この規格ページの目次
JIS G 2313:1998 規格概要
この規格 G2313は、非鉄合金の製造に用いる合金成分添加剤である金属クロムについて規定。
JISG2313 規格全文情報
- 規格番号
- JIS G2313
- 規格名称
- 金属クロム
- 規格名称英語訳
- Chromium metal
- 制定年月日
- 1950年7月28日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 10387:1994(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 77.100
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1950-07-28 制定日, 1953-07-24 改正日, 1956-07-24 改正日, 1959-07-06 確認日, 1960-08-01 改正日, 1963-08-01 確認日, 1964-10-01 改正日, 1968-02-01 確認日, 1969-02-01 改正日, 1971-10-01 確認日, 1974-12-01 確認日, 1978-03-01 改正日, 1983-02-01 確認日, 1986-02-01 改正日, 1991-12-01 確認日, 1997-04-20 確認日, 1998-02-20 改正日, 2003-05-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS G 2313:1998 PDF [7]
G 2313 : 1998
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS G 2313 : 1986は改正され,この規格に置き換えられる。
JIS G 2313には,次に示す附属書がある。
附属書(規定) 国際規格による金属クロム
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS G 2313 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
G 2313 : 1998
金属クロム
Chromium metal
序文 今回の改正は,対応する国際規格との整合化を目的として行った。
この規格の附属書は,1994年に第1版として発行されたISO 10387, Metal chrome−Specification and
conditions of deliveryを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成したものであり,こ
の規格の本体の規定に代わり適用することができる。
1. 適用範囲 この規格は,主として非鉄合金の製造に用いる合金成分添加剤である金属クロムについて
規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS G 1301 フェロアロイ分析方法の通則
JIS G 1323 金属クロム分析方法
JIS G 1351 フェロアロイの蛍光X線分析方法
JIS G 1501 フェロアロイのサンプリング方法通則
JIS G 1603 フェロアロイの成分用試料のサンプリング方法(その3 フェロホスホル,金属マンガン,
金属けい素,金属クロム,カルシウムシリコン及びフェロボロン)
3. 種類及び記号 種類及び記号は,1種類とし,その記号はMCrとする。
4. ロットの作り方 ロットの大きさは,2トン以下とする。
5. 品質
5.1 化学成分 化学成分は,表1による。ただし,表2のように指定することができる。
表1 化学成分
種類記号 化学成分 % (m/m)
Cr C Si P S Fe Al
金属クロムMCr 99.0以上 0.04以下 0.2以下 0.05以下 0.05以下 0.5以下 0.3以下
表2 指定化学成分
種類 化学成分 % (m/m)
P
金属クロム 0.02以下
――――― [JIS G 2313 pdf 2] ―――――
2
G 2313 : 1998
6. 試験
6.1 サンプリング 1ロットの平均品位を決定するためのサンプリング方法及び試料調製方法は,次によ
る。
JIS G 1501,JIS G 1603
6.2 分析方法 分析方法は,次による。
JIS G 1301,JIS G 1323,JIS G 1351
7. 検査 分析試験の成績は,5.の規定に適合しなければならない。適合しない場合は,その試料が代表
するロットを不合格とする。
8. 表示 製品には,ばら積みの場合はその全量分をロット別に送り状に,容器詰めの場合は容器ごとに,
次の事項を表示しなければならない。
a) 種類又はその記号
b) 指定された場合は,化学成分とその含有率
c) ロット番号
d) 製造業者名又はその略号
――――― [JIS G 2313 pdf 3] ―――――
3
G 2313 : 1998
附属書(規定) 国際規格による金属クロム
参考 原国際規格の表題は“金属クロム−仕様及び受渡条件”であるが,この附属書の表題は,国際
整合化した規格であることを明確にするため“国際規格による金属クロム”とした。
1. 適用範囲 この附属書は,主として特殊鋼及び特殊合金用に供給される金属クロムの要求事項及び受
渡条件について規定する。
2. 引用規格
ISO 565 : 1990, Test sieves−Metal wire cloth, perforated metal plate and electroformed sheet−Nominal
sizes of openings
ISO 3713 : 1987, Ferroalloys−Sampling and preparation of samples−General rules
ISO 4551 : 1987, Ferroalloys−Sampling and sieves analysis
ISO 4552-2 : 1987, Ferroalloys−Sampling and sample preparation for chemical analysis−Part 2 :
Ferrotitanium, ferromolybdenum, ferrotungsten, ferroniobium, ferrovanadium
ISO 8954-1 : 1990, Ferroalloys−Vocabulary−Part 1 : Materials
3. 定義
3.1 金属クロム (Metalchrome) : 最小クロム含有率98質量%の,還元又は電解法によって得られる合金。
4. 発注用情報 金属クロムの注文書は,次の情報を含まなければならない。
a) 数量
b) コンサインメントの作り方
c) 附属書表1に示す種類に対応した化学成分
d) 附属書表2に示す等級に対応した粒度
e) その他分析報告,包装などに必要な要求事項
5. 要求事項
5.1 コンサインメントの作り方 金属クロムは,次の二つの方法のいずれかによって構成したコンサイ
ンメントの形で受渡しを行う。
5.1.1 タップロット法 タップロット法によって構成したコンサインメントは,1タップから得られる又
は1バッチの陰極析出物から得られる金属クロムから成る。
5.1.2 区分ロット法 区分ロット法によって構成したコンサインメントは,一つの種類の金属クロムの複
数のタップから成る。
コンサインメントを構成するタップのクロム含有率は,互いに絶対値で4%を超える差があってはなら
ない。
参考 “互いに絶対値で4%を超える差”は,本規格ではあり得ないが,ISO規格の文面どおり,こ
こに記載した。
5.2 化学成分
――――― [JIS G 2313 pdf 4] ―――――
4
G 2313 : 1998
5.2.1 金属クロムの化学成分は,附属書表1による。
附属書表1 化学成分
種類1) 化学成分 % (m/m)
Cr Si Al Fe C S P Cu As
以上 以下 以下 以下 以下 以下 以下 以下 以下
RECr99.6 99.6 0.04 0.01 0.35 0.05 0.010 0.005 0.005 −
ECr99.2 99.2 0.01 0.005 0.20 0.02 0.030 0.005 0.005 0.005
RACr99 99.0 0.1 0.3 0.3 0.01 0.01 0.01 0.005 0.005
ACr98.5 98.5 0.3 0.5 0.5 0.03 0.02 0.02 0.01 0.01
ACr98 98.0 0.5 0.7 0.8 0.05 0.04 0.03 0.04 −
種類1) 化学成分 % (m/m)
Bi Sb Zn Pb Sn N O2 H2
以下 以下 以下 以下 以下 以下 以下 以下
RECr99.6 − − − 0.001 − 0.02 0.05 0.001
ECr99.2 0.003 0.005 0.005 0.003 0.001 0.03 0.55 0.1
RACr99 0.000 50.002 0.005 0.005 0.004 0.01 − −
ACr98.5 0.001 0.008 0.01 0.001 0.006 0.05 − −
ACr98 − − − − − − − −
備考 ECrグレードの金属クロムは,N0.02以下,O20.05以下,H20.001
以下のガス成分含有率をもつ脱ガス品として供給してもよい。
種類1)の記号 E : 電解品
A : アルミテルミット品
R : 精製品
5.2.2 附属書表1に示す化学成分は,主成分及び通常の不純物だけを示すものである。購入者が主成分含
有率に対してより狭い範囲を,及び/又は規定された成分に対して異なる範囲を,及び/又は規定されて
いない成分に対して範囲を要求する場合は,供給者と購入者の間で合意しなければならない。
5.2.3 附属表表1に示す化学成分は,金属クロムのサンプリング方法及び分析方法の精度に基づくもので
ある(6.参照)。
5.3 粒度
5.3.1 金属クロムは,塊又は粉砕整粒品として供給される。粒度及び許容差は,附属書表2による。ふる
い下の値は,購入者への引渡地点1)における値が有効である。
規定された粒度は,ふるい目の形状が正方形の鋼板製ふるいによって測定されたものである(ISO 565
参照)。
注1) 引渡地点とは,コンサインメントに対する責任が供給者から購入者に移る地点である。供給者
も購入者も輸送に責任を負わない場合は,責任が有効になる地点について合意しなければなら
ない。
――――― [JIS G 2313 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS G 2313:1998の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 10387:1994(MOD)
JIS G 2313:1998の国際規格 ICS 分類一覧
JIS G 2313:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG1301:2016
- フェロアロイ―分析方法通則
- JISG1323:1989
- 金属クロム分析方法
- JISG1351:2006
- フェロアロイ―蛍光X線分析方法
- JISG1501:1998
- フェロアロイのサンプリング方法通則
- JISG1603:1985
- フェロアロイの成分用試料のサンプリング方法(その3 フェロホスホル,金属マンガン,金属けい素,金属クロム,カルシウムシリコン及びフェロボロン)