JIS Z 8103:2019 計測用語

JIS Z 8103:2019 規格概要

この規格 Z8103は、産業における計測に関する主な用語について規定。

JISZ8103 規格全文情報

規格番号
JIS Z8103 
規格名称
計測用語
規格名称英語訳
Glossary of terms used in measurement
制定年月日
1959年10月1日
最新改正日
2019年5月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

01.040.17, 17.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1959-10-01 制定日, 1962-10-01 確認日, 1965-10-01 確認日, 1968-10-01 確認日, 1971-10-01 確認日, 1976-03-01 確認日, 1978-04-01 改正日, 1983-03-01 確認日, 1984-12-01 改正日, 1990-07-01 改正日, 1997-03-20 確認日, 2000-07-20 改正日, 2005-03-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-05-20 改正
ページ
JIS Z 8103:2019 PDF [46]
                                                                                   Z 8103 : 2019

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 用語の分類及び定義の構成・・・・[1]
  •  2.1 用語の分類・・・・[1]
  •  2.2 用語の定義の構成・・・・[1]
  •  3 用語の定義・・・・[2]
  •  3.1 一般・・・・[2]
  •  3.2 量及び単位・・・・[3]
  •  3.3 測定方法・・・・[13]
  •  3.4 トレーサビリティ及び測定標準・・・・[16]
  •  3.5 誤差及び不確かさ・・・・[24]
  •  3.6 測定器・・・・[31]
  •  3.7 測定器の特性及び性能・・・・[34]
  •  3.8 統計解析・・・・[39]
  •  参考文献・・・・[42]
  •  略語表・・・・[44]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 8103 pdf 1] ―――――

Z 8103 : 2019

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人日本
規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS Z 8103:2000は改
正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 8103 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 8103 : 2019

計測用語

Glossary of terms used in measurement

序文

  この規格は,1959年に制定され,その後5回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は2000年に
行われたが,その後の2007年に国際計量計測基本用語ISO/IEC Guide 99:2007が制定されるなどの国際的
な動きがあり,それらの用語を取り入れるために改正した。また,国際単位系(SI)の基本単位の定義が
2019年5月20日に改定されたが,この規格の改正は2019年の定義改定には対応していない。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,産業における計測に関する主な用語について規定する。

2 用語の分類及び定義の構成

2.1 用語の分類

  用語は,次のとおり分類する。
a) 一般
b) 量及び単位
c) 測定方法
d) トレーサビリティ及び測定標準
e) 誤差及び不確かさ
f) 測定器
g) 測定器の特性及び性能
h) 統計解析

2.2 用語の定義の構成

  用語の定義の構成は,次による。
a) 一つの用語欄に二つ以上の用語が併記してある場合には,記載してある順位に従って優先的に使用す
る。
b) 用語の一部に丸括弧“( )”を付けてある場合は,丸括弧の中の文字を含めた用語と,丸括弧の中の
文字を省略した用語の二通りあることを示す。誤解の生じない場合には,丸括弧の中の文字を省略す
ることができる。
c) この規格における用語の定義は,ISO/IEC Guide 99:2007の定義と一致するものが多いが,主として理
解の容易さの観点から修正を加えたものもある。注記についても同様である。また,ISO/IEC Guide
99:2007に収録されている用語が全てこの規格に収録されているわけではない。

――――― [JIS Z 8103 pdf 3] ―――――

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Z 8103 : 2019
d) 定義によっては,非定義概念(“根源語”ともいう。)を用いることが避けられないことがある。ISO/IEC
Guide 99:2007に収録されている用語では,次のものがそのような非定義概念とされている。システム
(system),構成要素(component),現象(phenomenon),物体(body),物質(substance),性質(property),
参照基準(reference),実験(experiment),検査(examination),大きさ(magnitude),材料(material),
装置(device)及び信号(signal)である。
e) 対応英語がある用語は,それを参考として記載した。ISO/IEC Guide 99:2007に収録されている用語に
ついては,対応英語の下に,括弧書きでISO/IEC Guide 99:2007の用語番号も記載した。

3 用語の定義

  この規格で規定する産業における計測に関する主な用語の定義は,次のとおりとする。

3.1 一般

番号     用語                                  定義                              対応英語(参考)
101 計測 特定の目的をもって,測定の方法及び手段を考究し,実施し,その結果を用
いて所期の目的を達成させること。
注記 “計測”の対応英語として用いられることがある“metrology”は,こ
の規格では“計測学”に対応させた。
102 計量 公的に取り決めた測定標準を基礎とする測定。
注記 “計量”の対応英語として用いられることがある“metrology”は,こ
の規格では“計測学”に対応させた。
103 測定 measurement
ある量をそれと同じ種類の量の測定単位と比較して,その量の値を実験的に
得るプロセス。 (2.1)
注記1 測定は,測定結果の利用目的にかなう量の記述,測定手順,その手
順に従って動作する校正された測定システムの存在が前提となる。
注記2 一般に,測定で得られる結果は単一の値ではなく,注記1に記載し
た前提の下でその量に合理的に結び付けることが可能な値全ての集
合と考える(番号501“測定結果”の注記2を参照)。
注記3 ある量と測定単位との比較は,間接測定においては,その量に関連
する他の種類の量の測定を通じて間接的に行われる。
注記4 事物の計数は次元1の量の測定単位との比較であり,測定の一種と
みなされる。
注記5 測定は,名義的性質には適用されない。
104 計測管理 計測の目的を効率的に達成するため,計測の活動全体を体系的に管理するこ
と。
注記 分野によっては“計量管理”ともいう。
105 計測学 測定及びその応用の科学。 metrology
(2.2)
注記1 計測学は,測定の不確かさの大きさ,及び適用分野に関係なく,測
定の全ての理論的及び実際的側面を含む。
注記2 “metrology”は,“測定学”,“計量学”又は“計量計測”とも訳さ
れる。

――――― [JIS Z 8103 pdf 4] ―――――

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Z 8103 : 2019

3.2 量及び単位

番号     用語                                  定義                              対応英語(参考)
201 量 quantity
現象,物体又は物質の性質であって,一つの数値と一つの参照基準の組合せ
として表すことができる大きさをもつもの。 (1.1)
注記1 包括的概念としての“量”は,次の表に示すように,具体化した概
念の幾つかの段階に分けることができる。表の左側の欄は,包括的
な“量”の下にある具体的概念を示している。それぞれは右側の欄
の個々の量を包括する概念になっている。
長さ,l 半径,r 円Aの半径,rA又はr(A)
波長,λ ナトリウムのD線の放射波長,λD又はλ(D;Na)
エネル 運動エネルギ ある与えられた系の粒子iの運動エネルギー,
ギー,E ー,T Ti
熱,Q 水の試料iの蒸発熱,Qi
電荷,Q 陽子の電荷,e
電気抵抗,R ある与えられた回路の抵抗器iの電気抵抗,Ri
実在物Bの物質量濃度, ワイン試料iのエタノール物質量濃度,
cB ci(C2H5OH)
物体Bの個数濃度,CB 血液試料i中の赤血球の個数濃度,C(Erys;Bi)
ロックウェルCスケール 鉄鋼試料iのロックウェルCスケール硬さ,
硬さ,HRC HRCi
注記2 参照基準(reference)としては,測定単位,測定手順,標準物質又
はこれらの組合せがあり得る。
注記3 量を表す記号はJIS Z 8000規格群の量及び単位に規定されている。
量を表す記号は斜体で記述する。同じ記号でも別の量を示すことが
ある。
注記4 臨床検査において量を示すためのIUPAC/IFCCの推奨形式は,“系
−成分 : 量の種類”である。
例 血しょう(漿)(血液)−ナトリウムイオン : ある与えられた
時間,ある与えられた人において143 mmol/Lに等しい物質量
濃度
注記5 ここでは,一つの量を一つのスカラーとして定義している。しかし,
量をその成分としてもつベクトル又はテンソルも,やはり一つの量
と考える。
注記6 “量”の概念は,包括的に,例えば,“物理学量”,“化学量”及び“生
物学量”のように,又は基本量及び組立量のように分けることがで
きる。

――――― [JIS Z 8103 pdf 5] ―――――

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