JIS W 0109:1977 航空用語(エンジン) | ページ 2

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W 0109-1977
番号 用語 読み方 意味 対応英語(参考)
235 吸気系統 きゅうきけいと induction system,
エンジンに空気を吸入するための一連
う の装置。 inlet system
備考 空気取入口,空気取入ダク
ト,エアフィルタ,空気取
入スクリーンなどから構成
されている。
236 空気取入口 くうきとりいれ 空気のエンジンへの取入口。 air intake
ぐち
237 エア フィルタ air filter
空気中の浮遊物や空気中に巻き上げら
れた異物がエンジン内に吸い込まれる
のを防ぐためのフィルタ。
238 空気取入口スクリー くうきとりいれ intake screen
空気取入口から異物を吸い込むのを防
ン ぐちすくりーん 止するための金網。
備考 固定式のものと地上運転中
とか離陸中だけ用い,飛行
中は引き込めてしまう引込
み式のものとがある。
239 防氷装置 ぼうひょうそう anti-ice system
氷がエンジンの空気取入口部に付着す
ち るのを防止する装置。
備考 圧縮機からの抽気を利用し
たものと電熱を利用したも
のとがある。
240 吸入空気流量 きゅうにゅうく エンジンに吸い込まれる空気の流量 intake air flow
うきりゅうりょ で,単位時間当たりの量で表す。

241 修正吸入空気流量 しゅうせいきゅ corrected intake air
任意の大気状態における吸入空気流量
うにゅうくうき を標準大気状態又は所定条件に修正し flow
りゅうりょう た値。
備考 ガスタービンエンジンの場
合には次の式で表す。
Wa Wa
p T
,
p T
ここに
w 愀 : 修正吸入空
気流量
wa : 計測時の吸入空
気流量
p* : 標準状態又は所
定条件での絶対
圧力
p : 計測時の絶対圧

T* : 標準状態又は所
定条件での絶対
温度
T : 計測時の熱力学
温度
242 吸気温度 きゅうきおんど 指定された点で測定した吸入空気温 intake air temperature
度。

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番号 用語 読み方 意味 対応英語(参考)
243 ラム圧力 らむあつりょく 飛行速度によって生ずる圧力。 ram pressure
244 燃料系統 ねんりょうけい fuel system
燃料を燃焼器に供給するための一連の
とう 装置で,主燃料,点火用燃料,非常用
燃料及び再熱用燃料の各系統がある。
備考 フィルタ,ポンプ,各種弁,
燃料制御装置,燃料噴射ノ
ズル,これらを結ぶ配管な
どで構成され,機体側の燃
料系統に接続される。
245 燃料ポンプ ねんりょうぽん fuel pump
燃料を加圧して送るもので,用途別で
ぷ は主ポンプ,非常用ポンプ,ブースタ
ポンプなどがあり,また形式別では歯
車式,プランジャ式,遠心式などがあ
る。
246 燃料制御装置 ねんりょうせい fuel control unit
スロットルレバーの位置,大気条件,
ぎょそうち エンジン圧力,温度,回転速度などの
値に従って燃焼器に供給する燃料を制
御する装置。
247 燃料しゃ断弁 ねんりょうしゃ 燃料の流れをしゃ断する弁。 fuel shut-off valve
だんべん
248 燃料フィルタ ねんりょうふぃ fuel filter
燃料中に混入した異物などをろ過する
るた もの。
249 燃料加熱器 ねんりょうかね 燃料を加熱する装置。 fuel heater
つき
250 滑油系統 かつゆけいとう (lubricating) il
軸受,歯車などを潤滑及び冷却するた
めの一連の装置。 system
備考 滑油タンク,ブースタポン
プ,主ポンプ,フィルタ,
調圧弁,冷却器,空気分離
器,排油ポンプなどで構成
されている。
251 滑油タンク かつゆたんく 滑油を貯蔵する容器。 (lubricating) il tank
備考 滑油はこの容器からエンジ
ンに供給され,エンジンの
滑油系統を一巡してこの容
器にもどる。
252 滑油ポンプ かつゆぽんぷ (lubricating) il pump,
軸受,歯車などに滑油を加圧して送り
出すためのポンプ。 pressure pump
253 排油ポンプ はいゆぽんぷ scavenge pump
軸受,歯車などを潤滑及び冷却した後
の滑油を吸引し,滑油タンクにもどす
ためのポンプ。
254 滑油フィルタ かつゆふぃるた (lubricating) il filter
滑油中に混入した異物などをろ過する
もの。
255 滑油冷却器 かつゆれいきゃ 滑油を冷却するためのもの。 (lubricating) il cooler
くき
256 排気系統 はいきけいとう exhaust system
排気ガスをエンジン外部へ排出するた
めの一連の装置。
257 冷却系統 れいきゃくけい cooling system
エンジンの各部を冷却するための一連
とう の装置。

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番号 用語 読み方 意味 対応英語(参考)
258 電気系統 でんきけいとう electric system
始動,点火,弁作動,火災報知などに
必要な電気回路を構成する一連の装
置。
259 点火系統 てんかけいとう ignition system
燃料と空気の混合気に着火するための
一連の装置。
260 始動系統 しどうけいとう starting system
エンジンを始動させるための一連の装
置。
261 スタータ starter
エンジンを始動させ,自立運転できる
まで駆動する装置。
262 減速装置 げんそくそうち speed decreasing gear,
回転速度を減速して動力を伝達する装
置。 reduction gear
263 プロペラ軸 ぷろぺらじく プロペラを駆動する軸。 propeller shaft
264 補機歯車装置 ほきはぐるまそ accessory gearbox
エンジン及び機体用補機類を駆動する
うち ための歯車装置。
265 補機 ほき accessories,
エンジンを作動するための各種の機能
品。 auxiliaries
備考 燃料制御装置,燃料ポンプ,
滑油ポンプ,排油ポンプ,
スタータなどが主なもので
ある。
266 抽出動力 ちゅうしゅつど power extraction
機体用補機等を駆動するために,エン
うりょく ジンより抽出する動力で,空気動力も
含む。
267 抽気量 ちゅうきりょう bleed air flow
圧縮機部より機体の防氷,空調等の目
的で抽出する空気の流量。
268 水噴射 みずふんしゃ water injection
エンジンのスラスト又は出力増強のた
めに,エンジン内部へ水などを噴射す
ること。
269 エンジンマウント engine mount
エンジンを機体に取り付け,エンジン
を支えスラストを機体に伝達する装
置。
270 使用時間 しようじかん time,
エンジン,装備品及び部品が作動した
operating time
時間をいうが,時間記録管理上,これ
らが作動していなくても装備されてい
た間の,番号272に規定された飛行時
間をもってその使用時間とする。ただ
し補助動力装置は,作動時間記録計を
有しているのでその作動時間をもって
使用時間とする。
271 総使用時間 そうしようじか 新品製造時からの使用時間の総計。 total time (TT)

272 飛行時間 ひこうじかん flight time
航空機が浮揚してから接地するまでの
時間。
273 ブロックタイム block time
飛行のために自力で動き始めた時点か
ら着陸後静止するまでの時間。
274 オーバホール (engine) verhaul
予防整備の考え方に基づき,エンジン
(OH)
などを分解して各部分をくまなく検査
し,不良箇所は交換又は修理して,再
び組み立てるような分解手入れ作業。

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番号 用語 読み方 意味 対応英語(参考)
275 エンジン ヘビーメ engine heavy
エンジンの信頼性を総合的に常時監視
ンテナンス し,必要な故障対策を機能的にとり得 maintenance
(EHM)
る信頼性管理が行われていることを前
提として,エンジンを定期的に機体か
ら取り卸し,各構成単位ごとに定めら
れた検査,交換及び修理要目に従い分
解して行う重整備で,これにサンプリ
ング·インスペクション·プログラム
が組み合わされて構成される。
276 スレッシュホールド threshold sampling
新たに開発された機材の設計上の問題
サンプリング 点を発見し,今後の整備方式を決める
ために,初期の一定使用時間の後に行
うサンプリング検査。
277 オン コンディショ on condition
定期的な分解検査やオーバホールを行
ンメンテナンス わずに,機上で定期的に目視検査,計 maintenance
測,機能試験などを実施し,その結果
に基づいて整備を行う方式。
備考 当該装備品の信頼性管理が
行われていること,装備品
の構造が機上での検査,計
測,試験などが可能な設計
になっていることが前提条
件となる。
278 コンディションモニ condition monitoring
予防整備とは異なり,信頼性管理体制
タリングメンテナン の下に故障データや機材の品質に関す maintenance
ス るデータを監視分析して問題領域を発
見し,これに基づいて処理対策を講ず
るような整備方式。
279 モジュールメンテナ module maintenance
エンジンが幾つかのモジュールに分割
ンス できるような設計の場合に,問題のあ
るモジュール又は検査の必要項目のあ
る部分のモジュールを交換することに
よりエンジンを使用可能状態にするた
めモジュール単位で管理を行う整備方
式。
備考 モジュールとはメンテナン
スに利便を図るため分割さ
れた単位。
280 高温部点検 こうおんぶてん 燃焼器やタービンなど高温部分の検 hot section inspection
けん 査。 (HSI)
281 経年抜取検査 けいねんぬきと age sampling
使用時間と劣化の傾向の関係をつかむ
りけんさ ため,所定の使用時間に達したグルー (inspection)
プからサンプルを取って行う検査。 (AS)
282 滑油分光分析検査 かつゆぶんこう spectrometric oil
エンジンの不具合を故障の初期の段階
ぶんせきけんさ で検知するため,定期的に滑油の分光 analysis program
(SOAP)
分析を行い,滑油の中に含まれる金属
元素の種類と量を求め,損傷箇所の推
定を行う検査。
283 オーバホール後使用 おーばほーるご time since overhaul
前回のオーバホールからの使用時間の
時間 しようじかん 累計。 (TSO)

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番号 用語 読み方 意味 対応英語(参考)
284 ヘビーメンテナンス へびーめんてな time since heavy
前回のヘビーメンテナンスからの使用
後使用時間 んすごしようじ 時間の累計。 maintenance
かん
285 装着後使用時間 そうちゃくごし time since installation
最後に機体に取り付けられてからの使
ようじかん 用時間の累計。
286 整備時間限界 せいびじかんげ maintenance time
前回の整備から次の整備までの間に許
んかい される最大使用時間。 limit,
maintenance period
287 オーバホール時間限 おーばほーるじ time between overhaul
前回のオーバホールから,次のオーバ
界 かんげんかい ホールまでの間に許される最大使用時 (TBO),
間。 overhaul period
288 廃棄限界 はいきげんかい 部品の使用可能限界。 life limit,
備考 各部品に定められた所定の service life limit
使用時間,使用サイクル,
ランディングサイクルなど
を超えないうちに,その部
品を廃棄しなければならな
い。
289 部品総使用時間 ぶひんそうしよ 部品の新品からの使用時間の累計。 parts total time
うじかん (PTT)
290 エンジン監視システ えんじんかんし engine monitoring
エンジンの作動状態,滑油消費率,滑
ム しすてむ 油分光分析検査及びエンジン内部検査 system
結果などを総合的に監視し,不具合を
早期に発見し,又は事前に予測し,対
策を講じるシステム。
291 ハードタイムメンテ hard time maintenance
整備時間限界,廃棄限界などを定めて
ナンス 行う予防整備の一方式。
292 エンジンオペレイテ 離陸定格出力を出した回数。 engine operating cycle
ィングサイクル 備考 着陸復行や整備の目的で離
陸定格出力を使用した場合
には,記録の便宜上考慮し
ない場合もある。
293 飛行中エンジン停止 ひこうちゅうえ in-flight (engine)
飛行中,不具合のためにエンジンが止
率 んじんていしり まったり,又は止めることを余儀なく shutdown rate
つ (IFSDR)
された場合のエンジンの使用時間の累
計に対する発生率。
備考 通常1000使用時間当たりの
発生回数で表す。
294 エンジン計画外取卸 えんじんけいか unscheduled engine
エンジンの使用時間の累計に対するエ
率 くがいとりおろ ンジンの故障に起因した整備時間限界 removal rate
しりつ 到達以前の取り卸しの発生率。 (URR), (UER)
備考 通常1000使用時間当たりの
発生回数で表す。
295 平均故障間隔 へいきんこしょ 故障するまでの平均使用時間。 mean time between
うかんかく 備考 同一グループに属する装備 failure
品,部品などのある期間の (MTBF)
総使用時間を,同一期間内
でそのグループに発生した
故障数で除して表す。
(3) ガスタービンエンジンに関する用語

――――― [JIS W 0109 pdf 10] ―――――

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JIS W 0109:1977の国際規格 ICS 分類一覧