JIS B 7507:2016 ノギス | ページ 5

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B 7507 : 2016
附属書JB
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS B 7507:2016 ノギス ISO 13385-1:2011,Geometrical product specifications (GPS)−Dimensional measuring
equipment−Part 1: Callipers; Design and metrological characteristics
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
2 引用規格
3 用語及び 3 JISとほぼ同じ 追加 指示誤差の記述を追加した。 用語の追加であり実質的な差異は
定義 ない。
4 設計仕様 4.1 一般 4.1 JISとほぼ同じ 変更 細分箇条を2分割した。 種類の識別を明確にするため,旧
(設計特性)4.2 主要部の名称 ノギスのM形,CM形の説明項目 規格に合わせて追加するととも
を追加した。 に,我が国で一般的な形状に変更
挿入図に使用されているノギスの した。
種類を,CM形に変更した。 技術的差異はない。
名称は設計の詳細ではないと明記
した。
4.3 寸法 4.2 JISとほぼ同じ 変更 寸法の値及び測定箇所を変更した。
実用的な数値及び測定箇所にする
寸法を指定する対象を最大測定長 ため,旧規格に合わせて変更した。
1 000 mm以下に限定し,1 000 mm 寸法の指定を実用的にするため,
を超えるものは受渡当事者間の協 旧規格に合わせて最大測定長を限
定によることとした。 定した。
追加 微動装置付きの測定長の規定を追 規格の明瞭化のため,及び一定の
加した。 品質を保つため,旧規格に合わせ
て追加した。
外側用測定面の長さ,デプスバーの
断面寸法,CM形ノギスの内側用測
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定面の形状の規定を追加した。
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4.4.2.2 バーニヤ目 4.3.2.2 JISとほぼ同じ 追加 最小読取値の指定を追加した。 最小読取値を標準化するため,旧
: 2
盛及び本尺目盛 規格に合わせて追加した。
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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際
5
の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
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規格
: 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
0
及び題名 番号 の評価
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4 設計仕様 4.4.2.3 バーニヤ目 4.3.2.3 JISとほぼ同じ 追加 目盛形式の挿入図を追加した。 一定の品質を保つため,旧規格に
(設計特性)盛の設計 目盛線の太さの寸法を追加した。 合わせて追加した。技術的差異は
(続き) ない。
4.4.2.4 バーニヤ目 4.3.2.4 JISとほぼ同じ 追加 本尺目盛とバーニヤ目盛面との段 一定の品質を保つため,旧規格に
盛の目盛面 差及び隙間の寸法を追加した。 合わせて追加した。
4.4.2.5 ダイヤル目 4.3.2.5 JISとほぼ同じ 追加 目量の指定を追加した。 目量を標準化するため,旧規格に
盛及び本尺目盛 合わせて追加した。
4.4.2.6 ダイヤル目 − 追加 目盛線の太さの寸法を追加した。 一定の品質を保つため,旧規格に
盛の設計 合わせて追加した。
4.4.3 デジタル表示 4.3.3 JISとほぼ同じ 追加 最小表示量の指定を追加した。 最小表示量を標準化するため,旧
エラーメッセージに関する規定を 規格に合わせて追加した。
追加した。 異常を視覚的に確認できるように
するため,旧規格に合わせて追加
した。
4.4.4 デジタル表示 4.3.4 JISとほぼ同じ 変更 全機種での保護等級の表示は実用
保護等級の表示を,防じん(塵)・
の使用環境に対す 防水を保証しているデジタル表示 的ではないため,対象を限定した。
る保護 だけに限定した。
削除 実用的ではないため削除した。
耐電磁場に関する記述を削除した。
4.5 測定面 4.4 JISとほぼ同じ 追加 表面性状の許容値を追加した。 一定の品質を保つため,旧規格に
合わせて追加した。
4.6 構造及び機能 − 追加 ジョウの平面段違い及びスライダ 一定の品質を保つため,旧規格に
作動に関する規定を追加した。 合わせて追加した。
4.7 硬さ − 追加 ノギスの硬さの許容値を追加した。 一定の品質を保つため,旧規格に
合わせて追加した。
5 計測特性 − 5 JISとほぼ同じ 変更 章立てを統一した。 JISの認証において測定方法は重
及び性能 Annex A 要となるため,本文の規定に変更
した。
5.3.1 一般 5.3.1 JISとほぼ同じ 追加 検査項目の適用を,基本的には,E全機種で全検査項目を保証するこ
及びSの2種類に限定した。 とは実用的ではないため,項目を
限定した。

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B 7507 : 2016
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
5 計測特性 5.3.2 部分測定面接 5.3.2 JISとほぼ同じ 追加 最大許容誤差の一覧表を追加した。
一定の品質を保つため,旧規格に
及び性能 触誤差E A.2.2 測定方法の詳細を追加した。 合わせて追加した。
(続き) なお,正負記号は今後のISOの方
針及び旧規格に合わせて省略せず
に記載した。
我が国で一般的な測定方法につい
て,旧規格に合わせて追加した。
5.3.4 スケールシフ 5.3.4 JISとほぼ同じ 変更 最大許容誤差の指定を追加した。 一定の品質を保つため,旧規格に
ト誤差S A.2.4 ブロックゲージとリングゲージの 合わせて追加した。
我が国で一般的な測定方法にする
指示値の差量による測定方法から,
ブロックゲージの指示誤差だけの ため,旧規格に合わせて変更した。
測定方法に変更した。
5.3.5 線接触誤差L 5.3.5 JISとほぼ同じ 追加 外側用測定面の隙間でも検証でき 実用的な検証方法を,旧規格に合
る規定を追加した。 わせて追加した。
− 5.4 削除 計測特性のMPE,MPLに関する項 規格の明瞭化を考慮して削除し
目を削除した。 た。
6 製品文書 6 製品文書における表示 変更 基本的に本文の表示で運用するた
製品文書,図などにおける最大許容
における表 め変更した。
誤差の表示は例として,詳細を附属
示 書JAに変更した。
仕様シートの例を削除した。
7 仕様への 7.1 一般 7.1 ISO 14253-1による。 変更 合否判定基準を ISO/TR 実用的な合否判定基準に変更し
適合の検証 14253-6:2012に準じる内容に変更 た。
した。
不確かさの評価に関する記述を削
除した。
7.2 計測特性及び性 7.2 JISとほぼ同じ 追加 対応する日本工業規格(日本産業規格)がない標準 標準器と国家標準を結び付ける規
能の校正のための 定を追加した。
器は,国家標準にトレーサブルな標
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標準器 準器を用いることを明記した。
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7.3 標準温度 − 追加 使用の利便のため,具体的な規定
寸法,指示誤差などが標準温度の値
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であることを明確にした。 を追加した。
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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際
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の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
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規格
: 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
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及び題名 番号 の評価
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8 検査 − 追加 JISの認証を考慮して追加した。
検査において,適合が必須の規定を
指定した。
9 表示 8 JISとほぼ同じ 変更 我が国で一般的な表示について,
目量,最小読取値又は最小表示量,
最大測定長及び製造業者名並びに2旧規格に合わせて追加した。
段目盛の規定を追加した。 製造番号を必ず連番にすること
は,実用的ではないため削除した。
製造番号の連番の指定を削除した。
− Annex C 削除 異なる種類のノギスの例に関する 規格の明瞭化を考慮して削除し
項目を削除した。 た。
− Annex D 削除 測定の種類の例に関する項目を削 規格の明瞭化を考慮して削除し
除した。 た。
− Annex F 削除 校正に関する項目を削除した。 規格の明瞭化を考慮して削除し
た。
附属書JA − 追加 製品文書における表示を追加した。 基本的に本文の表示で運用する
(参考) が,参考として附属書に追加した。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 13385-1:2011,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。

JIS B 7507:2016の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 13385-1:2011(MOD)

JIS B 7507:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7507:2016の関連規格と引用規格一覧