JIS K 6377-5:2022 コンベヤゴムベルト―エンドレスベルトの長さの測定方法

JIS K 6377-5:2022 規格概要

この規格 K6377-5は、布層のコンベヤゴムベルトのエンドレスベルトの長さを決定するための測定方法について規定。

JISK6377-5 規格全文情報

規格番号
JIS K6377-5 
規格名称
コンベヤゴムベルト―エンドレスベルトの長さの測定方法
規格名称英語訳
Conveyor belts -- Determination of the net length of an endless (spliced) conveyor belt
制定年月日
2022年1月20日
最新改正日
2022年1月20日
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対応国際規格

ISO

ISO 16851:2012(MOD)
国際規格分類

ICS

53.040.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2022-01-20 制定
ページ
JIS K 6377-5:2022 PDF [6]
                                                                                 K 6377-5 : 2022

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 測定器具・・・・[2]
  •  5 測定方法・・・・[2]
  •  5.1 エンドレスベルトの長さの測定・・・・[2]
  •  6 エンドレスベルトの長さの計算及び結果の表し方・・・・[3]
  •  7 試験報告書・・・・[3]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[4]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 6377 pdf 1] ―――――

           K 6377-5 : 2022

まえがき

  この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本ベルト工業会(JBMA)及び一般財団
法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出があり,日本
産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 6377 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
K 6377-5 : 2022

コンベヤゴムベルト−エンドレスベルトの長さの測定方法

Conveyor belts- Determination of the net length of an endless (spliced) conveyor belt

序文

  この規格は,2012年に第2版として発行されたISO 16851を基に,対応する部分(形状及び寸法)につ
いては対応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本産業規格であるが,対応国際
規格には規定されていない規定項目(用語及び定義,測定方法)を日本産業規格として追加している。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。技術的
差異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,布層のコンベヤゴムベルトのエンドレスベルトの長さを決定するための測定方法について
規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 16851:2012,Textile conveyor belts−Determination of the net length of an endless (spliced) conveyor
belt(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
を示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7512 鋼製巻尺
JIS K 6200 ゴム−用語

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS K 6200による。

――――― [JIS K 6377 pdf 3] ―――――

           2
K 6377-5 : 2022
3.1
エンドレスベルト(spliced endless belt)
長さ方向の両端末を接合した無端ベルト
3.2
内周長(internal endless-length of the belt)
エンドレスベルトの内側の長さ
3.3
中心周長(endless-length along the center line of the belt thickness)
ベルトの厚さ方向の中心線に沿うエンドレスベルトの長さ

4 測定器具

  ベルトの長さの測定には,表1に規定する測定器具を用いる。
表1−ベルトの長さの測定器具
寸法の測定項目 測定器具
エンドレスベルト JIS B 7512に規定する鋼製巻尺の1級又は
の長さ これと同等の精度をもつ測定器具

5 測定方法

5.1 エンドレスベルトの長さの測定

5.1.1 概要
エンドレスベルトの長さLは,中心周長で表し,測定方法は,A法又はB法による。
5.1.2 A法
A法は,次による。
a) エンドレスベルトを張力をかけることなく平らに広げる。
b) 図1に示すように,ベルトの平らな部分だけを使用して,測定開始点として内側表面の一方の端部に
印を付ける(点A)。
c) 次のようにベルトの平らな部分に,更に点Bの印を付ける。
1) ベルトの長さが30 m以下の場合,個々の測定値は,ベルトの長さの1/41/3とする。ただし,最後
の測定値は,1/4未満でもよい。
2) ベルトの長さが30 mを超える場合,個々の測定値は,7.5 mベルトの長さの1/3とする。ただし,
最後の測定値は,7.5 m未満でもよい。
d) 点Aから点Bまでの長さを測定し,記録する。
e) ベルトを回転させ,平らな部分だけ点Bから点Cまで,点Cから点Dまでなどと連続して最後の点
Xから測定開始点Aまで測定する。エンドレスベルトの長さLを,式(1)によって算出する。
L=AB+BC+CD+·XA (1)

――――― [JIS K 6377 pdf 4] ―――――

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K 6377-5 : 2022
図1−エンドレスベルトの長さの測定(A法)
5.1.3 B法
B法は,次による。
a) ベルトを平らな所に図2のように置き,abcd になるように印を付けてab間の長さをはかる。
b) ベルトを動かしてac及びbdの長さをはかり,エンドレスベルトの長さLを式(2)によって算出する。
L 2 abacbd (2)
ここで, ab : ベルトab間の長さ(mm)
ac : ベルトac間の長さ(mm)
bd : ベルトbd間の長さ(mm)
記号説明
1 エンドレスベルト
図2−エンドレスベルトの長さの測定(B法)

6 エンドレスベルトの長さの計算及び結果の表し方

  エンドレスベルトの長さは,5.1.2又は5.1.3によって測定された値Lとする。なお,内周長Leを求める
場合は,式(3)によって算出する。
Le=L−πt (3)
ここで, t : ベルトの厚さ(mm)

7 試験報告書

  試験報告書には,次の事項を記載する。
a) 規格番号
b) ベルトの識別情報
c) エンドレスベルトの長さ
d) 測定年月日

――――― [JIS K 6377 pdf 5] ―――――

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JIS K 6377-5:2022の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 16851:2012(MOD)

JIS K 6377-5:2022の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6377-5:2022の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB7512:2018
鋼製巻尺
JISK6200:2019
ゴム―用語