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E 2501-1 : 2010
直列につないで確保しなければならない。リアクトルの並列接続は,それが実用上同じ時定数をもつ場合
に限り許容する。
変電所遠方の故障を模擬する試験責務の場合,又は負荷電流若しくは過負荷電流を開閉する場合,試験
回路は規定の時定数において,図A.2の校正波形2に示す特性をもつ指数関数波形を発生しなければなら
ない。L及びRは開閉機器の負荷側端子に追加する必要がある。これは,試験所で常に可能であるとは限
らず,通常は交流側で若干の回路調整を行う。これは,インピーダンスの80 %以上が負荷側にある場合
に許容する。
エンクロージャ又は遮へい板を含め,通常は接地に接続されるような試験対象部分は,すべて接地から
切り離し,図A.1に示すように装置Dを介して試験対象を接続しない方の極性の導体に接続しなければな
らない。
装置Dは,ヒューズを内蔵しなければならない。ヒューズは,長さ50 mm,直径0.8 mmの銅線,又は
故障電流を検知する類似のヒューズ線を用いる。また,故障電流を1.5 kA以下に制限するための抵抗器を
設けなければならない。
注記 直径0.8 mmの銅線は,1.5 kAの直流電流の場合,0.01秒間で溶ける。
故障電流の推定定常値は,この値の故障電流である。
前記の構成と異なる試験回路は,すべて試験報告書に記録しなければならない。
7.6.2 試験実施の詳細
試験対象の装置は,電流がゼロになった後に再び電流を通じることなく試験電流を遮断しなければなら
ない。また,極間にフラッシオーバが生じてはならない。装置Dを動作させる電流が生じてはならない。
試験対象の装置は,機械的動作が継続可能な状態を維持しなければならない。接触子が焼損しても試験
対象の装置の正常な開路動作を妨げてはならない。
7.6.3 試験後の試験対象の装置の状態
試験実施後,機能面の損傷があってはならない。
試験の直後に,無負荷動作によって試験対象の装置の開閉が十分に行われることを確認する。
試験後,かつ,何らかの予備的な保守を行う前に,試験対象の装置は定格電圧(UNe)の2倍の実効値を
もつ交流電圧に60秒間耐えなければならない。負荷開閉器だけの代替手段として,購入者は直流電源を用
いて定格電圧(UNe)の1.1倍の電圧を60秒間印加したときの漏れ電流が2 mA以下であることを要求して
もよい。漏れ電流は,開路状態の接触子間,及び各端子とフレームとの間で測定しなければならない。
試験後に測定した主回路の抵抗値が,試験前の値と比較して大きく変化してはならない(増加分は50 %
以下とする)。
測定した主回路の抵抗値の増加分が,試験前の値の50 %を超えている場合,抵抗値をこの値より低く
するために数回の無負荷動作を行ってもよい。行わない場合は温度上昇試験を再度実施し,試験対象の装
置が試験に合格することを証明しなければならない。その場合,接触子において更に10 Kの温度上昇が生
じてもよい。
7.7 短時間耐電流試験時の特性検査
7.7.1 試験及び試験電流値
7.6.1によって校正した回路において,定格電圧(UNe)にて試験を行わなければならない。試験電流値
は,0.25秒間持続し,少なくとも定常値が定格短時間耐電流(INcw),ピーク値がINcwの1.42倍となる推定
電流とする。試験は対象の装置で繰り返し行わなければならない。
試験は,定格電圧(UNe)より低い直流電圧にて行うか,又は交流試験として実施してもよい。この場合,
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推定試験は不要であり,必要な試験電流値は試験中に実際に確認される値となる。
交流試験は2部に分かれている。最初の試験は,定格短時間耐電流(INcw)の1.42倍の非対称ピーク値
をもつ交流電流を15 ms以上のループ時間通電して行う。2番目の試験では,実効値を減らした交流電流
を使用し,ジュール積分I2t=I2Ncw×0.25を保つために通電時間を長くして(ただし,3秒以内)行う。
注記 必要なピーク値を得るため,短絡電流(Iss)の調整を要する場合がある。
7.7.2 試験条件
試験は,試験回路の開閉機器をすべて閉路位置にし,試験を行う周囲温度で行わなければならない。
7.7.3 試験実施の詳細
試験実施の詳細は,7.6.2の該当する規定によらなければならない。
遮断動作が発生せず,かつ,試験回路の開閉機器はすべて閉路を維持しなければならない。
7.7.4 試験後の試験対象の装置の状態
試験後,試験対象の装置の機械部分及び絶縁部分に重大な劣化があってはならない。
試験対象の装置は,7.6.3の該当する規定に適合しなければならない。
7.8 手動制御装置及び位置表示装置の信頼性の検査
7.8.1 試験を行う装置の状態
装置は,標準動作の場合と同じように設置しなければならない。最初に,開路動作に必要な力Fを測定
する。回転式装置の場合は,アクチュエータの先端に力を加える。試験の便宜のために力を加える位置を
回転軸の方に近づける場合,その位置で得られた力を開路動作力Fとする。
7.8.2 動作モード
試験対象の装置は,閉じていなければならない。試験が最も過酷であると考えられる極の固定接触子及
び可動接触子を,適切な手段によって接触させなければならない。次に,表8に規定する適切な力の限度
値をアクチュエータに加えなければならない。この力は衝撃のないように加え,10秒間維持しなければな
らない。
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表8−試験用の力又はトルクの値
規定の力
No 動作の種類 例 限度値
通常値
最小 最大
1 指1本又は2本による移動 押しボタン 3F 50 N −
2 手全体による移動 サイドレバー 3F 100 N 500 N
3 手全体による引張り サイドレバー 3 C/D 150 N 650 N
4 指による回転 ぎざ付きノブ
− 直径25 mm未満 3 C/D 25 N −
− 直径25 mm以上 3 C/D 50 N −
5 横に握っての回転 矢形ノブ 3 C/L 50 N −
6 手全体で握っての回転 腕木 3C 5 Nm −
7 片手持ちのレバーによる回転 ラッチ 3F 100 N 500 N
8 両手持ちの対称部品による回転ホイール又はレバー 3F 150 N 650 N
通常値記号の意味は,次による。
C 通常の開路動作に必要なトルク
D アクチュエータの直径
F 通常の開路動作に必要な,制御部品の軸に直角に加える力
L アクチュエータの長さ
注記 通常値が最小限度値を下回る場合,この最小値で試験を実施する。通常値が最大限度値を超える場合(最
大限度値が規定されている場合に限る。),この最大値で試験を実施する。
7.8.3 前記試験後の試験対象の装置の状態
試験後及びアクチュエータの力を除去した後,アクチュエータ,開路・閉路などの状態を表示する装置
に損傷があってはならない。
――――― [JIS E 2501-1 pdf 28] ―――――
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附属書A
(参考)
試験回路図
A.1 代表的試験回路図
短絡及び負荷開閉条件の回路図を図A.1に,校正波形及び遮断時の波形例を図A.2に示す。
V 電源電圧測定 B 校正用の仮接続
S 直流電源 O1 電流測定用オシログラフ
RS 電源側の可変抵抗器 O3 アーク電圧及び回復電圧測定用オシログラフ
LS 電源側の可変リアクトル D フレーム故障電流検知装置
RL 負荷側の可変抵抗器 T 接地との接続(行う場合)
LL 負荷側の可変リアクトル C 電流センサ
A 試験対象の装置
図A.1−短絡及び負荷開閉条件による投入及び遮断容量を確認するための試験回路図
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カットオフ電流(3.2.19)
Icut off tc 回路時定数(3.2.20)
Id 引外し装置の最大電流整定値(3.4.20) Ur 回復電圧(3.2.8)
ss Issのピーク(3.2.18) UNe 定格電圧(3.2.4)
Iss 短絡電流(3.2.16) arc 最大アーク電圧(3.2.9)
ta アーク時間(3.4.23) t0 開極時間の開始時刻(3.4.25)
tb 遮断時間(3.4.24) t1 電流が消滅した時刻(3.4.25)
ti 開極時間(3.4.22)
図A.2−短絡及び負荷開閉条件における代表的な校正波形及び遮断時の波形例
(2種類の校正波形を示す。)(7.6参照)
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JIS E 2501-1:2010の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61992-1:2006(MOD)
JIS E 2501-1:2010の国際規格 ICS 分類一覧
- 29 : 電気工学 > 29.130 : 開閉装置及び制御装置 > 29.130.01 : 開閉装置及び制御装置一般
JIS E 2501-1:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC4003:2010
- 電気絶縁―熱的耐久性評価及び呼び方
- JISC8269-1:2016
- 低電圧ヒューズ―第1部:通則
- JISE2501-2:2010
- 鉄道用地上設備―直流開閉装置及び制御装置―第2部:直流遮断器