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JIS P 8126:2015 規格概要
この規格 P8126は、紙及び板紙,特に,段ボール及び包装箱の製造に使用される,板紙切断面の垂直方向の圧縮強さ(リングクラッシュ強さ)を測定する試験方法について規定。厚さ0.100mm~0.580mmの全ての紙及び板紙に適用。
JISP8126 規格全文情報
- 規格番号
- JIS P8126
- 規格名称
- 紙及び板紙―圧縮強さ試験方法―リングクラッシュ法
- 規格名称英語訳
- Paper and board -- Determination of compressive strength -- Ring crush method
- 制定年月日
- 1957年9月18日
- 最新改正日
- 2015年6月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 12192:2011(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 85.060
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 紙・パルプ 2021
- 改訂:履歴
- 1957-09-18 制定日, 1960-03-01 改正日, 1963-06-01 改正日, 1966-07-01 確認日, 1969-08-01 確認日, 1972-11-01 確認日, 1975-10-01 確認日, 1976-03-01 改正日, 1979-03-01 確認日, 1984-03-01 確認日, 1987-09-01 改正日, 1994-07-01 改正日, 2000-08-20 確認日, 2005-08-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-06-22 改正
- ページ
- JIS P 8126:2015 PDF [13]
P 8126 : 2015
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 原理・・・・[2]
- 5 装置・・・・[2]
- 6 試料の採取・・・・[4]
- 7 調湿・・・・[4]
- 8 試験片の調製・・・・[4]
- 9 操作・・・・[4]
- 10 計算・・・・[5]
- 11 報告書・・・・[5]
- 附属書A(参考)精度・・・・[7]
- 参考文献・・・・[9]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[10]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS P 8126 pdf 1] ―――――
P 8126 : 2015
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,紙パルプ技術協会
(JAPAN TAPPI)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改
正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。これによって,JIS P 8126:2005は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS P 8126 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
P 8126 : 2015
紙及び板紙−圧縮強さ試験方法−リングクラッシュ法
Paper and board-Determination of compressive strength- Ring crush method
序文
この規格は,2011年に第2版として発行されたISO 12192を基に,対応する部分については対応国際規
格を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,紙及び板紙,特に,段ボール及び包装箱の製造に使用される,板紙切断面の垂直方向の圧
縮強さ(リングクラッシュ強さ)を測定する試験方法について規定する。この規格は,厚さ0.100 mm0.580
mmの全ての紙及び板紙に適用する。0.280 mm未満の厚さをもつ紙及び板紙の場合,測定値には,純粋な
圧縮のほか,座屈破壊の影響が含まれることがある。
注記1 0.580 mmを超える厚い紙及び板紙については,円筒内で試験片を曲げることで生じるゆがみ
によって,試験結果に影響が及ぶことがある[5][6]。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 12192:2011,Paper and board−Determination of compressive strength−Ring crush method
(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS P 0001 紙・板紙及びパルプ用語
JIS P 8110 紙及び板紙−平均品質を測定するためのサンプリング方法
注記 対応国際規格 : ISO 186,Paper and board−Sampling to determine average quality(IDT)
JIS P 8111 紙,板紙及びパルプ−調湿及び試験のための標準状態
注記 対応国際規格 : ISO 187,Paper,board and pulps−Standard atmosphere for conditioning and testing
and procedure for monitoring the atmosphere and conditioning of samples(MOD)
JIS P 8118 紙及び板紙−厚さ,密度及び比容積の試験方法
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P 8126 : 2015
注記 対応国際規格 : ISO 534,Paper and board−Determination of thickness,density and specific volume
(MOD)
JIS P 8124 紙及び板紙−坪量の測定方法
ISO 13820,Paper, board and corrugated fibreboard−Description and calibration of compression-testing
equipment
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS P 0001によるほか,次による。
3.1
ISO圧縮強さ(compressive strength)
紙又は板紙の試験片が,圧縮破壊を受けるまで耐え得る,単位長さ当たりの最大圧縮力。
注記 ISO圧縮強さは,キロニュートン毎メートル(kN/m)で表す。
3.2
ISOリングクラッシュ圧縮強さ(ring crush resistance)
円筒状(リング状)に曲げた細長い試験片が,この規格で定義された条件下で,端部が損傷することな
く耐え得る,単位長さ当たりの最大圧縮力。
注記 ISOリングクラッシュ圧縮強さは,キロニュートン毎メートル(kN/m)で表す。
3.3
比ISOリングクラッシュ圧縮強さ(ring-crush-resistance index)
ISOリングクラッシュ圧縮強さを,坪量で除した値。
注記 比ISOリングクラッシュ圧縮強さは,キロニュートンメートル毎グラム(kNm/g)で表す。
4 原理
細長い帯状の紙又は板紙の試験片をリング状に巻いて,平行な上下圧縮板の間に挟み,圧縮破壊させた
ときの最大圧縮力を測定する。
ISOリングクラッシュ圧縮強さは,最大圧縮力と試験片の長さとから計算する。
5 装置
5.1 打抜切断器 打抜切断器は,汚れ及び不ぞろいがなく,平行かつ真っすぐな切断面をもつ試験片を,
規定の寸法に,正確に切断できるもの。その他の切断器も,“同等”の試験結果が得られる場合は,使用し
てもよい。
5.2 試験片支持具(図1参照) 試験片支持具は,円筒形の凹部をもつブロック(外枠)と,取外しがで
きるディスク(内枠)とからなり,ブロックにディスクを取り付けることによって,円形の溝を形成する。
ブロックの凹部は,内径49.30 mm±0.05 mm,深さ6.35 mm±0.25 mmで,凹部底のブロック底面に対す
る平行度は,0.01 mm以下とする。ディスクの厚さは,6.35 mm±0.25 mmとする。様々な厚さの試験片に
適応するため,異なる直径のディスクを準備するのが望ましい。ディスクの端とブロックの円筒形凹部の
壁面とが形成する溝の幅は,試験に用いる試験片の厚さの,150 %以上175 %以下に調節する。試験片の厚
さに応じて溝幅を調節するための推奨ディスクの直径を表1に示す。
センターピンは,ブロックの円筒形凹部の中心に正確にくるものとする。一例を図1に示す。ピンは,
ブロックの底から引っ込んでおり,底面から飛び出してはならない。それぞれのディスクは,中央にピン
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P 8126 : 2015
よりも僅かに大きな径の差込み孔が開いており,ブロックの中心に正確に取り付けることによって,均一
な幅の円形溝を形成する。
ブロックの円筒形凹部の底面と壁面との接触部は,直角でなければならない。この点で,直角が確保で
きない場合,試験片を底面に対し垂直に保持できないため,誤った結果が生じる。
単位 mm
1 ブロック(外枠)
2 ディスクとの隙間
3 ディスク(内枠)
4 センターピン
5 試験片支持円形溝
6 試験片差込み溝
d : ディスクの直径
図1−試験片支持具の一例
試験片差込み溝は,ブロック端部から円筒形凹部に対して接線方向に切り込んでおり,溝幅は1.27 mm
以下とする。差込み溝は,右又は左向きに切り込んだものとする。
5.3 圧縮試験機 試験機は,ISO 13820に規定するもので,加圧板の下部が水平に固定され,上部は上下
に移動できる加圧板をもち,その表面は,100 mmに対して0.025 mm以下の平行度をもつ堅ろうな構造と
し,水平方向に0.05 mm以上の動きを生じないものとする。
加圧部分は,可動加圧板を毎分12.5 mm±2.5 mmの一定の速度で移動させることができる構造とし,試
験片の圧潰時最大圧縮力を1 N以下の精度で,指示又は記録できる装置をもつものとする。
試験機は,ISO 13820に従い校正を行う。平行度の測定は,専用ダイヤルゲージなどを用いて,上下の
加圧板の中央及び周辺について行う。また,加圧した状態で平行度を測定する場合には,加圧板の中央に,
加圧に対して適切な弾性変形を生じる支柱を立て,圧力を加えながら周辺の平行度を測定する。平行度が
0.05 mmを超える場合は修正する。平行度を修正する方法として,平行度修正ジグなどを用いる。
5.4 綿又はプラスチック製の手袋 手袋は,試験片の調製及び器具へ挿入するときに使用する。
――――― [JIS P 8126 pdf 5] ―――――
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JIS P 8126:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 12192:2011(MOD)
JIS P 8126:2015の国際規格 ICS 分類一覧
JIS P 8126:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISP0001:1998
- 紙・板紙及びパルプ用語
- JISP8110:2006
- 紙及び板紙―平均品質を測定するためのサンプリング方法
- JISP8111:1998
- 紙,板紙及びパルプ―調湿及び試験のための標準状態
- JISP8118:2014
- 紙及び板紙―厚さ,密度及び比容積の試験方法
- JISP8124:2011
- 紙及び板紙―坪量の測定方法