この規格ページの目次
- JISK8637 規格全文情報
- まえがき
- pdf 目 次
- チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
- 序文
- 1. 適用範囲
- 2. 引用規格
- 3. 一般事項
- 4. 種類
- 5. 性質
- 5.1 性状
- 5.2 定性方法
- 6. 品質
- 7. 試験方法
- 7.1 試験条件及び試験結果
- 7.2 純度(Na2S2O3・5H2O)
- 7.3 水溶状
- 7.4 pH(50 g/l,25 ℃)
- 7.5 塩化物(Cl)
- 7.6 硫酸塩及び亜硫酸塩(SO4として)
- 7.7 硫化物(S)
- 7.8 窒素化合物(Nとして)
- 7.9 カリウム(K)
- 7.10 銅(Cu)
- JIS K 8637:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- JIS K 8637:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS K 8637:2006の関連規格と引用規格一覧
JIS K 8637:2006 規格概要
この規格 K8637は、試薬として用いるチオ硫酸ナトリウム五水和物について規定。
JISK8637 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K8637
- 規格名称
- チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
- 規格名称英語訳
- Sodium thiosulfate pentahydrate
- 制定年月日
- 1952年7月22日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 6353-2:1983(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 71.040.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 試薬 II 2020
- 改訂:履歴
- 1952-07-22 制定日, 1955-07-22 改正日, 1958-03-03 改正日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1975-02-01 改正日, 1978-02-01 確認日, 1983-04-01 確認日, 1988-03-01 確認日, 1992-08-01 改正日, 1996-07-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-04-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS K 8637:2006 PDF [11]
K 8637 : 2006
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本試薬
協会(JRA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 8637:1996は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical
analysis−Part 2:Specifications−First seriesを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS K 8637には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 8637 pdf 1] ―――――
K 8637 : 2006
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 一般事項・・・・[1]
- 4. 種類・・・・[1]
- 5. 性質・・・・[1]
- 5.1 性状・・・・[1]
- 5.2 定性方法・・・・[1]
- 6. 品質・・・・[1]
- 7. 試験方法・・・・[2]
- 7.1 試験条件及び試験結果・・・・[2]
- 7.2 純度(Na2S2O3・5H2O)・・・・[2]
- 7.3 水溶状・・・・[2]
- 7.4 pH(50 g/l,25 ℃)・・・・[2]
- 7.5 塩化物(Cl)・・・・[2]
- 7.6 硫酸塩及び亜硫酸塩(SO4として)・・・・[3]
- 7.7 硫化物(S)・・・・[3]
- 7.8 窒素化合物(Nとして)・・・・[3]
- 7.9 カリウム(K)・・・・[3]
- 7.10 銅(Cu)・・・・[3]
- 7.11 マグネシウム(Mg)・・・・[4]
- 7.12 カルシウム(Ca)・・・・[4]
- 7.13 鉛(Pb)・・・・[4]
- 7.14 鉄(Fe)・・・・[4]
- 8. 容器・・・・[4]
- 9. 表示・・・・[4]
- 附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[5]
――――― [JIS K 8637 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 8637 : 2006
チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
Sodium thiosulfate pentahydrate
Na2S2O3・5H2O FW : 248.19
序文
この規格は,1983年に第1版として発行されたISO 6353-2,Reagents for chemical analysis−Part
2:Specifications−First series を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書に示す。
1. 適用範囲
この規格は,試薬として用いるチオ硫酸ナトリウム五水和物について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical analysis−Part 2:Specifications−First series (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8230 過酸化水素(試薬)
3. 一般事項
試験方法の一般的な事項は,JIS K 8001による。
4. 種類
種類は,特級とする。
5. 性質
5.1 性状
チオ硫酸ナトリウム五水和物は,無色の結晶で,水に極めて溶けやすく,エタノールにほと
んど溶けない。
5.2 定性方法
定性方法は,次による。
a) 試料1 gに水20 mlを加えて溶かす(A液)。A液5 mlに硝酸銀溶液(20 g/l) 10 mlを加えると白い沈殿
が生じ,放置すると沈殿は黒に変わる。
b) 液を用いてJIS K 8001の5.29(炎色試験)(1)(アルカリ金属及びアルカリ土類金属試験法)による
と,黄色が現れる。
6. 品質
品質は,7.によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
――――― [JIS K 8637 pdf 3] ―――――
2
K 8637 : 2006
表 1 品質
項目 規格値
純度(Na2S2O3・5H2O) 質量分率 % 99.0 以上
水溶状 試験適合
pH(50 g/l,25 ℃) 6.08.4
塩化物(Cl) 質量分率 % 0.001 以下
硫酸塩及び亜硫酸塩
(SO4として) 質量分率 % 0.05 以下
硫化物(S) 質量分率 ppm 2.5 以下
窒素化合物(Nとして) 質量分率 % 0.002 以下
カリウム(K) 質量分率 % 0.01 以下
銅(Cu) 質量分率 ppm 5 以下
マグネシウム(Mg) 質量分率 % 0.001 以下
カルシウム(Ca) 質量分率 % 0.002 以下
鉛(Pb) 質量分率 ppm 5 以下
鉄(Fe) 質量分率 ppm 5 以下
7. 試験方法
7.1 試験条件及び試験結果
JIS K 8001の3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は,
必要に応じ実施する。また,表1で規定する各品質項目の試験は,次の各試験方法によって行い,得られ
る計算値及び操作結果は,JIS K 8001の3.5(測定値)による。
7.2 純度(Na2S2O3・5H2O)
操作及び計算は,次による。
a) 操作 試料6.5 gを0.1 mgのけたまではかりとり,全量フラスコ250 mlに入れる。水20 mlを加えて
溶かし,更に水を標線まで加える(B液)。別に,滴定用ビーカー200 mlに0.05 mol/lよう素溶液25 ml
を正確にとり,B液で滴定する。終点間際で液の色がうすい黄色になったときに,指示薬としてでん
ぷん溶液約0.5 mlを加え,引き続きB液で滴定する。終点は,液の色が無色になる点とする。
b) 計算
0.024 819 25 f
A 100
V
m
250
ここに, A : 純度(Na2S2O3・5H2O)(質量分率%)
m : はかりとった試料の質量(g)
V : B液の滴定量(ml)
f : 0.05 mol/lよう素溶液のファクター
0.024 819 : 0.05 mol/lよう素溶液1 mlのNa2S2O3・5H2O相当質量(g)
7.3 水溶状
JIS K 8001の5.2(溶状)による。この場合,試料は2 g,濁りの程度の適合限度標準は(a)
(澄明)を用いる。
7.4 pH(50 g/l,25 ℃)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料溶液 試料5.0 gに二酸化炭素を含まない水を加えて溶かし100 mlにする。
b) 操作 JIS K 8001の5.5(pH)(2)による。
7.5 塩化物(Cl)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料1.0 gに水10 ml,水酸化ナトリウム溶液(100 g/l) 5 ml及びJIS K 8230に規定する過
酸化水素5 mlを加え,水浴上(1)で蒸発乾固した後,水を加えて20 mlにする。
b) 標準側溶液 水10 ml,水酸化ナトリウム溶液(100 g/l) 5 ml及びJIS K 8230に規定する過酸化水素5 ml
――――― [JIS K 8637 pdf 4] ―――――
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K 8637 : 2006
を加え,水浴上(1)で蒸発乾固した後,塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/ml) 1.0 ml及び水を加えて20 mlにす
る。
c) 操作 JIS K 8001の5.7[塩化物(Cl)](1)(比濁法)による。
注(1) 水浴の水にはイオン交換水又は蒸留水を用いる。
7.6 硫酸塩及び亜硫酸塩(SO4として)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料1.0 gに水を加えて溶かし50 mlにする。その5 ml(試料量0.1 g)をとり,薄い黄
色になるまで0.05 mol/lよう素溶液を滴下する。次に,塩酸(2+1) 0.3 ml及び水を加えて25 mlにする。
b) 標準側溶液 水5 mlに試料側で用いた量の0.05 mol/lよう素溶液を加え,薄い黄色になるまで水浴上
で蒸発する。次に,塩酸(2+1) 0.3 ml,硫酸塩標準液(SO4 : 0.01 mg/ml) 5.0 ml及び水を加えて25 mlに
する。
c) 操作 JIS K 8001の5.15[硫酸塩(SO4)](1)(比濁法)による。
7.7 硫化物(S)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料2.0 gに水を加えて溶かし10 mlにする。
b) 標準側溶液 硫化物標準液(S : 0.01 mg/ml) 0.50 mlに水を加えて10 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.17[硫化物(S)](3)(操作)による。
7.8 窒素化合物(Nとして)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料3.0 gに水20 mlを加えて溶かした後,硫酸(1+1) 10 mlを加えて5分間煮沸する。
冷却後,水を加えて50 mlにし,洗浄ろ紙(2)を用いてろ過する。初めのろ液約10 mlは捨て,次のろ
液25 ml(試料量1.5 g)をとり,中和するまで水酸化ナトリウム溶液(100 g/l)を加え,更に水を加えて
140 mlにする。
b) 標準側溶液 試料1.0 gに窒素標準液(N : 0.01 mg/ml) 4.0 ml及び水20 mlを加えて溶かした後,硫酸(1
+1) 10 mlを加えて5分間煮沸する。冷却後,水を加えて50 mlにし,洗浄ろ紙(2)を用いてろ過する。
初めのろ液10 mlは捨て,次のろ液25 ml(試料量0.5 g)をとり,中和するまで水酸化ナトリウム溶
液(100 g/l)を加え,更に水を加えて140 mlにする。
注(2) ろ紙(5種C)を硫酸(1+5) 50 mlずつで2回洗い,更に水50 mlずつで2回洗ったもの。
c) 操作 JIS K 8001の5.12[窒素化合物(Nとして)](4)(蒸留−インドフェノール青法)による。
7.9 カリウム(K)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料1.0 gに水を加えて溶かし100 mlにする(X液)。
b) 標準側溶液 試料1.0 gにカリウム標準液(K : 0.1 mg/ml) 1.0 ml及び水を加えて溶かし100 mlにする(Y
液)。
c) 操作 JIS K 8001の5.30(炎光光度法)による。
7.10 銅(Cu)
溶液の調製及び操作(3)は,次による。
a) 試料側溶液 試料5.0 gに水50 ml及び酢酸(1+2) 10 mlを加え溶かし,更に水を加えて80 mlにする。
b) 標準側溶液 試料5.0 gに水50 ml及び酢酸(1+2) 10 mlを加えて溶かし,銅標準液(Cu : 0.01 mg/ml) 2.5
ml,鉛標準液(Pb : 0.01 mg/ml) 2.5 ml及び鉄標準液(Fe : 0.01 mg/ml) 2.5 mlを加え,更に水を加えて80
mlにする。
c) 空試験用溶液 酢酸(1+2) 10 ml。
d) 操作 JIS K 8001の5.31(原子吸光法)(2)(抽出液噴霧法)(d) による。ただし,pH調節にアンモニ
ア水(2+3)又は酢酸(1+2)を用いる(操作の途中で得られるX液,Y液及びZ液は,7.13及び7.14の
試験にも用いる。)。
――――― [JIS K 8637 pdf 5] ―――――
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