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S 3015 : 2019
単位 mm
図5−上止部縦引強度試験
7.4 開製品片側ストリンガ上止部縦引強度試験
開製品片側ストリンガ上止部縦引強度試験は,引張試験機[7.1 c) 3)参照]に,ファスナを図6に示すよ
うに固定し,スライダが上止部を越えて抜けるか,又は上止がずれ若しくは外れるまで負荷を加え続け,
抜け,ずれ又は外れが発生したときの最大荷重を測定する。このとき,スライダロック機構は働かないよ
うにする。
単位 mm
図6−開製品片側ストリンガ上止部縦引強度試験
7.5 下止部引裂強度試験
下止部引裂強度試験は,引張試験機[7.1 c) 3)参照]に,ファスナを図7に示すように固定し,下止がず
れて外れるか,又はスライダが片方のストリンガから外れるまで負荷を加え続け,外れたときの最大荷重
を測定する。このとき,スライダロック機構は働かないようにする。
――――― [JIS S 3015 pdf 11] ―――――
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S 3015 : 2019
単位 mm
図7−下止部引裂強度試験
7.6 開部横引強度試験
開部横引強度試験は,引張試験機[7.1 c) 3)参照]に,ファスナを図8に示すように,箱側最終エレメン
ト末端がクランプ縁線と一致するように固定し,開具がテープ部から外れるか,又はテープ部が切れるま
で負荷を加え続け,外れ又は切れたときの最大荷重を測定する。
単位 mm
図8−開部横引強度試験
7.7 開具箱縦引強度試験
開具箱縦引強度試験は,引張試験機[7.1 c) 3)参照]に,箱の付いたストリンガを図9に示すように固定
し,箱がテープ部から抜けるか,又はテープ部が切れるまで負荷を加え続け,抜け又は切れたときの最大
荷重を測定する。
――――― [JIS S 3015 pdf 12] ―――――
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単位 mm
図9−開具箱縦引強度試験
7.8 スライダ総合強度試験
スライダ総合強度試験は,引張試験機[7.1 c) 3)参照]に,スライダを図10に示すように,スライダ引
手とスライダ本体とが直角になるように取付けジグを用いて固定し,スライダ引手が外れるか,又はスラ
イダを構成する一部が破損して分離するまで負荷を加え続け,外れ又は破損によって分離したときの最大
荷重を測定する。
なお,この場合の引張速度は,100 mm/minとする。
図10−スライダ総合強度試験
7.9 スライダ引手ねじり強度試験
スライダ引手ねじり強度試験は,スライダを図11に示すような装置を使い,引手と本体とが直角になる
ように取付けジグ(バイスなど)を用いて固定する。このとき,引手の固定位置は,全引手長さ(l)の
1/2の位置(l/2)とする。次に,グリッパを矢印のように時計方向に,スライダの引手が折れるか,又は
スライダを構成する一部が破損しない限りねじり方向に最大180°まで負荷を加え続け,折れ又は破損し
たときの最大トルクを測定する。
なお,180°までねじっても破損しない場合は,その旨試験結果に明記する。また,この場合のねじり速
度は9°/sとする。
――――― [JIS S 3015 pdf 13] ―――――
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図11−スライダ引手ねじり強度試験
7.10 スライダロック強度試験
スライダロック強度試験は,引張試験機[7.1 c) 3)参照]に,ファスナを図12に示すように固定し,ス
ライダが片方のストリンガから外れるか,又はロックが外れてエレメントの上を最初に滑り始めるまで負
荷を加え続け,外れ又は滑ったときの最大荷重を測定する。このとき,スライダロック機構が確実に働く
ようにしておく。
単位 mm
図12−スライダロック強度試験
7.11 往復開閉耐久試験
往復開閉耐久試験は,図13に示すように試験片をセットできる試験機を用いて,200 mm以上の長さの
ファスナをセットし,スライダのストロークは75 mm,スライダの速度は1分間で30往復,開閉角度(左
右のストリンガの開角度)はスライダを上げた状態で30°,下げた状態で60°の設定条件で500回作動さ
せ,ファスナ各部の異常の有無を目視によって確認する。
なお,500回作動の途中で,エレメントのかみ合いができなくなった場合,テープ部に切れが生じた場
合,又はエレメントかみ合い部に割れ及び/若しくは抜けが発生した場合は,試験を中止し,不合格とす
る。また,横方向及び縦方向の負荷は,表13による。
――――― [JIS S 3015 pdf 14] ―――――
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単位 mm
図13−往復開閉耐久試験
表13−往復開閉耐久試験の負荷条件
単位 N
試験条件 負荷
UL級 L級 M級 MH級 H級 UH級
6.9
横方向の負荷(各々のストリンガ) 9.8 15.7 23.5 29.4 39.2
4.9
縦方向の負荷(各々のストリンガ) 6.9 13.7 17.7 22.6 29.4
綿テープ若しくはニットテープを使用した場合,又はエレメントがアルミニウム合金の場合
は,表示条件よりも1ランク低い負荷条件で実施する(例 MH級の場合は,M級の負荷で行
う。)。ただし,UL級については,この表の負荷条件のまま試験する。
7.12 洗濯によるファスナ寸法変化率試験
洗濯によるファスナ寸法変化率試験は,JIS L 1096の8.39(寸法変化)のF-2法によって行う。ただし,
試験片のファスナは長さ300 mm以上のものを用い,中央部の200 mmの長さを測長区間として区間の両
端に印を付け,洗濯後,印を付けた2点間の長さのファスナ寸法変化率を求める。
7.13 めっき耐食性試験
めっき耐食性試験は,質量分率3 %の塩化ナトリウム溶液に部品を180分間浸せきした後,スライダを
40 ℃以下の流水で十分に洗い流し,すぐに自然乾燥する。乾燥後の試験片について,めっき部のさびの有
無を目視で確認する。
7.14 塗装の耐ドライ性試験
塗装の耐ドライ性試験は,JIS L 0844に規定の洗濯試験機を用いて,ステンレス鋼製の試験瓶(容量550
――――― [JIS S 3015 pdf 15] ―――――
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JIS S 3015:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 61 : 被服工業 > 61.040 : かぶりもの.衣服の付属品.衣服の止め具
JIS S 3015:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISL0842:2004
- 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0844:2011
- 洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0849:2013
- 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL1096:2010
- 織物及び編物の生地試験方法
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態