この規格ページの目次
JIS L 0207:2005 規格概要
この規格 L0207は、繊維工業において,染色加工部門の術語として用いる用語について規定。
JISL0207 規格全文情報
- 規格番号
- JIS L0207
- 規格名称
- 繊維用語(染色加工部門)
- 規格名称英語訳
- Glossary of terms used in textile industry (Dyeing and finishing)
- 制定年月日
- 1962年2月1日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 01.040.59, 59.120.50
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 繊維 2020
- 改訂:履歴
- 1962-02-01 制定日, 1965-02-01 確認日, 1968-04-01 確認日, 1971-08-01 確認日, 1974-06-01 確認日, 1976-02-01 改正日, 1979-02-01 確認日, 1984-09-01 確認日, 1992-02-01 確認日, 1997-10-20 確認日, 2003-12-20 確認日, 2005-01-20 改正日, 2009-10-01 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS L 0207:2005 PDF [33]
L 0207 : 2005
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本染色
協会(JTFA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS L 0207 : 1976は改正され,この規格に置き換えられる。
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS L 0207 pdf 1] ―――――
L 0207 : 2005
pdf 目 次
ページ
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 分類・・・・[1]
- 4. 番号,用語及び定義・・・・[1]
- 用語索引・・・・[32]
- 英語索引(アルファベット順)・・・・[39]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS L 0207 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
L 0207 : 2005
繊維用語(染色加工部門)
Glossary of terms used in textile industry (Dyeing and finishing)
1. 適用範囲
この規格は,繊維工業において,染色加工部門の術語として用いる主な用語について規定
する。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS L 0803 染色堅ろう度試験用添付白布
JIS Z 8721 色の表示方法−三属性による表示
3. 分類
繊維用語(染色加工部門)は,次の9分類とする。これらの分類を含む4けたの番号を用語の
見出し番号とする。
a) 一般
b) 前工程
c) 浸染
d) な(捺)染
e) 後工程
f) 機能加工
g) 染料・薬剤
h) 染色堅ろう度
i) 環境
4. 番号,用語及び定義
番号,用語及び定義は,次による。
なお,対応英語を参考として示す。
備考1. 一つの用語欄に二つ以上の用語が併記してある場合には,記載してある順位に従って優先的
に使用する。
2. 用語の読みが紛らわしいものについては,用語の下に括弧書きで読みを示す。
a) 一般
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1001 あたり abnormal luster
布の光沢が部分的に異なった状態。毛織物,合成繊維織
物などで発生しやすい。
1002 アルカリショック alkali shock method
反応染料による綿などの染色,な染で,染料付与後の布
法 地を高濃度のアルカリ浴に短時間浸せきして固着する方
法。
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L 0207 : 2005
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1003 泡加工 foam finish
節水及び省エネルギーを目的とした泡を媒体とする各種
の加工。薬剤の少量付与効果もある。例えば,表裏がは
っ水と吸汗といったように,相反する機能をもたせると
きなどに使用される。
1004 いらつき skitteriness
染色,な染されたものの色又は光沢が不均一で落ち着き
のない状態。
1005 色合せ, color matching
染料・顔料を用いて色見本と同じ色相の染色物,な染物
カラーマッチングを得る操作又はそのための染料・顔料の配合処方の作成。
1006 色空間 色の幾何学的表示に用いる,通常三次元の空間。 color space
1007 色刺激 color stimulus
目に入って有形又は無形の色感覚を生じさせる可視放
射。
1008 色止め color fixing
染色後,染料固着剤(フィックス剤)などを用いて行う,
湿潤堅ろう度を向上させるための処理。
1009 色泣き, bleeding
染色又はな染された部分から湿潤状態で染料が他の部分
ブリード, へ移行し,汚染する状態又は汚染した状態。
泣き出し
1010 色見本 pattern
染色又はな染を依頼する業者が,加工業者に対して目標
として提示する着色された見本。
1011 ウォータスポット water spot
染色物に水滴が付着し,乾燥した後でも残る変色。染料
自体に起因する場合と,繊維の物理的状態が変わること
に起因する場合とがある。
1012 ウォッシュオフ性 wash-off property
染色後に繊維の表面に付着している染料などの,洗浄に
よる除去のしやすさ。
1013 エアリング airing
バット染料及び硫化染料で綿などを染色するときに,染
料の還元体を吸着させた後,空気酸化によって元の酸化
体に戻す処理。
1014 A光源 illuminant A
標準イルミナントAの略称。特定の分光分布をもつ放射
で,白熱電球による照射に対応する。
1015 エージング ageing
染料などが溶液又は分散液の形でパディング,印なつ
(捺),塗布などによって付与された布を,加湿及び加温
によって発色・固着させる処理。
1016 S欠点 織布工程に起因する欠点。
なお,加工工程に起因するものをK欠点という。
1017 演色性 color rendering
照明光が,それで照明した種々の物体の色の見え方に及
ぼす効果。特に染色加工では,照明光による着色物の見
え方の違いをいう。
1018 ows on the weight of solution
染色加工における濃度の表示法で,染料,助剤などの使
用量を,それを含む溶液又は分散液の質量に対する百分
率で表したもの。
1019 owf on the weight of fiber
バッチ式の染色加工における濃度の表示法で,染料,助
剤などの使用量を繊維の質量に対する百分率で表したも
の。
1020 黄変 yellowing
繊維が紫外線,NOx(窒素酸化物)などの外界の影響によ
って黄色く変色する現象。
1021 汚染 staining
本来付着してはならない着色汚れ。染色では,2種以上
の繊維からなる複合素材で,本来染まるべきでない繊維
に染料などが吸着すること。堅ろう度試験では,試験片
から添付白布への染料などの移行。
1022 加圧水蒸気処理, high-pressure steaming
100 ℃を超える飽和水蒸気を用いる高圧下での処理。染
HPスチーミング 料の固着などに利用される。
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L 0207 : 2005
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1023 開反 opening
丸編み機で編んだ筒状の布地を切り開いて平面の状態に
する操作。
1024 カウンタフロー洗 counterflow washing
連続洗浄機で,効率のよい洗浄を行うために,布の流れ
浄 と逆方向に洗浄液又は水を流す操作。
1025 拡布 織編物を広げた状態。ロープ状に対応する用語。 open width
1026 加工 finish
繊維に対して,目的の効果を得るために行う,物理的又
は化学的処理。
1027 過熱水蒸気固着, high-temperature steaming
100 ℃を超える過熱水蒸気を用いる常圧下での処理。染
HTスチーミング 料の固着などに利用される。
1028 かぶり な染及び染色において,白場や本来の色の上に他の染料,
薬剤,異物などが余分に表面に付着した状態。
1029 ガミング gumming
耳巻きしやすい編物の耳部に,速乾性樹脂などを塗布し
て耳巻きを防止する処理。
1030 ガムアップ gumming up
エマルション系の仕上げ剤をパディング法で適用すると
きに,エマルションが破壊されて,ガム状物質がマング
ルに付着する現象。
1031 カラーイールド color yield
染料・顔料を用いて特定の条件で得られる色の濃さ。
1032 カラーインデック colour index
英国SDC(Society of Dyers and Colourists)が発行する市
ス 販染料・顔料の索引。染料種属別,色相別に整理して番
号を付けたもの(Generic Name)と,化学構造別に整理
して番号を付けたもの(Constitution Number)とがある。
1033 カラーキッチン color kitchen
染色又はな染のために,染料,薬剤,助剤などを調合す
る場所。
1034 カラーバリュー color value
色相の類似した染料・顔料を同じコストになる濃度で比
較したときの相対的なカラーイールド。
1035 還元洗浄, reduction cleaning
ポリエステル繊維などの合成繊維及びその混紡・交織品
リダクションクリを染色後,還元剤と洗浄剤とを併用して,繊維表面に付
ーニング 着又は汚染している染料を分解除去する操作。
1036 乾熱固着 dry-heat fixation
パディング法で染料,薬剤などが付与された布の,乾熱
処理による固着。
1037 生機 gray fabric
精練漂白前の未加工布。生成(きなり),織卸(おりおろ
(きばた) し)ともいう。
1038 際付き water mark
水の滴下によって染色物上の染料,加工剤などが移動し,
輪じみになる現象。ウォータスポットの一つ。
1039 空気酸化 air oxidation
バット染料又は硫化染料による染色において,還元体の
染料を空気中の酸素によって酸化させ不溶体に戻す操
作。
1040 継続浴 standing bath
一度使用した液に染料及び/又は薬剤を追加して使用す
る染浴又は処理浴。
1041 K/S値 K/S value
クベルカ−ムンクの式によって表す着色物の色の濃さ。
K/S=(1−R)2/2R(Rは着色物の反射率)。色の濃さの評価
及びカラーマッチングの混色計算に用いる。
1042 KES Kawabatas evaluation
生地風合を客観的に評価することを目的として開発され
system
た微少変形領域における力学特性を計測するシステム。
低荷重下における生地の引張り,せん(剪)断,曲げ,
圧縮,表面などの挙動を測定し,風合を数値評価する。
得られた数値を用い,こし,ぬめり,ふくらみなどを客
観的な数値として表現する。
――――― [JIS L 0207 pdf 5] ―――――
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JIS L 0207:2005の国際規格 ICS 分類一覧
- 59 : 繊維及び皮革技術 > 59.120 : 繊維機械 > 59.120.50 : 染色及び仕上加工設備
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.59 : 繊維及び皮革技術(用語)
JIS L 0207:2005の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISL0803:2011
- 染色堅ろう度試験用添付白布
- JISZ8721:1993
- 色の表示方法―三属性による表示