9
H 8455 : 2022
附属書JA
(参考)
α-アルミナの線膨張特性値
JA.1 α-アルミナの線膨張及び瞬間線膨張係数
α-アルミナの線膨張特性値である線膨張及び瞬間線膨張係数を,参考値として表JA.1に示す。
注記1 α-アルミナは,三方晶系鋼玉形であり,単結晶の場合には線膨張特性に異方性をもつが,多結
晶体又は焼結体においては,異方性はないと考えられる。表JA.1の値は,各結晶方向について
平均した値である。
注記2 表JA.1に示す線膨張は,293 Kから温度Tまで変化したときの値である。
表JA.1−α-アルミナの線膨張及び瞬間線膨張係数
温度T 線膨張 瞬間線膨張係数 温度T 線膨張 瞬間線膨張係数
K K−1 K K−1
250 −212×10−6 4.52×10−6 900 4 665×10−6 8.86×10−6
293 0 5.30×10−6 1 000 5 560×10−6 9.09×10−6
300 37×10−6 5.40×10−6 1 100 6 485×10−6 9.34×10−6
350 324×10−6 6.08×10−6 1 200 7 430×10−6 9.59×10−6
400 642×10−6 6.64×10−6 1 300 8 400×10−6 9.85×10−6
450 986×10−6 7.10×10−6 1 400 9 400×10−6 10.09×10−6
500 1 350×10−6 7.46×10−6 1 500 10 420×10−6 10.31×10−6
550 1 730×10−6 7.75×10−6 1 600 11 460×10−6 10.51×10−6
600 2 125×10−6 7.99×10−6 1 700 12 520×10−6 10.67×10−6
650 2 530×10−6 8.18×10−6 1 800 13 600×10−6 10.84×10−6
700 2 940×10−6 8.35×10−6 1 900 14 690×10−6 11.05×10−6
800 3 790×10−6 8.62×10−6 2 000 15 810×10−6 11.37×10−6
線膨張及び瞬間線膨張係数の出典は,参考文献[1]参照。
参考文献
[1] G. K. White and M. L. Minges, “Thermophysical Properties of Some Key Solids”, CODATA BULLETIN
59(1985).
[2] JIS H 8451:2021 遮熱コーティングの熱サイクル試験方法及び熱衝撃試験方法
――――― [JIS H 8455 pdf 11] ―――――
10
H 8455 : 2022
附属書JB
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS H 8455 ISO 22680:2020,(MOD)
a) JISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) JISと対応国際規格との技術的差異のe) JISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
1 1 削除 ISO規格改正時に適用範
ISO規格では,適用範囲を1 300 ℃までと規
囲拡大を提案する。
定しているが,現在普及している多くの測
定装置は,1 300 ℃を超えての測定が可能で
あり,また安定化の判定手法も適用可能で
あることから温度上限を削除した。実質的
な技術的差異はない。
3.2 − 追加 我が国の事情のため,ISO
JISの利用者の分かりやすさのため,3.3の
規格への提案は行わな
平均線膨張係数に関連した用語として追加
した。 い。
5.1 5.1 追加 ISO規格改正時に他の改
試験片に接触する部材について具体的な材
質としてα-アルミナを推奨した。 正箇所との整合性を踏ま
え,提案を検討する。
6.1 6.1 変更 ISO規格では,試験片の厚さtを0.5 mm以ISO規格改正時に他の改
上としているが,JISでは実機で使用される
正箇所との整合性を踏ま
え,提案を検討する。
コーティング厚さの範囲を考慮し,0.3 mm
以上に変更した。実質的な技術的差異はな
い。
6.2 6.2 追加 ISO規格改正時に他の改
JISでは,試験データの信頼性を確実とする
ため,参照試験片の材質としてα-アルミナ
正箇所との整合性を踏ま
を推奨した。 え,提案を検討する。
7 a) 7 a) 変更 ISO規格改正時に他の改
ISO規格では,試験片の長さの測定精度を
相対不確かさ0.1 %未満としているが,JIS
正箇所との整合性を踏ま
え,提案を検討する。
では,試験片の長さの測定精度を0.01 mm
の桁まで測定することに変更した。実質的
な技術的差異はない。
7 b) 7 b) 変更 ISO規格改正時に他の改
支持ジグを使用した場合の作業内容に変更
した。実質的な技術的差異はない。 正箇所との整合性を踏ま
え,提案を検討する。
7 d) − 追加 ISO規格改正時に他の改
試験片を加熱炉内に設置する手順を,独立
した細別として記載した。 正箇所との整合性を踏ま
え,提案を検討する。
7 e) 7 d) 変更 ISO規格改正時に変更を
ISO規格では,加熱下での測定について,
試験片の温度変化速度を1 ℃/min5 ℃ 提案する。
/minと規定している。セラミックスコーテ
ィングでは冷却下での測定結果が必要とな
ることがあるため,JISでは,加熱及び冷却
時の試験片の温度変化速度として,5 ℃/min
以下と規定した。実質的な技術的差異はな
い。
――――― [JIS H 8455 pdf 12] ―――――
11
H 8455 : 2022
a) JISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) JISと対応国際規格との技術的差異のe) JISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
7 f) 7 e) 変更 ISO規格改正時に他の改
ISO規格では,測定データの記録頻度につ
正箇所との整合性を踏ま
いて具体的な数値基準が規定されていない
え,提案を検討する。
が,JISでは,試験片の温度が1 ℃変化する
間に1回以上記録することと規定した。実
質的な技術的差異はない。
7 g) − 追加 平均線膨張係数の数値の丸め方を追加しISO規格改正時に他の改
た。 正箇所との整合性を踏ま
え,提案を検討する。
7 h) − 追加 ISO規格改正時に他の改
終了判定のためには少なくとも2回以上の
正箇所との整合性を踏ま
測定が必須であるため,測定の繰返しにつ
いての手順を独立した細別として記載しえ,提案を検討する。
た。
7 i) 7 h) 変更 ISO規格改正時に変更を
判定値の計算式において,セラミックスコ
提案する。
ーティングの線膨張係数が負になる場合を
考慮し,式を修正した。
7 j) − 追加 ISO規格改正時に他の改
終了判定の基準値について,独立した細別
として記載した。 正箇所との整合性を踏ま
え,提案を検討する。
8 8 削除 我が国の事情のため,ISO
標準的な手順からの逸脱及び試験日の報告
を削除した。 規格への提案は行わな
い。
8 8 追加 JISとして必要な項目を追加した。 我が国の事情のため,ISO
規格への提案は行わな
い。
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味を,次に示す。
− 削除 : 対応国際規格にない規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 : 対応国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 : 対応国際規格の規定内容又は構成を変更している。
注記2 JISと対応国際規格との対応の程度の全体評価の記号の意味を,次に示す。
− MOD : 対応国際規格を修正している。
JIS H 8455:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 22680:2020(MOD)
JIS H 8455:2022の国際規格 ICS 分類一覧
- 27 : エネルギー及び熱伝達工学 > 27.040 : ガス及び蒸気タービン.蒸気機関
- 25 : 生産工学 > 25.220 : 表面処理及び被覆加工 > 25.220.99 : その他の被覆及び処理
- 25 : 生産工学 > 25.220 : 表面処理及び被覆加工 > 25.220.40 : 金属被覆
JIS H 8455:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISR1618:2002
- ファインセラミックスの熱機械分析による熱膨張の測定方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方