JIS R 1682:2007 ファインセラミックスの高電界における電界誘起ひずみの測定方法

JIS R 1682:2007 規格概要

この規格 R1682は、ファインセラミックス圧電材料の高電界における電界誘起ひずみの測定方法を規定。

JISR1682 規格全文情報

規格番号
JIS R1682 
規格名称
ファインセラミックスの高電界における電界誘起ひずみの測定方法
規格名称英語訳
Test method for piezoelectric strain of fine ceramics at high electric field
制定年月日
2007年11月20日
最新改正日
2017年10月20日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

81.060.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ファインセラミックス 2018
改訂:履歴
2007-11-20 制定日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS R 1682:2007 PDF [8]
                                                                                   R 1682 : 2007

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義並びに記号・・・・[1]
  •  3.1 用語及び定義・・・・[1]
  •  3.2 記号・・・・[2]
  •  4 測定環境・・・・[2]
  •  5 試料・・・・[3]
  •  6 測定原理・・・・[3]
  •  7 測定装置・・・・[3]
  •  7.1 装置の構成・・・・[3]
  •  7.2 装置・・・・[3]
  •  7.3 装置の校正・・・・[5]
  •  8 測定条件・・・・[5]
  •  9 測定手順・・・・[5]
  •  10 測定結果の解析・・・・[5]
  •  11 測定結果の報告・・・・[6]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS R 1682 pdf 1] ―――――

R 1682 : 2007

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本
工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS R 1682 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
R 1682 : 2007

ファインセラミックスの高電界における電界誘起ひずみの測定方法

Test method for piezoelectric strain of fine ceramics at high electric field

序文

  ファインセラミックス圧電材料に高い電界を印加して発生する電界誘起ひずみを利用した圧電部品は,
超音波加工機及び医療用超音波診断装置のトランスデューサーとして,また,半導体製造用ステッパ,ガ
ス流量制御,ディーゼルエンジン燃料噴射制御,自動焦点カメラなどの微小位置決め素子として,更にイ
ンクジェットプリンタ用の振動子として多くの分野で実用されている。これらの圧電部品の正確な部品設
計には,高電界における圧電材料の電界誘起ひずみを測定することが必要である。しかしながら,電界誘
起ひずみを高い精度で測定する測定方法は,標準化されたものがなく,部品設計には低電界で測定した圧
電定数が,やむを得ず代用されている。このため,この規格は,ファインセラミックス圧電材料の高電界
における電界誘起ひずみについて,精度と信頼性の高い測定方法を提供し,試験方法の速やかな普及を通
じて,産業発展に資することを目的に制定した。

1 適用範囲

  この規格は,ファインセラミックス圧電材料の高電界における電界誘起ひずみの測定方法を規定する。
測定法は,非共振法によって電界−ひずみ曲線を測定する方法とする。この規格が適用できる範囲は,次
による。
印加電界 : 02 MV/m
周波数 : 0.11 Hz

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
IEC 60483,Guide to dynamic measurements of piezoelectric ceramics with high electromechanical coupling

3 用語及び定義並びに記号

3.1 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,IEC 60483によるほか,次による。
3.1.1
印加波形
試料に印加する電圧の時間変化の形状。この規格では三角波。
3.1.2

――――― [JIS R 1682 pdf 3] ―――――

2
R 1682 : 2007
信号発生器
印加波形を制御する装置。
3.1.3
高圧電源
試料に電界を印加する電源。
3.1.4
電界誘起ひずみ
電界印加時のひずみ量。変位量を試料厚さで除した値で表す。
3.1.5
変位計
電界誘起ひずみを測定するために用いる変位測定計。
3.1.6
可動接触子
試料を保持しながら電圧を印加し,電界誘起ひずみに応じて滑らかに動く試料保持部品。
3.1.7
最大印加電界(Emax)
印加電界の最大値。
3.1.8
最大ひずみ量(Smax)
Emaxを印加したときのひずみ量。
3.1.9
残留ひずみ量(Sr)
印加電界を解除したときのひずみ量。
3.1.10
電界−ひずみ曲線
x軸に電界,y軸に電界誘起ひずみ量を連続的にプロットした曲線。

3.2 記号

  記号は,表1による。
表1−記号
記号 記号の意味
f 周波数
dmax 見かけの圧電定数 (=Smax/ Emax)
Eh 電界−ひずみ曲線の上昇カーブと下降カーブのひずみ量の差が最大となる電界
Sh 電界Ehのときの上昇カーブと下降カーブのひずみ量の差
Hmax ひずみの履歴率 (=Sh / Smax)

4 測定環境

  温度変化,音響ノイズ及び床振動の少ない場所で測定を行う。測定環境の温度は,23±5 Cとし,相対
湿度は60 %以下とする。

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R 1682 : 2007

5 試料

  試料は,次による。
a) 形状 表面が平滑な,焼結体又は単結晶の円板又はく(矩)形板とする。厚さは0.31 mm,大きさ
は円板では,直径が515 mm程度,く(矩)形板では,長辺の長さが515 mm程度,大きさ/厚
さの比が1525程度とする。推奨する円板の形状は,厚さ0.5 mm,直径10 mmである。板の両面の
平行度は,最大厚みと最小厚みとの差が平均厚みの±1 %以下であることが望ましい。
b) 電極 真空蒸着法,スパッタリング法などによって薄膜電極を形成する。電極材料は,金などのよう
に,密着性がよく,かつ,変質しないものがよい。電極は,板状試料の両面の全面に形成する。ただ
し,試料端部の面積10 %以下の領域には,電極がなくてもよい。
c) 分極 分極処理された試料を用いる。分極処理した方向は,試料に表示されているものとする。

6 測定原理

  試料の両面の電極間に電界を印加し,圧電効果によって発生するひずみを,試料厚さの変化として変位
計によって測定する。電界を増減し,ひずみの変化量を連続的に測定し,電界−ひずみ曲線を描く。

7 測定装置

7.1 装置の構成

  電界−ひずみ曲線測定装置の構成例を,図1に示す。
図1−電界−ひずみ曲線の測定装置の構成例

7.2 装置

 装置は,次による。
a) 信号発生器 0.11 Hzの三角波を発生できる電源。印加波形の例を,図2に示す。
b) 高圧電源 数kVの電圧を発生できる電源。電圧ゼロの再現性がある高圧アンプ方式とする。
c) 変位計 変位測定精度が±10 nmの装置。変位センサは,接触式の差動トランスゲージ,磁気抵抗素
子式の直線変位計,非接触式のレーザ変位計などのいずれでもよい。
d) モニタ 測定中の印加電圧と変位量との関係をモニタし,データを取り込む。オシロスコープ,AD

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