JIS K 5101-16-1:2004 顔料試験方法―第16部:水溶分―第1節:煮沸抽出法 | ページ 2

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K 5101-16-1 : 2004 (ISO 787-3 : 2000)
参照)に影響してはならないこと,及び必要最小量を用いることを前提とする。
室温まで急冷し,固体と液体とを全量フラスコ(4.1)に移し,水(3.1)で目盛線まで薄める。振とうし
たり逆さにしたりして完全に混合し,直ちに薄膜フィルター(4.2)でろ過する。ろ液が透明になるまでろ
液をフィルターに戻す。
煮沸の終了からろ過開始までの時間が規定されている必要がある場合は,試験報告書に記載しなければ
ならない。
ろ過が困難な懸濁液は,遠心分離する。
完全に透明なろ液又は遠心分離液の100 mlを,あらかじめ乾燥し,ひょう量した蒸発皿(4.3)にピペ
ットで採り,水浴上(4.4)で蒸発させる。蒸発皿の残さを105±2 ℃の乾燥器(4.5)で乾燥し,デシケー
ター(4.7)に入れて冷却し,1 mgの単位ではかる。最後の2回のひょう量結果が,最終ひょう量値の10 %
以上違わないようになるまで,少なくとも30分間の加熱間隔で,加熱と冷却とを繰り返す。
最後の2回のひょう量のうち低い値から,残さの量(m1)を計算し記録する。

7. 結果の表し方

7.1 計算

 水溶分(煮沸抽出法)Mws,hは,質量分率(%)で表し,次の式によって求める。
m1 5.2
Mws, h 100
m0
ここに, Mws,h : 水溶分(煮沸抽出法)(%)
m0 : 試料の質量(g)
m1 : 残さの質量(g)
2回の結果の差が低い方の値の10 %以下の場合は,その算術平均値を計算し,報告する。10 %以上の
場合は3回目の定量を行い,3回すべての結果の算術平均値を報告する。
3回目の定量結果と他の定量の平均値との差が同じく10 %以上の場合は,その旨及び個々の結果を試験
報告書に記載する。
測定結果は,小数点第1位まで表す。

7.2 再現性

 精度に関しては,現在データがないので規定しない。
参考 ISO/R787 : 1968の発行に引き続いて,再現性を改善する試みが行われた。この作業の結果,三
つの要因が特に重要であることが分かった。第1は使用する水の種類,第2は使用するフィル
ター,及び第3には試料の量であった。残念ながら,信頼できる再現性の限界を設定できるよ
うな十分な試験が行われていない。しかし,更に,作業を進めるのは適切でないと考えられる。

8. 試験報告書

 試験報告書には,少なくとも次の事項を記載する。
a) この規格の引用
b) 試験した顔料の種類及びその詳細
c) 7.の試験結果
d) 使用した試料の質量
e) 使用した水の種類
f) 湿潤剤を添加した場合,その種類及び容量
g) 使用したフィルターの種類,又は懸濁液を遠心分離したかどうかの結果
h) この規格で規定する試験手順との相違点

――――― [JIS K 5101-16-1 pdf 6] ―――――

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K 5101-16-1 : 2004 (ISO 787-3 : 2000)
i) 試験年月日

――――― [JIS K 5101-16-1 pdf 7] ―――――

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K 5101-16-1 : 2004 (ISO 787-3 : 2000)

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  • ISO 787-3:2000(IDT)

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JIS K 5101-16-1:2004の関連規格と引用規格一覧