JIS T 8032-5:2015 化学防護服完成品の試験方法―第5部:液体スプレーに対する耐浸透性の求め方(マネキン試験)

JIS T 8032-5:2015 規格概要

この規格 T8032-5は、JIS T 8032の第4部とは異なる,液体化学物質のスプレーに対する化学防護服完成品の耐浸透性の求め方を規定。

JIST8032-5 規格全文情報

規格番号
JIS T8032-5 
規格名称
化学防護服完成品の試験方法―第5部 : 液体スプレーに対する耐浸透性の求め方(マネキン試験)
規格名称英語訳
Protective clothing -- Test methods for clothing providing protection against chemicals -- Part 5:Determination of resistance to penetration by a spray of liquid (manikin spray test)
制定年月日
2015年10月26日
最新改正日
2015年10月26日
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対応国際規格

ISO

ISO 17491-5:2013(MOD)
国際規格分類

ICS

13.340.10
主務大臣
経済産業,厚生労働
JISハンドブック
労働安全・衛生 2019
改訂:履歴
2015-10-26 制定
ページ
JIS T 8032-5:2015 PDF [10]
                                                                                  T 8032-5 : 2015

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 原理・・・・[2]
  •  5 試験液及び被験体・・・・[2]
  •  5.1 試験液・・・・[2]
  •  5.2 被験体・・・・[2]
  •  6 試験装置など・・・・[2]
  •  6.1 吸水性続服・・・・[2]
  •  6.2 基準汚染面積・・・・[3]
  •  6.3 シャワーシステム・・・・[3]
  •  6.4 ストップウォッチ又は適切な時間計測器・・・・[5]
  •  7 試料の準備・・・・[5]
  •  7.1 防護服・・・・[5]
  •  7.2 防護服の試験対象外部位・・・・[6]
  •  8 試験手順・・・・[6]
  •  9 試験報告書・・・・[7]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS T 8032-5 pdf 1] ―――――

T 8032-5 : 2015

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本保安用品協会(JSAA)及
び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出が
あり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS T 8032の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS T 8032-1 第1部 : ガス気密性の求め方(内部圧力試験)
JIS T 8032-2 第2部 : エアロゾル及び気体の漏れ率の求め方(内部への漏れ率試験)
JIS T 8032-3 第3部 : 液体ジェットに対する耐浸透性の求め方(ジェット試験)
JIS T 8032-4 第4部 : 液体スプレーに対する耐浸透性の求め方(スプレー試験)
JIS T 8032-5 第5部 : 液体スプレーに対する耐浸透性の求め方(マネキン試験)

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS T 8032-5 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
T 8032-5 : 2015

化学防護服完成品の試験方法−第5部 : 液体スプレーに対する耐浸透性の求め方(マネキン試験)

Protective clothing-Test methods for clothing providing protection againstchemicals-Part 5: Determination of resistance to penetration by a spray ofliquid (manikin spray test)

序文

  この規格は,2013年に第1版として発行されたISO 17491-5を基とし,使用上の利便性を考慮するため
技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,JIS T 8032の第4部とは異なる,液体化学物質のスプレーに対する化学防護服完成品(以
下,防護服という。)の耐浸透性の求め方を規定する。第4部における被験者に代え静的な被験体(マネキ
ン人形)を用い,異なる噴霧方法及び試験時間によって試験する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 17491-5:2013,Protective clothing−Test methods for clothing providing protection against
chemicals−Part 5: Determination of resistance to penetration by a spray of liquid (manikin spray
test)(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS T 8032-1 化学防護服完成品の試験方法−第1部 : ガス気密性の求め方(内部圧力試験)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS T 8032-1によるほか,次による。
3.1
吸水性続服(absorbent overall)

――――― [JIS T 8032-5 pdf 3] ―――――

2
T 8032-5 : 2015
吸水性材料で作られた続服(オーバーオール)。試験用全身防護服の下に着用し,防護服のスプレー試験,
ジェット試験及びマネキン試験において,液体の浸透を確認するために用いる。

4 原理

  試験対象部位を被覆する吸水性続服を着用したマネキン人形に,防護服を着用させる。表面張力を(30
±5)×10−3 N/mに調整した試験液を,マネキン人形に対し規定位置に配置した5個のノズルから同時に噴
霧する。マネキン人形は,4方向の向きに姿勢を変えて,各方向から15分間ずつ合計60分間,スプレー
液に暴露される。耐液体浸透性は,防護服の内側表面及び防護服の下に着用する吸水性続服の外側表面を
検査し,評価する。防護服は,試験液が服内部に浸透しなければ合格とし,浸透すれば不合格とする。

5 試験液及び被験体

  試験液及び被験体は,次による。
なお,試験液及び被験体を取り扱う場合は,被験体を保護し,かつ,試験液による排水システムの汚染
を防ぐための方策も講じなければならない。

5.1 試験液

  試験液は,性能仕様書に規定がない限り,次の標準試験液を使用する。
a) 試験環境温度で,湿潤剤と水溶性の蛍光染料又は可視染料とを水に溶解させて試験液を調製し,次の
特性をもつ溶液とする。
b) 表面張力は,(30±5)×10−3 N/mとする。この許容範囲まで測定できるのであれば,いかなる方法を用
いて試験液の表面張力を測定してもよい。例えば,直径12 mmの標準白金リングを用いたライト
(Wright)の表面・界面張力トーションバランス(ねじりばかり)が使用できる。
注記 標準試験液の作製例 : 水1 Lにメチルブルー(CAS番号 : 28983-56-4)4 g,ラウレス硫酸ナト
リウム(CAS番号 : 9004-82-4)27 %水溶液25 mL,及びくえん酸(CAS番号 : 77-92-9,分析
用)125 gを溶かすと標準的な溶液を作ることができる。この混合液を電磁かくはん機で15分
から20分間混ぜ,最終的にこの液体の200 mLを10 Lの水で希釈する。
試験全体を通して表面張力が安定していることを確認する。すなわち,ノズルから放出する試験液の表
面張力及びタンク中の試験液の表面張力が要件を満たしていなければならない。各試験の前後に試験液の
表面張力を確認する。
吸水性続服材料の繊維に強く付着する染色剤は避ける。試験液に含まれている染色剤が吸水性続服の繊
維に強く付着すると,防護服を浸透して吸水性続服に広がる水に追随しにくいため,汚染面積を過小に評
価する可能性がある。

5.2 被験体

  試験に適した大きさのマネキン人形。マネキン人形は,できるだけ広い面積にわたってマネキン人形が
着用する吸水性続服と試験する防護服とが接触する大きさのものを選択する。マネキン人形には,防水コ
ーティングを施し,両腕及び両脚は真っすぐ伸び,両腕を両脇に配置する(図1参照)。

6 試験装置など

6.1 吸水性続服

  吸水性続服は,フード付きの一体形とする。吸水性続服の材料は十分に均質で,どの箇所でサンプリン
グを行っても,形成される基準汚染面積の偏差は,平均値の10 %未満でなければならない。1)

――――― [JIS T 8032-5 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
T 8032-5 : 2015
注1) この目的には,Sontara PES/Woodpulp 45/55及び/又はPoligard Adsorbent製続服が適している。
この情報は,この規格の利用者の利便性を考慮してのものであり,日本工業規格(日本産業規格)がこれらの製
品を推奨するものではない。これらと同じ結果を示すものであれば,同等の製品を使用しても
よい。

6.2 基準汚染面積

  試験の実施前に,試験用防護服の下に着用する吸水性続服に,基準汚染面積を設定する。
基準汚染面積の設定には,吸水性続服の汚染される可能性が低いとみられる箇所を一つ選ぶ。その下に
試験時に着用する下着などを重ね,二つの層が接していることを確認する。この試料をマイクロピペット
の下に置く。マイクロピペットの下端が,試料から垂直方向に(5±0.5)cmの位置になるよう調整する。
(25±5)μLの試験液を滴下し,続服の表面に汚染部を作成する。次いで,汚染部の面積(すなわち,基
準汚染面積)の計測を行う。基準汚染面積は1 cm2以上とする。

6.3 シャワーシステム

  加圧試験液を噴霧する,5個のノズルで構成されるシャワーシステム。
5個のノズルは,図1で示すとおりに,同一平面上でマネキン人形の方向を向いていなければならない。
ノズル仕様の例を図2に示す。試験液は,各ノズルから(3.0±0.2)L/minの速度で送出される。2)
注2) この試験に適するノズルに関する情報は,ISO/TC 94/SC 13から入手することができる。

――――― [JIS T 8032-5 pdf 5] ―――――

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JIS T 8032-5:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 17491-5:2013(MOD)

JIS T 8032-5:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS T 8032-5:2015の関連規格と引用規格一覧

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