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T 9291 : 2022
a) 図1に示す寸法に適合する。
b) シートとバックサポートとが許容差±0.5°で垂直である。
c) フットサポートとシートとが許容差±0.5°で平行である。
d) フットサポートの高さを図1に示す範囲内で調節できる機能をもつか,又は複数の剛性スペーサーを
フットサポートの上に載せられる構造とする。後者の場合,最上部の剛性スペーサーの上面の位置を
図1に示す範囲内に設定でき,かつ,b)に規定するシート許容差±0.5で平行とする。
e) 胴セグメント及び大たい(腿)セグメントを固定できる構造をもつものとする。このとき,胴負荷パ
ッド及び大たい(腿)負荷パッドが,圧縮したフォームクッションを介して,それぞれ,バックサポ
ート及びシートに接触する。
f) 下たい(腿)セグメントを固定できる構造をもつものとする。このとき,足負荷パッドがフットサポ
ート,又はd)に規定する最上部の剛性スペーサーに接触するようにするできる構造をもつものとする。
g) 質量28 kg,又はmdummyの15 %のいずれか重い方を超えない。
h) 使用中の各部の寸法変化が5 mmを超えて永久変形しない十分な剛性をもつ構造とする。
i) 必要に応じて,ハンドルなどの手作業で調整できるものとする。
シート奥行きの推奨寸法は,25 kg以上50 kg以下の試験用ダミーでは310 mm,及び50 kgより重い試
験用ダミーでは375 mmとする。
125 kg以下の試験用ダミー用の重心計測用椅子を組み立てる場合,防護のない屋外の構造物用に指定し
た厚さ19 mmの合板,及び構造物用に指定した厚さ60 mmの無く(垢)材を使用することが望ましい。
――――― [JIS T 9291 pdf 6] ―――――
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単位 mm
記号説明
1 : バックサポート
2 : シート基準点
3 : シート
4 : フットサポート
図1−重心計測用椅子(25 kg50 kg以下用の例)
5.2 傾斜計又は測鉛線
重心計測用椅子の傾斜角を測定するためのもので,附属書Aに規定した平衡法を適用する場合,測定精
度は0.2°未満とする。
5.3 質量計
重心計測用椅子と試験用ダミーとの合計質量を測定するもので,測定誤差が0.2 kg未満のもの。
5.4 試験床面
コンクリート,硬材の台などの硬質材料でできており,附属書Aに規定のいずれかの方法を使用する場
合,重心計測用椅子を載せた領域内で水平面からの凹凸が2 mm未満のもの。
注記 定盤が要求事項を満たす。
――――― [JIS T 9291 pdf 7] ―――――
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6 材料
6.1 全般
試験用ダミーの材料及び構造は,試験用ダミーが7.5及び7.6に規定する質量並びに質量分布の要求事
項を満たし,使用中に受ける応力で規定限界値を超えるまでゆが(歪)まないものを選択するものでなけ
ればならない。
注記1 呼び厚さ6 mmの鋼板,呼び厚さ12 mmのアルミニウム板,及び防護のない屋外の構造物用に
指定した呼び厚さ19 mmの合板が,いずれも試験用ダミーの各セグメント用に使用されてい
る。
注記2 呼び厚さ19 mmの合板が載荷板用に使用されている。
6.2 剛性スペーサー
全体重心の位置決めに使用する材料は,全て6.1に規定する要求事項を満たすものとする。
注記 家庭向けの発泡スチロール製断熱材などの軽量材料が,剛性スペーサー用に使用されている。
6.3 フォームクッション
負荷パッド用のフォームクッションは,次の試験を実施した場合,(15±3) mmまで圧縮される材料でな
ければならない。
試験は,周囲温度(20±5) ℃で行う。
厚さ(30±5) m材質が均一な試験試料(製造プロセスなどに起因する表面のがれがない試料)を準備
し,(140 000±4 000) mm2の面積に切断し,上面の一片の最小寸法が300 mm未満とならないようにする。
試験試料を,上面の一つを下方に向けて平たん(坦)な表面の上に載せる。平たん(坦)な板を使用し
て,試験試料の上面に対して(920±20) Nの均一に分布した力を,試料下面に垂直な方向に(60±10)秒間加
え,その状態で計測する。
注記1 試験試料の面積は,100 kgの試験用ダミーの大たい(腿)部載荷板の面積に対応している。加
えられる力は,100 kgの試験用ダミーの胴セグメント及び大たい(腿)セグメントの合計質量
に対応している。
注記2 試験試料は,必要な厚さより薄いシート状のフォームを複数枚重ねて使用してもよい。
注記3 押し込み硬度指数が(750±250) Nに等しい独立気泡型のフォームが適している。ただし,硬度
は[連続気泡型のポリ塩化ビニル(PVCフォーム),ポリウレタンフォーム及びラテックスフォ
ームについての]JIS K 6400-2の方法Aの規定に従って測定する。
7 仕様
7.1 全般
7.1.1 試験用ダミーは,三つのセグメント,すなわち,胴セグメント,大たい(腿)セグメント及び下た
い(腿)セグメントで構成する。各セグメントは,関連する負荷パッドをもち,セグメントと負荷パッド
との間に剛性スペーサーを挟むことでもよい。下たい(腿)セグメントは,脚部が一体型又は2本独立型
のいずれか を選択してよい。通常は,胴セグメント及び大たい(腿)セグメントはそれぞれ,複数のおも
りを装着した一つのフレームでできており,各セグメントの質量及び重心の位置を調節するため,これら
――――― [JIS T 9291 pdf 8] ―――――
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のおもりは,追加,取外し及び位置変更してもよい。
負荷パッドのフォームクッションは,試験用ダミーの中で試験対象の車椅子に接触する唯一の部分とす
るのが望ましい。載荷板の使用方法によっては,セグメントが試験対象の車椅子に接触する可能性が生じ
るため,胴部セグメント,大たい(腿)セグメント及び下たい(腿)セグメントの寸法は,これらセグメ
ントが載荷板の外縁からはみ出さないように選択することが望ましい。
注記1 この規格に規定した載荷板は,大半の車椅子の試験に適していると期待されるが,一部の特殊
な車椅子の試験には不適切となる可能性がある。ISO 7176-22の今後の改訂で,これらの状況に
対処される予定である。この際,この規格に規定した載荷板から,より適した代替物を選択す
る手順を規定することになる。
注記2 胴セグメント及び大たい(腿)セグメントのフレームは,フレームと関連する載荷板の間の剛
性スペーサーを追加又は取外しすることで全体重心の位置の最終調整が可能となるように,適
切なサイズをもつこととされる。
7.1.2 胴セグメントと大たい(腿)セグメントとは,腰回転部で接続するものとする。大たい(腿)セグ
メントと下たい(腿)セグメントとは,膝回転部で接続するものとする。下たい(腿)セグメントの各々
と足部とは,足首回転部で接続するものとする。各回転部は,使用時に取り得るあらゆる姿勢に対応する
回転範囲をもつものとする。
7.1.3 各セグメントの質量及び重心の位置を決定する場合,関連する負荷パッド及び剛性スペーサーの質
量は,そのセグメントに含めるものとする。腰回転部及び膝回転部の質量は大たい(腿)セグメントに含
めるものとする。足首回転部の質量は,下たい(腿)セグメントに含めるものとする。
7.1.4 下たい(腿)セグメントが左右二つの脚部に分かれている場合,各下たい(腿)部の膝回転部が独
立して回転するが,足負荷パッドを試験対象の車椅子のフットサポートに載せる必要上,下たい(腿)部
を平行にそろえて配置できるものとする。下たい(腿)セグメントは,下たい(腿)部の数にかかわらず,
足部を二つもつものとする。
特に指定しない限り,下たい(腿)部が一つだけの下たい(腿)セグメントは,フットサポートが一体
型の車椅子の試験で使用してもよい。
7.1.5 試験用ダミーの足部(The feet of the test dummy)は,足負荷パッドと,足載荷板(foot loading plates)
を足首回転部に接続する全てのコンポーネントで構成されている。足部は,下たい(腿)セグメントの一
部とする。
7.2 回転部の位置
注記 これらの寸法(図6参照)は,WHO成長曲線,DIN 33402-2及びAFNOR X 35-002から求めた値
である。
7.2.1 xhipは,(78±25) mmとする。
7.2.2 yhipは,(78±25) mmとする。
試験用ダミーが直立を想定している場合,xhipとyhipとは等しくすることが望ましい。
7.2.3 ykneeは,(78±25) mmとする。
7.2.4 lthighの呼び寸法は,表1による。
――――― [JIS T 9291 pdf 9] ―――――
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表1−lthigh及びllegの呼び寸法
試験用ダミーの質量の範囲 lthigh(呼び寸法) lleg(呼び寸法)
kg mm mm
25≦mdummy≦50 4.2 mdummy+205a) 5.2 mdummy+160a)
50注a) これらの式は,長さ寸法の数値(単位 : mm)及び試験用ダミー質量の数値(単位 : kg)
の関連を示す。
膝回転部から腰回転部までの距離は調節可能なものとする。調節幅には呼び寸法lthighが含まれ,その値
は75 mm以上とする。段階的に調節する場合,その刻み幅は15 mm以下とするのがよい。試験用ダミー
の腰回転部及び膝回転部が自由に回転できる状態で,試験用ダミーを使用しているときは,常に調節手段
をロックするものとするが,他方,試験用ダミーの腰回転部及び膝回転部は自由に回転できなければなら
ない。
注記 調節の要求事項は,試験用ダミーを調節して,特定の車椅子への装着を可能にすることである。
7.2.5 llegの呼び寸法は,表1による。
膝回転部から足首回転部までの距離は調節できるものとし,足負荷パッドを車椅子のフットサポートの
上に装着できるものとする。調節手段をロックした状態,又はロック解除の状態で試験用ダミーが使用で
きるような構造のものとするが,いずれの状態でも膝回転部及び足首回転部は自由に回転できなければな
らない。
7.2.6 足首回転部の前方位置は,足載荷板の後部から(70±15) mmとする(図JA.1参照)。
7.2.7 足首回転部の高さは,足載荷板の底部から(60±15) mmとする(図JA.1参照)。
7.3 負荷パッド
7.3.1 負荷パッドは,試験用ダミーと試験対象の車椅子との間で荷重を伝達するものである。負荷パッド
は,試験用ダミーのコンポーネントであるが,取り外すことが可能なものとする。
7.3.2 胴負荷パッドは,胴セグメントの後部に取り付けるものとする。胴負荷パッドのフォームクッショ
ンは,6.3に規定の特性をもつものとし,無負荷状態での厚さは(30±5) mmとする。
7.3.3 大たい(腿)負荷パッドは,大たい(腿)セグメントの下側に取り付けるものとする。大たい(腿)
負荷パッドのフォームクッションは,6.3に規定の特性をもつものとし,無負荷状態での厚さは(30±5) mm
とする。
7.3.4 シート基準面から胴載荷板の最下点までの距離は25 mm80 mmの範囲内とする。
バックサポート基準面から大たい(腿)部載荷板の最後部の点までの距離は25 mm80 mmの範囲内と
する。なお,試験用ダミーを後方に倒すときにバックサポートと大たい(腿)部とが干渉する場合は,バ
ックサポートの干渉する部分を削るなどして干渉しないように加工してもよい。
7.3.5 特に指定しない限り,足載荷板はフォームクッションなしでも使用することが可能なものとする。
フォームクッションを使用する場合は,6.3に規定の特性をもつものか,それより硬いものとし,無負荷状
態での厚さは5 mm未満とする。
7.3.6 載荷板の寸法は,表2及び表3並びに図2図4による。特に指定しない限り,載荷板は表2及び
――――― [JIS T 9291 pdf 10] ―――――
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JIS T 9291:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 7176-11:2012(MOD)
JIS T 9291:2022の国際規格 ICS 分類一覧
- 11 : 医療技術 > 11.180 : 心身障害者用の介護用具 > 11.180.10 : 移動用介護用具