JIS L 0208:2006 繊維用語―試験部門

JIS L 0208:2006 規格概要

この規格 L0208は、繊維製品(敷物及び燃焼性を除く。)の試験に関する主な用語について規定。

JISL0208 規格全文情報

規格番号
JIS L0208 
規格名称
繊維用語―試験部門
規格名称英語訳
Glossary of terms used in textile industry -- Testing
制定年月日
1962年2月1日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

01.040.59, 59.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
繊維 2020
改訂:履歴
1962-02-01 制定日, 1965-02-01 確認日, 1968-04-01 確認日, 1971-03-01 確認日, 1974-06-01 確認日, 1978-04-01 確認日, 1983-06-01 確認日, 1988-12-01 確認日, 1992-02-01 改正日, 1997-10-20 確認日, 2003-12-20 確認日, 2006-10-20 改正日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS L 0208:2006 PDF [13]
                                                                                   L 0208 : 2006

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人繊維評価
技術協議会(JTETC)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業
標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS L 0208:2003は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS L 0208 pdf 1] ―――――

L 0208 : 2006
白 紙

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS L 0208 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
L 0208 : 2006

繊維用語−試験部門

Glossary of terms used in textile industry-Testing

1. 適用範囲 この規格は,繊維製品(敷物及び燃焼性を除く。)の試験に関する主な用語について規定す
る。
2. 分類 用語は,次の4分類とする。
a) 一般
b) 繊維,糸
c) 生地
d) 試験機器
3. 用語及び定義 用語及び定義は,次による。
なお,対応英語を参考として示す。
a) 一般
番号 用語 定義 対応英語(参考)
101 標準状態 standard condition
a) 試験場所が,温度20±2℃,相対湿度 (65±
4) %の恒温恒湿にある状態。
b) 試料が,水分平衡にある状態。
102 予備乾燥 所定の水分率以下にするために,乾燥すること。 preliminary drying, predrying
103 水分平衡 moisture equilibrium
予備乾燥で公定水分率以下にした後,標準状態
の場所に放置し,恒量又は恒長となった状態。
104 絶乾状態 absolute dry condition
規定の温度(通常は105±2℃)の乾燥機中に放
置し,恒量となった状態。
105 絶乾質量 絶乾状態の質量。 absolute dry mass, bone dry mass
106 恒量 constant mass
所定の間隔(通常は水分平衡で1時間以上,絶
乾状態で15分間以上)で質量を測定し,その前
後の質量差が後の質量の規定の値(通常は0.1%)
以内となった状態。
107 湿潤状態 wet condition
試料を水中に所定の時間又は所定の比率になる
まで浸せきし,十分に吸水させた状態。
108 水分率 moisture regain,
a) 任意の状態の質量と絶乾質量との差の絶乾
質量に対する百分率。 moisture percentage
b) 生糸では,元の質量に対する百分率をいう。
109 公定水分率 official regain
取引又は証明に際し正量混用率を算出するため
に用いる標準的な水分率として、公に周知され
た水分率。
110 商用水分率 商取引上,受渡当事者間で協定する水分率。commercial regain
協定水分率ともいう。

――――― [JIS L 0208 pdf 3] ―――――

2
L 0208 : 2006
番号 用語 定義 対応英語(参考)
111 付着水分率 percentage of free water
任意の状態の質量と標準状態の質量との差の,
標準状態の質量に対する百分率。
112 抱水率 percentage of water after immersion
湿潤状態の質量と元の質量との差の,元の質量
に対する百分率。
113 含水率 moisture content
任意の状態の質量と絶乾質量との差の,元の質
量に対する百分率。
114 正量 corrected mass,
絶乾質量に,公定水分率に相当する質量を加え
た質量。 conditioned mass
115 恒長 constant length
標点間の長さを1時間以上の間隔で測定し,そ
の前後の長さの差が後の長さの0.5%以内になっ
た状態。
116 染色堅ろう度 colour fastness
染色物の製造及び使用中における種々の作用に
対する染色的抵抗の度合い。
117 湿潤堅ろう度 wet colour fastness,
水,洗濯,汗などの湿潤状態における染色堅ろ
う度の総称。 colour fastness to aqueous agency
118 添付白布 汚染判定のために試験片に添付する白布。 standard adjacent fabric
119 複合試験片 添付白布を付けた試験片。 composite specimen
120 多繊交織布 multifiber test cloth,
添付白布の一種で,多種類の異なる繊維の糸を
たてじま状に交織したもの。 multifiber adjacent fabric
121 変退色 色相,明度及び彩度を総合した色の変化。 change in colour
122 汚染 a) 染料などの汚れが付着すること。 staining
b) 染色堅ろう度試験で,試験片の染料などが
添付白布に移行すること。
123 移染 染着した染料などが,他の部分へ移行すること。 migration
124 グレースケール grey scale
染色堅ろう度試験で,変退色及び汚染の程度を
判定するのに用いる標準スケール。
125 蛍光増白度 assessing the intensity of
蛍光増白剤で処理したものと処理前のものとの
蛍光増白の程度を色差単位によって表した値。fluorescent whitening effect
126 蛍光スケール scale for assessing the intensity of
視感によって蛍光値を測定するために,蛍光な
fluorescent whitening effect,
し及び蛍光増白したポリエステル布で,4段階の
色票に分けられて作られたスケール。 FW scale
FWスケールともいう。
127 ブルースケール scale for light fastness standard,
光に対する染色堅ろう度試験で,色の変化を判
定するのに用いる青色標準スケール。 blue wool standard
128 標準染色濃度表 standard depth of shade
染料の染色堅ろう度試験に用いる染色試験片の
染色濃度の基準となる色票。
129 ファストカラー fast colour
洗濯,摩擦及び光に対する染色堅ろう度試験で,
規定の基準以上の繊維製品に付けられる表示。
130 ウォッシャブルカ washable colour
洗濯及び摩擦に対する染色竪ろう度試験で,規
ラー 定の基準以上の繊維製品に付けられる表示。
131 テストコントロー test control specimen
試験操作の調整に用いる,染色堅ろう度既知の
ル試験片 試験片。
132 初期堅ろう度 preliminary fastness to light
光に対する染色堅ろう度試験で,第1露光法で
は試験片が,第2露光法では3級ブルースケー
ルがそれぞれ変退色し始めたときの試験片と同
程度の変退色を示しているブルースケールの等
級。

――――― [JIS L 0208 pdf 4] ―――――

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L 0208 : 2006
番号 用語 定義 対応英語(参考)
133 標準退色 standard fading
光に対する染色堅ろう度試験で,第1露光法で
は試験片が,第3露光法ではブルースケールが
それぞれ変退色用グレースケール4号と同程度
に変退色すること。
134 ホトクロミズム photochromism
光を照射したとき変退色した染色物が,照射を
中止し所定時間暗所に放置することによって復
色すること。
135 標準試料 standard sample
物理的及び化学的特性の標準となる,試験結果
と比較対照する試料。
136 ガス退色 gas fading
酸化窒素,オゾン,三酸化硫黄などで染色物が
変退色すること。
137 色泣き bleeding
な染柄などの染色物から染料が地にしみ出すこ
と。ブリードともいう。
138 白色度 白さの度合い。 degree of whiteness
139 光沢度 試料表面が正反射する光の強さの度合い。 degree of brilliancy
140 白化 whitening
摩擦などによって,フィブリル化,毛羽立ちな
どを生じ,白く見えること。
141 昇華 染着している染料が熱で気化すること。 sublimation
142 スコーチ 熱に対する染色堅ろう性及び強力保持性。 scorching
143 黄変 change into yellow,
光,熱,薬品などの影響で,色が黄色味を帯び
ること。 yellowing
144 マーセル化 mercerization
セルロース繊維などを水酸化ナトリウム溶液で
処理すること。
145 引張り強さ 引張りに対する強さ。 breaking strength
146 定速荷重 荷重を所定の割合で増加すること。 constant rate of load
147 定速緊張 試料を所定の速さで引っ張ること。 constant rate of traverse
148 定速伸長 試料を所定の割合で伸ばすこと。 constant rate of specimen extension
149 初荷重 伸長せずに真っすぐに張る程度の荷重。 initial tension, preliminary tension
150 乾湿強力比 標準状態に対する湿潤状態の引張り強さの比wet and dry tenacity ratio(糸),
率。 wet and dry strength ratio(織物)
151 伸び率 elongation percentage,
引き伸ばしたときの長さと元の長さとの差の,
元の長さに対する百分率。 extension percentage
伸度又は伸長率ともいう。
152 伸長弾性率 a) 所定加重時の長さと除重後の長さとの差 elastic recovery percentage of
elongation
の,加重時の長さと元の長さとの差に対す
る百分率。定荷重時伸長回復率ともいう。
b) 所定の長さに伸長し,除重後に回復した長
さの,所定伸長した部分の長さに対する百
分率。定伸長時伸長回復率又は引張りひず
み回復率ともいう。
153 残留ひずみ residual strain,
所定の時間加重して変形させた後,除重後も完
全に元に戻らないで,残るひずみ。 permanent warp
永久ひずみともいう。
154 伸長力 所定の長さに伸ばすのに必要な荷重。 load for stretching
155 乾強伸度 標準状態の引張り強さ及び伸び率。 dry tenacity and elongation(糸),
dry strength and elongation(織物)
156 湿強伸度 湿潤状態の引張り強さ及び伸び率。 wet tenacity and elongation(糸),
wet strength and elongation(織物)
157 衛撃強さ 瞬間的に加重した場合の強さ。 impact tenacity(糸),

――――― [JIS L 0208 pdf 5] ―――――

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JIS L 0208:2006の国際規格 ICS 分類一覧