JIS G 3442:2015 水配管用亜鉛めっき鋼管 | ページ 2

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b) 管の長さは,3 600 mm以上とし,指定長さによる。長さの許容差は,マイナス側は0,プラス側は規
定しない。

7 外観

  管の外観は,次による。
a) 管は,実用的に真っすぐ,かつ,その両端は管軸に対して実用的に直角でなければならない。
b) 亜鉛めっきを行った表面は,使用上有害な欠点があってはならない。
c) 受渡当事者間の協定によって,管の外面,内面又は内外面に塗装(例えば,ジンクリッチ塗装,エポ
キシ塗装,プライマー塗装など)を行ってもよい。

8 試験

8.1 試験一般

  試験の一般事項は,JIS G 0404の箇条7(一般要求)による。また,試験片の採り方は,JIS G 0404の
7.6(試験片採取条件及び試験片)のA類とする。

8.2 亜鉛めっき試験

8.2.1  試験片の採り方及び数
亜鉛めっき試験の試験片の採り方及び数は,次による。
a) 管の亜鉛めっき試験用の供試製品の採り方は,同一寸法(同一外径及び同一厚さ)の管250本ごと及
びその端数からそれぞれ1本の供試製品を採取する。付着量試験片,硫酸銅試験片及び性状試験片は,
供試製品の両端からそれぞれ一つの試験片を採取する。曲げ試験片は,管の呼び径50A(2B)以下か
ら採取し,供試製品の一端から一つの試験片を採取する。
b) ソケットの硫酸銅試験の試験片の数は,同一寸法のソケット500個ごと及びその端数からそれぞれ一
つの試験片を採取する。
8.2.2 試験方法
亜鉛めっき試験は,次による。
a) 付着量試験 付着量試験は,JIS H 0401の5.2(間接法)による。ただし,数値の丸め方は,JIS Z 8401
の規則Aによる。
b) 均一性試験 均一性試験は,JIS H 0401の箇条6[均一性試験方法(硫酸銅試験)]による。
c) 性状試験 性状試験は,附属書Aによる。
d) 曲げ試験 亜鉛めっきの密着性を評価する曲げ試験は,試験片を常温のまま,半径が8×D(Dは管の
外径)の円筒に沿って,90°曲げて約10秒間保持する。

9 検査及び再検査

9.1 検査

  検査は,次による。
a) 検査の一般事項は,JIS G 0404による。
b) 亜鉛めっき特性は,箇条5に適合しなければならない。
c) 寸法は,箇条6に適合しなければならない。
d) 外観は,箇条7に適合しなければならない。

9.2 再検査

――――― [JIS G 3442 pdf 6] ―――――

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亜鉛めっき試験で合格とならなかった管は,JIS G 0404の9.8(再試験)によって再試験を行い,合否を
決定してもよい。

10 表示

  検査に合格した管には,管ごとに,次の事項を表示しなければならない。ただし,外径が小さい管の場
合又は注文者の要求がある場合は,これを結束して,一束ごとに適切な方法で表示してもよい。表示の順
序は指定しない。また,注文者の承認を得た場合は,製品識別が可能な範囲でその一部を省略してもよい。
a) 種類の記号
b) 管の呼び径
c) 長さ
d) 製造業者名又はその略号

11 報告

  あらかじめ注文者の要求のある場合には,製造業者は,検査文書を注文者に提出しなければならない。
この場合,報告は,JIS G 0404の箇条13(報告)による。検査文書の種類は,特に指定のない場合は,JIS
G 0415の表1(検査文書の総括表)の記号3.1(検査証明書3.1)とする。

――――― [JIS G 3442 pdf 7] ―――――

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附属書A
(規定)
亜鉛めっきの性状試験特性
A.1 亜鉛めっきの性状試験
A.1.1 試験片
供試製品の両端からそれぞれ30 mmを切り取り試験片とする。試験片の断面形状は,表A.1による。
なお,呼び径350A(14B)以上の管の試験片は,試験できる適切な大きさに切断する。
表A.1−試験片の断面形状
管の呼び径 外径 断面の形状
A B mm
10 3/8 17.3 全円
15 1/2 21.7 全円
20 3/4 27.2 全円
1/2円
25 1 34.0
1/2円
32 1 1/4 42.7
1/2円
40 1 1/2 48.6
1/4円
50 2 60.5
1/4円
65 2 1/2 76.3
1/6円
80 3 89.1
1/6円
90 3 1/2 101.6
1/6円
100 4 114.3
1/8円
125 5 139.8
1/8円
150 6 165.2
1/8円
200 8 216.3
1/8円
250 10 267.4
1/8円
300 12 318.5
A.1.2 試験液
試験液は,JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウム20 g又はJIS K 8574に規定する水酸化カリウム28 g
を,水100 mLに溶かしたものとする。
A.1.3 試験片の清浄
必要に応じて,有機溶剤で試験片を脱脂し,乾燥する。使用する有機溶剤は,めっきに害のないものと
する。
A.1.4 操作
試験液の量は,めっき面100 mm2当たり5 mL以上で,試験片を完全に浸す量とし,試験液の温度は75
80 ℃に保つ。
試験片を投入すると,時間の経過に従い,めっき皮膜は溶解する。表面の亜鉛層が溶解している間は少
量の気泡が発生するだけであるが,亜鉛と鉄との合金層が現れてくると水素が激しく発生し,ガラス容器
内には気泡が充満するようになる。その後,素材表面に達すると作用は緩やかになり,気泡は発生しなく
なる。このときを終止点として,試験片を投入したときからの時間を計る。

――――― [JIS G 3442 pdf 8] ―――――

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なお,試験片の切断面は,素材表面が直接試験液に触れないように,適切な塗料などで保護してもよい。
A.2 判定基準
試験片を投入してから100分以上経過後,2個の試験片とも終止点に達しない場合は,適合とする。

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JIS G 3442:2015の関連規格と引用規格一覧