JIS Q 14006:2012 環境マネジメントシステム―エコデザインの導入のための指針

JIS Q 14006:2012 規格概要

この規格 Q14006は、組織が環境マネジメントシステム(EMS)の一部としてエコデザインのマネジメントを確立し,文書化し,実施し,維持し,継続的に改善するための指針。

JISQ14006 規格全文情報

規格番号
JIS Q14006 
規格名称
環境マネジメントシステム―エコデザインの導入のための指針
規格名称英語訳
Environmental management systems -- Guidelines for incorporating ecodesign
制定年月日
2012年3月21日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

主務大臣
経済産業
JISハンドブック
環境マネジメント 2020
改訂:履歴
2012-03-21 制定日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS Q 14006:2012 PDF [33]
                                                                  Q 14006 : 2012 (ISO 14006 : 2011)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[3]
  •  2 引用規格・・・・[3]
  •  3 用語及び定義・・・・[4]
  •  4 エコデザインにおけるトップマネジメントの役割・・・・[5]
  •  4.1 エコデザイン実施の便益・・・・[5]
  •  4.2 エコデザインのための任務・・・・[5]
  •  5 環境マネジメントシステムにエコデザインを導入するための指針・・・・[6]
  •  5.1 一般指針・・・・[6]
  •  5.2 環境方針・・・・[6]
  •  5.3 計画・・・・[7]
  •  5.4 実施及び運用・・・・[9]
  •  5.5 点検・・・・[16]
  •  5.6 マネジメントレビュー・・・・[18]
  •  6 製品の設計・開発におけるエコデザイン活動・・・・[19]
  •  6.1 一般・・・・[19]
  •  6.2 ライフサイクル思考・・・・[19]
  •  6.3 エコデザインプロセス・・・・[20]
  •  6.4 製品の環境アセスメント・・・・[20]
  •  6.5 利害関係者の環境要求事項の分析・・・・[20]
  •  6.6 エコデザインのレビュー・・・・[20]
  •  6.7 バリューチェーンの関与・・・・[21]
  •  附属書A(参考)トップマネジメント及びエコデザインに関する戦略的課題・・・・[22]
  •  附属書B(参考)JIS Q 14006とエコデザインに関する他の規格との相関関係・・・・[27]
  •  参考文献・・・・[31]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Q 14006 pdf 1] ―――――

Q 14006 : 2012 (ISO 14006 : 2011)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標
準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業
大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Q 14006 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Q 14006 : 2012
(ISO 14006 : 2011)

環境マネジメントシステム−エコデザインの導入のための指針

Environmental management systems-Guidelines for incorporating ecodesign

序文

  この規格は,2011年に第1版として発行されたISO 14006を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
環境への被害(例えば,気候変動,資源の枯渇,並びに大気,水及び土壌環境の汚染)に関する国際的
な懸念によって,組織がその活動及び製品の環境影響の管理にますます注意を払い,かつ,環境パフォー
マンスの継続的な改善に焦点を当てるようになってきた。環境への有害な影響を低減するために,より多
くの組織が,製品の設計に環境パフォーマンスを含める必要があることを認識してきている。
注記 この規格では,“製品”という用語は,物品及びサービスの両方を含むものとする。
製品の環境影響に関する法律の施行が,世界中で一段と増加している。この事実は,多くの組織が製品
の環境パフォーマンスを改善させることを促進している。このような組織には,そのためのプロセスだけ
でなく,製品の環境パフォーマンスにおいて環境目的を達成し,かつ,継続的な改善を維持するために,
このような組織の取組みをいかに体系的な方法に適用するかについての手引が必要である。
エコデザインは,原材料の抽出から使用済み段階まで製品のライフサイクル全体にわたって,製品の環
境影響を低減させ,かつ,環境パフォーマンスを継続的に改善させることを目的とした,設計・開発にお
ける統合したプロセスとして理解できる。組織に便益をもたらし,かつ,組織が環境目的を達成すること
を確実にするために,エコデザインは,組織の事業運営における中核的要素として実行するように意図さ
れている。エコデザインは,組織の全ての機能に影響を与える可能性がある。
この規格では,体系的及び管理可能な方法でエコデザインを実行するために,組織が,適切なプロセス
を実施し,次にこのプロセスを実行及び管理するために必要な力量をもつ又は利用できることを意図して
いる。これには,トップマネジメントの支援が必要である(4.2参照)。
エコデザインのプロセスは組織の設計・開発の領域内で行われるため,エコデザインの実行及び管理に
おいて必要な知識はこの領域に存在する。しかしながら,エコデザインが環境マネジメントシステム
(EMS)の下で実行されるとき,EMSの責任者は,このプロセスがどのようなものであるか,さらに,そ
れがどのように運用及び管理されるかを理解する必要がある。この方法によって,EMSの完全性は影響を
受けることはなく,製品のための環境目的を達成することができる。
EMSにエコデザインを組み込むために要求される一般的な知識分野は,次のとおりである。
a) 製品の環境に対する影響の評価
b) 環境への悪影響を低減するための適切なエコデザイン施策の特定

――――― [JIS Q 14006 pdf 3] ―――――

2
Q 14006 : 2012 (ISO 14006 : 2011)
c) 設計・開発プロセスの知識,並びにエコデザインのプロセス及びその管理がEMSにどのようにうま
く当てはまるかについての理解。
これらの分野のうち,上記のa)及びb)は設計・開発の分野内に位置付けられる可能性が高いが,c)は明
らかにEMSの責任者にとって重要な意味をもつ。この規格は,主に,c)の分野に関する手引を提供してい
るが,EMSにおけるエコデザインのために要求されるa) c)の全ての知識分野を範囲として含み,かつ,
それらの相互関係をもたせた初めての規格である。
JIS Q 14001は,組織のプロセスの管理と環境影響とを結び付けるが,設計管理プロセスは含まない。JIS
Q 9001は,設計管理プロセスを含むが,環境影響を明確には含んでいない。TR Q 0007及びJIS C 9910は,
環境側面の評価及び影響を製品の設計・開発プロセスに組み込むための助けとなる。しかし,これらは,
JIS Q 14001に規定される環境及びビジネスマネジメントの枠組みの中に含まれる活動を完全には説明し
ていない。
図1は,これらの規格,それぞれの知識範囲とJIS Q 14006との関係を示す。この規格は,上記のa)
c)の全ての分野及び関連文書を関連づけている。
この規格は,EMSの下で構造化及び管理されたエコデザインを実施するために適切なプロセス及び手順
を設定できるように,他の規格から必要な情報を取り込んでいる。この規格を使用することによって,組
織は,必ずしも関連する全ての規格を実施又は使用することなく,既存のマネジメントプロセス及び力量
をもとに実施することができる。
この規格は,組織が常に既存のプロセス及び手順を開始点として使用し,この規格で規定する指針を柔
軟かつ実際的な方法で使用することを意図している。
環境
10
C 99
7
000
JIS
TRQ
J
IS
Q
140
JIS Q
01
14006
設計 マネジメントシステム
JIS Q 9001
図1−JIS Q 14001,JIS Q 9001,TR Q 0007,JIS C 9910及びJIS Q 14006の関係並びに知識分野
この規格は,JIS Q 14001に規定されているようなEMSに,エコデザインプロセスを導入し,かつ,実
施するための体系的及び構造化されたアプローチを確立するに当たって,組織を支援するための指針を提
供する。この指針は,業種及び形態,規模,並びに提供する製品を問わずあらゆる組織に適用できること

――――― [JIS Q 14006 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
Q 14006 : 2012 (ISO 14006 : 2011)
を意図している。
この規格は,次に示す,EMSの責任者に手引を提供する三つの主要な箇条を含む。
− 箇条4は,トップマネジメントの役割を取り扱う。この箇条は,エコデザインの潜在的な便益を説明
し,ビジネス及びマネジメントに関連のある戦略的課題を説明する。
− 箇条5は,どのようにエコデザインプロセスをEMSに組み込み,その下で管理することができるか
を示す。この箇条は,JIS Q 14001の構造に沿ってEMSの一部としてエコデザインに取り組むための
指針を提供する。JIS Q 14001の要求事項を枠の中に示し,各細分箇条について,その細分箇条がエコ
デザインプロセスとどのように関係するかについて具体的な手引を示す。5.4.6は,組織の製品設計・
開発活動に焦点を当てており,かつ,エコデザインに関する個別の手引を補足しながら,JIS Q 9001
の7.3に規定している方法(枠内に示されている要求事項)を導入している。設計・開発プロセスの
実行には様々な方法があるが,この規格は,JIS Q 9001の7.3に規定している方法に従う。
− 箇条6は,設計・開発プロセスにおけるエコデザインの取り組み方を説明する。
附属書Aは,戦略的課題及びエコデザインにおけるトップマネジメントの役割についてより詳細な情報
を提供し,箇条4を補足する。
附属書Bは,この規格がどのように既存の規格と関係するかを示す。
この規格は,主にJIS Q 14001に規定するようなEMSを導入している組織を対象としているが,品質マ
ネジメントシステム(QMS)とEMSとを併せもつか否かにかかわらず,QMSを単独で導入している組織
にとっても価値がある。また,この規格は,正式なEMS又はQMSをもたないが製品の有害な環境影響を
低減させることに関心のある他の組織にとっても有用であり得る。

1 適用範囲

  この規格は,組織が環境マネジメントシステム(EMS)の一部としてエコデザインのマネジメントを確
立し,文書化し,実施し,維持し,継続的に改善するための指針を示す。
この規格は,JIS Q 14001に沿ってEMSを実施している組織によって使用されることを意図しているが,
他のマネジメントシステムにエコデザインを組み込むための助けにもなり得る。この指針は,規模又は活
動にかかわらずあらゆる組織に適用可能である。
この規格は,組織が管理することができ,かつ,組織が影響を及ぼすことができる製品関連の環境側面
に適用する。
この規格は,単独で特定の環境パフォーマンス基準を確立することはなく,認証目的のためには意図さ
れていない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 14006:2011,Environmental management systems−Guidelines for incorporating ecodesign(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Q 14050 環境マネジメント−用語

――――― [JIS Q 14006 pdf 5] ―――――

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JIS Q 14005:2012の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Q 14006:2012の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISQ14050:2012
環境マネジメント―用語