JIS S 4802:2022 多目的ライター―安全仕様 | ページ 5

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8.6.5.6 燃料タンクの全体又は一部が透明の場合は,タンク内の液体燃料の確認を目視で行う。液化燃料
が残っていない場合は,試料が空であり,不合格とする。
8.6.5.7 燃料タンクが不透明な場合は,試料を点火する。意図した方法で点火できる場合は,8.6.5.8によ
って試験する。意図した方法で点火できない場合は,次による。
a) 0.1 mgまで読み取ることのできるはかりで,試料の質量を測定する。
b) 燃料タンクを開放する(非注入式多目的ライターの場合は,シーリングボールを押し込むか,又はバ
ーナー弁を開放する。注入式の場合は,注入バルブを開放する。)。
c) 全ての構成部品を装着して,試料の質量を再度測定する。
質量差が10 mg以内であれば,試料は空であり,不合格とする。
8.6.5.8 意図した方法で点火できる試料は,4.14.5の該当する全ての要求事項への適合を確認する。
8.6.5.9 意図した方法で点火できない,かつ,燃料が空でない試料は,不合格としない。

8.7 耐連続燃焼性試験

8.7.1 一般
この試験の目的は,多目的ライターが,火炎の有無にかかわらず,構成部品の持続的燃焼又は燃料タン
クの破損なしに2分間の連続燃焼に耐えられるかどうかを確認することである。
8.7.2 試料
試料は,新品の完成品で,正常に燃料を充した多目的ライターとし,最初から構造上の損傷があって
はならない。この耐連続燃焼性試験には,4.14.5で規定する試験に用いた試料を用いてもよい。
8.7.3 装置
適切な不燃材で構成し,風の影響を与えない装置。
8.7.4 手順
8.7.4.1 火炎の高さを75 mm(又は75 mmよりも低い場合は,調整できる最高の高さ)に設定した調整式
ポストミキシングバーナー多目的ライター,火炎の高さを60 mm(又は60 mmよりも低い場合は,調整で
きる最高の高さ)に設定した調整式プリミキシングバーナー多目的ライター,又は恒久的に火炎の高さを
設定した非調整式多目的ライターで試験する。
8.7.4.2 試料を23 ℃±2 ℃で少なくとも10時間安定させる。
8.7.4.3 試料をノズルが水平から下方へ45°±5°の角度方向に向けて,点火し,2分間燃焼させる。
8.7.4.4 2分間の燃焼中に,8.7.1に規定する状態が一つでも出現した場合は,不合格とする。
8.7.4.5 デュアルフレーム式の試料は,それぞれの種類の火炎において試験を実施する。ただし,バーナ
ーバルブ孔に耐火テープを貼付するなどの簡便な方法によって,それぞれの種類における火炎の高さが測
定できない場合などは,使用状態で試験を実施する。
使用状態で火炎の高さの測定を行う場合,ポストミキシングバーナーライターの要求事項を満たさなけ

――――― [JIS S 4802 pdf 21] ―――――

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ればならない。
全ての火炎について試験を行う。
8.7.4.6 マルチフレーム式の試料は,それぞれの火炎において試験を実施する。ただし,バーナーバルブ
孔に耐火テープを貼付するなどの簡便な方法によって,それぞれの種類における火炎の高さが測定できな
い場合などは,使用状態で試験を実施する。
全ての火炎について試験を行う。
8.7.4.7 耐連続燃焼性試験に用いた試料は,この規格に規定する他のいかなる試験にも用いてはならない。

8.8 耐繰返し燃焼性試験

8.8.1 一般
この試験の目的は,多目的ライターが,各燃焼ごとに5分間の休止時間をおいて,20秒の燃焼時間を10
回繰り返し,これに耐えることができるかどうかを確認することである。
8.8.2 試験の意義
多目的ライターが,その後安全な方法での操作が損なわれることなく,この試験に耐えることができる
ことが重要である。
8.8.3 試料
試料は,新品の完成品で,正常に燃料を充した多目的ライターとし,最初から構造上の損傷があって
はならない。この耐繰返し燃焼性試験には,4.14.5で規定する試験に用いた試料を用いてもよい。
8.8.4 手順
8.8.4.1 火炎の高さを75 mm(又は75 mmよりも低い場合は,調整できる最高の高さ)に設定した調整式
ポストミキシングバーナー多目的ライター,火炎の高さを60 mm(又は60 mmよりも低い場合は,調整で
きる最高の高さ)に設定した調整式プリミキシングバーナー多目的ライター,又は恒久的に火炎の高さを
設定した非調整式多目的ライターで試験する。
8.8.4.2 試料を,23 ℃±2 ℃で少なくとも10時間安定させる。
8.8.4.3 試料を,ノズルが水平から下方へ45°±5°の角度の方向に向け,点火し,20秒間燃焼させる。
8.8.4.4 試料を消火して5分間放置する。
8.8.4.5 8.8.4.3及び8.8.4.4の操作を,更に9回繰り返し,合計10回試験する。
8.8.4.6 試料を,23 ℃±2 ℃の温度で少なくとも10時間安定させる。
8.8.4.7 意図した方法で点火できる試料は,4.14.5の該当する全ての要求事項への適合を確認する。
8.8.4.8 意図した方法で点火できない試料は,不合格としない。
8.8.4.9 デュアルフレーム式の試料は,それぞれの種類の火炎において試験を実施する。ただし,バーナ
ーバルブ孔に耐火テープを貼付するなどの簡便な方法によって,それぞれの種類における火炎の高さが測

――――― [JIS S 4802 pdf 22] ―――――

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定できない場合などは,使用状態で試験を実施する。
使用状態で火炎の高さの測定を行う場合,ポストミキシングバーナーライターの要求事項を満たさなけ
ればならない。
8.8.4.10 マルチフレーム式の試料は,それぞれの火炎において試験を実施する。ただし,バーナーバルブ
孔に耐火テープを貼付するなどの簡便な方法によって,それぞれの種類における火炎の高さが測定できな
い場合などは,使用状態で試験を実施する。

8.9 燃料適性試験

8.9.1 一般
この試験の目的は,多目的ライターの構成部品が,製造業者が推奨する燃料に触れることによって劣化
して多目的ライターが空になるか,又は漏れ速度が毎分15 mgを超えるかどうかを確認することである。
8.9.2 試料
試料は,新品の完成品で,正常に燃料を充した多目的ライターとし,最初から構造上の損傷があって
はならない。この燃料適性試験には,4.14.5で規定する試験に用いた多目的ライターを用いてもよい。
8.9.3 装置
8.9.3.1 恒温槽 40 ℃±2 ℃を維持することができ,ガスが滞留しないように換気装置を備えたもの
8.9.3.2 温度計 35 ℃45 ℃の範囲で±1 ℃まで測定できるもの
8.9.3.3 はかり 0.1 mgまで読み取ることができるもの
8.9.4 手順
8.9.4.1 40 ℃±2 ℃で恒温槽を安定させる。
8.9.4.2 試料の燃料が空でないことを確認するために,各試料を点火し,その後,消火する。
8.9.4.3 試料を,恒温槽の中に28日間置く。
8.9.4.4 試料を取り出して,23 ℃±2 ℃で少なくとも10時間安定させる。
8.9.4.5 温度を安定させた後,質量を1分間を超える時間測定し,燃料漏れが毎分15 mgを超えるかどう
か判定する。毎分15 mgを超える燃料漏れがあった場合は,不合格とする。
8.9.4.6 燃料タンクの全体又は一部が透明の場合は,タンク内の液体燃料の確認を目視で行う。液化燃料
が残っていない場合は,試料は空であり,不合格とする。
8.9.4.7 燃料タンクが不透明な場合は,試料を点火する。意図した方法で点火できる場合は,8.9.4.8によ
って試験する。意図した方法で点火できない場合は,次による。
a) 0.1 mgまで読み取ることのできるはかりで,試料の質量を測定する。
b) 燃料タンクを開放する(非注入式多目的ライターの場合は,シーリングボールを押し込むか,又はバ
ーナーバルブを開放する。注入式の場合は,注入バルブを開放する。)。
c) 全ての構成部品を装着して,試料の質量を再度測定する。

――――― [JIS S 4802 pdf 23] ―――――

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質量差が10 mg以内であれば,試料は空であり,不合格とする。
8.9.4.8 意図した方法で点火できる試料は,4.14.5の該当する全ての要求事項への適合を確認する。
8.9.4.9 意図した方法で点火できない,かつ,燃料が空でない試料は,不合格としない。

8.10 耐内圧性試験

8.10.1 一般
この試験の目的は,閉鎖部材を含む燃料タンクが異常に高い内圧に安全に耐えられるかどうかを確認す
ることである。
8.10.2 試験の意義
この試験は,閉鎖部材を含む燃料タンクが,55 ℃で発生する蒸気圧の2倍の内圧に耐える能力に関する
情報を提供する。
8.10.3 装置
3 MPaのゲージ圧を負荷することができる装置が適している。
8.10.4 試料
試料は,燃料を全部抜き,構造的に損傷のない新品の多目的ライターとする。この耐内圧性試験には,
4.14.5で規定する試験に用いた多目的ライターを用いてもよい。
8.10.5 手順
8.10.5.1 試験は,23 ℃±2 ℃で実施する。
8.10.5.2 燃料の種類及び化学成分が明らかな場合,試料に毎秒69 kPaを超えないように内圧を上昇させ,
55 ℃で発生する蒸気圧の2倍の内圧まで加える。試験中に圧力の急激な低下があるかどうかを観察する。
試験中に圧力の急激な低下がない場合,試料の燃料タンク及び閉鎖部材は,合格とする。
8.10.5.3 燃料の種類及び化学成分が明らかでない場合,試料に毎秒69 kPaを超えないように内圧を上昇
させ,1.93 MPaに等しい内圧を試料に加える。試験中に圧力の急激な低下があるかどうかを観察する。
不合格 : 圧力の急激な低下があった場合は,不合格とする。その場合は,最大圧力を記録し,8.10.5.4に
よって試験する。
8.10.5.4 55 ℃における燃料の蒸気圧を決定するため,JIS K 2240の6.10[組成分析方法(ガスクロマト
グラフ法)]によって成分分析を実施し,燃料の種類及び化学成分を明らかにする。
不合格 : 8.10.5.3で記録された最大圧力が,ガスクロマトグラフ分析の結果から得られた燃料の55 ℃に
おける蒸気圧の2倍より低い場合は,不合格とする。

8.11 燃料漏れ試験

8.11.1 一般
この試験の目的は,試料の注入バルブから危険な燃料漏れがないことを確認することである。

――――― [JIS S 4802 pdf 24] ―――――

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8.11.2 手順
注入式多目的ライターを空にして,製造業者が推奨する方法で,製造業者が推奨する燃料を注入する。
15分間以内に質量を測定して,燃料漏れが毎分15 mgを超えないかどうかを判定する。この値を超える燃
料漏れがあった場合は,不合格とする。
8.12 燃料充量試験
8.12.1 一般
この試験の目的は,燃料タンクの内容積に対する液体燃料の充量を求めることである。
8.12.2 装置
0.1 mgまで読み取れるはかり。
8.12.3 試料
試料は,出荷状態の多目的ライターとする。
8.12.4 手順
8.12.4.1 全ての試料を23 ℃±2 ℃で少なくとも10時間置き安定させる。
8.12.4.2 新品の試料又は燃料タンクの質量を測定し,その後燃料を抜き,30分後に燃料が空になった試
料又は燃料タンクの質量を再度測定することによって,燃料の総質量を測定する。
8.12.4.3 燃料の液体部分の充容量V1を,次の式によって算出する。
mf
V1
ρf
ここで, mf : 燃料の質量(g)
ρf : 23 ℃における燃料の密度(g/cm3)
8.12.4.4 燃料の種類及び化学成分が分からない場合は,密度0.54 g/cm3を使用する。
8.12.4.5 燃料タンクに6 mm以下の孔をあけ,試料又は燃料タンクの質量を測定する。
8.12.4.6 注射器又はその他の適切な装置を使って,23 ℃±2 ℃の温度の蒸留水をその燃料タンクに入れ
て,タンク内に気泡がないことを確認する。
8.12.4.7 試料及び燃料タンクの設計内容(形状·寸法及び板厚)によって,充中に混じる空気が容易に
取り出せるようにするため,燃料タンクに空気抜き孔をあける必要がある場合もある。空気抜き孔を適用
した場合には,充及び空気抜きの両方の孔をあけた後に,試料及び燃料タンクの質量を測定する。
8.12.4.8 水を充した試料又は燃料タンクの質量を測定する。
8.12.4.9 水を充した試料又は燃料タンクの質量から空の試料又は燃料タンクの質量を減じるか,試料
又は燃料タンクを充するために必要とした水の質量を測定するか,又はその他の適切な方法によって水
の質量を測定する。
8.12.4.10 試料の燃料タンクの容量V0を,次の式によって求める。

――――― [JIS S 4802 pdf 25] ―――――

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JIS S 4802:2022の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 22702:2018(MOD)

JIS S 4802:2022の国際規格 ICS 分類一覧

JIS S 4802:2022の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK2240:2013
液化石油ガス(LPガス)