JIS G 7214:2000 継目無ニッケル合金管(ISO仕様)

JIS G 7214:2000 規格概要

この規格 G7214は、一般配管(冷間仕上げ管 : 外径4~240mm;熱間仕上げ管 : 外径38~240mm),コンデンサ管及び熱交換器管(冷間仕上げ管 : 外径80mm以下,かつ,厚さ5mm以下)の寸法範囲で使用されるコンデンサ管・熱交換器管及び一般配管で,断面が丸形の継目無ニッケル合金管に関する要求事項を規定。

JISG7214 規格全文情報

規格番号
JIS G7214 
規格名称
継目無ニッケル合金管(ISO仕様)
規格名称英語訳
Seamless nickel and nickel alloy tube
制定年月日
2000年7月20日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 6207:1992(MOD)
国際規格分類

ICS

23.040.15
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2000-07-20 制定日, 2005-07-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS G 7214:2000 PDF [18]
G 7214 : 2000

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
今回の制定は,工業技術院の国際整合化3か年計画に沿って継目無ニッケル合金管について,JISと対
応するISO規格の整合化の調査及び検討を行った結果,従来規格が法規に引用されていること,規格体系
が異なること及び合金の種類が異なることから,当該鋼材の対応国際規格であるISO 6207 (Seamless nickel
and nickel alloy tube) を翻訳し,JISとして制定することとなった。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS G 7214には,次に示す附属書がある。
附属書A ISO分析方法一覧(参考)

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS G 7214 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
G 7214 : 2000

継目無ニッケル合金管(ISO仕様)

Seamless nickel and nickel alloy tube

序文 この規格は,1992年に第一版として発行されたISO 6207, Seamless nickel and nickel alloy tubeを翻訳
し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。ただし,この規格における対象鋼種は,
ISO 6207に掲載されている鋼種のうち,非鉄金属分野のJIS H 4552 : 1997(ニッケル及びニッケル合金継
目無管)に規定されているISO 6207の整合化鋼種を除いた。これに伴い,5.7c), 6.2.3, 7.2.2, 8.6, 9.7.3及び
表7の記載を省略した。
1. 適用範囲
1.1 この規格は,次の寸法範囲で使用されるコンデンサ管・熱交換器管及び一般配管で,断面が丸形の
継目無ニッケル合金管に関する要求事項を規定する。
1.1.1 一般配管
冷間仕上げ管 : 外径4240mm
熱間仕上げ管 : 外径38240mm
1.1.2 コンデンサ管及び熱交換器管
冷間仕上げ管 : 外径80mm以下,かつ,厚さ5mm以下
1.2 外径26mm以下のU字曲げ熱交換器管について寸法及び最小曲げ半径を規定する。
2. 引用規格 付表1に示す規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成
する。この規格の発行時点では,これらの規格は付表1の年号の版が有効であった。いずれの規格も改正
されることがあるので,この規格によって協定しようとする当事者は,以下に示す規格の最新版が適用可
能かどうか調査するよう勧める。
IEC及びISOの会員は,現在有効な規格のリストを保有している。
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,ニッケル及びニッケル合金についてはISO 6372-1に,管
についてはISO 6372-3によるほか,次による。
3.1 平均径 (mean diameter) 任意の断面で測定された最大及び最小径の平均
3.2 溶湯 (heat) 一つの炉からの溶湯,又は鋳造前に混合する複数の炉からの溶湯から成る製品。
3.3 厚肉管 (thick-wall tube) 厚さが規定外径の3%よりも厚い管
3.4 薄肉管 (thin-wall tube) 厚さが規定外径の3%以下の管
3.5 ロット (lot) 同一溶湯,同一熱処理又は連続炉で順次熱処理され,しかも処理時間が16時間を超え
ない同一断面寸法の管。溶湯によって区分できない場合は,ロットは同一熱処理条件,同一寸法で250kg
を超えてはならない。

――――― [JIS G 7214 pdf 2] ―――――

2
G 7214 : 2000
4. 合金の種類及び記号 この規格では,ISO/TR 7003及びISO/TR 9721の合金の種類及び記号に関する
規定を適用する。
5. 注文情報 この規格による管の注文では,次の情報を含む。
5.1 この規格の番号
5.2 一般配管又はコンデンサ管・熱交換器管かの区分
5.3 数量(質量,本数又は総長さ)
5.4 合金の種類及び記号(表1参照)
備考1 合金番号又は合金記号のいずれかを使用する。
5.5 合金の処理条件(表2参照)
5.6 寸法 : 外径と公称厚さ,又は外径と最小厚さ
5.7 補足要求事項
a) 単純カットばり処理以外の管端処理
b) 真直度(6.1.7.5参照)
c) (省略)
d) 製品分析用供試材(7.1.2参照)
e) 1%耐力 (Rp1.0) の測定(9.2参照)
f) 標準以外の耐圧試験(9.7.2又は9.8参照)
g) 非破壊検査(9.9参照)
h) 個々の管のマーキング(10.2参照)
i) 注文者検査及び第三者検査(11参照)
j) 規格合格証明書(12参照)
5.8 U字曲げ管に関する追加要求事項
5.8.1 U字曲げ加工の要否(6.2.2-6.2.5の制限を参照)
5.8.2 U字曲げ部の応力除去の要否
5.8.3 曲げ半径及び直管部の長さの規定
5.8.4 U字曲げ部の厚さの測定要否(6.2.5.3参照)
5.8.5 曲げ後の水圧試験の要否(9.7.4参照)
6. 品質 管は次の要求事項を満たさなければならない。
6.1 一般配管
6.1.1 化学成分 溶湯分析による化学成分は表1による。

――――― [JIS G 7214 pdf 3] ―――――

                                              表1 ニッケル合金の成分及び密度(ISO 9722による)
合金識別(1) 成分,% (m/m) (2) (密度(3)
番号 記号 Al B C Co(4) r Cu Fe Mn Mo Ni P S Si Ti W 他(5) g/cm3
NW7263 NiCo20Cr20Mo5Ti2Al 0.3 0.04 19.0 19.0 5.6 残部 1.9 Ag : 0.000 5 (5) 8.4
0.6 0.005 0.08 21.0 21.0 0.2 0.7 0.6 6.1 0.007 0.4 2.4 Bi : 0.000 1 (1)
Pb : 0.002 0 (20)
Ti+Al : 2.42.8
NW6617 NiCr22Co12Mo9 0.8 0.05 10.0 20.0 8.0 残部 8.4
1.5 0.006 0.15 15.0 24.0 0.5 3.0 1.0 10.0 0.015 1.0 0.6
NW6600 NiCr15Fe8 14.0 6.0 72.0 8.4
0.15 17.0 0.5 10.0 1.0 0.015 0.5
NW6602 NiCr15Fe8-LC 14.0 6.0 72.0 8.4
0.02 17.0 0.5 10.0 1.0 0.015 0.5
NW6601 NiCr23Fe15Al 1.0 21.0 残部 58.0 8.0
1.7 0.10 25.0 1.0 1.0 63.0 0.015 0.5
NW6333 NiCr26Fe20Co3Mo3W3 2.5 24.0 残部 2.5 44.0 2.5
0.10 4.0 27.0 2.0 4.0 48.0 0.030 0.030 1.5 4.0
NW6690 NiCr29Fe9 27.0 7.0 残部 8.2
0.05 31.0 0.5 11.0 0.5 0.015 0.5
NW6625 NiCr22Mo9Nb 20.0 8.0 58.0 Nb+Ta : 3.154.15 8.5
0.40 0.10 1.0 23.0 5.0 0.50 10.0 0.015 0.015 0.50 0.40
NW6621 NiCr20Ti 0.08 18.0 残部 0.20 Pb : 0.005 0 (50) 8.4
0.15 5.0 21.0 0.5 5.0 1.0 0.020 1.0 0.60
NW8825 NiFe30Cr21Mo3 19.5 1.5 残部 2.538.0 0.6 8.1
0.2 0.05 23.5 3.0 1.0 3.546.0 0.015 0.5 1.2
NW8028 FeNi31Cr27Mo4Cu1 0.030 26.0 0.6 残部 3.0 30.0 0.030 0.030 1.0 8.0
28.0 1.4 2.5 4.034.0
NW8800 FeNi32Cr21AlTi 0.15 19.0 残部 30.0 0.15 8.0
0.60 0.10 23.0 0.7 1.5 35.0 0.015 1.0 0.60
NW8810 FeNi32Cr21AlTi-HC 0.15 0.05 19.0 残部 30.0 0.15 8.0
0.60 0.10 23.0 0.7 1.5 35.0 0.015 1.0 0.60
G7
NW8811 FeNi32Cr21AlTi-HT 0.25 0.06 19.0 残部 30.0 0.25 Al+Ti : 0.851.2 8.0
21
0.60 0.10 23.0 0.7 1.5 35.0 0.015 1.0 0.60
4:
NW8801 FeNi32Cr20Ti 19.0 残部 30.0 0.7 8.0
200
3
0

――――― [JIS G 7214 pdf 4] ―――――

                                                                                                                                               G7
4
合金識別(1) 成分,% (m/m) (2) (密度(3)
番号 記号 Al B C Co(4) r Cu Fe Mn Mo Ni P S Si Ti W 他(5) g/cm3
214:
0.10 22.0 0.5 1.5 34.0 0.015 1.0 1.5
2
NW8020 FeNi35Cr20Cu4Mo2 0.07 19.0 3.0 残部 2.0 32.0 Nb+Ta : 8×C1.0 8.1
000
21.0 4.0 2.0 3.0 38.0 0.04 0.03 1.0
注(1) 合金識別は番号又は記号のいずれでもよい。
(2) 単独の数字は最大値を示す。ただし,Niの場合は最少値を示す。
(3) 密度は平均値で参考値とする。
(4) oは制限が無い場合最大1.5%まで許容され,Ni値として報告される。この場合Co値の報告は不要である。
(5) g, Bi及びPbは質量パーセント [% (m/m) ] 又はppmで表示される。

――――― [JIS G 7214 pdf 5] ―――――

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