JIS K 6916-1:2006 プラスチック―ユリア樹脂成形材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎 | ページ 2

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K 6916-1 : 2006
表 1 データブロック1で使用するコード記号及びコード番号
強化材/充てん材の性質 強化材/充てん材の形状 公称含有率[質量分率(%)]
(JIS K 6899-2 による。) (JIS K 6899-2 による。) w
B ボール;ビーズ;スフィアー 05 1.5≦w<7.5
C 炭素 C チップ;切削片 10 7.5≦w<12.5
D アルミナ三水和物 D 細粉;粉末 15 12.5≦w<17.5
E クレー 20 17.5≦w<22.5
F 繊維 25 22.5≦w<27.5
G ガラス G 摩砕粉 30 27.5≦w<32.5
K 炭酸カルシウム 35 32.5≦w<37.5
L1 セルロース 40 37.5≦w<42.5
L2 綿 45 42.5≦w<47.5
M 鉱物 50 47.5≦w<52.5
P 雲母 55 52.5≦w<57.5
Q シリカ 60 57.5≦w<62.5
R リサイクル材 65 62.5≦w<67.5
S 合成有機物 S りん片;フレーク 70 67.5≦w<72.5
T タルク 75 72.5≦w<77.5
W 木材 80 77.5≦w<82.5
X 指定しない X 指定なし 85 82.5≦w<87.5
Z このリスト以外 Z その他 90 87.5≦w<92.5
95 92.5≦w<97.5
備考 材料の混合物及び/又は形状は,“+”記号を使って関連コードを組み合わせ,かつ,全体を括弧でくくって
示す。例えば,ガラス繊維(GF)20 % (m/m)と鉱物粉末(MD)20 % (m/m)との混合物は,(GF 20+MD 20)
で示す。

4.3 データブロック2

 このデータブロックでは,加工方法の情報を表2のコード記号を用いて示す。
データブロック2で規定した加工方法を示すコード記号は,加工方法によって選択する必要がある。あ
る銘柄の材料では一つ以上の方法,例えば圧縮成形(Q)又は射出成形(M)のいずれかで加工できる。
このような銘柄は,一般加工(G)と呼ぶ。特別な加工方法の呼び方は,専用に改質された材料に対して
だけ指定しておく。
表 2 データブロックに使用するコード記号
コード記号 加工方法
G 一般加工
M 射出成形
Q 圧縮成形
T トランスファ成形
X 指定なし
Z その他

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4.4 データブロック 3
4.4.1 一般 このデータブロックでは,項目1に固有性質(4.4.2参照)をコード記号で表し,項目2及び項
目3に指定性質(4.4.3及び4.4.4参照)を表す。項目2及び項目3は,それぞれ斜線で始める。製造業者は,
指定性質の値が範囲の境界上にあるか,又はそれに近い場合その材料がどちらの範囲に入るかを決める。
その後,その材料の試験値がその範囲から外れても,製造許容範囲にある場合は,その呼び方を変える必
要はない。情報を,項目2及び/又は項目3にだけ示す必要があるときは,“X”(指定なし)が,項目1
及び/又は項目2それぞれに必要となる。
4.4.2 固有性質 表3に従い,コード記号を使用して固有性質を示す。
表 3 データブロック3に使用するコード記号
コード記号 性質 コード記号 性質
E 電気的性質 R リサイクル材を含む
FR 耐燃性 T 耐熱性
M 機械的性質 X 指定なし
N 衛生性(食品接触) Z その他
4.4.3 指定性質 第1−衝撃強さ 衝撃強さは,JIS K 7111による試験結果によって示す。
4.4.4 指定性質 第2−耐熱性 耐熱性は,JIS K 7191-2による試験結果によって示す。

4.5 データブロック4

 関連する国際,国内又は企業規格の情報提供に使用する。
4.6 データブロック5 このデータブロックに追加要求事項を記載することによって,特定供給者と
特定購買者との間での固有の合意が可能となる。

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5. 呼び方の例

5.1 一般

 4.で規定した呼び方のシステムを用いると,一般的な形式は次のように表示する。

種類ブロック
区分の記号
データブロック1 ユリア樹脂
充てん材/強化材/性質/形状/含有率
データブロック2 加工方法
データブロック3 固有性質及び/又は指定性質
データブロック4 付加情報(記載任意)
データブロック5 追加要求事項(記載任意)

――――― [JIS K 6916-1 pdf 8] ―――――

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5.2 例(参考)

    例 射出成形用(M)で,セルロース(L1D:20 %) と鉱物粉(MD:20 %)とを充てん材として固有性
質及び/又は表3の指定なしの,ユリア樹脂(UF)成形材料は,次のように表示する。
呼び方
識別項目ブロック
個別項目ブロック
種 類 データ データ データ
記号
ブロック ブロック ブロック ブロック
ブロック
1 2 3
一般用 UM-G-1 UF (LID 20+MD M , X
区分の記号 20),
UF : ユリア樹脂
L1D20 : セルロース17.522.5 % (m/m)
MD20 : 鉱物粉末 17.522.5 % (m/m)
M : 加工方法 : 射出成形
X : 指定なし
ラベル表示の略号 : UF(L1D 20+MD 20)又はUF一般用UM-G-1

――――― [JIS K 6916-1 pdf 9] ―――――

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附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
16-
1 : 20
ISO 14527-1 : 1999,Plastics−Urea-formaldehyde and urea/melamine-formaldehyde powder
JIS K 6916-1 : 2006 プラスチック−ユリア樹脂成形材料−第1部 : 呼び方の
06
システム及び仕様表記の基礎 moulding compounds(UF-and UF/MF-PMCs)−Part1:Designation system and basis for
specifications
(I) ISの規定 (II) 国 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差
(IV) ISと国際規格との技術的差異の項目ごとの評価
際規格 及びその内容 異の理由及び今後の対策
番号 表示箇所 : 本体
表示方法 : 側線及び点線の下線
項目 内容 項目 内容 項目ごとの 技術的差異の内容
番号 番号 評価
1. 適用範囲 ユリア樹脂成 ISO 1 JISとほぼ同じ。 MOD/変更 粒状,UF-PMC及びUF/MF-PMCを一 本体中での略号であり,技術
形材料の呼び 14527-1 般的な名称にした。 的な影響はなし。
方のためのデ
ータブロック
について規定。
2. 引用規格 JIS K 6899-1 2 JISと同じ。 IDT
ほか,合計7規

JIS K 6899-2 ISO 1043-2:1999 MOD/変更 技術的差異はない。
JISでは,ISO 1043-2:2000に一致する
JIS K 6899-2を引用した。
3. 定義 用語の定義を 3 JISと同じ。 IDT − −
規定。
3.2 UF-PMC MOD//変更 一般的な名称であるUFとした。 本体中での略号であり,技術
3.3 UF/MF-PMC 的影響はなし。
4. 呼び方の 個別項目ブロ 4 JISとほぼ同じ。 MOD/追加 識別項目ブロックに区分の記号を追記号表示は,国内で求められ
システム ックを15に 加。 ている。理解しやすい略号表
分類。 現である。
5. 呼び方の 呼び方の例を 5 JISとほぼ同じ。 MOD/追加 参考として,分かりやすくして表記し −
例 規定。 た例を追加。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : MOD

――――― [JIS K 6916-1 pdf 10] ―――――

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JIS K 6914:1995の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6916-1:2006の関連規格と引用規格一覧