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L 1075 : 2013
7.2 B法(定速伸長形引張試験機法)
7.2.1 装置
装置は,定速伸長形引張試験機とする。定速伸長形引張試験機は,試験片を伸長し,固定つかみ具及び
定速移動つかみ具を備え,切断に至るまでの荷重及び伸びを読み取り記録できるもの。
7.2.2 操作
操作は,次による。
a) 箇条6の試料から約250 mm×50 mmの試験片をたて糸に長さ方向が平行になるように10枚採取する。
b) 定速伸長形引張試験機(7.2.1)を用い,図5に示すように二つ折りにした試験片の中央部付近のパイ
ル糸1本のパイルを上部つかみに取り付けたクリップで挟み,試験片に初荷重を加えた後,つかみ間
隔を約100 mmとして他端を下部つかみでつかむ。
なお,初荷重とは,試験片が伸長せず,不自然なしわなどがなくなる程度の荷重をいう。
c) 引張速度は300 mm/min±20 mm/minで,試験片50 mm間のパイル糸のパイルが消えるまで引き抜い
たときの最大荷重を1 mNの単位まで測定し,10回の平均値をJIS Z 8401の規則B(四捨五入法)に
よって有効数字2桁に丸める。
図5−試験片の取付方法の例
7.3 C法[摩擦試験機II形(学振形)法]
7.3.1 装置及び材料
装置及び材料は,次による。
7.3.1.1 摩擦試験機II形 摩擦試験機II形は,JIS L 0849の8.1.2[摩擦試験機II形(学振形)]による。
7.3.1.2 耐水研磨紙 耐水研磨紙は,7.1.1.5による。
7.3.1.3 綿布 綿布は,JIS L 0803による。
7.3.2 操作
操作は,次による。
a) 箇条6の試料から約230 mm×30 mmの試験片a及び隣接して15 mm×10 mmの試験片bを,たて糸
――――― [JIS L 1075 pdf 6] ―――――
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L 1075 : 2013
に長さ方向が平行になるようにそれぞれ5枚ずつ採取する。
b) 図6に示すように試験機の試験片台上に,7.3.1.3 に規定する単一繊維布・綿3-1号の綿布2枚を重ね
て敷き,その上に試験片aのパイル面を上にして置き,両端を固く止める。
c) 質量200 gの摩擦子の先端に7.1.1.5 に規定するCw-C-P180の耐水研磨紙を取り付け,試験片台を
120 mm水平往復運動することによって,試験片a上100 mmの間を毎分30往復の速度で100往復摩
擦する。
d) 試験片台上から試験片aを取り外し,摩擦された部分の中央部から15 mm×10 mmの大きさにたて糸
に長さ方向が平行になるように切り取り,パイルの残留質量を量る。パイル保持率は,7.1.2 d) の式
によって算出し,5回の平均値をJIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって小数点以下1桁に丸め
る。
単位mm
図6−摩擦試験機II形
8 試験報告書
試験報告書は,次の事項を記載する。
a) 試験年月日
b) 規格番号
c) 試験の種類
d) 試験条件(試験場所の温度及び湿度)
e) 試験結果
JIS L 1075:2013の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 1075:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISL0208:2006
- 繊維用語―試験部門
- JISL0803:2011
- 染色堅ろう度試験用添付白布
- JISL0849:2013
- 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL1096:2010
- 織物及び編物の生地試験方法
- JISR6253:2006
- 耐水研磨紙
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方