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P 8127 : 2010 (ISO 287 : 2009)
片を入れる。試験片を入れた状態で容器を含めた質量を測定してから,サンプリング時の試験片の質量m0
を計算する。
ユニット及び採取位置ごとに,一対の試験片を採取する。
非常に軽量な紙のように,試験片を50 g採取したときのかさ(嵩)が大きい場合は,25 g以上を採取す
る。その場合は,報告書にその質量を記載する。
8.2.2 ユニットが細分化されている場合
JIS P 8110によって,連包装,小包などを選択し,8.2.2.18.2.2.3に規定した手順を行う。
8.2.2.1 坪量225 g/m2未満の場合の平均水分
それぞれの連包装又は小包の中央部から,4枚以上の連続したシートを採取し,8.2.1.1による。
8.2.2.2 坪量225 g/m2以上の場合の平均水分
それぞれの連包装又は小包の中央部から,4枚以上の連続したシートを採取し,8.2.1.2による。
8.2.2.3 シートの水分変動を求める場合
シートの端部と中央部との水分変動を測定する場合は,8.2.2.1又は8.2.2.2に従ってシートの束を選択し,
8.2.1.3による。
8.2.3 ユニットが巻取りの場合
8.2.3.1 平均水分を求める場合
巻取りの外側の損傷しているすべてのシートの層を取り除く。坪量が225 g/m2未満の場合は,3枚以上
の損傷していない層を取り除く。坪量が225 g/m2以上の場合は,1枚以上の損傷していない層を取り除く。
包装状態及び保管状態によっては,取り除くシートの枚数を増やす。
巻取りの横方向すべてにわたって厚さ5 mm以上となるよう,シートの層を切断して採取し,平らに広
げる。切り取ったシートの層から縦方向に幅50 mm75 mm,横方向に幅150 mm以上の試験用切出片の
組を採取する。試験用切出片は,巻取りの両端部近傍及び中央部から切り取るか又は巻取りの横方向全体
から切り取る。シート及び試験用切出片が崩れないように注意する。
各組の試験用切出片の上側及び下側を1枚ずつ捨てる。残りを試験片とし,質量は50 g以上とする。試
験片を素早く折るか,又は切断して容器に入れる。試験片を入れた状態で容器を含めた質量を測定してか
ら,サンプリング時の試験片の質量m0を計算する。
ユニット及び採取位置ごとに,一対の試験片を採取する。
非常に軽量な紙のように,試験片を50 g採取したときのかさ(嵩)が大きい場合は,25 g以上を採取す
る。その場合は,報告書にその質量を記載する。
8.2.3.2 巻取り横方向の水分変動を求める場合
8.2.3.1によって,巻取りの横方向で3か所以上の試験片を採取する。試験片は横方向の長さを50 mm
75 mmとし,縦方向を長寸法とする。採取位置ごとに試験手順に従って測定し,結果をそれぞれ報告する。
8.3 ユニットの包装が完全に開こん(梱)できない場合
注記 包装が,例えば,巻取り,パレット又は連包装であり,倉庫に保管しているもの,又は顧客が
選んだもの。
8.3.1 縦方向が既知の場合の試料の平均水分
幅寸法が50 mm75 mm,長さが150 mm以上で,短寸法が縦方向と平行になるように窓を切り取る。
上側3枚及び損傷した部分を除いた後に,試験片を50 g以上採取できるよう,十分な深さまで試料を切り
取る。直ちに容器に試験片を入れる。試験片を入れた状態で容器を含めた質量を測定してから,サンプリ
ング時の試験片の質量m0を計算する。
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P 8127 : 2010 (ISO 287 : 2009)
ユニットごとに窓の位置を変える。
ユニット及び採取位置ごとに,一対の試験片を採取する。
代わりに,幅50 mm75 mmで,サンプルの横方向全体に採取した試験片を用いてもよい。
非常に軽量な紙のように,試験片を50 g採取したときのかさ(嵩)が大きい場合は,25 g以上を採取す
る。その場合は,報告書にその質量を記載する。
8.3.2 縦方向が不明の場合の試料の平均水分
シートの長辺方向に平行となるように約100 mm×100 mmの窓を切り取る。その後,8.3.1による。
8.3.3 シートの水分変動又は巻取の横方向水分変動を求める場合
巻取りの横方向又はシートの中央部と両端部との水分変動の測定は,8.3.1によるが,試験片の幅を50
mm75 mm,長さは150 mm以上,試験片の長辺が縦方向に平行となるようにする。三つ以上の試験片を
巻取り又はシートの横方向から採取する。採取位置ごとに試験手順に従って測定し,結果をそれぞれ報告
する。
ユニット及び採取位置ごとに,一対の試験を行う。
9 操作
9.1 1回目の乾燥及び質量測定
試験片を入れたままで容器(5.2)のふたを外すか,又は試験片を容器から取り出すかした後,広げて,
乾燥器(5.3)で乾燥する。乾燥作業中,温度は105 ℃±2 ℃に保たなければならない。試験片が複数の試
験用切出片からなる場合は,空気が十分循環するよう試験用切出片は離して置く。試験片を容器から取り
出した場合には,なるべく同じ乾燥器で容器も乾燥する。
1回目の乾燥時間は,坪量が225 g/m2未満のものでは30分以上とし,坪量が225 g/m2以上のものでは
60分以上としなければならない。
試験片を乾燥している間は,別の試験片を乾燥器の中に入れてはならない。
乾燥が完了したとみなしたとき,試験片を速やかに容器に入れ,ふたを閉め,デシケータ(5.4)で放冷
する。容器によっては放冷にかなりの時間が必要なことがある。放冷後,容器の開閉を瞬時に行い,容器
内外の圧力を均等にする。容器及び試験片の質量を測定し,乾燥した試験片質量を計算する。
9.2 2回目以降の乾燥及び質量測定
試験片及び容器を再度乾燥器の中に入れ,1回目の乾燥時間の半分以上の時間,更に乾燥する。試験片
を乾燥している間は,別の試験片を乾燥器の中に入れてはならない。
試験片を速やかに容器に入れ,ふたを閉め,デシケータで放冷する。放冷後,容器の開閉を瞬時に行い,
容器内外の圧力を均等にする。容器に入れた状態で試験片の質量を測定する。恒量(3.2)に達するまで,
更に乾燥及び質量測定の操作を繰り返す。2回目以降の乾燥時間は,最初の乾燥時間の半分以上とする。
連続2回の質量測定値の差が試験片採取時の質量m0の0.1 %以下になったときに,試験片は恒量m1に達
したとみなす。
10 計算及び試験結果の表し方
10.1 計算
水分(wH2O)は,質量に対する百分率で表し,次の式によって算出する。
m0 m1
wH2O 100
m0
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P 8127 : 2010 (ISO 287 : 2009)
ここに, wH2O : 水分(%)
m0 : 試料採取時の試験片質量(g)(小数点以下4けた)
m1 : 恒量まで乾燥した試験片質量(g)(小数点以下4けた)
ユニットごとに平均水分を算出する。
ロットの平均水分を算出する。
10.2 試験結果の表し方
試験結果は,小数点以下1けたに四捨五入して,百分率で表す。
11 精度
11.1 繰返し精度
一つの試験所で薄葉紙及び板紙について10回の試験(各試験は一対の測定の平均)を実施し,別の試験
所でコピー用紙について10回の試験を実施した。測定操作の精度を計算した。結果を表1に示す。
表1−水分測定操作の精度
試料 テストの数 水分 繰返し精度 繰返し精度 繰返し精度
標準偏差,Sr 変動係数 信頼限界,r
% %
薄葉紙
10 6.13 0.13 2.1 0.37
<50 g/m2
コピー用紙
10 5.56 0.05 0.97 0.15
<225 g/m2
板紙
10 5.21 0.22 4.2 0.60
≧225 g/m2
注記1 繰返し精度の信頼限界は,r=1.96√2Srで算出し,二つの独立した試験の差が95 %の信頼限界
以内であることを示す。
注記2 変動係数(相対標準偏差)は,標準偏差(Sr)×100/平均で算出する。
実際の状況下でこの方法を適用すると,ロットの水分測定の精度は次の影響を受ける。
− ロット内の水分変動
− 取扱操作及び試料の大気へのばく(曝)露
− 平均に用いた測定値の数
11.2 再現性
この規格では,再現性を表す数値は示していない。理由は,比較試験に参加する試験所はサンプリング
及び測定を同じ場所で,かつ,同じ時に行わなければならないからである。
12 報告
12.1 一般
報告書には,この規格番号及び12.2又は12.3を記載する。
試験手順を変更した場合は,次のことを記載する。
a) 適用した手順,特別な状況,又は結果に影響を与えると考えられる事項
b) 試験片を50 g採取できなかった場合,試験片の質量
この規格で規定した手順から逸脱した事項は記載しなければならない。
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P 8127 : 2010 (ISO 287 : 2009)
12.2 平均水分を報告する場合
a) ロットの平均水分
b) ロットの水分の最大値及び最小値
c) 標準偏差
d) 試験回数
12.3 水分変動を報告する場合
a) 平均水分
b) 水分の最大値及び最小値
c) 標準偏差
d) 試験回数
e) サンプリング位置
参考文献 JIS P 0001 紙・板紙及びパルプ用語
JIS P 8203 紙,板紙及びパルプ−絶乾率の測定方法−乾燥器による方法
注記 対応国際規格 : ISO 638,Paper, board and pulps−Determination of dry matter content−
Oven-drying method(IDT)
JIS P 8127:2010の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 287:2009(IDT)
JIS P 8127:2010の国際規格 ICS 分類一覧
JIS P 8127:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISP8110:2006
- 紙及び板紙―平均品質を測定するためのサンプリング方法