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5 性能
5.1 SS形蓄電池の性能 性能は,9.1.2によって試験を行ったとき,表2に示すとおりでなければな
らない。
表2 性能
項目 性能 適用試験箇条
容量 試験回数5回以内に表1に示す定格容量の9 9.1.2 c)
5%以上
5.2 PS−S形蓄電池の性能 性能は,JIS C 8701の3.(性能)の規定による。
5.3 HSE形及びMSE形蓄電池の性能 性能は,JIS C 8704-2の第4章(機能的特性)の規定による。
6. 構造
6.1 構造一般 蓄電池は,正極板,負極板,隔離板,電槽,ふた,電解液などから構成され,周囲温度−
15+45℃において異常なく使用できるものでなければならない。
また,蓄電池は,正極端子と負極端子とを備えたものとし,40度傾斜しても液がこぼれず支障なく使用
できる構造とする。
SS形蓄電池及びPS−S形蓄電池は,電槽側面の液面線(最高と最低)によって電解液面が監視できる
ものとする。
HSE形及びMSE形蓄電池は,正極板から発生する酸素ガスを負極板で反応吸収することによって,補
水を必要としない機能をもつものとする。
6.2 端子 端子は,ボルトとナットで接続できるものとする。使用するボルトは,JIS B 0205-4によるも
のとし,蓄電池形式との関係は,表3による。
表3.使用ボルト
ねじの呼び M6 M8又はM10 M10
適用蓄電池 PS5-6S SS-200 MSE-150
形式 PS7-6S SS-300 MSE-200
PS9-6S SS-400 MSE-300
HSE-30-12 MSE-500
HSE-40-12 MSE-1000
HSE-50-12 MSE-1500
HSE-60-6 MSE-2000
HSE-80-6 MSE-3000
HSE-100-6
MSE-50-12
MSE-100-6
7. 外観 外観は,目視によって調べる。著しい変形,ひび,割れなどがあってはならない。
8. 寸法 JIS B7516に規定する1級以上の直尺又はこれと同等以上の精度をもつ測定器具を用いて,総高
さ,箱高さ,幅及び長さの最大寸法を測定する(図1参照)。 寸法は表1による。
9. 試験
9.1 SS形蓄電池の試験
――――― [JIS F 8101 pdf 6] ―――――
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9.1.1 試験条件 試験条件は,JIS C 8704-1 第5章に規定された試験条件とする。
9.1.2 試験方法
a) 外観 外観は,目視によって調べる。
b) 寸法 寸法は,JIS B 7516に規定する1級以上の直尺,又はこれと同等以上の精度をもつ測定器具を用
いて表1に示す外形寸法を測定する。測定箇所は,総高さ,箱高さ,幅及び長さの最大位置とする(図1
参照)。
c) 容量 容量は,次の条件によって試験を行い,放電電流に規定の放電終止電圧までの放電時間を乗じて
求める。
1) 放電前の電解液比重 20℃に換算して1.240±0.005とする。温度換算は次の式による。
D20=Dt+0.0007(t‐20)
ここに,D20 : 20℃における電解液の比重
Dt : t℃における電解液の比重
t : 比重を測定したときの電解液の温度(℃)
2) 放電開始の時期 満充電後,約1時間静置した後とする。
3) 放電電流 0.1C10A
4) 放電終止電圧 1.80V/セル
5) 放電中の電解液温度 25℃±2℃
6) 容量の温度換算 25℃以外の電解液温度で放電を行うときは,次の式によって換算した容量を25℃
における容量とする。ただし,この換算式は,試験中の電解液温度が1040℃の温度範囲において適用
する。
Ct
1+0.008(t−25)
Cst=
ここに,Cst : 25℃に換算した容量(Ah)
Ct : t℃における容量(Ah)
t : 放電中の最後の2時間における電解液の平均温度(℃)
9.2 PS−S形蓄電池の試験 JIS C 8701の5.(容量試験)の規定による。
9.3 HSE形及びMSE形蓄電池の試験 JIS C 8704-2の第6章(試験方法)の規定による。
10. 検査
10.1 SS形及びPS‐S形蓄電池の検査 検査は,9.によって表4の項目について試験を行い,5.,7.及び
8.の規定に適合するものとする。
表4 検査項目
検査項 形式検査 受渡検査
目
外観 ○ ○
寸法 ○ ○
構造 ○ −
容量 ○ ○
10.2 HSE形及びMSE形蓄電池の検査 検査は,JIS C 8704-2の第7章(検査)及び,附属書1(規定)
――――― [JIS F 8101 pdf 7] ―――――
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の9.(検査)の規定による。
11. 製品の呼び方
11.1 SS形及びPS−S形蓄電池の呼び方 製品の呼び方は,名称(省略してもよい。)及び形式による。
例1. 船用鉛蓄電池 SS−200
例2. PS5−6S
11.2 HSE形及びMSE形蓄電池の呼び方 JIS C 8704-2附属書1(規定)の10.の規定による。
12 表示 蓄電池には,見やすい箇所に,容易に消えない方法で次の事項を表示しなければならない。
a) 形式[PS−S形は末尾のSを省略し,JIS C 8701の6.(表示)の規定による。]
b) 極性
c) 製造業者名又はその略号
d) 製造年月又はその略号
JIS F 8101:2003の国際規格 ICS 分類一覧
- 47 : 造船及び海洋構造物 > 47.020 : 造船及び海洋構造物一般 > 47.020.60 : 船及び海洋構造物の電気設備
- 29 : 電気工学 > 29.220 : 電池及び蓄電池 > 29.220.20 : 酸化二次電池(鉛蓄電池)
JIS F 8101:2003の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0205-4:2001
- 一般用メートルねじ―第4部:基準寸法
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISC8701:1975
- 可搬鉛蓄電池
- JISC8704-1:2006
- 据置鉛蓄電池―一般的要求事項及び試験方法―第1部:ベント形
- JISC8704-2:1999
- 据置鉛蓄電池 ― 一般的要求事項及び試験方法 ― 第2部:制御弁式