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5.5.1 装置(図2に一例を示す。) 直径10mmの孔 (A) には,図で示した位置に十字形のワイヤがあり,
その真後ろに光源が位置する。図中の正方形が描かれた白いカード (B) を孔 (A) の近くに固定し,十字
形ワイヤの像が十字形ワイヤと同一の水平面に結ぶようにする。
図2 公称倍率を測定するための装置の一例
5.5.2 手順 ハンドル付き又はハンドルなしのミラーヘッドを図2に示したように置き,カード (B) 中
央の四角形の中に最も鮮明な像が結ばれるまで,ミラーヘッドを前後に動かす。ミラーヘッドとカード (B)
間の焦点距離 (f) を±1mmの許容差で測定する。4.3.3によって,公称倍率 (M) を計算する。
5.6 ひずみ
5.6.1 装置(図3に一例を示す。) 直径5mmの直立棒と中点に水平の横棒で構成され,ミラー完成品を
固定する台 (R) には,ミラーヘッドを差し込む溝がある。
――――― [JIS T 5903 pdf 6] ―――――
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図3 ひずみ測定装置の一例
5.6.2 手順 ミラーヘッドをミラーハンドルに取り付ける。ミラーハンドルは装置の直立棒と同様の垂直
状態にして,台 (R) に固定する。直立棒の真上の位置から反射面を見て,十字棒の交差部の像がはっきり
と見えるまで,ミラーハンドルを動かす。ミラー完成品と装置の直立棒とを平行に保ちながら,ミラー完
成品を垂直に上下させ,十字棒の像にひずみが生じていないか観察する。
方眼紙を装置の横棒に取り付け,垂直運動を繰り返す。再度,方眼紙の像にひずみが生じていないか観
察する。
5.7 鏡枠/ミラーけい部の接合部強さ試験
5.7.1 装置(図4参照) A部及びB部は,二つの金属製円形部品で,それらは鏡枠とミラーけい部を
組み立てたものの内外側形状に合うように作られている。A部のミラーヘッド挿入溝の幅は,ミラーけい
部接合部より3mm広くする。溝の深さは,試験中にミラーけい部が接触しないように十分深くなければ
ならない。
Cは,鏡枠とミラーけい部を組み立てたもの(ただし,ガラスとパッキングなし。)である。
――――― [JIS T 5903 pdf 7] ―――――
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T 5903 : 2001
図4 ミラーヘッドの固定装置
5.7.2 手順 鏡枠とミラーけい部を組み立てたCをミラーハンドルDにねじ込み,A部及びB部によっ
て適当な位置でしっかりと締め付ける。鏡枠の底部に対して90度の両方向に1.25Nの荷重を加える(図4
参照)。
5.8 中空ミラーハンドルの漏れ試験
5.8.1 熱油試験
5.8.1.1 用具 試験用具は,最低引火点が220℃ (ISO 2592),公称動粘度が100℃で16.5mm2/s (ISO 3104)
の軽油がミラーハンドルを完全に浸漬するのに十分な量が入る耐熱性容器から成る。
5.8.1.2 手順 軽油を180±5℃に加熱してから,ミラーハンドルを2分間軽油の中に浸漬する。この試験
中にミラーハンドルから気泡が発生してはならない。
5.8.2 超音波試験
5.8.2.1 装置 試験装置は,超音波洗浄装置及び金網製バスケットから成る。
5.8.2.2 手順 バスケットの中にミラーハンドルを一列に並べる。そのバスケットを超音波洗浄装置 (40
±2℃) の温水中に入れ,慎重にバスケットを手でゆらしながらミラーハンドルの外観を観察する。直ちに
泡が発生する場合は,ミラーハンドルに大きなピンホールが存在する。バスケットを静かに底まで沈めて
3分間放置し,ミラーハンドル面から泡が出てくるかどうか,再び観察する。
備考 長時間経過すると,ミラーハンドル表面に水中の溶存空気から生じた泡が付着することがある
が,その泡は無視する。
次に,超音波洗浄装置 (70±2℃) の流水中に5分間,バスケットを入れる。表面に付着した気泡は,流水
で流し出される。このような気泡の発生が観察される場合は,微小ピンホールがミラーハンドルに存在す
る。
6. 表示
6.1 ミラーヘッド ミラーヘッドには,消えない方法で,次の事項を表示しなければならない。
――――― [JIS T 5903 pdf 8] ―――――
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a) 製造業者名又は商標
b) 規格に基づくミラーヘッドの呼び・呼び径(外径寸法)
c) 平面鏡にはPの文字,凹面鏡にはMの文字。
6.2 ミラーハンドル ミラーハンドルには,消えない方法で,次の事項を表示しなければならない。
a) 製造業者名又は商標
6.3 包装 直接の容器には,次の事項を表示しなければならない。
a) 法定表示事項
b) 規格に基づくミラーヘッドの呼び・呼び径(外径寸法)
c) 平面鏡又は凹面鏡の種別
d) 製造番号又は製造記号
7. 取扱説明書 ミラーヘッドの包装には,次の事項を記載した取扱説明書が添付又は印刷されていなけ
ればならない。
a) 消毒又は滅菌方法
b) 使用上の注意事項
――――― [JIS T 5903 pdf 9] ―――――
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附属書1(規定) ISO規格で規定する歯科用ミラーの寸法
序文 この附属書は,1998年に第2版として発行されたISO 9873, Dental hand instruments−Reusable mirrors
and handlesを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この附属書では,ISO 9873の4.1.2[ミラーけい部とミラーハンドルの接続部の寸法]及び4.1.3(鏡
枠と可視面の寸法)の規定について記述する。
1. ミラーけい部とミラーハンドルの接続部の寸法 ミラーけい部とミラーハンドルの接続部の寸法は,
ISO 724に従いM2.5とする。その許容差は,ISO 965-1に従い,ミラーけい部に対しては6eであり,ミラ
ーハンドルに対しては6hとする。ねじ山のかみ合わせ部の長さは,附属書1図1に示された長さとする。
2. 鏡枠と可視面の寸法 歯科用ミラーは,図1及び表1に示された寸法とする。
附属書1表1 鏡枠と可視面の寸法
推奨される呼び : 呼び径 d1 d2 現在使用されている呼び
16 d1−最大2.5mm 1
18 2
20 3
22 4
24 5
26 d2−最大3mm 6
28 7
30 8
備考1. “推奨される呼び”はあらゆる歯科用品の呼びに使用することが望ましい。
2. ミラーヘッドのサイズを表す呼びは,鏡枠の呼び径d1に基づいており,2mm
ずつ大きさが増大する。
――――― [JIS T 5903 pdf 10] ―――――
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JIS T 5903:2001の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 9873:1998(MOD)