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L 0001 : 2014
表4−自然乾燥処理の記号
記号 記号
記号 自然乾燥処理 記号 自然乾燥処理
番号 番号
− つり干し乾燥がよ − 日陰でのつり干し乾
440 い 445 燥がよい
− ぬれつり干し乾燥 − 日陰でのぬれつり干
430 がよい 435 し乾燥がよい
− 平干し乾燥がよい − 日陰での平干し乾燥
420 425 がよい
− ぬれ平干し乾燥が − 日陰でのぬれ平干し
410 よい 415 乾燥がよい
3.5 アイロン仕上げ処理記号の詳細
アイロン仕上げ処理記号は,家庭でのアイロン仕上げ処理を表す(図4及び表5参照)。上限温度は,表
5に示すとおり,記号の内側に1個,2個又は3個のドットで表示する。
表5−アイロン仕上げ処理の記号
記号番号 記号 アイロン仕上げ処理
− 底面温度200 ℃を限度としてアイロン仕上げ処理ができる。
530
− 底面温度150 ℃を限度としてアイロン仕上げ処理ができる。
520
− 底面温度110 ℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げ処
510 理ができる。
− アイロン仕上げ処理はできない。
500
3.6 商業クリーニング処理記号の詳細
円の記号は,繊維製品(本革及び毛皮を除く。)のタンブル乾燥・仕上げを含めたドライクリーニング処
理及びウエットクリーニング処理を表す(図5,表6及び表7参照)。この記号は,表6及び表7に示す種々
のクリーニング操作に関連した情報を提供する。
――――― [JIS L 0001 pdf 11] ―――――
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L 0001 : 2014
表6−ドライクリーニング処理の記号
記号番号 記号 ドライクリーニング処理
− パークロロエチレン及び記号の欄に規定の溶剤でのドライクリーニ
620 ング処理a) ができる。
− 通常の処理
− パークロロエチレン及び記号の欄に規定の溶剤でのドライクリーニ
ング処理a) ができる。
621
− 弱い処理
− 石油系溶剤(蒸留温度150 ℃210 ℃,引火点38 ℃)でのドライク
610 リーニング処理a) ができる。
− 通常の処理
− 石油系溶剤(蒸留温度150 ℃210 ℃,引火点38 ℃)でのドライク
リーニング処理a) ができる。
611
− 弱い処理
− ドライクリーニング処理ができない。
600
注a) ドライクリーニング処理は,タンブル乾燥を含む。
表7−ウエットクリーニング処理の記号
記号番号 記号 ウエットクリーニング処理
− ウエットクリーニング処理ができる。
710 − 通常の処理
− ウエットクリーニング処理ができる。
711 − 弱い処理
− ウエットクリーニング処理ができる。
− 非常に弱い処理
712
− ウエットクリーニング処理はできない。
700
――――― [JIS L 0001 pdf 12] ―――――
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L 0001 : 2014
4 記号の適用及び使用
4.1 記号の適用
記号の適用は,次による。
a) 箇条3で規定した記号は,直接製品に記載するか,又はラベル(縫い付けラベルなど)に記載する。
b) ラベルは,少なくともラベルを付ける繊維製品と同程度の家庭洗濯処理及び商業クリーニング処理に
耐え得る適切な素材で作成する。
c) ラベル並びにラベルに印字した記号及び付記用語は,容易に読み取れる大きさとし,製品の耐用期間
中は判読可能でなければならない。
d) ラベルは,消費者が簡単に分かる箇所に見やすく,縫い目などに隠れず,かつ,しっかりと容易に取
れない方法で繊維製品に取り付けなければならない。
4.2 表示場所
4.1 a) の規定による記号の記載が不可能な場合には,パッケージ(包装)などに表示することができる。
注記 対応国際規格(ISO 3758)は,表示場所の例外事項として4.2を規定しているが,日本では,
B.3を参照するのがよい。
4.3 適切な記号を選定するための特性及びその試験方法
適切な記号を選定するための特性及びそれぞれの試験方法については,参考として附属書Aに記載する。
4.4 記号の使用
記号の使用は,次による。
a) 処理記号は,洗濯,漂白,乾燥,アイロン仕上げ,商業クリーニングの順に並べる。
b) 1個以上の乾燥処理記号又は1個以上の商業クリーニング記号が必要な場合は,洗濯,漂白,タンブ
ル乾燥,自然乾燥,アイロン仕上げ,ドライクリーニング及びウエットクリーニングの順に並べる。
c) この規格で規定されている5個の基本記号のいずれかが記載されていないときには,その記号によっ
て意味している全ての処理が可能とする。
d) 記号によって表示される処理は,特別な指示がある場合を除き,その繊維製品の全体に適用される。
注記1 洗濯ができるいずれかの記号(表1の記号番号100以外)を表示したときは,任意であるが
タンブル乾燥処理記号(表3)のいずれか1個を表示することが望ましい。
注記2 洗濯ができない記号(表1の記号番号100)を表示したときは,任意であるがドライクリー
ニング処理記号(表6)のいずれか1個かつウエットクリーニング処理記号(表7)のいずれ
か1個を表示することが望ましい。
4.5 各国の要求事項
各国の要求事項を,参考として附属書Bに記載する。
4.6 付記用語の例
付記用語は,参考として附属書Cに記載する。
――――― [JIS L 0001 pdf 13] ―――――
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L 0001 : 2014
附属書A
(参考)
適切な記号選定のための特性及び試験方法
A.1 概要
A.1.1 特性(Characteristics)
特性とは,繊維製品の使用適性にとって重要で,かつ,取扱処理によって好ましくない影響を受ける可
能性のある性能及び性質をいう。
記号を選定する前に,表A.1表A.8による試験を行い,家庭洗濯処理及び商業クリーニング処理に関
連する繊維製品及びその構成部材の特性についての情報を入手することを推奨する。
A.1.2 試験方法
A.1.2.1 試験室試験方法
実際の方法を模した試験装置での試験方法。
A.1.2.2 実用機試験方法
実際に家庭洗濯,商業クリーニングなどに使用されている機械に類似した機械(以下,実用機という。)
による,標準的な方法での試験方法。
A.1.2.3 官能評価方法
人間の感覚だけによる評価方法。
A.2 特性の試験項目
A.2.1 試験室試験方法によって試験する特性
染色堅ろう度は,試験室試験方法によって試験する。この試験の通則はJIS L 0801に,使用する添付白
布はJIS L 0803に規定している。また,変退色及び汚染を評価するグレースケールはそれぞれJIS L 0804
及びJIS L 0805で規定している。
A.2.2 実用機試験方法によって試験する特性
家庭洗濯処理及び商業クリーニング処理を行った場合の各特性は,標準化された試験方法又は官能評価
方法によって測定又は評価することができる。
a) 各特性を測定又は評価する項目は,表A.1の1列目に記載している。
b) 商業クリーニングの実用機による試験の特性評価の基本原則は,JIS L 1931-1の表1及び表A.1のと
おりである。
c) 繊維組成に関する情報は,記号の情報を補助し,よりよい試験方法を選択するために重要である。
A.3 試験方法
それぞれの試験方法の概要を,表A.1に記載する。試験室試験方法及び実用機試験方法の詳細は,記号
ごとに表A.2表A.8に記載する。その他の特性は,素材,構造及び用途に応じて考慮する。
――――― [JIS L 0001 pdf 14] ―――――
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L 0001 : 2014
表A.1−特性項目の試験方法及び評価方法
特性項目 試験方法 評価方法
染色堅ろう度 試験室試験方法は,表A.2,表A.3, JIS L 0801,
表A.5表A.8を参照 JIS L 0803,
JIS L 0804,
JIS L 0805
寸法変化 実用機試験方法 JIS L 1909,又は
a) 家庭洗濯及び乾燥 : JIS L 1096
シームパッカリング(縫い目外観) JIS L 1930 JIS L 1905
プリーツ保持性 b) 商業クリーニング : JIS L 1060
外観平滑性の評価 1) パークロロエチレン JIS L 1096
表面変化 JIS L 1931-2 JIS L 1096
ピリング及び毛羽立ち 2) 石油系 JIS L 1076
JIS L 1931-3
フロックの脱落 JIS L 1084
3) ウエットクリーニング
ベルベット及び人工毛皮の毛羽乱れ −
JIS L 1931-4
コーティング加工布の硬化 −
コーティング及びラミネート加工布の離 JIS K 6404-5
接着芯地の離 JIS L 1086
風合い変化 −
縫い目滑脱 JIS L 1096
目寄れ JIS L 1062
――――― [JIS L 0001 pdf 15] ―――――
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JIS L 0001:2014の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3758:2012(MOD)