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F 4803 : 1999 (ISO 484-2 : 1981)
9. 羽根断面の厚さの許容差
表5 羽根断面の厚さの許容差
仕様 等級
S I II III
正の許容差 +2 % +2.5 % +4 % +6 %
ただし最低値 0.5 mm 1 mm 2 mm 3 mm
負の許容差 −1 % −1.5 % −2 % −4 %
ただし最低値 −0.5 mm −1 mm −1.5 mm −2 mm
9.1 羽根断面の厚さは,ピッチを測定する半径と同じ半径で測定する。
9.2 表5の羽根断面の厚さの許容差は,局部厚さの百分率として示す。
9.3 図2に示す最大厚さは,マイナスの許容差を引いた後も,関係船級協会が要求する厚さより薄くて
はならない。
10. 羽根断面の形状の検査及び許容差 羽根断面の形状の検査及び許容差は,S級とI級のプロペラだけ
に適用し,ピッチを測定する各半径と同じ半径について行う。
形状が不連続にならないためには,局部ピッチ及び局部厚さの連続測定結果の偏差の相互間の差が,包
絡許容差の半分より大きくてはならない(例えば,許容差が+2 %−2 %の場合,連続的な偏差の差の許
容値は2 %である。)。
キャンバ全体について過度の偏差がないようにするため,局部ピッチの連続測定の任意の2個をとって
その偏差の百分率の代数和をとった場合,許容差の1.5倍を超えてはならない[例えば,許容差が±2 %と
した場合,連続的偏差の和は+3 %と−3 %の間になければならない(図3参照)。]。
また,円筒断面の連続性が満足できることを証明するために,適切な柔軟な形板を使用してもよい。前
縁及び後縁は,その精度が図面に従って次に示す前進面及び後進面の許容差内にあることを証明するため,
形板又は同等の器具によって検査する。
− S級 : ±0.5 mm
− I級 : ±0.75 mm
又は,プロペラ製造業者と使用者との間での合意の下に,前縁及び後縁の検査は,各縁用として3部分
からなる形板(図4)を使用して行う。この形板の3部分は,縁の端部の詳細を決める短い先端部と,そ
れに続く前進面及び後進面用の2個のフェアリング形板であり,このフェアリング形板は,それぞれ羽根
の長さの約20 %をカバーする長さとする。この形板は,S級については0.25 mm,I級については0.35 mm
の許容差で合致しなければならない。
――――― [JIS F 4803 pdf 6] ―――――
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F 4803 : 1999 (ISO 484-2 : 1981)
図3 羽根断面の形状の検査及び許容差
図4 前縁及び後縁の検査用形板
――――― [JIS F 4803 pdf 7] ―――――
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11. 羽根断面の長さの許容差
表6 羽根断面の長さの許容差
仕様 等級
S I II III
許容差 ±1.5 % ±2 % ±3 % ±5 %
ただし最低値 4 mm 7 mm 10 mm 12 mm
11.1 表6の羽根断面の長さの許容差は,直径を羽根数で除した値 (D/Z) の百分率として示す。
11.2 各羽根の断面の長さは,S級については5か所以上の半径(例えば,0.3R―0.5R―0.7R―0.8R―0.95R)
で,また,I,II及びIII級については,4か所以上の半径で測定する。
12. 羽根の位置,基準線及び羽根の輸郭の許容差
12.1 基準線の表示 基準線は,羽根の前進面上の点Mの位置とプロペラ軸上の点Oによって,図面の上
では直線となる。
この点Mは,円筒断面上の半径0.5Rの位置及び可能な場合,0.7Rの近くに描く。また,線OMができ
るだけ多数の羽根断面を切るように選択するのが原則である。
角度 前縁)と 後縁)との比を,図に示す(図5参照)。
製作したプロペラ上の点M'は,図面上の比 死 地 対象とする半径で得られる
に決定する(図6参照)。
なお,点M'を通る基準面は,羽根の角度偏差のほか,前縁及びスキューバック1)形状を検査することに
用いる。
12.2 前縁の輪郭の許容差 前縁の輪郭の許容差は,表3に示す半径に対応する円弧に対し計算する。こ
の許容差は,円弧の長さE"M" について有効である(図6参照)。
これらの許容差は,表6のD/Z(D=直径,Z=羽根数)の百分率で示す。
距離E"M" の許容差は,表6に示す値の2倍とする。ただし,羽根の前縁及び後縁の輪郭は滑らかとす
る。
12.3 隣接する2個の羽根の間の角度偏差の許容差 隣接する2個の羽根の間の角度偏差の許容差は,次
のとおりとする。
− S級及びI級に対し : ±1°
− II級及びIII級に対し : ±2°
注1) スキューバックの定義については,ISO 3715を参照。
――――― [JIS F 4803 pdf 8] ―――――
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F 4803 : 1999 (ISO 484-2 : 1981)
図5 角度 前縁)と 後縁)の比
図6 点M'の基準位置
13. 隣接する羽根の傾斜,軸方向位置及び軸方向の相対位置の許容差 隣接する羽根の傾斜は,基準線PP'
の位置で決定する(図7参照)。傾斜は,少なくとも3点,すなわち,0.3R又は0.4R,0.6R又は0.7R,0.9R
又は0.95Rにある3点A,B及びCで,プロペラの回転軸に垂直な平面Wまでの距離で測定する。
表7に,この距離d (A) ,d (B) 及びd (C) の許容差をプロペラ直径Dの百分率で表し,各羽根の軸方
向の位置を管理する。また,同じ許容差(2倍の許容差ではなく)を,同じ羽根のd (B) −d (C) などの差
にも適用し,傾斜を管理する。さらに,隣接する羽根に対して,d1 (C) −d2 (C) のような差に適用するこ
とによって,軸方向の相対位置を管理する。
表7 隣接する羽根の傾斜,軸方向位置及び軸方向の相対位置の許容差
仕様 等級
S I II III
軸に垂直な平面Wに関し点A,B及び ±0.5 % ±1 % ±1.5 % ±3 %
C(それぞれ,0.3R,0.6R,及び0.95R
に位置する)の点で各羽根の上にプロ
ットした偏差
――――― [JIS F 4803 pdf 9] ―――――
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F 4803 : 1999 (ISO 484-2 : 1981)
図7 羽根の傾斜の測定位置
14. 表面仕上げ 羽根の表面の肌は,JIS B 0601に従って偏差の算術平均粗さRa ( ‰ その粗さ
は,次の数値を超えてはならない。
− S級プロペラではボスから先 : 3
− I級プロペラでは0.3Rから先 : 6
− II級プロペラでは0.4Rから先 : 12
− III級プロペラでは0.5Rから先 : 25
15. 静的釣合い プロペラは,すべて完成した時点で静的に釣合いをとる。
16. 測定器具 測定器具の最大誤差は,測定する寸法又は量に関する許容差の半分を超えてはならない。
また幾何学的測定の場合には,測定する寸法又は量に関する許容差の半分と0.5 mmとのどちらか大きい
値を超えてはならない。
――――― [JIS F 4803 pdf 10] ―――――
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JIS F 4803:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 484-2:1981(IDT)
JIS F 4803:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 47 : 造船及び海洋構造物 > 47.020 : 造船及び海洋構造物一般 > 47.020.20 : 船用エンジン及び推進システム
JIS F 4803:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0601:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ