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K 5600-5-10 : 1999 (ISO/DIS 7784-3.2 : 1997)
7.2 形状及び寸法尺度 試験板の代表的な寸法は,50mm×50mm×1mmとし,装置に容易に固定できる
ものとする。
7.3 調整及び塗装 試験板又は紙シートは,JIS K 5600-1-3の規定に従って調整する。
試験板をエタノールのような適切な溶剤によって脱脂する。
試験をする塗料又は塗膜系を,規定する方法によって塗装する。
7.4 乾燥及び養生 塗装された試験板を,それぞれ規定の条件で規定の時間,乾燥(又は焼付け)し,
もし適用できるときはエージングして試験片とする。
7.5 膜厚 JIS K 5600-1-7に規定する方法の一つによって,乾燥膜厚をマイクロメートル単位で測定する。
8. 基準パネル 研磨紙を検定するための基準パネルは,附属書Bに記載されているPMMAパネルとす
る。
9. 操作
9.1 試験条件 他に協定条件がないときは,温度23±2℃,相対湿度 (50±5) %で試験を行う。
9.2 試験のための準備
9.2.1 他に協定条件がないときは,研磨紙(及び接着テープ)を,少なくとも16時間,温度23±2℃,
相対湿度 (50±5) %の環境条件に保持する。
9.2.2 前項の環境条件に保持した研磨紙を,必要ならば同一の条件に保持した接着テープを用いて,回転
輪の外周に取り付ける。それぞれの研磨紙の長さを調節し,回転輪の外周に重なり又はすき間ができない
ように取り付ける。
備考4. 研磨紙は,約45°の角度に切り,回転輪の運動方向に対して接合線が直角にならないように
する(図2参照)。
図2 研磨紙の切断端を接合する際の推奨法
9.2.3 回転輪にかかる負荷を6.9±0.05N,又は受渡当事者間で協定する値に調整する。
9.3 繰返し精度の確認 実際の測定の前に,各試験片ごとに9.4.1に規定する操作に従って,10, 30, 50,
及び100回往復させる試行試験を行う。摩耗減量を往復回数に対してプロットすると,プロットが直線を
示すはずである。もし,そうでないときは,装置を次の一つ又は両方の方法で調整する。
a) 研磨紙をより粗いグレードに替える。
b) 試験片に加える負荷を低下させる。
調整後,望ましい効果が得られたか,否かを再確認する。
備考5. 研磨くずが付着していると,研磨紙の目を詰まらせ,結果に影響する可能性がある。このチ
ェックの目的は,研磨くずが繰返し精度に影響を与えていないことを確認するために,チェ
ックを繰り返すことである。
――――― [JIS K 5600-5-10 pdf 6] ―――――
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K 5600-5-10 : 1999 (ISO/DIS 7784-3.2 : 1997)
9.4 測定 他に協定条件がないときは,塗装した試験板を,温度23±2℃,相対湿度 (50±5) %の環境条
件に少なくとも16時間養生する。
9.4.1 摩耗減量 同一シートから切り出した研磨紙を用いて,同一荷重で,試験片及び基準パネルを,そ
れぞれを6回ずつ測定する。
基準パネルを0.1mgのけたまではかり,試験機に取り付け,規定の荷重及び研磨紙で100往復研磨する。
基準パネルの表面をリントフリー紙で清浄にし,再度0.1mgのけたまではかる。試験面が互いにオーバー
ラップしないようにして,同じ基準パネルについて,更に少なくとも5回測定する。
同様に養生した試験片に対して,9.3の規定に従って繰返し精度を確認した後,試験面が互いにオーバー
ラップしないようにして,少なくとも6回測定する。
備考6. 塗膜が付着破壊を示すか,素材面まで達する摩耗,又は多層塗装の場合は上塗塗膜が下塗塗
膜まで達する摩耗を受けるときは,これらの現象が起こらないように試験条件を変更すべき
である。
摩耗を受けるときは,これらの現象が起こらないように試験条件を変更すべきである。
次の調整方法が推奨される。
a) 試料に加える荷重を減少させる。
b) 研磨紙をより細かい粒度級に替える。
c) 試験片の塗膜厚を厚くする。
9.4.2 研磨紙の検量係数 試験に用いる研磨紙の検量係数Fは,次の式によって算出する。
F=WR/ (11.0×f)
ここに, WR : 試験に用いる研磨紙によって,基準パネルを100往復摩擦し
たときの平均摩耗減量 (mg)
11.0 : 標準研磨紙によって基準パネルを100往復摩擦したときの
平均摩耗減量 (mg)
f : 基準パネルの係数で,基準パネルに記載されているファクタ
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10. 結果の表し方
10.1 摩耗減量 100往復の摩耗試験が行われたとき(通常100DSが推奨される。),100DS摩耗に対する
減量WLは,次の式によって算出する。
WL=WS/F (mg/100DS)
ここに, WS : 試験片の100 DS当たりの平均摩耗減量 (mg)
F : 研磨紙の検量係数(9.4.2で求める。)
10.2 耐摩耗性RAは,次の式によって算出する。
RA=F×100/WS (DS/mg)
10.3 摩滅 (wearthrough) もし塗膜又は多層系の上塗塗膜が摩滅するまで試験が続けられたときは,摩滅す
るのに要した往復回数の平均値を計算する。
備考7. 塗膜の摩滅後の摩耗減量は,試験板の摩耗性によって影響を受ける。
11. 精度 試験の精度は,試験される試験片の性質に依存する。基準パネル (PMMA) については,次の
値が得られている。
繰返し精度,(r)(1人の測定者,一つの装置),±5.2 %以内
――――― [JIS K 5600-5-10 pdf 7] ―――――
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再現精度,(R)(複数の測定者,複数の装置),±11 %以内
これらの数字は,共同実験についての日本からの報告に基づく。この共同実験の情報はTC-35 (NNI) の
書記局から入手できる。
12. 試験報告 試験報告には,少なくとも次の事項を含んでいなければならない。
a) 試験された製品を確かめるのに必要なすべての詳細
b) この規格の適用
c) 附属書Aに適用されている補足情報の項目
d) )中に引用されている情報を提供する国際規格,国家規格,製品規格又は他の文書の引用
e) 適用した荷重
f) 用いられた研磨紙のグレード及びその検量係数(9.4.2で求められる。)
g) 試験片及び基準パネルの摩耗減量測定に適用された摩擦往復回数
h) 10.に示された試験結果
i) 規定試験条件からの逸脱
j) 試験年月日
――――― [JIS K 5600-5-10 pdf 8] ―――――
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K 5600-5-10 : 1999 (ISO/DIS 7784-3.2 : 1997)
附属書A(規定) 必要な補足情報
この附属書に記載する補足情報の項目は,この試験方法を実施するうえで,適切なものとして提示しなけ
ればならない。必要とされる項目は,望ましくは受渡当事者間で協定されるべきであり,試験に関連する
国際規格若しくは国家規格,又は他の文書から全体的又は部分的に引用してもよい。
a) 試験板の材料,厚さ,表面調整
b) 試験板に塗られる塗料の塗装方法,多層塗膜系の場合は,各塗装の間隔,乾燥条件
c) 塗装の間隔及び乾燥(又は焼付け)条件,及びもし適用可能ならば,試験前の養生
d) マイクロメートル単位で測定した乾燥塗膜の厚さ,JIS K 5600-1-7に従った測定方法,及び単一塗膜
系か多層塗膜系か
e) 9.1に規定された条件と異なるならば,試験中の温度及び湿度
――――― [JIS K 5600-5-10 pdf 9] ―――――
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K 5600-5-10 : 1999 (ISO/DIS 7784-3.2 : 1997)
附属書B(参考) 研磨紙の校正用に推奨する基準板
1) 材料
20℃で次の物理的性質をもつポリメチルメタクリレート (PMMA)
ユニバーサル硬度,RU251.7/0.5 : 220±5N/mm2
(ISO/TC 164/SC 3, N589E)
耐摩耗性,RA : 9.09±1.0DS/mg
密度 : 1.19g/cm3
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屈折率, n
D : 1.49
引張強度 : 760kg/cm2
弾性率 : 3×104kg/cm2
伸び率 : 4.5%
分子量 : (GPC) 100 000
2) 標準寸法及び形状
50mm×50mm×2mm,平滑な板
――――― [JIS K 5600-5-10 pdf 10] ―――――
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JIS K 5600-5-10:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/DIS 7784-3.2:1997(IDT)
JIS K 5600-5-10:1999の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 5600-5-10:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK5600-1-2:2002
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第2節:サンプリング
- JISK5600-1-3:2015
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第3節:試験用試料の検分及び調製
- JISK5600-1-4:2004
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第4節:試験用標準試験板
- JISK5600-1-7:2014
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第7節:膜厚