JIS D 5707:1998 自動車部品―フラッシャユニット

JIS D 5707:1998 規格概要

この規格 D5707は、トレーラを装着しない,又は装着できる,12V又は24Vの電気システムをもつ自動車に用いるフラッシャユニットの電気特性,その他製品要求事項について規定。二輪車にも適用。

JISD5707 規格全文情報

規格番号
JIS D5707 
規格名称
自動車部品―フラッシャユニット
規格名称英語訳
Automotive parts -- Flasher units
制定年月日
1956年10月2日
最新改正日
2018年10月22日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 4082:1981(MOD), ISO 7588:1983(MOD)
国際規格分類

ICS

43.040.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
自動車 II 2020
改訂:履歴
1956-10-02 制定日, 1959-10-01 確認日, 1960-05-01 改正日, 1963-05-01 確認日, 1965-04-01 改正日, 1968-06-01 改正日, 1970-04-01 改正日, 1973-04-01 確認日, 1976-04-01 確認日, 1979-04-01 確認日, 1984-12-01 確認日, 1986-08-01 改正日, 1992-05-01 確認日, 1998-07-20 改正日, 2003-01-20 確認日, 2008-05-20 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS D 5707:1998 PDF [14]
1
D 5707 : 1998

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS D 5707 : 1986は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との整合を図るためにISO 4082-1981, Road vehicles−Motor
vehicles−Flasher units及びISO 7588-1983, Road vehicles−Relays and flashers−Mounting and positioning
dimensions of male tabs and socket apertures for relays and flashersを基礎として用い,関連のISO/TR 8857-1986,
Road vehicles−Flashers−Functional allocation of terminalsも合わせて使用した。
JIS D 5707 には,次に示す附属書がある。
附属書1(規定) フラッシャの外形寸法
附属書2(参考) フラッシャ端子の機能配分

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS D 5707 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
D 5707 : 1998

自動車部品−フラッシャユニット

Automotive parts−Flasher units

序文 この規格は,1981年に第1版として発行されたISO 4082, Road vehicles−Motor vehicles−Flasher units
に規定されているフラッシャユニットの電気的特性に関して技術的内容を変更することなく作成した日本
工業規格であるが,対応国際規格には規定されていない規定項目(製品の呼び方)及び規定内容(表示内
容など)を追加した。
また,1983年に第1版として発行されたISO 7588, Road vehicles−Relays and flashers−Mounting and
positioning dimensions of male tabs and socket apertures for relays and flashersに規定されているフラッシャユ
ニットの端子及び配置並びに外形寸法を変更することなく附属書1として規定した。
なお,この規格の本体及び附属書1(規定)で点線の下線を施している箇所は,原国際規格にはない事項
である。
1. 適用範囲 この規格は,トレーラを装着しない,又は装着できる,12V又は24Vの電気システムをも
つ自動車に用いるフラッシャユニット(以下,フラッシャという。)の電気特性,その他製品要求事項につ
いて規定する。
この規格は,二輪自動車に適用できる。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 4082 : 1981, Road vehicles−Motor vehicles−Flasher units
ISO 7588 : 1983, Road vehicles−Relays and flashers−Mounting and positioning dimensions of male
tabs and socket apertures for relays and flashers
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。この引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 7506 自動車用電球
備考 IEC 60809 Lamps for road vehicles−Dimensional, electrical and luminous requirementからの引
用事項は,この規格の該当事項と同等である。
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) ランプ点灯開始時間 フラッシャ回路のスイッチを入れた瞬間から,最初にシグナルランプの端子電
圧が11V又は22Vに達するまでの時間。
b) ランプ消灯開始時間 フラッシャ回路のスイッチを入れた瞬間から,最初のシグナルランプの点灯に
おいてのランプ端子電圧が,下がって3V又は6Vに達するまでの時間。
c) ランプ点灯継続時間 フラッシャの作動による最初のシグナルランプの点灯で,シグナルランプの端

――――― [JIS D 5707 pdf 2] ―――――

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子電圧が11V又は22V以上を保っている時間。
d) 点灯率 (Current“on”-time) シグナルランプが点滅する1周期の中で,シグナルランプの端子電圧が,
11V又は22V以上を保っている時間の占める割合を百分率で示した値。
e) ランプ断線表示機能 主となるシグナルランプが断線したときに,視覚及び/又は聴覚によるシグナ
ルランプ作動表示装置が表示頻度を変化させるか,若しくは,視覚装置の場合に表示動作を停止する
ことによって警告する機能。
4. 種類 フラッシャの種類は,種別,等級及び定格電圧によって表1のとおりに区分する。
表1 フラッシャの種類
種別(1) 等級(3) 定格電圧
ターンシグナル(ランプ専用)フラッシャ(2)
A種 12V
ハザードウォーニング(ランプ専用)フラッB種 又は
シャ 24V
(ターンシグナル及びハザードウォーニン
グ)コンビネーションフラッシャ
注(1) フラッシャ名称の括弧内は,普通省略する。
(2) このフラッシャには,ランプ断線表示機能がある。
(3) 種は通常のもの (Standard class), B種は丈夫な設計のもの
(Heavy duty class) を表す。
5. 性能 フラッシャの性能は,7.の規定によって試験を行ったとき表2を満足しなければならない。
表2 性能
項目 性能 試験方法 備考
a) 始動時間 1) ランプ点灯開始時間 : 1.0s未満 7.2
2) ランプ消灯開始時間 : 1.5s未満
3) ランプ点灯継続時間 : 0.2s以上
b) 点滅回数 60120回/min 7.3
c) 点灯率 3075%
d) 正常時 7.4.1及び
視覚又は聴覚で感じとれる作動表示が,主電球 ハザードウォーニングフラッシ
作 7.4.2
の点滅と同位相又は逆位相で同期していなけれ ャには適用しない。
動 ばならない。
表 7.4.1及び
作動表示が,次のいずれかに変化しなければな
主電球断線時
示 らない。 7.4.3
機 1) 表示回数が,初期状態の75%以上増加して
能 140回/min以上になる。
2) 表示回数が,初期状態の50%以上減少して
50回/min以下になる。
3) ランプ表示の場合に,点滅動作をやめ,点灯
又は消灯のままとなる。
なお,残りの主電球は40250回/minで点滅を
継続するか,又は連続点灯しなければならない。
e) 電圧降下 表3に適合しなければならない。 7.5

――――― [JIS D 5707 pdf 3] ―――――

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D 5707 : 1998
項目 性能 試験方法 備考
f) 耐絶縁性 次のいずれかに適合しなければならない。 7.6
1) 50又は60Hzで1 000V印加に1min耐える。
2) 絶縁抵抗1M 坎 上
g) 耐過負荷性 35A通電に10s耐えなければならない。 7.7
h) 作動確認 振動中の主電球点滅回数は,60120回/minで7.8.1及び
耐 7.8.2
なければならない。ただし,一時的に点滅回数
振 が変動してもよい。
性 なお,振動中に作動表示機能が停止してはなら
ない。
振動耐久 破損してはならない。 7.8.1及び
7.8.3
試験後にa), b), c)及びd)の性能を満たさなけれ
ばならない。
i) 耐衝撃性 7.9
試験後に,a), b), c)及びd)の性能を満たさなけれ
ばならない。ただし,点滅回数の変化は12回/
min以内とし,もしこれを超えて変化した場合に
は衝撃試験を5回繰り返して行った後に,b)及び
c)の性能を満足すればよい。
j) 耐温湿度性 7.10
試験後に,a), b), c), d)及びe)の性能を満たさなけ
ればならない。
k) 高温作動・ 試験中の点滅回数は,30250回/minでなけれ7.11
低温作動 ばならない。
l) 耐久性 7.12
試験後に,a), b), c)及びd)の性能を満たさなけれ
ばならない。ただし,d)については,試験サンプ
ル8個のうち2個までは表3の規定値から20%
まで超えてもよい。
表3 電圧降下
単位 V
種類 ターンシグナルフラッシャ ハザードウォーニングフラッシャ
定格電圧 項目 電圧降下
使用負荷(作動表示ランプなどの負荷を除く) 電圧降下
使用負荷(作動表示ランプなどの負荷を除く)
12V 2灯以下 0.4以下 4灯以下 0.5以下
3灯以上 0.45以下 5灯以上 0.8以下(4)
24V − 0.8以下 − 1.0以下
注(4) 0.6以下が望ましい。
6. 形状及び寸法
6.1 端子配置及び外形の寸法 附属書1(規定)による。
6.2 端子の機能配分 附属書2(参考)を参照するのがよい。
7. 試験方法
7.1 試験条件
7.1.1 一般的試験状態 試験場所の状態は,特に指定がない限り周囲温度23±5℃とする。また,フラッ
シャは,製造業者が指定した取付け状態で試験しなければならない。
7.1.2 試験回路 フラッシャの試験回路及び回路の各抵抗は,図1による。回路図における抵抗値は配線
及び電流計の抵抗も含まれるものとし,抵抗値の確認はフラッシャ及び電球のそれぞれを抵抗値0.005 坎
下の導線で短絡して行う。

――――― [JIS D 5707 pdf 4] ―――――

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7.1.3 動作電圧 フラッシャの動作電圧は,図1の回路でフラッシャを短絡したときのDとEとの間の
電圧をいう。動作電圧は,13V又は26Vとする。ただし,12.8V又は25.6Vを用いてもよい。
備考 a : 安定化電源 b : フラッシャ c : トレーラ1台目
d : トレーラ2台目 e : 作動表示ランプ f : シグナルランプ
V : 電圧計 A : 電流計 F : スイッチ
R1, R2 : 調整抵抗
図1 フラッシャの試験回路(ターンシグナルフラッシャの例)
7.1.4 安定化電源 試験に用いる安定化電源は,次による。
a) 7.12を除くすべての試験で使用する安定化電源は,次による。
1) 安定化電源は,試験に必要な安定負荷電流及び突入電流を供給できなければならない。
2) 安定化電源の端子電圧は,負荷が0(ゼロ)から最大値(突入電流を含む)まで上昇したときに1.0V
を超える変化があってはならない。電圧の変化は,100
3) 安定化電源の端子電圧は,負荷が0(ゼロ)から最大値(突入電流は含まない)まで緩やかに変化
しても,又は入力電圧の静かな変動に対しても2%を超えて変動してはならない。
4) リップル電圧は,ピークからピークまでの間で75mV以下とする。
b) 7.12の耐久試験で使用する安定化電源は,次による。
1) 安定化電源の端子電圧は,試験を行うフラッシャの種類によって14V又は28V, 及び13V又は26V
に設定できなければならない。
2) 安定化電源の端子電圧は,負荷が0(ゼロ)から最大値(突入電流を含む)まで上昇したときに1.0V
を超える変化があってはならない。電圧の変化は,10ms後に370mVを超えてはならない。
3) 安定化電源の端子電圧は,負荷が0(ゼロ)から最大値(突入電流は含まない)まで緩やかに変化
しても,又は入力電圧の静かな変動に対しても2%を超えて変動してはならない。
4) リップル電圧は,ピークからピークまでの間で300mV以下とする。

――――― [JIS D 5707 pdf 5] ―――――

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JIS D 5707:1998の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 4082:1981(MOD)
  • ISO 7588:1983(MOD)

JIS D 5707:1998の国際規格 ICS 分類一覧

JIS D 5707:1998の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC7506:1994
自動車用電球