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JIS B 7507:2016 規格概要
この規格 B7507は、バーニヤ目盛又はダイヤル目盛を備えたアナログ表示のノギス,及びデジタル表示のノギスについて規定。
JISB7507 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B7507
- 規格名称
- ノギス
- 規格名称英語訳
- Vernier, dial and digital callipers
- 制定年月日
- 1954年3月15日
- 最新改正日
- 2016年8月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 13385-1:2011(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 17.040.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 機械計測 2021, 生コンクリート 2020, 熱処理 2020
- 改訂:履歴
- 1954-03-15 制定日, 1957-03-15 改正日, 1958-12-16 改正日, 1961-12-12 確認日, 1963-11-01 改正日, 1966-11-01 確認日, 1969-12-01 確認日, 1972-12-01 確認日, 1975-12-01 確認日, 1976-03-01 改正日, 1979-03-01 確認日, 1979-12-01 改正日, 1986-07-01 確認日, 1991-05-01 確認日, 1993-03-01 改正日, 1998-06-20 確認日, 2003-03-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2016-08-22 改正
- ページ
- JIS B 7507:2016 PDF [24]
B 7507 : 2016
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 設計仕様(設計特性)・・・・[2]
- 4.1 一般・・・・[2]
- 4.2 主要部の名称・・・・[2]
- 4.3 寸法・・・・[4]
- 4.4 表示方式・・・・[5]
- 4.5 測定面・・・・[8]
- 4.6 構造及び機能・・・・[8]
- 4.7 硬さ・・・・[8]
- 5 計測特性及び性能・・・・[8]
- 5.1 一般・・・・[8]
- 5.2 スライダの固定・・・・[9]
- 5.3 指示値の最大許容誤差(MPE)・・・・[9]
- 6 製品文書における表示・・・・[12]
- 7 仕様への適合の検証・・・・[12]
- 7.1 一般・・・・[12]
- 7.2 計測特性及び性能の校正のための標準器・・・・[12]
- 7.3 標準温度・・・・[12]
- 8 検査・・・・[12]
- 9 表示・・・・[13]
- 附属書A(参考)使用上の注意・・・・[14]
- 附属書B(参考)設計仕様(設計特性),計測特性及び性能の仕様表示例・・・・[15]
- 附属書C(参考)GPSマトリックスとの関係・・・・[16]
- 附属書JA(参考)製品文書における表示・・・・[18]
- 附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[19]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 7507 pdf 1] ―――――
B 7507 : 2016
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本精密測定機器
工業会(JMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正
すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 7507:1993は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成29年8月21日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS B 7507:1993によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS B 7507 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 7507 : 2016
ノギス
Vernier, dial and digital callipers
序文
この規格は,2011年に第1版として発行されたISO 13385-1を基とし,製造及び使用の実状に見合う合
理性を備えた規格とするため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。
この規格は,製品の幾何特性仕様(GPS)の一つで,GPS基本規格に属し(ISO/TR 14638:1995参照),
寸法規格チェーンのリンク番号5に関係する。この規格と他のGPS規格との関連についての詳細を,附属
書Cに示す。
1 適用範囲
この規格は,バーニヤ目盛又はダイヤル目盛を備えたアナログ表示のノギス,及びデジタル表示のノギ
スについて規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 13385-1:2011,Geometrical product specifications (GPS)−Dimensional measuring equipment−
Part 1: Callipers; Design and metrological characteristics(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0641-1 製品の幾何特性仕様(GPS)−製品及び測定装置の測定による検査−第1部 : 仕様に対
する合否判定基準
注記 対応国際規格 : ISO 14253-1,Geometrical product specifications (GPS)−Inspection by
measurement of workpieces and measuring equipment−Part 1: Decision rules for proving
conformity or nonconformity with specifications
JIS B 0642 製品の幾何特性仕様(GPS)−測定器の一般的な概念及び要求事項
注記 対応国際規格 : ISO 14978,Geometrical product specifications (GPS)−General concepts and
requirements for GPS measuring equipment(MOD)
JIS B 0680 製品の幾何特性仕様(GPS)−製品の幾何特性仕様及び検証に用いる標準温度
JIS B 7506 ブロックゲージ
――――― [JIS B 7507 pdf 3] ―――――
2
B 7507 : 2016
JIS C 0920 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
注記 対応国際規格 : IEC 60529,Degrees of protection provided by enclosures (IP Code)(IDT)
JIS Z 8103 計測用語
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0641-1,JIS B 0642及びJIS Z 8103によるほか,次による。
3.1
ノギス(calliper)
本尺上の測定目盛に沿って動くスライダの移動量を基準として,内側又は外側の寸法量評価を与える測
定器。
なお,本尺は固定ジョウをもち,スライダは測定ジョウをもつ。
注記1 本尺端部の深さ用測定面及びデプスバーを備えたノギスは,深さ測定にも使用できる。
注記2 指示値の表示は,アナログ(バーニヤ目盛又はダイヤル目盛)表示又はデジタル表示がある。
デジタルデータの出力に関しては,4.4.3に示す。
3.2
測定面接触(measuring face contact)
測定面と測定対象物との接触。
3.2.1
全測定面接触(full measuring face contact)
測定面の全面と測定対象物との接触。
3.2.2
部分測定面接触(partial measuring face contact)
測定面の一部と測定対象物との接触。
3.2.3
測定面線接触(measuring face line contact)
測定面におけるジョウの長さ方向と垂直な線と測定対象物との接触。
注記 測定面又は測定対象物の形状偏差は,測定面接触の定義に含まない。
3.3
指示誤差(error of indication)
ノギスの指示値から対応する入力量としての真の値を差し引いた値。
注記 真の値は,決定できないため,実際には取決めによる真の値を用いる。
4 設計仕様(設計特性)
4.1 一般
ノギスの一般的な設計仕様(設計特性)は,製造業者(又は供給業者)が別に指定する場合を除き,こ
の規格の要求に従わなければならない。
注記 使用者に情報を提供する場合の仕様表示例を,附属書Bに示す。
4.2 主要部の名称
ノギスは,次のM形ノギス及びCM形ノギスとし,主要部の名称は,図1及び図2による。
なお,図は単に主要部の名称を示すものであって,設計の詳細を示すものではない。
――――― [JIS B 7507 pdf 4] ―――――
3
B 7507 : 2016
a) 形ノギス 外側用ジョウと独立した内側用ジョウとをもつ構造で,微動装置付きのものもある。最
大測定長300 mm以下のものには,深さ測定用のデプスバーを備えたものもある。
b) M形ノギス 同一のジョウに外側用測定面及び内側用測定面をもつ構造で,微動装置付きのものも
ある。
4 11 2 1
l
6 6
b
lu
la
ld
9 10 8 7 8
3 5 3
1 本尺 7 デプスバー la 外側用ジョウの長さ
2 スライダ 8 深さ用測定面 lb 内側用ジョウの長さ
3 外側用ジョウ 9 バーニヤ目盛 ld 外側用測定面の長さ
4 内側用ジョウ 10 本尺目盛 lu 逃げ溝深さ
5 外側用測定面 11 止めねじ
6 内側用測定面
図1−M形ノギス
――――― [JIS B 7507 pdf 5] ―――――
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JIS B 7507:2016の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 13385-1:2011(MOD)
JIS B 7507:2016の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.040 : 線及び角度の測定 > 17.040.30 : 測定機器
JIS B 7507:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0641-1:2020
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―製品及び測定装置の測定による検査―第1部:仕様に対する合否判定基準
- JISB0642:2010
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―測定器の一般的な概念及び要求事項
- JISB0680:2007
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―製品の幾何特性仕様及び検証に用いる標準温度
- JISB7506:2004
- ブロックゲージ
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
- JISZ8103:2019
- 計測用語