JIS K 6915-1:2006 プラスチック―フェノール樹脂成形材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎 | ページ 2

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K 6915-1 : 2006
表 1 データブロック1で使用するコード記号及びコード番号
強化材/充てん材の性質 強化材/充てん材の形状 公称含有率[質量分率(%)]
(JIS K 6899-2 による。) (JIS K 6899-2 による。) w
B ボール : ビーズ;スフィアー 05 w<7.5
C 炭素 C チップ : 切削片 10 7.5≦w<12.5
D アルミナ三水和物 D 細粉 : 粉末 15 12.5≦w<17.5
E クレー 20 17.5≦w<22.5
F 繊維 25 22.5≦w<27.5
G ガラス G 摩砕粉 30 27.5≦w<32.5
K 炭酸カルシウム 35 32.5≦w<37.5
L1 セルロース 40 37.5≦w<42.5
L2 綿 45 42.5≦w<47.5
M 鉱物 50 47.5≦w<52.5
P 雲母 55 52.5≦w<57.5
Q シリカ 60 57.5≦w<62.5
R リサイクル材 65 62.5≦w<67.5
S 合成有機物 S りん片 : フレーク 70 67.5≦w<72.5
T タルク 75 72.5≦w<77.5
W 木材 80 77.5≦w<82.5
X 指定なし X 指定なし 85 82.5≦w<87.5
Z このリスト以外 Z その他 90 87.5≦w<92.5
95 92.5≦w<97.5
備考 材料の混合物及び/又は形状は,“+”記号を使って関連コードを組み合わせ,かつ,全体を括弧でくくっ
て示す。
例えば,ガラス繊維(GF)20 % (m/m)と鉱物粉末(MD)20 % (m/m)との混合物は,(GF20+MD20)で示す。

4.3 データブロック2

 このデータブロックでは,加工方法の情報を,表2のコード記号を用いて示す。
データブロック2で規定する加工方法を示すコード記号は,注意深く選択する必要がある。ある銘柄の
材料では一つ以上の方法,例えば,圧縮成形(Q),射出成形(M)又はトランスファ成形(T)のいずれ
かで加工できる。このような銘柄は,一般加工(G)と呼ぶ。特別な加工方法の呼び方は,専用に改質さ
れた材料に対してだけ指定しておく。
表 2 データブロック2に使用するコード記号
コード記号 加工方法
G 一般加工
M 射出成形
Q 圧縮成形
T トランスファ成形
X 指定なし
Z その他

――――― [JIS K 6915-1 pdf 6] ―――――

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K 6915-1 : 2006

4.4 データブロック3

4.4.1  一般 このデータブロックでは,項目1に固有性質(4.4.2参照)をコード記号で表し,項目2及
び項目3に指定性質(4.4.3及び4.4.4参照)を表す。項目2及び項目3は,それぞれ斜線で始める。製造業者
は,指定性質の値が範囲の境界上にあるか,又はそれに近い場合,その材料がどちらの範囲に入るかを決
める。その後,その材料の試験値がその範囲から外れても,製造許容範囲にある場合は,その呼び方を変
える必要はない。情報を,項目2及び/又は項目3にだけ示す必要があるときは,“X”(指定なし)が,
項目1及び/又は項目2それぞれに必要となる。
4.4.2 固有性質 表3に従い,コード記号を使用して固有性質を示す。
表 3 データブロック3に使用するコード記号
コード記号 性質 コード記号 性質
A アンモニアフリー R リサイクル材を含む
E 電気的性質 T 耐熱性
FR 耐燃性 X 指定なし
M 機械的性質 Z その他
N 衛生性(食品接触)
4.4.3 指定性質 第1−衝撃強さ 衝撃強さは,JIS K 7111による試験結果によって示す。
4.4.4 指定性質 第2−耐熱性 耐熱性は,JIS K 7191-2による試験結果によって示す。

4.5 データブロック4

 関連する国際,国内又は企業規格の情報提供に使用する。
4.6 データブロック5 このデータブロックに追加要求事項を記載することによって,特定供給者と特定
購買者との間での固有の合意が可能となる。

5. 呼び方の例

5.1 一般

 4.で規定する呼び方のシステムを用いると,一般的な形式は,次のように表示する。
種類ブロック
小区分の記号
データブロック1 フェノール樹脂
充てん材/強化材/性質/形状/含有率
データブロック2 加工方法
データブロック3 固有性質及び/又は指定性質
データブロック4 付加情報
データブロック5 追加要求事項(記載任意)

――――― [JIS K 6915-1 pdf 7] ―――――

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5.2 例(参考)

    例1. 圧縮成形用(Q)で,木粉(WD:30 %) と鉱物粉末(MD:20 %)とを充てん材とし,表3の指
定なしのフェノール樹脂(PF)成形材料は,次のように表示する。
呼び方
識別項目ブロック
種類 個別項目ブロック
ブロック データ データ データ
小区分の記号
ブロック ブロック ブロック
ブロック
1 2 3
一般用 PM-GG-1 PF (WD30+MD20), Q, X
小区分の記号
PF : フェノール樹脂
WD30 : 木粉 27.532.5 %(m/m)
MD20 : 鉱物粉末 17.522.5 %(m/m)
Q : 加工方法 : 圧縮成形
X : 指定なし
ラベル表示の略号 : PF(WD30+MD20)又はPF一般用 PM-GG-1
例2. 射出成形用(M)で,木粉(WD:20 %),ガラス球(GB:20 %)を充てん材とし,リサイクル
材(R)を含有するフェノール樹脂(PF)成形材料は,次のように表示する。
呼び方
識別項目ブロック
種類 個別項目ブロック
ブロック 小区分の記号 データ データ データ
ブロック ブロック ブロック ブロック
1 2 3
○○用 PM-XX-X PF (WD20+GB20), M, R
小区分の記号
PF : フェノール樹脂
WD20 : 木粉 17.522.5 %(m/m)
GB20 : ガラス球 17.522.5 %(m/m)
M : 加工方法 : 射出成形
R : リサイクル材料含有
ラベル表示の略号 : PF(WD20+GB20)又は PF○○用 PM-XX-X

――――― [JIS K 6915-1 pdf 8] ―――――

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K 6915-1 : 2006
例3. 表2の加工方法の指定がなく,鉱物繊維(MF:40 %)を充てん材とする,耐燃性のフェノール
樹脂(PF)成形材料は,次のように表示する。
呼び方
識別項目ブロック
個別項目ブロック
種類 小区分の記号 データ データ データ
ブロック ブロック ブロック ブロック ブロック
1 2 3
○○用 PM-XX-X -PF MF40, X, FR
小区分の記号
PF : フェノール樹脂
MF40 : 鉱物繊維 37.542.5 %(m/m)
X : 加工方法 : 指定なし
FR : 耐燃性
ラベル表示の略号 : PF MF40又は PF○○用 PM-XX-X

――――― [JIS K 6915-1 pdf 9] ―――――

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K6
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附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
15-
1 : 20
ISO 14526-1 : 1999,Plastics−Phenolic powder moulding compounds (PF-PMCs)
JIS K 6915-1 : 2006 プラスチック−フェノール樹脂成形材料−第1部 : 呼び方のシステ
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ム及び仕様表記の基礎 −Part 1:Designation system and basis for specifications
(I) ISの規定 (II) 国際 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) ISと国際規格との技術的差異
規格番号 の項目ごとの評価及びその内容 及び今後の対策
表示箇所 : 本体
表示方法 : 側線及び点線の下線
項目 内容 項目 内容 項目ごとの 技術的差異の内容
番号 番号 評価
1. 適用 フェノール樹脂成形材料 ISO 1 JISとほぼ同じ。 MOD/変更 粒状及びPF-PMCsを 本体中での略号であり,技術的な差異
範囲 の呼び方のためのデータ 14526-1 一般的な名称にし はない。
ブロックについて規定。 た。
2. 引用 JIS K 6899-1ほか,合計7 2 JISと同じ。 IDT
規格 規格
JIS K 6899-2 ISO 1043-2:1999 MOD/変更 JIS では,ISO 技術的差異はない。
1043-2:2000に一致す
るJIS K 6899-2を引
用した。
3. 定義 用語の定義を規定。 3 JISと同じ。 IDT − −
3.2 PF-PMC(PF-PMC) MOD//変更 -PMC(PF-PMC) を一 本体中での略号であり,技術的な差異
般的な名称にした はない。
4. 呼び 個別項目ブロックを15 4 JISとほぼ同じ。 MOD/追加 識別項目ブロックに 記号表示は国内で求められいる。
方のシス に分類。 小区分の記号を追 理解しやすい略号表現である。
テム 加。
5. 呼び 呼び方の例を規定。 5 JISとほぼ同じ。 MOD/追加 参考として,分かり −
方の例 やすくして表記した
例を追加。

――――― [JIS K 6915-1 pdf 10] ―――――

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