JIS K 9007:2008 りん酸二水素カリウム(試薬)

JIS K 9007:2008 規格概要

この規格 K9007は、試薬として用いるりん酸二水素カリウムについて規定。

JISK9007 規格全文情報

規格番号
JIS K9007 
規格名称
りん酸二水素カリウム(試薬)
規格名称英語訳
Potassium dihydrogen phosphate (Reagent)
制定年月日
1952年7月22日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 6353-3:1987(MOD)
国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
試薬 II 2020
改訂:履歴
1952-07-22 制定日, 1955-07-22 改正日, 1958-03-03 改正日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1976-03-01 確認日, 1979-05-01 確認日, 1981-03-01 改正日, 1986-05-01 確認日, 1991-06-01 確認日, 1992-08-01 改正日, 1996-07-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2008-03-20 改正日, 2012-10-22 確認日, 2014-03-20 改正日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS K 9007:2008 PDF [11]
                                                                                   K 9007 : 2008

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 一般事項・・・・[1]
  •  4 種類・・・・[1]
  •  5 性質・・・・[1]
  •  5.1 性状・・・・[1]
  •  5.2 定性方法・・・・[2]
  •  6 品質・・・・[2]
  •  7 試験及び検査方法・・・・[2]
  •  7.1 特級・・・・[2]
  •  7.1.1 試験及び検査方法の条件及び結果・・・・[2]
  •  7.1.2 純度 (KH2PO4)・・・・[2]
  •  7.1.3 水溶状・・・・[2]
  •  7.1.4 乾燥減量 (105 ℃)・・・・[2]
  •  7.1.5 pH (50 g/l,25 ℃)・・・・[3]
  •  7.1.6 塩化物 (Cl)・・・・[3]
  •  7.1.7 硝酸塩・・・・[3]
  •  7.1.8 硫酸塩 (SO4)・・・・[3]
  •  7.1.9 重金属(Pbとして)・・・・[3]
  •  7.1.10 ナトリウム (Na)・・・・[3]
  •  7.1.11 ひ素 (As)・・・・[3]
  •  7.1.12 鉄 (Fe)・・・・[4]
  •  7.1.13 アンモニウム (NH4)・・・・[4]
  •  7.2 pH標準液用・・・・[4]
  •  8 容器・・・・[4]
  •  9 表示・・・・[4]
  •  附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[5]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 9007 pdf 1] ―――――

K 9007 : 2008

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本試薬
協会 (JRA) 及び財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきと
の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これに
よって,JIS K 9007 : 1996は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 9007 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 9007 : 2008

りん酸二水素カリウム(試薬)

Potassium dihydrogen phosphate (Reagent)

                                KH2PO4         FW : 136.09

序文

  この規格は,1987年に第1版として発行されたISO 6353-3を基に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対
応国際規格の規定の一部を技術的に変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いるりん酸二水素カリウムについて規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 6353-3 : 1987,Reagents for chemical analysis−Part 3 : Specifications−Second series (MOD)
なお,対応の程度を表す記号 (MOD) は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを
示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0113 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
JIS K 8001 試薬試験方法通則

3 一般事項

  試験及び検査方法の一般的な事項は,JIS K 8001による。

4 種類

  種類は,特級及びpH標準液用とする。

5 性質

5.1 性状

  りん酸二水素カリウムは,白い結晶又は結晶性粉末で,水に溶けやすく,エタノールにほとんど溶けな
い。水溶液は,酸性である。

――――― [JIS K 9007 pdf 3] ―――――

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K 9007 : 2008

5.2 定性方法

  定性方法は,次による。
a) 試料2 gに水20 mlを加えて溶かす(A液)。A液10 mlに硝酸銀溶液 (20 g/l) 1 mlを加えると,黄色
の沈殿が生じ,これに硝酸 (1+2) 1 ml又はアンモニア水 (2+3) 5 mlを加えると,沈殿は溶ける。
b) 液を用いてJIS K 8001の5.29(炎色試験)(1)(アルカリ金属及びアルカリ土類金属試験法)による
と紫が現れる。

6 品質

  品質は,箇条7によって試験及び検査したとき,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目 規格値
特級 pH標準液用
純度 (KH2PO4) 質量分率 % 99.5以上 99.6以上
水溶状 試験適合 試験適合
乾燥減量 (105 ℃) 質量分率 % 0.2以下 0.1以下
pH (50 g/l,25 ℃) 4.24.5 −
塩化物 (Cl) 質量分率 ppm 5以下 5以下
硝酸塩 試験適合 試験適合
硫酸塩 (SO4) 質量分率 % 0.003以下 0.003以下
重金属(Pbとして) 質量分率 % 0.001以下 0.001以下
ナトリウム (Na) 質量分率 % 0.02以下 0.02以下
ひ素 (As) 質量分率 ppm 1以下 1以下
鉄 (Fe) 質量分率 % 0.001以下 0.001以下
アンモニウム (NH4) 質量分率 % 0.001以下 0.001以下

7 試験及び検査方法

7.1 特級

7.1.1 試験及び検査方法の条件及び結果

  試験及び検査方法の環境は,JIS K 8001の3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は,
必要に応じて実施する。また,表1で規定する各品質項目は,次の各試験及び検査方法によって行う。得
られる測定値の計算方法及び規格値に対する判定は,JIS K 8001の3.5(測定値)によって行い,これに適
合しなければならない。

7.1.2 純度 (KH2PO4)

  試料3.5 gを0.1 mgのけたまではかりとり,二酸化炭素を含まない水50 mlを加えて溶かし,約15 ℃に
保ちながら,1 mol/l水酸化ナトリウム溶液を用い,JIS K 0113の5.(電位差滴定方法)によって電位差滴
定を行う。指示電極はガラス電極,参照電極は銀−塩化銀電極を用いる。この場合,1 mol/l水酸化ナトリ
ウム溶液1 mlは,0.136 09 g KH2PO4に相当する。

7.1.3 水溶状

  水溶状は,JIS K 8001の5.2(溶状)による。この場合,試料は1 g,濁りの程度の適合限度標準は (a)
(澄明)を用いる。

7.1.4 乾燥減量 (105 ℃)

  乾燥減量は,JIS K 0067の4.1.4(操作)(1)(第1法 大気圧下で加熱乾燥する方法)による。この場合,

――――― [JIS K 9007 pdf 4] ―――――

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K 9007 : 2008
試料4 gを0.1 mgのけたまではかりとり,105 ℃で2時間乾燥する。

7.1.5 pH (50 g/l,25 ℃)

  溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料溶液 試料5.0 gを二酸化炭素を含まない水に溶かして100 mlにする。
b) 操作 JIS K 8001の5.5 (pH) (2)(操作)による。

7.1.6 塩化物 (Cl)

  溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料2.0 gに水10 ml及び硝酸 (1+2) 10 mlを加えて溶かし,水を加えて25 mlにする。
b) 標準側溶液 塩化物標準液 (Cl : 0.01 mg/ml) 1.0 ml,硝酸 (1+2) 10 ml及び水を加えて25 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.7[塩化物 (Cl)](1)(比濁法)による。

7.1.7 硝酸塩

  溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料溶液 試料3.0 gに水を加えて溶かして10 mlにする。
b) 操作 JIS K 8001の5.10[硝酸塩 (NO3)](1)(インジゴカルミン法)による。この場合,インジゴカ
ルミン溶液 (1.8 g/l) 0.05 mlを用いる。この場合,NO3として質量分率約0.001 %以下である。

7.1.8 硫酸塩 (SO4)

  溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料5.0 gに水20 ml及び塩酸 (2+1) 1.3 mlを加えて溶かし,水を加えて25 mlにする(B
液)。B液15 ml(試料量3.0 g)に水を加えて25 mlにする。
b) 標準側溶液 B液5 ml(試料量1.0 g)に硫酸塩標準液 (SO4 : 0.01 mg/ml) 6.0 ml及び水を加えて25 ml
にする。
c) 操作 JIS K 8001の5.15[硫酸塩 (SO4)](1)(比濁法)による。

7.1.9 重金属(Pbとして)

  溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料6.0 gに水を加えて溶かして20 mlにする。pH試験紙を用いて塩酸 (2+1) でpH約
3.5に調節し,水を加えて30 mlにする(C液)。C液15 ml(試料量3.0 g)に水を加えて20 mlにする。
b) 標準側溶液 C液5 ml(試料量1.0 g)に鉛標準液(Pb : 0.01 mg/ml)2.0 ml及び水を加えて20 mlにす
る。
c) 操作 JIS K 8001の5.24[重金属(Pbとして)](2)(分液硫化ナトリウム法)による。

7.1.10 ナトリウム (Na)

  溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料2.0 gに水を加えて溶かして100 mlにする(S液)。S液10 ml(試料量0.2 g)に水
を加えて100 mlにする(X液)。
b) 標準側溶液 S液10 ml(試料量0.2 g)にナトリウム標準液 (Na : 0.1 mg/ml) 0.40 ml及び水を加えて
100 mlにする(Y液)。
c) 操作 JIS K 8001の5.30(炎光光度法)(3)(操作)による。

7.1.11 ひ素 (As)

  溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料3.0 gを水素化ひ素発生瓶100 mlにとり,水を加えて溶かして20 mlにする。
b) 標準側溶液 ひ素標準液 (As : 0.001 mg/ml) 3.0 mlを水素化ひ素発生瓶100 mlにとり,水を加えて20

――――― [JIS K 9007 pdf 5] ―――――

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JIS K 9007:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6353-3:1987(MOD)

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