この規格ページの目次
JIS T 8032-4:2015 規格概要
この規格 T8032-4は、二つの異なるレベル[a) A法 低レベルスプレー試験;b) B法 高レベルスプレー試験]における,液体化学物質のスプレーに対する化学防護服完成品の耐浸透性の求め方を規定。
JIST8032-4 規格全文情報
- 規格番号
- JIS T8032-4
- 規格名称
- 化学防護服完成品の試験方法―第4部 : 液体スプレーに対する耐浸透性の求め方(スプレー試験)
- 規格名称英語訳
- Protective clothing -- Test methods for clothing providing protection against chemicals -- Part 4:Determination of resistance to penetration by a spray of liquid (spray test)
- 制定年月日
- 2015年10月26日
- 最新改正日
- 2015年10月26日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 17491-4:2008(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 13.340.10
- 主務大臣
- 経済産業,厚生労働
- JISハンドブック
- 労働安全・衛生 2019
- 改訂:履歴
- 2015-10-26 制定
- ページ
- JIS T 8032-4:2015 PDF [11]
T 8032-4 : 2015
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 原理・・・・[2]
- 5 試験液・・・・[2]
- 6 試験装置など・・・・[3]
- 6.1 吸水性続服・・・・[3]
- 6.2 基準汚染面積・・・・[3]
- 6.3 ターンテーブル・・・・[3]
- 6.4 試験液容器・・・・[3]
- 6.5 ポンプ・・・・[3]
- 6.6 ストップウォッチ又は適切な時間計測器・・・・[3]
- 6.7 スプレーブーム・・・・[4]
- 6.8 ノズル・・・・[4]
- 6.9 被験者・・・・[5]
- 7 試験の準備・・・・[5]
- 8 スプレー装置の準備・・・・[5]
- 8.1 ノズルの出力・・・・[5]
- 8.2 スプレーノズルの位置合わせ・・・・[5]
- 9 試験手順・・・・[6]
- 10 試験報告書・・・・[7]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[8]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS T 8032-4 pdf 1] ―――――
T 8032-4 : 2015
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本保安用品協会(JSAA)及
び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出が
あり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS T 8032の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS T 8032-1 第1部 : ガス気密性の求め方(内部圧力試験)
JIS T 8032-2 第2部 : エアロゾル及び気体の漏れ率の求め方(内部への漏れ率試験)
JIS T 8032-3 第3部 : 液体ジェットに対する耐浸透性の求め方(ジェット試験)
JIS T 8032-4 第4部 : 液体スプレーに対する耐浸透性の求め方(スプレー試験)
JIS T 8032-5 第5部 : 液体スプレーに対する耐浸透性の求め方(マネキン試験)
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS T 8032-4 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
T 8032-4 : 2015
化学防護服完成品の試験方法−第4部 : 液体スプレーに対する耐浸透性の求め方(スプレー試験)
Protective clothing-Test methods for clothing providing protection againstchemicals-Part 4: Determination of resistance to penetration by a spray ofliquid (spray test)
序文
この規格は,2008年に第1版として発行されたISO 17491-4を基とし,使用上の利便性を考慮するため
技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,次の二つの異なるレベルにおける,液体化学物質のスプレーに対する化学防護服完成品(以
下,防護服という。)の耐浸透性の求め方を規定する。
a) 法 低レベルスプレー試験。この試験は,体表面全体を覆う防護服を対象とする。この種の防護服
は,液体化学物質のごく少量の噴霧,又は偶発的に生じる少量の飛まつ(沫)に接触する危険がある
場合に着用する。
b) 法 高レベルスプレー試験。この試験は,防護服の異なる部分間の耐液体飛まつ(沫)密閉接合部,
及び該当する場合には,防護服と同時に使用する他の保護具との間の耐飛まつ(沫)密閉接合部を備
えた防護服を対象とする。この種の防護服は,体表面全体を覆い,液体スプレー粒子への暴露の危険
がある場合に着用する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 17491-4:2008,Protective clothing−Test methods for clothing providing protection against
chemicals−Part 4: Determination of resistance to penetration by a spray of liquid (spray test)
(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
――――― [JIS T 8032-4 pdf 3] ―――――
2
T 8032-4 : 2015
JIS T 8032-1 化学防護服完成品の試験方法−第1部 : ガス気密性の求め方(内部圧力試験)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS T 8032-1によるほか,次による。
3.1
基準汚染面積(calibrated stain area)
防護服の耐浸透性を試験するため,規定量の試験液を吸水性続服に滴下したとき,衣服上に形成された
面積(JIS T 8115の3.13参照)。
3.2
吸水性続服(absorbent overall)
吸水性材料で作られた続服(オーバーオール)。試験用全身防護服の下に着用し,防護服のスプレー試験,
ジェット試験及びマネキン試験において,液体の浸透を確認するために用いる。
3.3
浸透(penetration)
化学物質が,防護服の多孔質材料,縫合部,ピンホール,その他の不完全な部分を非分子レベルで通過
するプロセス(JIS T 8115の3.11参照)。
4 原理
蛍光剤又は可視染料のトレーサーを含んだ水性スプレー液を,被験者が着用している防護服に向けて,4
個のノズルから同時に噴霧する。
防護服の内側表面及び防護服の下に着用する吸水性続服の外側表面を目視によって,内部への漏れの位
置を特定し汚染部の面積を求める。
5 試験液
次の物質を含む試験液を用いる。
a) 20±2 ℃の水
b) 水溶性の蛍光剤又は可視染料(以下,染色剤という。),例えば,メチルブルー(CAS番号 : 28983-56-4)
など。
c) 界面活性剤(必要に応じて),例えば,ラウレス硫酸ナトリウム(CAS番号 : 9004-82-4)27 %水溶液
など。
d) 染色用安定剤(必要に応じて),例えば,くえん酸(CAS番号 : 77-92-9,分析用)など。
染色剤を水に溶かして試験液を作る。必要に応じて,界面活性剤と染色用安定剤等を適切な割合で加え,
次の表面張力となる溶液を作る。
a) 法 : (52±7.5)×10−3 N/m
b) 法 : (30±5)×10−3 N/m
注記 B法の標準的な溶液の作製例 : 水1 Lにメチルブルー4 g,ラウレス硫酸ナトリウム27 %水溶
液25 mL,及びくえん酸125 gを溶かすと標準的な溶液を作ることができる。この混合液を
電磁かくはん機で15分から20分間混ぜ,最終的にこの液体の200 mLを10 Lの水で希釈す
る。
――――― [JIS T 8032-4 pdf 4] ―――――
3
T 8032-4 : 2015
この許容範囲まで測定できるのであれば,いかなる方法を用いて試験液の表面張力を測定してもよい。
例えば,直径12 mmの標準白金リングを用いたライト(Wright)の表面・界面張力トーションバランス(ね
じりばかり)が使用できる。界面活性剤以外の液剤も,同じ表面張力が得られるのであれば,水に混ぜる
ことができる。
試験全体を通して表面張力が安定していることを確認する。すなわち,ノズルから放出する試験液の表
面張力及びタンク中の液体の表面張力が要件を満たしていなければならない。各試験の前後に試験液の表
面張力を確認する。
吸水性続服材料の繊維に強く付着する染色剤は避ける。試験液に含まれている染色剤が吸水性続服の繊
維に強く付着すると,防護服を浸透して吸水性続服に広がる水に追随しにくいため,汚染面積を過小に評
価する可能性がある。
被験体を保護し,かつ,試験液による排水システムの汚染を防ぐための各種の方策も講じなければなら
ない。
6 試験装置など
6.1 吸水性続服
吸水性続服は,フード付きの一体形とする。吸水性続服の材料は十分に均質で,どの箇所でサンプリン
グを行っても,形成される基準汚染面積の偏差は,平均値の10 %未満でなければならない。1)
注記 被験者を試験液から保護するために,吸水性続服の下にはっ(撥)水性のある下着などを着用
させることが望ましい。
注1) この目的には,Sontara PES/Woodpulp 45/55及び/又はPoligard Adsorbent製続服が適している。
この情報は,この規格の利用者の利便性を考慮してのものであり,日本工業規格(日本産業規格)がこれらの製
品を推奨するものではない。これらと同じ結果を示すものであれば,同等の製品を使用しても
よい。
6.2 基準汚染面積
試験の実施前に,試験用防護服の下に着用する吸水性続服に,合否判定の基準となる基準汚染面積を設
定する。
基準汚染面積の設定には,吸水性続服の汚染される可能性が低いとみられる箇所を一つ選ぶ。その下に
試験時に着用する下着などを重ね,二つの層が接していることを確認する。この試料をマイクロピペット
の下に置く。マイクロピペットの下端が,試料から垂直方向に(5±0.5)cmの位置になるよう調整する。
(25±5)μLの試験液を滴下し,続服の表面に汚染部を作成する。次いで,汚染部の面積(すなわち,基
準汚染面積)の計測を行う。基準汚染面積は1 cm2以上とする。
6.3 ターンテーブル
防水性で,1±0.1 min−1の速度で回転し,被験者の質量に耐えるものとする。
6.4 試験液容器
調製した試験液を保管するための容器とする。
6.5 ポンプ
400 kPa以上の圧力を供給できるポンプとする。圧力が完全に生成される前に試験を開始してはならない。
6.6 ストップウォッチ又は適切な時間計測器
1秒まで測定できるストップウォッチ又は適切な時間計測器とする。
――――― [JIS T 8032-4 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS T 8032-4:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 17491-4:2008(MOD)
JIS T 8032-4:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.340 : 防護設備 > 13.340.10 : 防護服
JIS T 8032-4:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JIST8032-1:2015
- 化学防護服完成品の試験方法―第1部:ガス気密性の求め方(内部圧力試験)