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JIS K 6953-1:2011 規格概要
この規格 K6953-1は、有機物から成るプラスチックの好気的究極生分解度を,制御されたコンポスト状態で発生する二酸化炭素の量及び試験終了時の崩壊度の程度を測定することによって求める方法について規定。
JISK6953-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K6953-1
- 規格名称
- プラスチック―制御されたコンポスト条件下の好気的究極生分解度の求め方―発生二酸化炭素量の測定による方法―第1部 : 一般的方法
- 規格名称英語訳
- Determination of the ultimate aerobic biodegradability of plastic materials under controlled composting conditions -- Method by analysis of evolved carbon dioxide -- Part 1:General method
- 制定年月日
- 2011年3月22日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 14855-1:2005(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 83.080.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- プラスチック I(試験) 2021, プラスチック II(材料) 2021
- 改訂:履歴
- 2011-03-22 制定日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS K 6953-1:2011 PDF [22]
K 6953-1 : 2011
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 試験の概要・・・・[3]
- 5 試験環境・・・・[4]
- 6 試薬及び材料・・・・[4]
- 7 測定装置・・・・[4]
- 8 操作・・・・[5]
- 8.1 植種源の準備・・・・[5]
- 8.2 試験材料及び対照材料の準備・・・・[6]
- 8.3 試験の準備・・・・[6]
- 8.4 試験期間・・・・[7]
- 8.5 試験の終了・・・・[8]
- 8.6 バーミキュライトの使用・・・・[8]
- 8.7 バーミキュライト使用時の回収手順及び炭素収支・・・・[9]
- 9 計算及び結果の表示・・・・[9]
- 9.1 理論上の二酸化炭素量の計算・・・・[9]
- 9.2 生分解度百分率の計算・・・・[9]
- 9.3 質量減少の計算・・・・[10]
- 9.4 結果の表示・・・・[10]
- 10 結果の正当性・・・・[10]
- 11 試験報告書・・・・[10]
- 附属書A(参考)試験方法の原理・・・・[12]
- 附属書B(参考)二酸化炭素の放出及び生分解度曲線の例・・・・[13]
- 附属書C(参考)質量減少(量)の測定例・・・・[14]
- 附属書D(参考)ラウンドロビン試験・・・・[16]
- 附属書E(参考)試験報告書の例・・・・[17]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[20]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 6953-1 pdf 1] ―――――
K 6953-1 : 2011
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本バイオプラスチック協会(JBPA),日本
プラスチック工業連盟(JPIF)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業
規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業
規格である。
これによってJIS K 6953:2000は廃止され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS K 6953の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 6953-1 第1部 : 一般的方法
JIS K 6953-2 第2部 : 実験室規模における発生二酸化炭素の質量測定方法
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日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 6953-1 : 2011
プラスチック−制御されたコンポスト条件下の好気的究極生分解度の求め方−発生二酸化炭素量の測定による方法−第1部 : 一般的方法
Determination of the ultimate aerobic biodegradability ofplastic materials under controlled composting conditions-Method by analysis of evolved carbon dioxide-Part 1: General method
序文
この規格は,2005年に第1版として発行されたISO 14855-1を基に,技術的内容を変更して作成した日
本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,有機物から成るプラスチックの好気的究極生分解度を,制御されたコンポスト状態で発生
する二酸化炭素の量及び試験終了時の崩壊度の程度を測定することによって求める方法について規定する。
注記1 この方法は,混合都市固形廃棄物の有機部分の典型的な好気的コンポスト化条件に似せて設
定されている。試験材料は,コンポストから得られる植種源に暴露する。コンポスト化は,
温度,通気及び湿度を厳密に監視,制御した環境下で行う。試験方法は,発生二酸化炭素量
に対する試験材料の炭素変換百分率及び変換速度を与えるように意図している。
注記2 8.6及び8.7は,完熟コンポストの代わりに,完熟コンポストから得られた高温/好熱微生物
を接種した無機物床(バーミキュライト床)を用いる異なる方法を定めている。この異なる
方法は,二酸化炭素へ変換された試験物質中の炭素百分率及び変換速度を与えるように意図
されている。
注記3 この規格に使用された条件は,最大の生分解度が生じる最適条件に,常に対応しているとは
限らない。
注記4 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 14855-1:2005,Determination of the ultimate aerobic biodegradability of plastic materials under
controlled composting conditions−Method by analysis of evolved carbon dioxide−Part 1:
General method(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
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2
K 6953-1 : 2011
ことを示す。
警告 下水汚水,活性汚泥,土壌及びコンポストは,潜在的に病原性生物を含む可能性がある。した
がって,取扱いに際し,適切な予防措置を講じる必要がある。有毒な及び性質の未知な試験物
質を扱う場合は,注意深く取り扱わなければならない。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0102 工場排水試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 5663:1984,Water quality−Determination of Kjeldahl nitrogen−Method after
mineralization with selenium及びISO 8245:1999,Water quality−Guidelines for the determination
of total organic carbon (TOC) nd dissolved organic carbon (DOC)(全体評価 : MOD)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
好気的究極生分解(ultimate aerobic biodegradation)
微生物による酸素の存在下での有機物の二酸化炭素,水及び存在する他の元素の無機塩(無機質化)並
びに新しいバイオマスへの分解。
3.2
コンポスト化(composting)
コンポストを製造する好気的過程。
注記 コンポストは,有機土壌調節剤であり,主として,種々の植物残さ(渣),ときには,他の有機
物質から成る混合物の生分解によって得られ,限られた無機物質を含有する。
3.3
崩壊(disintegration)
物質の大変小さい破片への物理的な分解。
3.4
全乾燥固形物(total dry solids)
試験材料又はコンポストの既知量をとり,105 ℃で乾燥して一定質量(恒量)になったときの固形物。
3.5
揮発性固形物(volatile solids)
既知量の試験材料又はコンポストを約550 ℃で燃焼した後の残さ(渣)を,同じ試料の全乾燥固形物か
ら差し引いて得られる固形物。
注記 揮発性固形物含量は,有機物の量の尺度である。
3.6
理論的発生二酸化炭素,ThCO2(theoretical amount of evolved carbon dioxide)
化学物質が,完全に酸化されるときに発生した二酸化炭素の最大理論量。
3.7
誘導期(lag phase)
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K 6953-1 : 2011
試験の開始から,分解微生物のじゅん(馴)化及び選択が始まり,化学物質の生分解度が,生分解度の
最大レベルの約10 %に達するまでの期間(日数)。
3.8
生分解の最大レベル(maximum level of biodegradation)
化学物質が試験中に到達する,これ以上生分解は起こらないという最大の生分解度(百分率)。
3.9
生分解期(biodegradation phase)
試験の誘導期終了時から生分解の最大レベルの約90 %に到達するまでの期間(日数)。
3.10
定常期(plateau phase)
生分解期の最後(生分解の最大レベルの約90 %)から試験終了までの期間(日数)。
3.11
活性バーミキュライト(activated vermiculite)
初期成長期中に活性な微生物群が定着したバーミキュライト。
4 試験の概要
この試験方法は,好気的コンポスト化を模擬する条件下で,試験材料の究極的生分解度及び崩壊度を求
めるためのものである。植種源は,可能なら都市ごみの固形廃棄物の有機成分のコンポスト化から得られ
る,安定化し,完熟したコンポストを用いる。
試験材料は,植種源と混合し,静置コンポスト化容器に入れて,最適の酸素,温度及び湿度条件下で6
か月を超えない試験期間でコンポスト化する。
試験材料を好気的に生分解したときは,二酸化炭素,水,無機塩及び新しい微生物細胞成分(バイオマ
ス)が最終的な生産物である。試験容器及び空試験容器で発生した二酸化炭素を,一定時間間隔で継続的
に監視又は測定し,これを累積して二酸化炭素発生量を決定する。生分解度百分率は,試験材料から発生
した二酸化炭素と,試験材料の測定された全有機炭素量(TOC)から計算される理論的発生二酸化炭素と
の比として得られる。この生分解度は,新しく細胞バイオマスに変換されて,試験の過程で二酸化炭素に
代謝されなかった炭素は含んでいない。
併せて,試料片の崩壊の程度を試験の最後に測定する。試料の質量減少を測定してもよい。
活性バーミキュライトは,次の場合,完熟コンポストの代わりに用いてもよい。
a) 生分解度の測定が,試験材料によって引き起こされるプライミング効果の影響を受けるとき。
b) バイオマス測定と残存試験材料との補正による最終の炭素収支計算を行うとき。
バーミキュライト床は無機物であり,本質的にプライミング効果を減少させる。そして,この方法の信
頼性を向上させる。バーミキュライトを用いる更なる利点は,微生物の活動が低レベルで,ブランクコン
ポスト化容器から発生した二酸化炭素量がごくわずか(ほとんどゼロ)であり,低レベルの生分解性活性
を正確に測定できることである。
活性バーミキュライトを用いて得られた無機化速度は,最終生分解レベル及び生分解速度両方において,
完熟コンポストによって得られるものと同一又は非常に類似している。
注記 プライミング効果は,呼び水効果ともいわれる。プライミング効果で,生分解度が見掛け上
100 %を超えることがある。
――――― [JIS K 6953-1 pdf 5] ―――――
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JIS K 6953-1:2011の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 14855-1:2005(MOD)
JIS K 6953-1:2011の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.080 : プラスチック > 83.080.01 : プラスチック一般
JIS K 6953-1:2011の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
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- 工場排水試験方法