JIS K 7126-1:2006 プラスチック―フィルム及びシート―ガス透過度試験方法―第1部:差圧法

JIS K 7126-1:2006 規格概要

この規格 K7126-1は、フィルム,シート,ラミネート,共押出品及びフレキシブルプラスチックコーティングされた材料の差圧法によるガス透過度試験方法について規定。

JISK7126-1 規格全文情報

規格番号
JIS K7126-1 
規格名称
プラスチック―フィルム及びシート―ガス透過度試験方法―第1部 : 差圧法
規格名称英語訳
Plastics -- Film and sheeting -- Determination of gas-transmission rate -- Part 1:Differential-pressure method
制定年月日
2006年8月20日
最新改正日
2015年10月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 15105-1:2002(MOD)
国際規格分類

ICS

83.140.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
プラスチック I(試験) 2021, プラスチック II(材料) 2021
改訂:履歴
2006-08-20 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS K 7126-1:2006 PDF [14]
                                                                                 K 7126-1 : 2006

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本プラスチック工業連盟 (JPIF)/財団法人
日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標
準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 15105-1 : 2002,Plastics−Film and
sheeting−Determination of gas-transmission rate−Part 1 : Differential-pressure methodを基礎として用いた。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS K 7126-1には,次に示す附属書がある。
附属書1(規定) 圧力センサ法によるガス透過度試験方法
附属書2(規定) ガスクロマトグラフ法によるガス透過度試験方法
附属書3(参考) JISと対応する国際規格との対比表
JIS K 7126の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 7126-1 第1部 : 差圧法
JIS K 7126-2 第2部 : 等圧法

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 7126-1 pdf 1] ―――――

K 7126-1 : 2006

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 原理・・・・[2]
  •  5. 試験片・・・・[2]
  •  6. 試験方法,装置,操作及び計算・・・・[2]
  •  7. 試験結果・・・・[2]
  •  8. 精度・・・・[2]
  •  9. 試験報告・・・・[2]
  •  附属書1(規定)圧力センサ法によるガス透過度試験方法・・・・[3]
  •  附属書2(規定)ガスクロマトグラフ法によるガス透過度試験方法・・・・[7]
  •  附属書3(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[11]

――――― [JIS K 7126-1 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 7126-1 : 2006

プラスチック−フィルム及びシート−ガス透過度試験方法−第1部 : 差圧法

Plastics-Film and sheeting-Determination of gas-transmission rate- Part 1 : Differential-pressure method

序文

 この規格は,2002年に第1版として発行されたISO 15105-1,Plastics−Film and sheeting−
Determination of gas-transmission rate−Part 1 : Differential-pressure methodを翻訳し,技術的内容を変更して
作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書3(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,フィルム,シート,ラミネート,共押出品及びフレキシブルプラスチックコ
ーティングされた材料の差圧法によるガス透過度試験方法について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 15105-1 : 2002,Plastics−Film and sheeting−Determination of gas-transmission rate−Part 1 :
Differential-pressure method (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。この引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 7130 プラスチック−フィルム及びシート−厚さ測定方法
備考 ISO 4593 : 1993,Plastics−Film and sheeting−Determination of thickness by mechanical scanning
からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1 ガス透過度 GTR (gas transmission rate) プラスチック材料を透過するガスの,単位面積,単位時間
及び材料両面間の単位分圧差当たりの体積。
参考 使用するガスが酸素であるとき,得られる値は,酸素ガス透過度 (O2GTR) である。
3.2 ガス透過係数(ガス透過率) P (gas permeability coefficient of gas permeability) プラスチック材料を
透過するガスの単位厚さ,単位面積,単位時間及び材料両面間の単位分圧差当たりの体積。
参考1. Pの理論的な値は,附属書1の5. b) の式 (3),及び附属書2の5. b),式 (3) で表される。
2. Pは,高分子材料の物理特性であるが,フィルム製造条件が異なることによって,高分子の
配向及び結晶構造に影響を及ぼし,これが透過特性に影響を及ぼすことがある。

――――― [JIS K 7126-1 pdf 3] ―――――

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K 7126-1 : 2006

4. 原理

 試験片を,ガス透過セル(附属書1図1及び附属書2図1参照)の二つのチャンバ間に密封シ
ールするような状態で装着する。低圧チャンバを真空排気し,試験ガスを高圧チャンバに導入すると,ガ
スが試験片を通過し,低圧チャンバ内に透過していく。試験片を通過する試験ガスの透過は,低圧側の圧
力上昇又はガス量の増加で示す。

5. 試験片

5.1   試験片は,材料を代表するものであって,しわ,折れ目及びピンホールがなく,かつ,厚さが均一
なものでなければならない。試験片の大きさは,測定に使用するセルのガス透過部分よりも大きく,かつ,
密封して装着できるものでなければならない。
5.2 試験片の数は,3個とする。他の規定又は受渡当事者間の協定による場合は,この限りではない。
5.3 試験ガスの入り側の面に印を付ける。
参考 原理的に,試験は,実際の使用状況を反映したものでなければならない。例えば,透過するガ
スが包装の内側から外側に流れる場合は,そのように試験を行い,逆の場合は逆になるように
する。
5.4 試験片の厚さは,JIS K 7130の規定に従って測定部分全体にわたって少なくとも5か所について1 μm
の精度で測定し,最大値,最小値及び平均値を記録する。

6. 試験方法,装置,操作及び計算

 試験片を透過するガス量の測定は,附属書1(圧力センサ法)又は
附属書2(ガスクロマトグラフ法)による。附属書に,装置,操作及び計算方法を規定する。附属書2の
方法は,混合ガスの透過性の試験に最適である。

7. 試験結果

 試験結果は,すべての試験片の結果を平均し,有効数字3けたに丸める。

8. 精度

 この試験方法の精度は,試験室間のデータがないので不明である。精度は,そのデータが得ら
れた時点で,次の改正版に追加する。

9. 試験報告

 試験報告には,次の事項を含む。
a) この規格番号 (JIS K 7126-1)
b) 測定方法の種類(附属書1の方法又は附属書2の方法)
c) 下部チャンバに用いる圧力センサの種類
d) 試験装置を特定するために必要なすべての事項(製造業者名など)
e) 試験片を特定するために必要な詳細事項
f) 試験片の作製方法
g) 試験片の,試験ガスの入り側の面(判別できる情報を記載する。)
h) 試験ガスの圧力,組成及び純度
i) 各試験片の平均厚さ,最小厚さ及び最大厚さ
j) 試験した試験片の数
k) 試験片の状態調節の内容
l) 試験室の温度及び湿度
m) 試験結果
n) 試験日時

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K 7126-1 : 2006
附属書1(規定)圧力センサ法によるガス透過度試験方法
1. 概要 この方法は,試験片によって隔てられた一方(低圧側)を真空に保ち,もう一方(高圧側)に
試験ガスを導入し,低圧側の圧力の増加を測定することによってガス透過度を測定する方法である。
2. 試験装置 附属書1図1に,代表的な装置の構成例を示す。
装置は,試験片にガスを透過させるためのガス透過セル,透過したガスによる圧力変化を検知する圧力
センサ,透過セルに試験ガスを供給するためのガス供給器,セル容量可変器,真空ポンプなどから構成さ
れる。
2.1 透過セル 透過セルは,上部チャンバ(高圧側)と下部チャンバ(低圧側)とから構成される。上
部チャンバは,試験ガスの導入口をもち,下部チャンバは,圧力センサに接続されている。透過セルは,
試験片を取り付けたとき透過面積が一定になるものでなければならない。また,試験片の装着面は,ガス
漏れが起こらないように,滑らかで,かつ,平らでなければならない。透過面は,直径10150 mmとす
る。
2.2 圧力センサ 圧力センサは,低圧側の圧力変化を5 Pa以下の精度で測定できるものとする。圧力検
出は,隔膜型電子センサ,その他の適切なセンサとする。
2.3 試験ガス供給器 試験ガス供給器は,試験ガスをためておくタンクで,これから高圧側のセルにガ
スを供給する。タンク内の圧力を測定するために,100 Pa以下の精度の圧力計をもち,透過によって高圧
側の圧力が低下するのを防止できる体積が必要である。
2.4 セル容量可変器 透過度の測定範囲を広げるために,増量タンク,セルアダプタなどのセル容量可
変器を使用し,低圧側の容量を調節してもよい。
2.5 試験ガス 試験ガスは,99.5 %(体積)以上の純度をもつ乾燥単体ガスとする。それ以外の純度の
ガスを使用する場合は,受渡当事者間の協定による。
2.6 真空ポンプ 下部チャンバ内を10 Pa以下の圧力に排気できる真空ポンプを用いる。

――――― [JIS K 7126-1 pdf 5] ―――――

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