この規格ページの目次
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K 8355 : 2006
c) 操作 JIS K 8001の5.31(1)(d)よる。
7.11 鉄(Fe)
a) 試料側溶液 7.10のX液を用いる。
b) 標準側溶液 7.10のY液を用いる。
c) 操作 JIS K 8001の5.31(1)(d)による。
7.12 無水酢酸(GC)
一般的な事項は,JIS K 0114によるほかは,次による。
a) 分析条件 一例を,次に示すが,これと同等の性能の条件でもよい。
検出器の種類 : 水素炎イオン化検出器
固定相液体名 : ポリエチレングリコール
固定相液体の膜厚 : 1.0
カラム用キャピラリーの材質,内径及び長さ : 石英ガラス,0.53 mm,30 m
温度設定 : カラム槽 : 60 ℃
検出器槽 : 250 ℃
試料気化室 : 110 ℃
キャリアーガスの種類及び流量 : ヘリウム,6 ml/min
試料量及び試料導入方法 : 0.2 直接注入法
b) 定量方法 この場合,あらかじめ無水酢酸の相対保持時間を確認しておき,JIS K 0114の11.3 b) (デ
ータ処理装置を用いる方法)によって,各成分のピーク面積を測定し,JIS K 0114の11.5 (面積百分
率法)によって無水酢酸の含有量を算出する。
7.13 二クロム酸還元性物質(Oとして)
a) 操作 共通すり合わせ三角フラスコ100 mlに1/60 mol/l二クロム酸カリウム溶液10 mlを正確にはか
りとり,硫酸(1+1) 20 ml及び試料10 gを加えて50±2 ℃の水浴中に1時間放置した後,水10 mlを
加えて室温まで冷却し,よう化カリウム溶液(100 g/l) 5 ml及びでんぷん溶液1 mlを加え,0.1 mol/lチ
オ硫酸ナトリウム溶液で滴定する。終点は,液の色が無色に変わる点とする(V1 ml)。
別に,同一条件で空試験を行う(V2 ml)。
b) 計算
0.000 8 V2 V1 f
A 100
10
ここに, A : 二クロム酸カリウム還元性物質(Oとして)(質量分
率%)
0.000 8 : 1/60 mol/l二クロム酸カリウム溶液1 mlの O相当質量(g)
f : 0.1 mol/lチオ硫酸ナトリウム溶液のファクター
8. 容器
容器は,気密容器とする。
9. 表示
容器には,次の事項を表示する。
a) 名称 “酢酸”及び“試薬”の文字
b) 種類
c) 化学式及び式量
d) 純度
――――― [JIS K 8355 pdf 6] ―――――
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K 8355 : 2006
e) 内容量
f) 製造番号
g) 製造業者名又はその略号
――――― [JIS K 8355 pdf 7] ―――――
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K 8355 : 2006
K8
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附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
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JIS K 8355:2006 酢酸(試薬) ISO 6353-2:1983, 化学分析用試薬―第2部 : 仕様−第1シリーズ
(I) ISの規定 (II) 国際 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理
(IV) ISと国際規格との技術的差異の項目
規格番号 ごとの評価及びその内容 由及び今後の対策
表示箇所 : 本体
表示方法 : 点線の下線又は側線
項目 内容 項目 内容 項目ごとの 技術的差異の内容
番号 番号 評価
1. 適用範 試薬として用いる酢酸に 1 化学分析用試薬 MOD/変更 JISは1品目1規格。 試薬の規格使用者が各規格を多く引
囲 ついて規定。 40品目の仕様に 用しやすくするために1品目1規格と
ついて規定。 している。
なお,対応国際規格は20年以上見直
しがされていないため市場の実態に
合わない。国際規格の改正提案を検討
する。
2. 引用規 JIS K 0065 1 ISO 6353-1 MOD/追加 ISO規格を1件削除し,JIS 該当する対比項目を参照。
格 JIS K 0067 を追加・引用,基本的には
JIS K 0068 同等内容。
JIS K 0114
JIS K 0117
JIS K 8001
3. 一般事 JIS K 8001による。 ― ― MOD/追加 項目を追加。 編集上の差異であり,技術的な差異は
項 JIS K 8001を引用。 ない。
4. 種類 ― ― MOD/追加 種類の項目を追加。 JISは種類として“特級”だけなので,
ISO規格と技術的な差異はない。
5. 性質 ― ― MOD/追加 酢酸の性質の項を追加。 一般的な説明事項であり,技術的な差
異はない。
――――― [JIS K 8355 pdf 8] ―――――
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K 8355 : 2006
(I) ISの規定 (II) 国際 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理
(IV) ISと国際規格との技術的差異の項目
規格番号 ごとの評価及びその内容 由及び今後の対策
表示箇所 : 本体
表示方法 : 点線の下線又は側線
項目 内容 項目 内容 項目ごとの 技術的差異の内容
番号 番号 評価
6. 品質 R1.1 MOD/変更 1) 品質に差異のある項 ISO規格は,長期間内容の見直しが行
われず国際市場でISO規格品が用い
目 : 不揮発物,硫酸塩,
鉄及びニクロム酸還元 られることはほとんどない。また,技
性物質。 術的差異も軽微(1)(2)(3)である。
2) 追加した項目 : 水溶状,
凝固点,水分及び無水
酢酸。
― R 1.2 試験溶液の調製 MOD/変更 JISは,試験方法の該当項 編集上の差異であり,技術的な差異で
目で個別に規定。 はない。
7.試験方法 R 1.3 MOD/追加 一般的な試験条件及び試験結果に関
7.1 試験条 する事項であり,技術的な差異はな
件及び試 い。
験結果
7.2純度 1.中和滴定法 R 1.3.1 中和滴定法 MOD/選択 第2法を追加し,第1法と JISは試験の簡略化から差数法も選
(CH3COOH 2.差数法 選択できるようにした。 択できるようにした。
) ISO規格の見直し時に,改正提案の検
討を行う予定。
7.3水溶状 ― ― MOD/追加 JIS K 8001の項目を追加。 JISとして必要。
ISO規格の見直し時に,提案の検討を
7.4凝固点 ― ― MOD/追加 1) 項目を追加。 行う予定。
2) IS K 0065の3.を引
用。
7.5水分 ― ― MOD/追加 1) 項目を追加。
2) IS K 0068の4.を引
K8
用。
355 : 2006
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――――― [JIS K 8355 pdf 9] ―――――
8
K 8355 : 2006
K8
2
(I) ISの規定 (II) 国際 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理
(IV) ISと国際規格との技術的差異の項目
規格番号 ごとの評価及びその内容 由及び今後の対策
355
表示箇所 : 本体
: 2
表示方法 : 点線の下線又は側線
006
項目 内容 項目 内容 項目ごとの 技術的差異の内容
番号 番号 評価
7.6不揮発 水浴上加熱蒸発法 R 1.3.7 水浴上加熱蒸発法 MOD/変更 試料の量を変更。 JISは,定期的に見直しを行っている
物 が,ISO規格は,長年見直しが行われ
7.7塩化物 比濁法 R 1.3.2 比濁法 MOD/変更 試料の量,試薬の濃度を一ていないことから実績のある従来の
(Cl) 部変更。 JIS法を踏襲。技術的な差異は軽微で
7.8硫酸塩 比濁法 R 1.3.3 種晶添加比濁法 MOD/変更 1) ISは種晶添加比濁法 あり,対策は考慮しない。
(SO4) を比濁法に変更。
2) IS K 8001の5.15を引
用。
7.9銅(Cu) 原子吸光法(直接噴霧法) R 1.3.4 原子吸光法(直接 MOD//変更 1) 試料の調製方法を一部
噴霧法) 変更。
2) IS K 8001の5.31を引
用。
7.10鉛(Pb)原子吸光法(直接噴霧法) R 1.34 原子吸光法(直接 MOD/変更 1) 試料の調製方法を一部
噴霧法) 変更。
2) IS K 8001の5.31を引
用。
7.11鉄(Fe)原子吸光法(直接噴霧法) R 1.3.5 1-10フェナントロ MOD/変更 1) 試験方法の変更。 国際的にも広く普及している方法に
リン法 2) IS K 8001の5.31を引 変更。
用。 ISO規格の見直し時に,提案の検討を
行う予定。
7.12無水酢 ガスクロマトグラフ法 ― ― MOD/追加 項目を追加。 用途として必要。
酸 ISO規格の見直し時に,提案の検討を
行う予定。
7.13二クロ 滴定法 R 1.3.6 滴定法 MOD/変更 試料量,試薬溶液濃度,滴JISは,定期的に見直しを行っている
ム酸還元 定用溶液の濃度などを変 が,ISO規格は,長年見直しが行われ
性物質(O 更。 ていないことから実績のある従来の
として) JIS法を踏襲。技術的な差異は軽微で
あり,対策は考慮しない。
――――― [JIS K 8355 pdf 10] ―――――
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JIS K 8355:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6353-2:1983(MOD)
JIS K 8355:2006の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 8355:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0065:1992
- 化学製品の凝固点測定方法
- JISK0067:1992
- 化学製品の減量及び残分試験方法
- JISK0068:2001
- 化学製品の水分測定方法
- JISK0114:2012
- ガスクロマトグラフィー通則
- JISK0117:2017
- 赤外分光分析通則
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則