャの各端子と外部金属部品との間の絶縁抵抗を,DC500V絶縁抵抗計で測定する。
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7.7 耐過負荷試験 耐過負荷試験は,図2に示す試験回路によって行う。始めにフラッシャの電源側端
子とシグナル側端子との間を抵抗値0.005 坎 下の導線で短絡し,抵抗R3によって電流を35Aに調整する。
その後,短絡回路を開放し,フラッシャに35Aの電流を10s通電する。この試験は1回だけ行えばよい。
図2 耐過負荷試験回路
7.8 耐振動試験
7.8.1 サンプルの取付け 耐振動試験は,フラッシャを自動車への装着に準じた取付け方法及び姿勢で振
動試験台に取り付けて行う。
7.8.2 作動確認試験 作動確認は,フラッシャを作動させながら表9の条件で正弦波振動を与え,主電球
及び作動表示装置の動作を調べる。
表9 振動時作動確認の振動条件
フラッシャの等級 振動加速度 振動数範囲 振動方向
m/s2 Hz
A種 30 2050 3軸方向に続けて実施
B種 50 20200
7.8.3 振動耐久試験 振動耐久は,フラッシャを作動させない状態で表10の条件によって正弦波振動を
与える。この試験の終了後に,フラッシャは7.2,7.3及び7.4の試験を実施する。
表10 振動耐久の振動条件
フラッシャの等級 振動加速度 振動数範囲 掃引の速さ 試験時間
m/s2 Hz h
上下方向 左右方向 前後方向
A種 50 205020 周波数範囲を1min以内 15 15 15
B種 50 2020020 2オクターブ/min
7.9 耐衝撃試験 耐衝撃試験は,フラッシャを鋼鉄製ブロックに衝突させる方法で行う。質量25kgの鋼
鉄製ブロックの垂直面に一端を固定した長さ500mmのワイヤの先端にフラッシャをつ(吊)るし,ワイ
ヤをブロックの垂直面から60°の角度になるまでフラッシャを持ち上げてから離してブロックに衝突さ
せる。この試験は,フラッシャの3主軸のそれぞれについて両方向から行い,1個のサンプルに関して一
つの試験だけを実施する。
耐衝撃試験後にターンシグナルフラッシャとして3min以上作動させてから,7.2,7.3及び7.4の試験を
行う。ただし,ハザードウォーニング専用のフラッシャは,ハザードウォーニングフラッシャとして作動
させた後に,同じ項目の試験を行う。
7.10 耐温湿度試験 耐温湿度試験は,フラッシャを電気的接続なしで,次に示す条件に保持し,それぞ
れの状態終了の度に,フラッシャを23±5℃の周囲温度に戻して7.2,7.3,7.4及び7.5の試験を行う。
a) 相対湿度9095%,温度40±3℃で48h
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b) 温度80℃で1h
c) 温度−40℃で3h
7.11 高温作動・低温作動試験 高温及び低温の作動試験は,フラッシャを図1に示すとおりに接続し,
周囲温度を80℃及び−30℃に安定させた後に,動作電圧12.0V又は24.0Vを与えたときの点滅回数を測定
する。ただし,この試験の測定時間は1minを超えてはならない。
7.12 耐久試験 耐久試験は,フラッシャを図1に示すとおりに接続し,表11に規定する条件に従って実
施する。ただし,調整抵抗R1及びR2は使用しない。
フラッシャは,耐久試験の終了後1h以上放置してから,7.2,7.3,7.4及び7.5の試験を行う。
表11 耐久試験の条件
フラッシャの種別(7)及び等級
電源電圧 試験時間(8)
フラッシャの作動状態(8) 負荷
V h
ターンシグナルフラ A種 14又は28 15s ON/15s OFF繰り返し 200 フラッシャに表示
ッシャ 連続 100 された負荷
B種 14又は28 連続 1 000
ハザードウォーニン A種 13又は26 連続 36 フラッシャに表示
グフラッシャ B種 13又は26 連続 72 の最大負荷
注(7) コンビネーションフラッシャの場合には,最初にターンシグナルフラッシャの試験を行い,その
後でハザードウォーニングフラッシャの試験を行う。
(8) ターンシグナルフラッシャA種のON/OFF作動及び連続作動は,別のサンプルで行う。
8. 試験のサンプル数及び順序 試験に用いるサンプルの数は20個とする。初めに,すべてのサンプルが
7.2,7.3,7.4及び7.5に適合することを確認し,次に表12によって7.67.12の試験をそれぞれのサンプ
ルで行う。
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表12 試験の適用
サンプル 7.6 7.11 7.7 7.10 7.9 7.8 7.12 7.12 7.12
番号 耐絶縁性 耐過負荷
高温作動・ 耐温湿度 耐衝撃 耐振動 A種ターンシグナ B種ター ハザード
低温作動 ルフラッシャの耐 ンシグナ ウォーニ
久性 ルフラッ ングフラ
200h 100h シャの耐 ッシャの
久性 耐久性
1 × × ×
2 × × ×
3 × ×
4 × ×
5 × ×
6 × ×
7 × ×
8 × ×
9 ×
10 ×
11 ×
12 ×
13 × × ×
14 × × ×
15 × × ×
16 × × ×
17 × × ×
18 × × ×
19 × × ×
20 × × ×
9. 製品の呼び方 フラッシャの呼び方は,規格番号,種別,等級,使用負荷−灯数及び定格電圧の順と
する。
例 JIS D 5707ターンシグナルフラッシャA種21W−2灯,8W−1灯12V
10. 表示 各フラッシャには,明りょう(瞭)に読み取りができて,かつ,消せない方法で,次の事項を
表示しなければならない。
a) 製造業者名,その略号又は商標
b) 定格電圧,又は試験電圧(12.8V又は25.6Vで行った場合)
c) 表13に従った端子の識別番号,又は記号
d) そのフラッシャの設計の基礎となっている電球の電力及び数
例1. ターンシグナルフラッシャの場合 : 21W×2+5W+3.4W
例2. ハザードウォーニングフラッシャの場合 : 21Wmax.6Lamps(又は,Bulbs)
例3. コンビネーションフラッシャの場合 : T21W×2+5W+3.4W/H21Wmax.4lamps(又は,Bulbs)
備考 Tはターンシグナルフラッシャ,Hはハザードウォーニングフラッシャを示す略号。
e) 製造年月又はその略号
――――― [JIS D 5707 pdf 10] ―――――
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JIS D 5707:1998の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 4082:1981(MOD)
- ISO 7588:1983(MOD)
JIS D 5707:1998の国際規格 ICS 分類一覧
- 43 : 自動車工学 > 43.040 : 自動車システム > 43.040.20 : 照明,信号及び警報装備
JIS D 5707:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC7506:1994
- 自動車用電球