JIS T 15004-2:2013 眼光学機器―基本的要求事項及びその試験方法―第2部:光ハザードからの保護 | ページ 4

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T 15004-2 : 2013 (ISO 15004-2 : 2007)
表6−パルス機器に対するグループ2の可視光及び赤外放射限界値(続き)
パラメータ 波長 式 限界値
nm
5.5.2.2 重み付けしていない角膜及び水7702 500 2500 1.8 t1/4 J/cm2
HIRCL H
晶体での赤外光による放射露光 770
量(HIR-CL) 角膜での放射露光量は,角膜面の直径1 mmの円形領域(7.9×10−3 cm2)
に入射する最大局所放射エネルギーを平均することによって求めるも
のとする。
5.5.2.3 重み付けしていない前眼部での3801 200 1200 25 t1/4 J/cm2
HVIR AS H
可視光及び赤外光による放射露 380
光量(HVIR-AS)
前眼部での放射露光量は,ビームウェスト位置における直径0.5 mmの
(収束ビームの場合) 円形領域(2×10−3 cm2)に入射する最大局所放射エネルギーを平均す
ることによって求める。
注記1 パルス機器の場合,20秒以下の全ての時間範囲(t,単位 : 秒)について限界値を求める。20秒以上の露
光時間の場合,限界値は,表4の5.5.1.3,5.5.1.4及び5.5.1.5で規定したグループ2の連続波機器に対する
限界値と同じである。
注記2 繰返しパルスレーザの場合,5.5.2.1 a)及びb)の網膜に対する限界値は,補正係数N−1/4によって小さくする。
ここでNはパルス数である。例えば,20パルスを放出する機器の補正係数は,0.474である。したがって
繰返しパルスレーザの場合,HVIR-Rについての限界値の式中の10は4.74になり,LVIR-Rについての限界値
の式中の係数85は40.5になる。
5.5.3 光源が複数ある機器
5.5.3.1 光源が複数ある機器に対する制限
複数の光源が眼内又は眼の同一部位を照射するように設計した機器からの光放射量は,単体の光源ごと
に適用するそれぞれの限界値以下でなければならない。意図したとおりに順次又は同時に使用する全ての
場合について,眼の各表面(角膜,水晶体又は網膜)への放射量は,式(8)を満足しなければならない。
E, H, L 1 E, H, L 2 E, H, L i
... ≦1 (8)
Limit1 Limit 2 Limiti
ここに, E : 放射照度又は有効放射照度
H : 放射露光量又は有効放射露光量
L : 放射輝度又は積分放射輝度
Limit : 限界値
i : i番目の光源
( )内のコンマで区切られた各量は,式の表記を簡便にするためのもので,分
母の限界値によっていずれか一つを選択すればよい。
5.5.3.2 光源が複数ある機器に対するガイドライン
複数の光源が網膜上の同一部位を照射するように設計した機器からの光放射量についてのガイドライン
は,これら複数の光源を1日のうちに意図したとおりに順次又は同時に使用する全ての場合について,式
(9)を満足しなければならない。
n1H1 t1L1 t1E1 n2H2 t2L2 t2 E2
...
10J 100J 10J 10J 100J 10J
cm 2 , sr cm 2 , cm 21 cm 2 , sr cm 2 , cm 2 2
niHi tiLi tiEi
≦1 (9)
10J 2
100J 2
10J 2
cm , sr cm , cm i

――――― [JIS T 15004-2 pdf 16] ―――――

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ここに, E : 放射照度又は有効放射照度
H : 1パルス当たりの放射露光量又は有効放射露光量
L : 放射輝度又は積分放射輝度
i : i番目の光源
t1,t2及びti : 光源1,2及びiそれぞれについての最大パルス数と組
み合わせたときの最大想定露光時間
n1,n2及びni : 光源1,2及びiそれぞれについての予期された最大露
光時間と組み合わせたときの最大想定パルス数
( )内のコンマで区切られた各量は,式の表記を簡便にするためのもので,い
ずれか一つを選択すればよい。

6 試験方法

6.1 概要

  全ての試験は形式試験である。全ての測定は,当該機器の意図した作動距離で行う。

6.2 機器をグループ1又はグループ2に分類するための測定

  機器をグループ1又はグループ2に分類するための測定において,不確かさ(参考文献[2]を参照)の最
大値は,5.4で規定された放出限界値と測定値の差以下でなければならない(すなわち,測定値≦放出限
界値−不確かさ)。青色光ハザード,紫外光ハザード,及び網膜に対する熱ハザードを測定できるような
広帯域放射計を使用すれば十分な情報が得られる場合がある。光源の分光分布が分かっている場合には,
輝度計及び照度計も使用できる。広帯域計器を使用しない場合は,附属書Dに規定する測定方法を用いる。
また,放射照度を直接測定する方法を参考として附属書Eに記載する。

6.3 グループ2の機器 : 測定

  この細分箇条は,分光放射照度,分光放射輝度,分光放射露光量,時間積分分光放射輝度,放射照度,
放射露光量,分光的に重み付けした放射照度,分光的に重み付けした放射輝度,分光的に重み付けした放
射露光量,及び分光的に重み付けした時間積分放射輝度の放射量に適用する。
5.5への適合性を評価するための測定において,分光放射照度,分光放射輝度,分光放射露光量,及び
時間積分分光放射輝度の値における不確かさは±30 %未満とする。
分光放射照度,分光放射輝度,分光放射露光量,及び時間積分分光放射輝度の測定は,附属書Aで用い
られている各波長を中心に設定し,推奨波長幅は,附属書Aに示すように5 nm又は10 nmとする。推奨
測定単位は,分光放射照度については,1 cm2当たりかつ1 nm当たりのミリワット数[mW/(cm2×nm)]で
あり,分光放射露光量については,1 cm2当たりかつ1 nm当たりのジュール数[J/(cm2・nm)]である。こ
れらの値は,波長幅を乗じた後で,分光放射照度については,その区間での1 cm2当たりのミリワット数
(mW/cm2)として記録し,分光放射露光量については,1 cm2当たりのジュール数(J/cm2)として記録す
る。スペクトル線が狭いランプを使用する場合は,測定の波長幅として5 nm未満を必要とする場合があ
る。

6.4 面積の決定

  面積を求めるために用いる測定方法は,±30 %の精度で行う。
注記1 不規則な断面の場合,写真フィルムを露光し,ネガ上の露光された面積を測定する方法が適
切な場合がある。
注記2 不確かさは,測定値と真値との差を推定した値である(参考文献[2]及び[3]参照)。

――――― [JIS T 15004-2 pdf 17] ―――――

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6.5 グループ2機器 : 最大露光ガイドラインに達するまでの時間及びパルス数の決定

6.5.1  無水晶体眼の網膜を露光する場合の最大露光ガイドラインに達するまでの時間の決定,tmax(連続
波機器の場合)
無水晶体眼の網膜への露光において,潜在的な光ハザードに達する時間を決定するために,次の式(10)
又は式(11)のいずれかを用いる。
2
)
10 /J( cm
放射照度については, tmax (EA R ) 2 (10)
A R(W /cm )
2
cm
100( J/ (sr )
放射輝度については, tmax (LA R ) 2 (11)
cm
LA R (W/(sr )
6.5.2 無水晶体眼の網膜を露光する場合の最大露光ガイドラインに達するまでに必要なパルス数の決定,
nmax(パルス機器の場合)
無水晶体眼の網膜への露光において,潜在的な光ハザードに達するのに必要なパルス数を決定するため
に,次の式(12)又は式(13)のいずれかを用いる。
2
10(J/cm )
放射露光量については, nmax HAR 2 (12)
AR (J/cm ) ulse
2
100(J/(srcm ))
時間積分放射輝度については, nmax tLA R 2 (13)
t cm )) ulse
LA R (J/(sr

7 製造業者が提供する情報

  グループ2機器については,次に示す特別な情報が要求される。
a) 製造業者は,使用者からの要求に応じて,機器が最大光強度及び最大開口で動作している状態での305
1 100 nmの相対分光出力を示すグラフを提供しなければならない。分光出力は,機器から出射され
た後の光束について示す。
b) 製造業者は,次に示す情報及び注意書きを取扱説明書の目立つ場所に記載して使用者に提供する。
1) 連続波光源の場合 :
製造業者は,6.5.1で求めた潜在的な光ハザードに達するまでの時間に関する情報を使用者に提供
する。
注意書き :
“注意−本機器から放出される光には潜在的な危険性があります。照射時間が長いほど,眼を損傷
するリスクは高くなります。本機器が最大光量で動作しているときに, (例えば,xx分)以上
照射すると安全のためのガイドラインを超えることになります。”
2) パルス光源の場合 :
製造業者は,6.5.2で求めた潜在的な光ハザードに達するまでのパルス数に関する情報を使用者に
提供する。
注意書き :
“注意−本機器から放出される光には潜在的な危険性があります。照射パルス数が多いほど,眼を
損傷するリスクは高くなります。本機器が最大光量で動作しているときに, (例えば,xxパル

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ス)以上照射すると安全のためのガイドラインを超えることになります。”
3) 網膜上の同じ点を照明可能な連続波光源が複数ある機器の場合 :
製造業者は,露光ガイドラインに達する時間を求める方法に関する情報を使用者に提供する。こ
れは,それぞれに強度が設定された光源を複数組合せた機器に適用する。
注意書き :
“注意−本機器から放出される光には潜在的な危険性があります。照射時間が長いほど,眼を損傷
するリスクは高くなります。本機器が最大光量で動作しているときに, (例えば,光源1につ
いてはxx分,光源2についてはyy分,...,光源nについてはnn分)以上照射すると安全のための
ガイドラインを超えることになります。”
注記1 どの光源からの露光も累積的であり加算的である。
注記2 いずれかの光源の強度が最大強度の50 %に下がった場合,その光源についての露光ガイ
ドラインに達する露光時間は倍になる。この線形性を利用して,それぞれに強度が設定
された複数光源の組合せについての露光ガイドラインに達する時間を求めることができ
る。
注記3 重み付けした網膜での放射露光量ガイドラインは10 J/cm2である。
4) 網膜上の同じ点を照明可能なパルス光源が複数ある機器の場合 :
製造業者は,露光ガイドラインに達するパルス数を求める方法に関する情報を使用者に提供する。
これは,それぞれに強度が設定された光源を複数組合せた機器に適用する。
注意書き :
“注意−本機器から放出される光には潜在的な危険性があります。照射パルス数が多いほど,眼を
損傷するリスクは高くなります。本機器が最大光量で動作しているときに, (例えば,光源1
についてはxxパルス,光源2についてはyyパルス,...,光源nについてはnnパルス)以上照射す
ると安全のためのガイドラインを超えることになります。”
注記1 どの光源からの露光も累積的であり加算的である。
注記2 いずれかの光源の強度が最大強度の50 %に下がった場合,その光源についての露光ガイ
ドラインに達する照射パルス数は倍になる。この線形性を利用して,それぞれに強度が
設定された複数光源の組合せについての露光ガイドラインに達するパルス数を求めるこ
とができる。
注記3 重み付けした網膜での放射露光量ガイドラインは10 J/cm2である。
5) 網膜上の同じ点を照明可能な連続波光源及びパルス光源が複数ある機器の場合 :
製造業者は,露光ガイドラインに達する時間と照射パルス数の組合せを求める方法に関する情報
を提供する。これは,それぞれに強度が設定された光源を複数組合せた機器に適用する。

――――― [JIS T 15004-2 pdf 19] ―――――

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T 15004-2 : 2013 (ISO 15004-2 : 2007)
注意書き :
“注意−本機器から放出される光には潜在的な危険性があります。照射時間が長いほど,照射パル
ス数が多いほど,眼を損傷するリスクは高くなります。本機器が最大光量で動作しているときに,
(例えば,光源1についてはxx分,光源2についてはyyパルス,...,光源nについてはnn
分又はnnパルス)以上照射すると安全のためのガイドラインを超えることになります。”
注記1 どの光源からの露光時間及びパルス数も累積的であり加算的である。
注記2 いずれかの光源の強度が最大強度の50 %に下がった場合,その光源についての露光ガイ
ドラインに達する露光時間又は照射パルス数は倍になる。この線形性を利用して,それ
ぞれに強度が設定された複数光源の組合せについての露光ガイドラインに達する時間及
び照射パルス数を求めることができる。
注記3 重み付けした網膜での放射露光量ガイドラインは10 J/cm2である。
c) 製造業者は,光量を変化させる手段を備えている機器については,最大強度,及び最大強度との割合
を示す表示に関する情報を使用者に提供する。

――――― [JIS T 15004-2 pdf 20] ―――――

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JIS T 15004-2:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 15004-2:2007(IDT)

JIS T 15004-2:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS T 15004-2:2013の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ8120:2001
光学用語