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H 1051 : 2013
2) 溶液の一部を水を用いてゼロ点を調整した原子吸光光度計のアセチレン・空気フレーム中に噴霧し,
波長324.7 nmにおける吸光度を測定する。
b) 検量線の作成 銅標準液(7.2.11)010 mL(銅として01 000 柿 を段階的に500 mLの全量フラ
スコにとり,硫酸(1+1)10 mL,硝酸(1+1)5 mL,塩酸(1+1)30 mL,硫酸アンモニウム溶液
130 mL及び硫酸アンモニウム鉄(III)溶液(7.2.8)10 mLを加え,水で標線まで薄めた後,a) 2)の操
作を水酸化鉄溶解液・電解残液試料と並行して行い,得た吸光度と銅量との関係線を作成し,その関
係線を原点を通るように平行移動して検量線とする。
c) 計算 a) 2)で得た吸光度からb)で得た銅標準液を添加しない溶液の吸光度を差し引いて得られる吸光
度とb)で作成した検量線とから銅量を求め,それを水酸化鉄溶解液・電解残液中の銅量とする。
7.5.5.2 ICP発光分光法による場合
a) 操作
1) 7.5.2 h)で保存しておいた水酸化鉄の沈殿を溶解した溶液及び7.5.3 e)で保存しておいた電解残液を
水を用いて500 mLの全量フラスコに移し入れ,水で標線まで薄める。
2) 溶液の一部をICP発光分光装置のアルゴンプラズマ中に噴霧し,波長324.754 nmにおける発光強度
を測定する。
b) 検量線の作成 銅標準液(7.2.11)010 mL(銅として01 000 柿 を段階的に500 mLの全量フラ
スコにとり,硫酸(1+1)10 mL,硝酸(1+1)5 mL,塩酸(1+1)30 mL,硫酸アンモニウム溶液
130 mL及び硫酸アンモニウム鉄(III)溶液(7.2.8)10 mLを加え,水で標線まで薄めた後,a) 2)の操
作を水酸化鉄溶解液・電解残液試料と並行して行い,得た発光強度と銅量との関係線を作成し,その
関係線を原点を通るように平行移動して検量線とする。
c) 計算 a) 2)で得た発光強度からb)で得た銅標準液を添加しない溶液の発光強度を差し引いて得られる
発光強度とb)で作成した検量線とから銅量を求め,それを水酸化鉄溶解液・電解残液中の銅量とする。
7.6 空試験
空試験は,行わない。
7.7 計算
試料中の銅含有率を次の式によって算出する。
m1 m2 A
Cu 100
m0
ここに, Cu : 試料中の銅含有率[%(質量分率)]
m1 : 7.5.4で得た質量(g)
m2 : 7.5.1で得た質量(g)
A : 7.5.5.1 c)又は7.5.5.2 c)で得た水酸化鉄溶解液・電解残液中の銅
量(g)
m0 : 7.5.2 a)で得た試料はかりとり量(g)
――――― [JIS H 1051 pdf 21] ―――――
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H 1051 : 2013
参考文献 JIS H 2123 形銅
JIS H 2202 鋳物用銅合金地金
JIS H 3100 銅及び銅合金の板並びに条
JIS H 3110 りん青銅及び洋白の板並びに条
JIS H 3130 ばね用のベリリウム銅,チタン銅,りん青銅,ニッケル−すず銅及び洋白の板並
びに条
JIS H 3140 銅ブスバー
JIS H 3250 銅及び銅合金の棒
JIS H 3260 銅及び銅合金の線
JIS H 3270 ベリリウム銅,りん青銅及び洋白の棒並びに線
JIS H 3300 銅及び銅合金の継目無管
JIS H 3320 銅及び銅合金の溶接管
JIS H 3330 外面被覆銅管
JIS H 3510 電子管用無酸素銅の板,条,継目無管,棒及び線
JIS H 5120 銅及び銅合金鋳物
JIS H 5121 銅合金連続鋳造鋳物
――――― [JIS H 1051 pdf 22] ―――――
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H 1051 : 2013
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS H 1051:2013 銅及び銅合金中の銅定量方法 ISO 1553:1976 Unalloyed copper containing not less than 99.90 % of copper−
Determination of copper content−Electrolytic method
ISO 1554:1976 Wrought and cast copper alloys−Determination of copper content−
Electrolytic method
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 銅及び銅合金(伸銅品,形ISO 1 銅中の銅定量方法を規 追加 ISO規格を包含し,全ての伸銅 JISの定量方法は,鋳物関係にも
銅,鋳物用銅地金及び銅鋳1553 定 品及び鋳物を対象としている。適用可能であることを明記。物)中の銅定量方法を規定ISO 1 銅合金中の銅定量方法
1554 を規定
2 引用規格
3 一般事項 分析の一般事項は,JIS H − ISO規格には規定され 追加 JISは,通則を引用し,分析一 JISは分析一般につき規定。基本
1012による。数値の丸め ていない。 般の共通事項を規定。 的な相違はない。
方は,JIS Z 8401による。
4 定量方法の a) 銅電解重量法(硝酸・ ISO 1 変更
銅電解重量法(硝酸・硫 技術的には,一致している。 定量方法は,濃度範囲,共存元素
区分 硫酸法) 1553 酸法) ISO規格にない銅電解重量法 の有無などから,適切な方法を選
b) 銅電解重量法(硝酸・ 99.0 %(m/m)以上 (セレン・ビスマス分離法)を択するべきである。新しい合金に
ふっ化水素酸・ほう酸法)ISO 7 変更
銅電解重量法(硝酸・ふ JISとして追加した。 対応するためJISの定量方法を
c) 銅電解重量法(セレ 1554 っ化水素酸・ほう酸法) 追加した。
ン・ビスマス分離法) ISO規格は20年以上経過し,見
直しがされていない。次回の見直
し時には,変更を提案する。
5 銅電解重量 ISO
銅電解重量法(硝酸・硫酸 JISに同じ 変更 技術的内容は,一致している。技術的な差異はなくISO規格に
H1
法(硝酸・硫 1553
法)における試薬,器具, 残液中の銅定量方法として, ない分析方法を追加した。
051
酸法) 操作,計算について規定。 ISO規格にはない原子吸光法及
: 2
びICP発光分光法を追加した。
013
2
――――― [JIS H 1051 pdf 23] ―――――
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H1
2
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
051
規格
: 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
0
及び題名 番号 の評価
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6 銅電解重量 銅電解重量法(硝酸・ふっISO JISに同じ 変更 技術的内容は,一致している。
法(硝酸・ふ 化水素酸・ほう酸法)にお1554 残液中の銅定量方法として,
っ化水素酸・ ける試薬,器具,操作,計 ISO規格にはない原子吸光法及
ほう酸法) 算について規定。 びICP発光分光法を追加した。
7銅電解重量 銅電解重量法(セレン・ビ− − − 追加 ISO規格にない銅電解重量法
法(セレン・ スマス分離法)における試 (セレン・ビスマス分離法)を
ビスマス分離 薬,器具,操作,計算につ JISとして追加した。
法) いて規定。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : (ISO 1553:1976,ISO 1554:1976,MOD)
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
JIS H 1051:2013の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 1553:1976(MOD)
- ISO 1554:1976(MOD)
JIS H 1051:2013の国際規格 ICS 分類一覧
JIS H 1051:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISH1012:2001
- 銅及び銅合金の分析方法通則
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方