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JIS F 2432:1998 規格概要
この規格 F2432は、国際航海に従事する客船及び貨物船に適用することができるJIS F 2413に従って製造した丸窓の,法規に基づく位置決定について規定。
JISF2432 規格全文情報
- 規格番号
- JIS F2432
- 規格名称
- 造船―丸窓―位置決定
- 規格名称英語訳
- Shipbuilding -- Side scuttles -- Positioning
- 制定年月日
- 1998年4月20日
- 最新改正日
- 2019年2月14日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 5780:1987(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 47.020.10
- 主務大臣
- 国土交通
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1998-04-20 制定日, 2003-12-17 確認日, 2009-03-19 確認日, 2013-10-25 確認日, 2019-02-14 確認
- ページ
- JIS F 2432:1998 PDF [14]
F 2432 : 1998 (ISO 5780 : 1987)
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,運輸大臣が制定した日本工
業規格である。
JIS F 2432には,次の附属書がある。
附属書A 設計圧力の計算
附属書B 丸窓の位置決定用グラフ
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS F 2432 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
F 2432 : 1998
(ISO 5780 : 1987)
造船−丸窓−位置決定
Shipbuilding−Side scuttles−Positioning
序文 この規格は,1987年に発行されたISO 5780, Shipbuilding−Side scuttles−Positioningを翻訳し,技術
的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。
規格の運用に当たっては,現段階において船用の窓に関する用語の統一化が図られていないために規格本
体において不適切な表現の用語がある。したがって,原国際規格を参照することが望ましい。
1. 適用範囲及び適用分野 この規格は,国際航海に従事する客船及び貨物船に適用することができる
JIS F 2413に従って製造した丸窓の,法規に基づく位置決定について規定する。
附属書A及びBは,この規格の一部である。附属書Aは,設計圧力の計算式を示し,附属書Bは,設
計圧力の計算方法を基にしながら,丸窓の位置決定を単純化したグラフで示したものである。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの規格はその最新版を適用する。
JIS F 2413 造船及び海洋構造物−船用丸窓
備考 ISO 1751, Shipbuilding and marine structures−Ships side scuttlesが,この規格と一致している。
1966年の国際満載喫水線条約 (LL1966) ,国際海事機関 (IMO)
規定3,船楼及び甲板室の端部隔壁の強度,国際船級協会連合 (IACS)
3. 位置決定の条件
3.1 全般 丸窓の位置決定は,国際条約及び基準,各国関係官庁並びに船級協会の規則類に従って行わ
なければならない。
3.2 位置決定 船の丸窓の位置は,次の各項によって変わる。
a) 船の長さLと丸窓下縁(1)の夏期満載喫水線S上の高さy(附属書BのグラフNo.1No.4参照)に関連
づけられた丸窓の位置。木材満載喫水線を指定している場合には,この高さは夏期木材満載喫水線か
ら丸窓下縁まで測らなければならない。
b) 丸窓が取り付けられる壁の性質と向き,すなわち,
− 乾玄甲板下の船側
− 船楼及び甲板室の前壁,側壁及び後端壁
注(1) 丸窓下縁は,ガラス開口の下端と定義する。
――――― [JIS F 2432 pdf 2] ―――――
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F 2432 : 1998 (ISO 5780 : 1987)
3.3 丸窓の位置の制限 丸窓を取り付けてはならない位置は,3.3.1及び3.3.3を参照。固定式でなければ
ならない場合については,3.3.2を参照。
3.3.1 船側において乾玄甲板に平行に引いた線の中で,その最低点が,夏期満載喫水線S(又は,指定さ
れていれば夏期木材満載喫水線)より,船の幅Bの2.5%又は500mmのどちらか大きい方の距離だけ上に
ある線に対して,丸窓の下縁がそれより下にくるような場所には,丸窓を設けてはならない。
3.3.2 船が損傷時復原性の要件を満足することを要求されている場合には,窓の中でその下縁が損傷状態
における最終喫水より下になり,かつ,浸水対象になっている区画の外に取り付けられている丸窓は,す
べて固定式でなければならない。
3.3.3 3.3.1及び3.3.2でそれぞれ規定した位置とグラフNo.1で求めた曲線(附属書B参照)の下部との
間には丸窓を設けてはならない。
備考 ある船に関して幅Bとは,金属外板の船の場合には,船の中央において測ったフレームのモー
ルドラインとの間の最大船幅又は金属以外の材料を外板にする船の場合には,同じく船体外面
の最大幅をいう。
3.4 内ふた
3.4.1 船側,船楼の第一層又は乾玄甲板下の場所に通じる甲板室には,JIS F 2413による恒久的に内ふた
を付けた窓,すなわちA級又はB級の丸窓以外は取り付けてはならない。
3.4.2 閉囲した第一層の船楼又は乾玄甲板下の場所に直接出入りできる第二層の場所には,JIS F 2413に
よる恒久的に内ふたを付けた丸窓すなわちA級又はB級の丸窓を取り付けなければならない。
備考 詳細については,LL1966第23(1)規則を,IMOの海上安全委員会が採択した関連解釈とともに
参照のこと。
4. 強度制限 丸窓の使用に関して3.3に規定した制限のほかに,丸窓の許容最低位置は,船に働く外力
に関連した丸窓の強度によっても変わる。
4.1 外力の計算 予想される最大の外力(設計圧力)は,附属書Aに示す計算方法で求める。
4.2 極限の位置 設計圧力が,個々の丸窓の種類と大きさによって決まる最高許容圧力(表1参照)よ
り大きい船内の場所には,丸窓を設けてはならない。
――――― [JIS F 2432 pdf 3] ―――――
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F 2432 : 1998 (ISO 5780 : 1987)
表1 JIS F 2413による丸窓の最高許容圧力
JIS F 2413による丸窓 最高許容圧力 P
種類 呼び寸法 mm ガラス厚さ(1) m kPa
200 10 328
250 12 302
A,重 300 15 328
350 15 241
400 19 297
200 8 210
250 8 134
300 10 146
B,中
350 12 154
400 12 118
450 15 146
200 6 118
250 6 75
300 8 93
C,軽
350 8 68
400 10 82
450 10 65
注(1) 特殊な場合は,くもりガラスにはさらに厚いガラスを使用し
なければならない(JIS F 2413参照)。
――――― [JIS F 2432 pdf 4] ―――――
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F 2432 : 1998 (ISO 5780 : 1987)
附属書A 設計圧力の計算
(この附属書は,規格の構成部分である。)
A.0 序文 JIS F 2413による丸窓の位置決定をする場合に守るべき設計圧力は,A.1の計算式によって決
まる。この計算式は,LL1966の第18規則によって開口部を保護する場合に船楼及び甲板室が受ける荷重
を計算するとき一般に使用するものであるが,これを船の丸窓の位置決定の基本として使用する。
A.1 計算式
備考 この計算式は,IACSの規定S3から採用したものである。設計圧力P (kPa) は,次の式によっ
て得られる。
P a bf y
ただし, a : 高さ係数(A.1.1参照)
b : 船の長さ方向の分布係数(A.1.2参照)
f : 確立係数(A.1.3参照)
y : 夏期満載喫水線Sから丸窓の下縁までの鉛直距離 (m) 又は木
材満載喫水線が指定されているときは,夏期木材満載喫水線か
ら丸窓の下線までの高さ (m)
c : 幅係数(A.1.4参照)
A.1.1 高さ係数の計算
表2の式に使用する記号 :
L及びL1 : 船の長さ (m)
ただし,LL1966/IMOの第3(1)の規則の定義による(L1は300m
より大きくとる必要はない。)。
x : 対象としている隔壁と船尾垂線 (AP) との間の距離 (m) (附属
書B参照)。
備考 船楼又は甲板室の側壁に関しては,それを0.15L以下のほぼ等しい長さに細分し,xは,それぞ
れの部分の中心とAPとの間の距離をとらなければならない。
――――― [JIS F 2432 pdf 5] ―――――
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JIS F 2432:1998の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 5780:1987(IDT)
JIS F 2432:1998の国際規格 ICS 分類一覧
- 47 : 造船及び海洋構造物 > 47.020 : 造船及び海洋構造物一般 > 47.020.10 : 船こく及び構造部品
JIS F 2432:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISF2413:1997
- 造船及び海洋構造物―船用丸窓