JIS F 8061:2005 船用電気設備―第101部:定義及び一般要求事項 | ページ 5

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F 8061 : 2005 (IEC 60092-101 : 1994)
表B.1 場所に関する環境条件の概観
条件1) 気候 生物 化学的活性物質機械的活性物質 機械的
場所2) 表 B.2 クラ 表 B.3 クラ 表 B.4 クラ 表 B.4 クラ 表 B.5 ク ラ
の項目 ス3) の項目 ス3) の項目 ス3) の項目 ス3) の項目 ス3)
2) 2) 2) 2) 2)
1. 航海船橋 1.2 + 6K2 2+3 6B2 1.1 6C1 1.1 6S1 1.1 6M2
1.4
(操だ室,無線室,海図室)
2. 制御室 1.2 6K2 2+3 6B2 1.1 6C1 1.1 6S1 1.1 6M2
3. 居住区域 1.2 + 6K2 2+3 6B2 1.1 6C1 1.1 6S1 1.1 6M2
1.4
4. 空調区域 1.2 + 6K2 2+3 6B2 1.1 6C1 1.1 6S1 1.1 6M2
1.4
1.2
5. 洗面所,浴室,シャワー + 6K2 2+3 6B2 1.1 6C1 1.1 6S1 1.1 6M2
室 1.5
1.2
6. 調理室,洗濯室,配ぜん + 6K3 2+3 6B2 1.1 6C1 1.1 6S1 1.1 6M2
(膳)室 1.5
+ 1.6
7. 一般倉庫,糧食庫 1.2 6K2 2+3 6B2 1.1 6C1 1.1 6S2 1.1 6M2
8. 機関区域 1.7.2 6K3 2+3 6B2 1.4.1 6C1 1.4.1 6S1 1.1 6M2
9. 冷蔵貨物区域 1.2 + 6K5 2+3 6B2 1.1 6C1 1.1 6S1 1.1 6M2
1.8
10. 操だ機室 1.7.2 6K3 2+3 6B2 1.1 6C1 1.1 6S1 1.4 6M3
11. 貨物区域 2.2 + 6K5 2+3 6B2 1.2 6C2 1.3 6S2 1.1 6M2
2.3
+ 2.6
12. 半閉鎖場所 3.2 + 6K5 2+3 6B2 1.2 6C2 2.2.3 6S3 1.1 6M2
3.3
+ 3.5
13. 暴露甲板 3.2 + 6K5 2+3 6B2 2.2.1 6C3 2.2.3 6S3 1.1 6M2
3.3
+ 3.6
14. 船体外部水面下 4.3 6K2 2+3 6B2 2.2.1 6C3 2.2.1 6S1 1.1 6M2
1) すべての気候条件,生物的な危険性をもつすべての地理的水域,及び総トン数500トンを超える船で,氷海航行をしな
いものに関連する状態を含む。
2) 表B.1に参照されていない場所及び条件を適用する場合,表B.2表B.5の該当項目に注意を払うことを推奨する。
3) EC 60721-3-6に従って必要とされる最低クラスの環境条件である。

――――― [JIS F 8061 pdf 21] ―――――

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F 8061 : 2005 (IEC 60092-101 : 1994)
表B.2 環境条件ガイダンス−気候条件
温度 湿度7) 急激な温度変化と
低温度 高温度 温度変化 組み合わせた場合 放射
高相対湿度, 急速な変化 低 周囲の 降雨 降雨以外の 湿気 IEC
IEC 60721-3-6に従った 気候条件1) 急激な温度 空気/空気 相対動き 平面 日射10)熱源 原因による水 60721-3-
気候条件 空気2) 水3) 空気4) 表 水 緩やかな変化 空気 変化と組み 相対 水分8) 湿度空気/雨 7) 9) 11)
6に従っ
面 空気/空気2) 6) /水 合わせない 湿度6) % た最低環
5) 場合 境区分
℃ % % g/m3 W/m2 W/m2
℃ ℃ ℃ ℃ ℃/分 ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ m/s mm/分 m/s
CT 湿潤
WT -25/+20 -25/+40 95 95 95 95 60 10 表面
場所 WDr WDa 氷点 状態
C MWDr WDaE +5 -25 -40 40 55 70 70 25 30 35 1 3 40/ 5 30 35 45 -25/+35 +70/+15 30 30 50 8 15 700 1 120 600 1 200 0.3 3 10
1. 完全に風雨密保護され暖房,通風され
た場所12)
1.1一般 ○ ○ × × × × 6K1
1.2 ○
温暖多湿及び通年温暖多湿気候条件 ○ ○ × × × × 6K2
での運転
1.3加熱器の近傍 ○ ○ × × × × × 6K2
1.4ガラスを通過する日射を受ける ○ ○ × × × × × 6K2
1.5水滴を受ける ○ ○ × × × × × 6K2
1.6大量の熱を発散する装置を含む ○ ○ × × × × 6K3
1.7機関区域
1. 一般 ○ ○ × × × × × 6K2
2.温暖多湿及び通年温暖多湿気候 ○ ○ ○ × × × × × 6K3
条件での運転
3.中程度の熱放射装置の近傍 ○ ○ × × × × × × 6K2
4.大量の熱放射装置の近傍 ○ ○ × × × × × × 6K3
5. 機械の高温部 13) ○ ○ × × × × × × 6K4
1.8冷蔵貨物区域 ○ ○ × × × × × 6K5
1.9暖機前及び暖機中 14)
1. 一般 ○ × × × × × 6K2
2. 寒冷気候条件 ○ ○ × × × × × 6K5
3. 機関区域 ○ × × × × × 6K3
1.10 荷役中
1. ゲート,ランプ,カバー閉鎖 ○ ○ × × × × × 6K3
2. 冷蔵貨物区域 ○ ○ × × × × × × 6K5
2. 完全に風雨密保護されるが暖房されな
い場所
2.1一般 ○ × × × × × 6K2
2.2温暖多湿及び通年温暖多湿気候条件 ○ ○ × × × × 6K2
での運転
2.3寒冷気候条件での運転15) ○ ○ × × × × 6K5
2.4ガラスを通して日射受ける通風区域 ○ × × × × 6K2
2.5通風され湿潤部分,例えば,湿潤表面○ × × × × × 6K3
2.6水滴を受ける場所 ○ × × × × × 6K2
2.7通風のない閉鎖区域,日射を受ける
外被表面

――――― [JIS F 8061 pdf 22] ―――――

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F 8061 : 2005 (IEC 60092-101 : 1994)
表B.2 環境条件ガイダンス−気候条件(続き)
温度 湿度7) 急激な温度変化と
低温度 高温度 温度変化 組み合わせた場合 放射
高相対湿度, 急速な変化 低 周囲の 降雨 降雨以外の 湿気 IEC
IEC 60721-3-6に従った 気候条件1) 急激な温度 空気/空気 相対動き 平面 日射10)熱源 原因による水 60721-3-
気候条件 空気2) 水3) 空気4) 表 水 緩やかな変化 空気 変化と組み 相対 水分8) 湿度空気/雨 7) 9) 11)
6に従っ
面 空気/空気2) 6) /水 合わせない 湿度6) % た最低環
5) 場合 境区分
℃ % % g/m3 W/m2 W/m2
℃ ℃ ℃ ℃ ℃/分 ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ m/s mm/分 m/s
CT 湿潤
WT -25/+20 -25/+40 95 95 95 95 60 10 表面
場所 WDr WDa 氷点 状態
C MWDr WDaE +5 -25 -40 40 55 70 70 25 30 35 1 3 40/ 5 30 35 45 -25/+35 +70/+15 30 30 50 8 15 700 1 120 600 1 200 0.3 3 10
1. 内部湿潤表面がない ○ × × × × 6K4
2. 内部湿潤表面がある(水分蒸発)○ × × × × × 6K4
3. 内部湿潤表面があり,日射を受け○ × × × × × × 6K4
た後,降雨又はジェット水を受け
る外面
3. 風雨密保護されない場所
3.1一般 ○ × × × × × × × 6K4
3.2温暖多湿及び通年温暖多湿気候条件 ○ ○ × × × × × × × 6K4
での運転
3.3寒冷気候条件での運転15) ○ ○ × × × × × × × 6K5
3.4異常な豪雨及びハリケーンの海域で ○ × × × × × × × 6K5
の運転
3.5 ジェット水を受ける場所 ○ × × × × × × × × × 6K4
3.6 荒天波ろう(浪)を受ける場所 ○ × × × × × × × × × 6K5
4. 水没した場所
4.1一般 ○ ○ × × 6K1

4.2 温暖多湿及び通年温暖多湿気候条件 ○ ○ × × 6K1
での運転
4.3 ○
アラビア海のような高水温海域の運転○ × × 6K2
1) 気候条件は,次に示す船の航行水域での気候である(IEC 60721-2-1による。)。
C: 寒冷 WT: 温暖温度 MWDr: 温和乾燥 WDaE: 通年温暖多湿 CT: 寒冷温度 WDr: 温暖乾燥 WDa: 温暖多湿
2) 機関区域の機器の多くは,ある期間の暖機後にだけ運転することが要求される。これらの機器は,低温時の運転は+5 ℃を適用し,温度の漸次変化状態は,運転休止中にだけ適用する。
3) 氷点は,塩分又は他の物質の存在によって0 ℃より低い場合がある。
4) 盤,キュービクル内に設置された制御及び計装機器には,これらの盤及び小箱内の内部に収められた部品からの放熱によって内部温度が上昇することに注意を払うことが望ましい。
5) 製品が取り付けられる高温部の表面温度である。極端な表面温度が存在する場合を考慮しなければならない場合がある。
6) 温度変化には,温度上昇又は温度降下がある。
7) 可動部に障害を起こす可能性のある氷結が取り付けられた製品の外面又は内面に発生することがあることに注意するのが望ましい。このような氷結は,冷たい表面での凝縮及び凍結,過冷却降雨,又は風速と相対湿度との組合せ(製品の形状によるが)によって発生する場合がある。
8) 急激な温度変化の場合,急激に減少する。この水分の数値は,温度が露点より低い場合に適用する。より低い温度では,相対湿度は100 %と想定する。
9) 水滴の大きさも,特に強風と組み合わされた場合,重要である。
10) 熱伝導を減らす特別な処理を行っていないガラスは,低い値を適用する。
11) 単位時間当たりの表面上に集積する水の量に相当する以上の速度とするのが望ましい。
12) 通風,暖房又は空調装置の故障が,規定の環境条件を変化させる場合がある。
13) ボイラ,機関などは,その形式と実際の場所によって,極端な温度となる場合がある。このような場合は,この表では対応していないので,別途考慮しなければならない。
14) 過渡状態である。
15) 船は通常 40 ℃よりも低い温度の状態では航行しない。ただし,船が保護してない状態で係船されている場合,温度は 40 ℃以下となる場合がある。このような場合,温度は 55 ℃にまで達する場合がある。

――――― [JIS F 8061 pdf 23] ―――――

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表B.3 環境条件ガイダンス−生物条件
IEC 60721-3-6に従った生物条件 大気中の動植物の存在 IEC 60721-3-6に
運転場所 かび菌,きのこ菌など
げっ(齧)歯動物及従った最低クラスの
びその他の動物 環境条件
1. 生物系の危険性が低い地理的場所又は 6B1
かび菌,きのこ菌などの成長,又はね
ずみ,りすなどのげっ(齧)歯動物並
びにその他の動物の被害から保護され
ている場所での運転 × 6B2
2. かび菌,きのこ菌などの成長の危険性
が高い地理的場所での運転
3. ねずみ,りすなどのげっ(齧)歯動物 × 6B2
の被害の危険性が高い地理的場所での
運転
備考 船体の水没した外部に装備された製品は,海洋動植物(藻の成長,海洋動物)の被害を受ける。
表B.4 環境条件ガイダンス−化学的及び機械的活性物質による条件
IEC 60721-3-6に従った化学的及化学的活性物質 IEC 60721-3 機械的活性物質 IEC 60721-3-6
び機械的活性物質による条件 1)
大気中 に従った
グルー 海水中 大気中じんあすすのた油滴 に従った
塩分 最低クラスの の砂
プ別そ 塩分4)5) い沈殿い(堆)油蒸気最低クラスの
運転場所2) mg/m3 の他3) kg/m3 環境条件 g/m3 mg/m2h積 mg/m3 環境条件
3 10 I II III 30 0.110 3 3 20
1. 完全風雨密保護された場所
1.1一般 × 6C1 6S1
1.2大気中塩分から無保護 × × 6C2 6S1
1.3 粉じん場所にさらされる × 6C1 × × 6S2
1.4機関区域
1. 一般 × 6C1 × 6S1 6)
2. ディーゼル機関の近傍 × 6C1 × 6S1 6)
2. 完全な風雨密保護をされてい
ない場所
2.1内陸水路に限定された航行
1. 一般 × 6C1 6S1
2. 工場近辺の排気にさらされる × 6C2 6S1
2.2世界中を航行
1. 一般 × × × 6C3 6S1
2. 工場近辺の排気にさらされる× × × 6C3 6S1
3. 砂漠に近い場所 × × × 6C3 × 6S3
2.3 機関排気ガスの排気を受ける × × 6C3 6S1
2.4 ボイラ排ガスの排気を受ける × × 6C3 × 6S3
1) ここに記載された以外の物質及び厳しさは,航行水域及びその期間,及び輸送する貨物による。タンカーにあっては,JIS F 8074
(IEC 60092-502)も参照。
2) 厳しさは,航行水域によるが間欠として差し支えない。
3) 大気中の物質,ガスは,IEC 60721-3-6に従って次に示された区分とする。
単位 グループI グループII グループIII
二酸化硫黄 mg/m3 0.1 1.0 1.0
硫化水素 mg/m3 0.01 0.5 0.5
酸化窒素 mg/m3 0.1 1.0 1.0
(二酸化窒素と等価として表示)
オゾン mg/m3 0.01 0.01 0.1
塩化水素 mg/m3 0.1 0.1 0.5
ふっ化水素 mg/m3 0.003 0.003 0.03
アンモニア mg/m3 0.3 0.3 3.0
4) 塩分以外の水中物質は,電気設備に対する影響は無視できるものと考えて含めない。
5) ある場合には,海水塩分の低い濃度が,より高い濃度よりも厳しい腐食を生じさせる場合がある。
6) EC 60721-3-6の表IVに与えられた機械的活性物質の区分には,油滴又は油蒸気は強制された要因として含まれていない。
機関区域にクラス6S1を参照する場合には,表中に記載された要因及び厳しさに与えられた備考を含めることが望ましい。
表B.5 環境条件ガイダンス−機械的条件

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F 8061 : 2005 (IEC 60092-101 : 1994)
静止状態正弦曲線振動 非静止状態振動 船体傾斜及び船体運動5)
軸方向の IEC
1)2) 3)
衝撃反応スペクトラム形
軸周り 軸周りの運動安定状態 60721-3-6
IEC 60721-3-6に従った 式4) 静止状 状態回転角度での加速 に従った
機械的条件 mm 態傾角 度 必要な最
Hz 度 低環境条
m/s2 + 又は +又は− 件
Hz m/s2 − Hz m/s2
6)
1.5 1.5 1.5 x y x y z x y z
場所 213 218 228 I II III 7) 7) 8)
10 20 50 22.510 4
13 8 28 50 100 100 300 500 15 10 0.140.2 0.05 5 6 10
100 200 200
1. 総トン数約500トン
を超える船の船上の場

1.1 一般 × × × ×× × ×× ×× × 6M2
1.2 船首部 × × × ×× × ×× ×× × 6M2
1.3 氷海航行船上 9) × × × ×× × ×× ×× × 6M2
1.4 操だ(舵)機室を含 × × × ×× × ×× ×× × 6M3
む船尾部総トン数約10
000トン以下の船
1.5 マスト及び荷役装 × × × × ×× × × × ××× 6M3
置上例えば,コンテナガ
イド及びクレーン上 10)
1.6 往復動機関の上 11) × × × ×× × × × ××× 6M4
1) 通常の船の機関から発生する振動は,主として低い周波数成分の正弦曲線振動である。ただし,2 000 Hzまでの高周波数で,速
度50 m/sまでの強さをもった振動が耐氷航海船舶には存在する。船体又はプロペラと水との間の接触によって発生する起振力
によるランダムな振動も存在する。振動レベルは,通常低いので,こうしたランダムな振動はここでは含めていない。
2) 変位及び加速度の値は,振幅値である。
3) 小形船では,その設計と推進装置によって,上記に規定された振動レベルより高い振動が発生する場合がある。
4) 衝撃応答スペクトラム(衝撃スペクトラム)の概念は,IEC 60068-2-27,付録A : 衝撃スペクトラム及びその他のパルス形状の
特性に記載されている[図B.1参照 : 衝撃ユニットがピーク加速度()である。]。
この3個のモデルスペクトラそれぞれの区分は,次に示されている。
I― 比較的低いピーク加速度で長く持続する衝撃の代表的なスペクトラム
II― 中程度のピーク加速度で中程度に持続する衝撃の代表的なスペクトラム
III― 高いピーク加速度で短く持続する衝撃の代表的なスペクトラム
5) 船に関する直行する3軸
x ― 前後軸
y ― 横方向軸
z ― 垂直軸
6) 可動海洋構造物のように,船の長さと幅の比が3以下の船は,静止状態でのy軸の値は,x軸の値と同一とする。
7) 船の長さが約150 mを超える船は,厳しさは5°まで減少させる。
8) 船の長さが約150 mを超える船は,厳しさは6 m/s2まで減少させる。
9) 船の船体に直接据付けられた製品は,上記の規定よりも高い衝撃レベルが部分的に経験される場合がある。
10) マスト上では,最も低い範囲の振動振幅は,規定の値を超える場合がある。
11) 振動及び衝撃絶縁体上に据付けられたディーゼル発電機の排気マニフォールドのように,非常に特殊な状態が存在する場合があ
り,この場合の値は,当該ディーゼル機関の製造業者から得ることで差し支えない。

――――― [JIS F 8061 pdf 25] ―――――

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