JIS K 4829:1998 火薬類の容器包装性能試験方法 | ページ 2

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表2 落下試験方法
項目 試験方法
1. 適用範囲 表1に示す容器包装は,落下試験を行う。
2. 試料の個数及対面落下以外の落下は,落下面に対し衝撃点の垂直上方に重心が来るように行う。
び落下姿勢 容器 試料の個数 落下姿勢
ドラム : 6個(1回の落下 第1回落下(3個使用)
鋼製ドラム について3個) チャイム(チャイムがない容器包装は,円筒の接合
アルミニウムドラム 部又はかど)を衝撃点とするように対角落下させ
合板ドラム る。
ファイバドラム 第2回落下(残りの3個を使用)
プラスチックドラム 第1回落下で試験しなかった最も弱い部分(例えば,
ジェリカン : 口栓部,ドラムの胴体溶接部など)を衝撃点とする
鋼製ジェリカン ように落下させる。
プラスチックジェリカン
箱 : 5個(1回の落下 第1回落下 : 底面の対面落下
天然木材箱 について1個) 第2回落下 : 天面の対面落下
合板箱 第3回落下 : 側面の対面落下
再生木材箱 第4回落下 : つま面の対面落下
ファイバ板箱 第5回落下 : 任意のかどの対角落下
プラスチック箱
鋼製箱
アルミニウム箱
複合容器 5個(1回の落下 第1回落下 : 底面の対面落下
について1個) 第2回落下 : 天面の対面落下
第3回落下 : 側面の対面落下
第4回落下 : つま面の対面落下
第5回落下 : 任意のかどの対角落下
袋 : 3個(1個を3回落1個につき次の各落下を行い,残りの2個も同じこと
側面縫合の単層のもの下させる) を繰り返す。
第1回落下 : 袋の胴面の対面落下
第2回落下 : 袋の側面の対面落下
第3回落下 : 袋の端面の対面落下
袋 3個(1個を2回落1個につき次の各落下を行い,残りの2個も同じこと
下させる)
側面縫合のない単層又は を繰り返す。
多層のもの 第1回落下 : 袋の胴面の対面落下
第2回落下 : 袋の端面の対面落下
備考 一方向以上の落下試験が可能な場合,容器包装の最も破壊しやすい姿勢で落下させる。
3. 試料の準備 次の容器包装についての試料及びその内容物の温度が,−18℃に達した後に行う。
(a) プラスチックドラム
(b) プラスチックジェリカン
(c) 硬質プラスチック箱
(d) 複合容器
(e) 固体又は物品を収納するプラスチック製袋以外のプラスチック内装容器付き組合せ容器
この場合は,5.1c)1)の状態調節は必要ない。
試験用液体は,必要な場合,不凍剤を添加するなどによって液状を保たせる。
4. 落下面 落下面は,硬く平滑な水平面とする。
5. 落下高さ (1) 固体及び液体を収納する容器包装に対し,取り扱われる物質又はこれと同等の物理的性状をもつ
代替物質を充てんして試験を行う場合の落下高さは,1.2mとする。
(2) 液体を収納する容器に対し,代替物質として水を用いる場合,
(a) 取り扱われる物質の密度が1.2以下の場合は1.2mとする。
(b) 取り扱われる物質の密度が1.2を超える場合は,当該物質の密度×1.0 (m) の高さとする。

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b) 気密試験 気密試験は,表3による。
表3 気密試験方法
項目 試験方法
1. 適用範囲 表1に示す容器包装で,液体を収納するすべての容器包装は,気密試験を行う。ただし,組合せ容器
の内装容器は,この限りではない。
2. 試料の個数 試料の個数は,同一形式の容器について3個とする。
3. 試料の準備 (1) ガス抜き口栓は,ガス抜き孔のない類似の口栓に取り替えるか又はガス抜き孔を密封する。
(2) 複合容器の内容器は,試験結果に影響を及ぼさない場合は,外装容器なしで気密試験を行っても
よい。
4. 試験方法及び容器包装の気密試験は,容器包装に空気圧力をかけた状態で,5分間口栓部ごと容器を水中に浸して
適用空気圧力行う。
容器包装の保持方法は,試験の結果に影響を及ぼさないようにする。
上記以外の試験方法でもよいが,同等以上の有効性のある方法とする。
適用する空気圧力(ゲージ圧)は,20kPa以上とする。
c) 水圧試験 水圧試験は,表4による。
表4 水圧試験方法
項目 試験方法
1. 適用範囲 表1に示す容器包装のうち,液体を収納する金属容器,プラスチック容器及び複合容器は,水圧試験
を行う。ただし,組合せ容器の内装容器は,この限りではない。
2. 試料の個数 試料の個数は,同一形式の容器について3個とする。
3. 試料の準備 ガス抜き口栓は,ガス抜き孔のない類似の口栓に取り替えるか又はガス抜き孔を密封する。
4. 試験方法及び金属容器は,口栓を含め5分間試験圧力を加える。
適用圧力 プラスチック容器及び複合容器(いずれも閉鎖具を含む。)は,口栓部を含め30分間試験圧力を加え
る。
容器包装の保持方法は,試験の結果に影響を及ぼさないものとする。
試験圧力(ゲージ圧)は,次に掲げる圧力のうち,いずれかによる。
(1) 55℃における容器包装内の全ゲージ圧(充てんする物質の蒸気圧と空気又は他の不活性ガスの分
圧との和から100kPaを減じた値)に安全係数1.5を乗じた値以上の圧力。
(2) 取り扱われる物質の50℃における蒸気圧に1.75を乗じた値から100kPaを減じた値以上の圧力。
ただし,最低100kPaとする。
(3) 取り扱われる物質の55℃における蒸気圧に1.5を乗じた値から100kPaを減じた値以上の圧力。
ただし,最低100kPaとする。
d) 積重ね試験 積重ね試験は,表5による。
表5 積重ね試験方法
項目 試験方法
1. 適用範囲 表1に示す容器の袋以外のすべての容器包装は,積重ね試験を行う。
2. 試料の個数 試料の個数は,同一形式の容器について3個とする。
3. 試験方法 試料には,当該容器包装の上に積み重ねられる同形の取扱い物質の全質量に等しい荷重を,試料の
上に加える。
試料を含めた積重ね高さは,3m以上とする。
液体を取り扱う場合,試料に代替物質を用い,その物質の密度が取り扱われる液体の密度と異なる
場合には,取り扱われる液体の密度から試験荷重を算定する。
荷重の負荷時間は,24時間とする。ただし,液体を収納するプラスチックドラム,プラスチックジ
ェリカン及び複合容器(6HH2に限る。)は,40℃以上で28日間試験荷重を負荷する。
5.4 性能試験の判定基準 容器包装の性能試験の判定基準は,次による。
a) 落下試験
1) 液体を収納する容器包装は,内圧と外圧が平衡に達した後,漏れがないこと。ただし,組合せ容器

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の内装容器は,圧力が平衡になる必要はない。
2) 固体を収納する容器包装は,天面の対面落下試験を行った場合,内容物のすべてが内装容器又は内
容器(例えば,プラスチック袋)から漏れがないこと。ただし,閉鎖具の変形などで漏れ防止機能
がなくなっても不適合としない。
3) 単一容器又は複合容器若しくは組合せ容器の外装容器に,運搬などの取扱い中の安全性に影響を与
えるような損傷がないこと。
内装容器及び内容器から内容物の漏れがないこと。
4) 袋の最外層及び外装容器に,運搬などの取扱い中の安全性に影響を与えるような損傷がないこと。
5) 外装から漏れるような破損がないこと。
b) 気密試験
1) 漏れがないこと。
c) 水圧試験
1) 漏れがないこと。
d) 積重ね試験
1) 漏れがないこと。
2) 複合容器又は組合せ容器にあっては,内容器又は内装容器から漏れがないこと。
3) 積重ね試験後の複合容器又は組合せ容器は,運搬などの取扱いの安全性に悪影響を及ぼすおそれの
ある変質,又は,容器包装の強度を弱めたり,積重ねの安全性を損なうおそれのある変形がないこ
と。
4) 積重ね試験後の安全性を判定する場合(例えば,ドラム及びジェリカンの補助ガイド付きの負荷試
験)には,充てんされた2個の同種の容器包装を積重ね試験した容器の上面に積み重ね,その状態
を1時間保つこと。プラスチック容器の安定性を判断する試験は,周囲温度まで冷却したものを使
用する。
JIS K 4829 原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 長 田 英 世 九州工業大学名誉教授
田 村 昌 三 東京大学
服 部 和 良 通商産業省環境立地局保安課
西 出 徹 雄 通商産業省基礎産業局化学課
大 嶋 清 治 工業技術院標準部材料規格課
藤 森 泰 明 運輸省鉄道局技術企画課
高 橋 美佐男 警察庁生活安全局銃器対策課
西 正 典 防衛庁装備局艦船武器課
飯 田 光 明 工業技術院物質工学工業技術研究所
鶴 田 利 行 財団法人日本規格協会規格調整委員会
小 松 洋 児 日本通運株式会社
宮 澤 幸 成 日本貨物鉄道株式会社
八十川 欣 勇 社団法人日本海事検定協会
阿 部 要 社団法人日本包装技術協会
五 味 加 吉 社団法人日本猟用資材工業会
坂 上 威 日本火薬工業会
二 股 英 雄 社団法人日本煙火協会
(事務局) 磯 谷 隆 社団法人全国火薬類保安協会
児 島 寿 夫 社団法人全国火薬類保安協会

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