JIS K 7191-1:2015 プラスチック―荷重たわみ温度の求め方―第1部:通則

JIS K 7191-1:2015 規格概要

この規格 K7191-1は、3点曲げ応力下でのプラスチックの荷重たわみ温度の求め方の通則について規定。

JISK7191-1 規格全文情報

規格番号
JIS K7191-1 
規格名称
プラスチック―荷重たわみ温度の求め方―第1部 : 通則
規格名称英語訳
Plastics -- Determination of temperature of deflection under load -- Part 1:General test method
制定年月日
1996年3月1日
最新改正日
2015年11月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 75-1:2013(IDT)
国際規格分類

ICS

83.080.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
プラスチック I(試験) 2021, プラスチック II(材料) 2021
改訂:履歴
1996-03-01 制定日, 2001-10-20 確認日, 2007-07-20 改正日, 2012-10-22 確認日, 2015-11-20 改正
ページ
JIS K 7191-1:2015 PDF [11]
                                                                   K 7191-1 : 2015 (ISO 75-1 : 2013)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 原理・・・・[3]
  •  5 装置・・・・[3]
  •  6 試験片・・・・[6]
  •  6.1 一般・・・・[6]
  •  6.2 形状及び寸法・・・・[6]
  •  6.3 試験片の検査・・・・[6]
  •  6.4 試験片の数・・・・[6]
  •  7 状態調節・・・・[6]
  •  8 手順・・・・[7]
  •  8.1 荷重の計算・・・・[7]
  •  8.2 加熱槽の試験開始温度・・・・[7]
  •  8.3 測定・・・・[7]
  •  9 試験結果の表し方・・・・[8]
  •  10 精度・・・・[8]
  •  11 試験報告書・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 7191-1 pdf 1] ―――――

K 7191-1 : 2015 (ISO 75-1 : 2013)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本プラスチック
工業連盟(JPIF)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改
正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。これによって,JIS K 7191-1:2007は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS K 7191の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 7191-1 第1部 : 通則
JIS K 7191-2 第2部 : プラスチック及びエボナイト
JIS K 7191-3 第3部 : 高強度熱硬化性樹脂積層材及び長繊維強化プラスチック

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 7191-1 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 7191-1 : 2015
(ISO 75-1 : 2013)

プラスチック−荷重たわみ温度の求め方−第1部 : 通則

Plastics-Determination of temperature of deflection under load- Part 1: General test method

序文

  この規格は,2013年に第3版として発行されたISO 75-1を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
この改正では,エッジワイズの置き方は削除した。また,加熱方法として,流動床と空気槽とを追加し
た。

1 適用範囲

  この規格は,3点曲げ応力下でのプラスチックの荷重たわみ温度の求め方の通則について規定する。こ
の規格は,様々な材料に適用できるように,試験片の種類及び荷重を規定している。
なお,JIS K 7191-2は,プラスチック(充系プラスチック及び加工前の繊維長が7.5 mmまでの繊維で
強化した繊維強化プラスチックを含む。)及びエボナイトに関する試験方法,並びにJIS K 7191-3は,高
強度熱硬化性樹脂積層材及び繊維長が7.5 mmを超える長繊維強化プラスチックの試験方法について規定
している。
これらの試験方法は,試験片に荷重をかけた状態で規定の速度で昇温したときの各種材料の相対的な挙
動を評価するのに適している。材料を実際に用いるときの負荷時間,荷重条件(曲げ応力),表面の呼び応
力などの重要な因子が,この規格の試験条件とは異なるので,得られた結果は,必ずしも使用可能な最高
温度を示すものではない。室温での同等な曲げ弾性率をもつ材料についてだけ,データの比較が可能であ
る。
これらの試験方法は,推奨する試験片寸法について規定している。
これらの試験方法を用いて得られたデータを,最終製品の性能予測に用いてはならない。また,得られ
たデータは,設計解析又は高温での材料の耐久性予測に用いてはならない。
これらの試験方法は,通常,HDT(heat deflection temperature又はheat distortion temperature)試験として
知られているが,この名称を用いている公式な文書はない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 75-1:2013,Plastics−Determination of temperature of deflection under load−Part 1: General test
method(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

――――― [JIS K 7191-1 pdf 3] ―――――

2
K 7191-1 : 2015 (ISO 75-1 : 2013)

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 7191-2 プラスチック−荷重たわみ温度の求め方−第2部 : プラスチック及びエボナイト
注記 対応国際規格 : ISO 75-2,Plastics−Determination of temperature of deflection under load−Part 2:
Plastics and ebonite(IDT)
JIS K 7191-3 プラスチック−荷重たわみ温度の求め方−第3部 : 高強度熱硬化性樹脂積層材及び長
繊維強化プラスチック
注記 対応国際規格 : ISO 75-3,Plastics−Determination of temperature of deflection under load−Part 3:
High-strength thermosetting laminates and long-fibre-reinforced plastics(IDT)
ISO 291,Plastics−Standard atmospheres for conditioning and testing

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1

曲げひずみ(flexural strain)
試験片の支点間の中央における外周表面上(荷重棒が当たる側の反対側)の微小要素の長さの変化率。
注記 無次元数又は百分率で表す。
3.2

曲げひずみ増分(flexural strain increase)
昇温中に生じる曲げひずみの規定の増加分。
注記 百分率で表す。
3.3
たわみ(deflection)s
曲げ変形によって,支点間の中央における試験片の上面又は下面が,初期位置から垂直方向に移動した
距離。
注記 単位は,mmで表す。
3.4
規定たわみ(standard deflection)
曲げひずみ増分 攀歛 するたわみの増加分[8.3の式(4)を参照]。
注記1 単位は,mmで表す。
注記2 この値は,JIS K 7191-2及びJIS K 7191-3で規定されている。
3.5
曲げ応力(flexural stress)
試験片の支点間の中央における外周表面上の呼び応力。
注記 単位は,MPaで表す。
3.6
荷重(load)F
規定の曲げ応力を生じさせるために,試験片の支点間の中央に負荷する垂直方向の力。
注記 単位は,N[8.1の式(1)式(3)を参照]で表す。

――――― [JIS K 7191-1 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
K 7191-1 : 2015 (ISO 75-1 : 2013)
3.7
荷重たわみ温度(temperature of deflection under load)Tf
温度の上昇に伴い,試験片たわみが規定たわみに達したときの温度。
注記 単位は,℃で表す。

4 原理

  JIS K 7191-2及びJIS K 7191-3で規定する曲げ応力の中の一つを試験片に発生させるために,試験片を
フラットワイズに置き,3点曲げになるように定荷重をかける。温度は一定の速度で上昇させ,たわみが
曲げひずみ増分に対応する規定たわみに到達したときの温度を読み取る。

5 装置

  装置は,次による。
5.1 曲げ応力の負荷手段 装置の基本的な構成を,図1に示す。曲げ応力負荷枠は,荷重棒が垂直方向
に自由に動くことができる剛性の高い金属の枠で構成する。この棒には,おもり台及び負荷用の圧子を取
り付ける。枠の底部に,試験片の支持台を固定し,これら支持台及び枠の垂直方向の部品は,荷重棒と同
じ線膨張係数をもつ材料で作製する。
試験片の支持台は,接触面が円筒状で,試験片と接触する線が水平面上にある金属部品から構成する。
支点間距離は,JIS K 7191-2及びJIS K 7191-3による。支持台は,負荷圧子によって試験片に垂直にかか
る力が支点間の中央から±1 mmの範囲になるように,枠の底に設置する。支持台の試験片と接触する側
は,荷重棒の接触する側に平行であり,かつ,左右対称に置いた試験片の長さ方向に直角になるようにす
る。支持台の試験片と接触する側及び荷重棒の先端は,半径3.0±0.2 mmとし,二つの支持台の長さは,
試験片の幅より長いものを用いる。
装置の垂直方向の部品の線膨張係数が異なる場合,各部品の膨張に伴い試験片のたわみの読取りに誤差
が生じる。低い線膨張係数をもち,試験する試験片の厚さと比較し得る厚さの硬質材料の試験片を使用し,
個々の装置に対してブランク試験を行う。そのときには,実際に試験する全温度域について補正値を決め
ておく必要がある。補正値が0.01 mm以上の場合には,補正値及び正負の符号(+−)を記録しなければ
ならない。さらに,補正値を試験片の見掛けのたわみの測定値に加算する。
注記 校正用の最適な材料として,インバー及びほうけい酸ガラスがある。
5.2 加熱装置 加熱装置は,適切な液体を用いた加熱槽,流動床又は空気槽である。気体(空気)以外
の熱媒体の場合,試験片は少なくとも50 mmの深さまで沈める。効果的なかくはんを得る又は固体熱媒体
を流動させる手段を備える。熱媒体に液体を使用する場合は,使用する温度範囲で安定であり,試験中,
試験片に,割れ,膨れなどを起こさないものを選ぶ。
異なる熱媒体間で相異が生じた場合は,測定が可能な温度範囲であれば,液体の熱媒体を用いた方法を
参照値とする。
加熱装置は,(120±10)℃/hの一定割合で昇温可能な制御装置を備えていなければならない。
加熱速度は,次のいずれかの方法で,一定時間ごとに確認をしなければならない。
− 自動温度記録による確認
− 少なくとも6分ごとの温度確認
試験の間6分ごとに(12±1)℃で昇温していなければならない。
加熱槽の熱媒体の温度差は,試験片の端と中央との間で±1 ℃を超えてはならない。

――――― [JIS K 7191-1 pdf 5] ―――――

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JIS K 7191-1:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 75-1:2013(IDT)

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JIS K 7191-1:2015の関連規格と引用規格一覧