JIS L 1021-6:2020 繊維製床敷物試験方法―第6部:静的荷重による厚さ減少試験方法 | ページ 2

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定する。

5.2 装置

5.2.1  厚さ測定器 4.2.1による。
5.2.2 金属製の試料台 厚さ約6 mmで,100 mm×100 mmの試験片の測定が可能な金属製の試料台。
5.2.3 静的荷重試験機 厚さ測定器の加圧子の半径より2 mm以上大きい半径の円形加圧子をもち,試験
片に700 kPaの圧力を負荷できる附属書Aに示す装置。
なお,静的荷重試験機の加圧子は垂直方向に移動でき,加圧は垂直方向から行う。
5.2.4 両面粘着テープ 試験片を金属製の試料台に固定できるもの。
5.2.5 直定規 4.2.4による。

5.3 試験片の調製及び試験条件

  4.4による。

5.4 試験片の採取

  JIS L 1021-1によって,100 mm×100 mmの試験片を5枚以上採取する。

5.5 試験片の準備

5.5.1  試料台の四隅に両面粘着テープを完全に貼る。次に,標準圧力下で試料台の中心部の厚さ(d1)を
0.1 mm単位まで測定する。
5.5.2 次に,両面粘着テープの離型紙を取り,使用面を上にして試験片を試料台に両面粘着テープで固定
し,試験片の四隅に十分な圧力を加える。
5.5.3 パイルのある試験片の場合は,直定規を用いて,パイルの毛並みの向きに対して,最初は逆方向(逆
目方向)に,次に順方向(順目方向)にパイル表面を軽くブラッシングする。次に,試料台に固定した試
験片を1枚ずつ,パイル表面を上にして,24時間以上調製する。

5.6 手順

5.6.1  原則
厚さの測定は,0.1 mm単位で行う。
5.6.2 初期厚さの測定
試料台に固定され,調製された試験片の中心部の厚さ(d2)(試験片の厚さと試料台の厚さとの合計)を
標準圧力下で0.1 mm単位まで測定する。
5.6.3 荷重の負荷
静的荷重試験機の上に試験片を置き,静的荷重試験機の加圧子で試験片の中心に700 kPaの荷重を加え,
24時間後に荷重を除去する。
5.6.4 回復後の厚さの測定
静的荷重試験機から試験片を取り除き,厚さ測定器に試験片を移し,除荷重後,2分経過したとき,荷
重が加えられた部分の厚さ(d2)を標準圧力下で測定する。その後,試験片を放置し,除荷重後,1時間
及び24時間経過したときに,同一の部分の厚さ(d2)を標準圧力下で測定する。
注記 数台の静的荷重試験機が1台の厚さ測定器に連結したものを用いると複数の試験片が同時に測
定でき,合理的である。

5.7 試験結果

5.7.1  各試験片の初期厚さをd2−d1から求め,その結果を0.1 mm単位で表す。
5.7.2 同様にして各試験片の除荷重後,2分間,1時間及び24時間が経過したときのそれぞれの厚さを求
め,その結果を0.1 mm単位で表す。

――――― [JIS L 1021-6 pdf 6] ―――――

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5.7.3 それぞれの結果(各試験片の初期厚さ,除荷重後,2分間,1時間及び24時間が経過したときの厚
さ)について,それぞれの平均値を求め,その結果を表す。

5.8 試験報告書

  試験報告書には,次の事項を記載する。
a) この規格番号及び箇条番号
b) 各試験片の初期厚さ及びその平均値
c) 各試験片の所定回復時間経過ごとの厚さ及びその平均値

――――― [JIS L 1021-6 pdf 7] ―――――

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附属書A
(規定)
静的荷重試験機
この試験機は,図A.1に示すように“てこ”の原理を用いるものである。図中(A)は支点,(C)はは
り(梁)の荷重を調整するための背後のバランスウエイトである。(B)は,加圧子(P)を垂直方向に可
動するためのベアリングであり,(S)は試験片である。
y/xの比率は,円形加圧子の面積A mm2に700 kPaの圧力を加えられるようにおもりmの質量に応じて
調整する。
x
なお,m 7A 10 2(kg)である。
y
図A.1−静的荷重試験機

――――― [JIS L 1021-6 pdf 8] ―――――

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附属書JA
(参考)
繊維製床敷物の圧縮率,圧縮弾性率及び
圧縮による厚さ減少率測定方法
JA.1 装置及び器具
JA.1.1 圧縮試験機 厚さ測定器及び上下に移動できる表面が平滑な円形の加圧子を装備し,次の性能をも
つもの。
a) 2.0 kPa±0.2 kPaの標準圧力下での厚さと98 kPaの一定圧力下での厚さ測定とが可能である。
b) 加圧子の面積は,1 cm220 cm2の範囲内のもの。
JA.1.2 厚さ測定器 JIS L 1021-3の4.2.1に規定するもの又はこれと同等の性能をもつもの。
JA.1.3 自記記録計付定速伸長形引張試験機 JA.1.1の加圧子と圧縮ロードセルとを装備した引張試験機。
JA.2 試験片
JIS L 1021-1によって,圧縮試験機の加圧子の直径より20 mm以上大きい直径をもつ円形の試験片か,
又はその領域を含むく(矩)形の試験片を5枚採取する。
JA.3 手順
JIS L 1021-3の箇条4によって,試験片の中央部分の2.0 kPa±0.2 kPaの標準圧力下での厚さ(mm)を
小数点以下1桁まで測定する。次に,この試験片の中央部分に98 kPaの一定圧力を加え,5分経過後の厚
さ(mm)を測定する。測定後直ちに荷重を除き,5分経過後の2.0 kPa±0.2 kPaの標準圧力下での厚さ(mm)
を小数点以下1桁まで測定する。
なお,数回圧縮を行った後の圧縮率,圧縮弾性率及び圧縮による厚さ減少率を測定する場合は,JA.1.3
の引張試験機を用いる。この場合,始めに予備圧縮として,10 mm/min20 mm/minの圧縮速度で,JA.1.1
a)の標準圧力まで圧縮し,同速度で除荷重する操作を1回行う。
次に,予備圧縮と同様の操作を行い,一定圧力になった時点でそのまま5分間放置する。放置後,同速
度で加圧子を戻す。除荷重後5分を経過すれば再び一定圧力まで圧縮を行う。この操作を順次必要な圧縮
回数に達するまで行う。最終回が終了すればJA.1.1 a)の標準圧力まで圧縮する。
記録した厚さ−圧縮応力曲線から,圧縮前の標準圧力時の厚さ,最終の一定圧力時の厚さ及び最終回終
了後の標準圧力時の厚さを0.1 mm単位まで求める。
JA.4 試験結果
各試験片について,圧縮前の標準圧力下の厚さ(mm),一定圧力下で5分経過後の厚さ(mm)及び除
荷重後再び標準圧力をかけたときの厚さ(mm)から,次の式によって圧縮率(%),圧縮弾性率(%)及
び圧縮による厚さ減少率(%)を求め,各試験片の平均値を小数点以下1桁まで求める。
t0 t1
圧縮率(%) 100
t0
t'0 t1
圧縮弾性率(%) 100
t0 t1

――――― [JIS L 1021-6 pdf 9] ―――――

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t0 t'0
圧縮による厚さ減少率(%)
t0
ここに, t0 : 圧縮前の標準圧力下の厚さ(mm)
t1 : 一定圧力下で5分経過後の厚さ(mm)
t'0 : 除荷重後再び標準圧力をかけたときの厚さ(mm)
JA.5 試験報告書
試験報告書には,次の事項を記入する。
a) 圧縮率(%)
b) 圧縮弾性率(%)
c) 圧縮による厚さ減少率(%)
d) 数回圧縮を行った場合は,圧縮した回数

――――― [JIS L 1021-6 pdf 10] ―――――

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JIS L 1021-6:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3415:1986(MOD)
  • ISO 3416:1986(MOD)

JIS L 1021-6:2020の国際規格 ICS 分類一覧

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