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X 0221 : 2020 (ISO/IEC 10646 : 2017,Amd.1 : 2019,Amd.2 : 2019)
附属書JA
(参考)
日本文字関連部分集合用図形文字の組
この附属書は,附属書Aの部分集合用図形文字の組のうち,固有名詞を含む日本における一般の社会生
活に関わりのある7個の符号化図形文字の組,及び附属書Aには規定されていない1個の文字の組を参考
として示すものであって,規定の一部ではない。
JA.1 日本文字関連図形文字の組
7個の日本文字関連図形文字の組は,次のa) g)のとおりである。
a) ASIC JAPANESE BASIC JAPANESE(基本日本文字集合)は,組番号285の組である(A.5.6参照)。
これは,JIS X 0201,ISO/IEC 646のIRV及びJIS X 0208に相当する基本部分集合である。含まれる
文字の符号位置を,添付ファイル“BasicJ.txt”に参考として示す。
b) IS2004 IDEOGRAPHICS EXTENSION JIS2004 IDEOGRAPHICS EXTENSION(JIS2004拡張漢字
集合)は,組番号371の組である(A.4.2参照)。これは,JIS X 0213の第3水準及び第4水準漢字部
分に相当する拡張用の部分集合である。含まれる文字の符号位置を,添付ファイル“JIExt.txt”に参考
として示す。
c) APANESE IDEOGRAPHICS SUPPLEMENT JAPANESE IDEOGRAPHICS SUPPLEMENT(補助漢字
集合)は,組番号372の組である(A.4.3参照)。これは,JIS X 0212の漢字部分に相当する拡張用の
部分集合である。含まれる文字の符号位置を,添付ファイル“JISup.txt”に参考として示す。
d) APANESE CORE KANJI JAPANESE CORE KANJI(日本語中核漢字集合)は,組番号375の組で
ある(A.4.6参照)。これは,2 136字のCJK統合漢字を含み,常用漢字表(平成22年内閣告示第2号)
に対応している。含まれる文字の符号位置を,添付ファイル“JapaneseCoreKanji.txt”に参考として示
す。
e) OJI-JOHO-KIBAN IDEOGRAPHS-2016 MOJI-JOHO-KIBAN IDEOGRAPHS-2016(文字情報基盤
漢字集合2016)は,組番号390の組である(A.5.10参照)。これは,漢字,漢字字形指示列(IVS)及
び既定の字形指示列(SVS)からなる。この組に含まれる漢字,漢字指示列及び既定の字形指示列は
日本の行政で用いられる人名漢字をこの国際標準で表現するための文字情報基盤セットに対応してい
る。含まれる文字の符号位置,漢字字形指示列及び既定の字形指示列と,その典拠となった文字情報
基盤整備事業の漢字の識別情報との対応を,添付ファイル“MJSrc.txt”に参考として示す。
注記 文字情報基盤セットについては,対応国際規格の次の版で,より新しい文字の組の標準化作
業が進んでいる。この文字の組を指定する際には,注意が必要である。
f) APANESE NON IDEOGRAPHICS EXTENSION JAPANESE NON IDEOGRAPHICS EXTENSION(拡
張非漢字集合)は,組番号286の組である(A.5.7参照)。これは,JIS X 0213の非漢字部分(ただし,
JIS X 0208にも含まれるものを除く。)に相当する拡張用の部分集合である。含まれる文字の符号位置
を,添付ファイル“JNIExt.txt”に参考として示す。
g) OMMON JAPANESE COMMON JAPANESE(通用日本文字集合)は,組番号287の組である(A.5.8
参照)。これは,a)に示したBASIC JAPANESEに,日本で広く用いられている拡張を加えた部分集合
である。含まれる文字の符号位置を,添付ファイル“CommonJ.txt”に参考として示す。
――――― [JIS X 0221 pdf 171] ―――――
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X 0221 : 2020 (ISO/IEC 10646 : 2017,Amd.1 : 2019,Amd.2 : 2019)
JA.2 附属書Aに含まれない日本文字関連図形文字の組
a) APANESE NON IDEOGRAPHICS SUPPLEMENT JAPANESE NON IDEOGRAPHICS SUPPLEMENT
(追加非漢字集合)は,JA.1のf)に示したJAPANESE NON IDEOGRAPHICS EXTENSIONを含み,
JIS X 0212で規定された漢字以外の文字(すなわち,“特殊文字”及び“アルファベット”)並びにJIS
X 0201,JIS X 0208及びJIS X 0212に含まれない文字のうち日本語文書で用いられる追加的な記号類
からなる。含まれる文字を,添付ファイル“JNIExt2.txt”に示す。
JA.3 部分レパートリの組合せ
日本文字部分レパートリのうち,BASIC JAPANESE及びCOMMON JAPANESEは,それぞれを単独で又
は他の日本文字部分レパートリと組み合わせて用いることを意図している。JIS2004 IDEOGRAPHICS
EXTENSION,JAPANESE IDEOGRAPHICS SUPPLEMENT,JAPANESE NON IDEOGRAPHICS EXTENSION
は,単独で用いることを意図していない。意図する組合せの例は,次のとおりである。
− BASIC JAPANESE及びJIS2004 IDEOGRAPHICS EXTENSIONの組合せ。
− BASIC JAPANESE,JIS2004 IDEOGRAPHICS EXTENSION及びJAPANESE NON IDEOGRAPHICS
EXTENSIONの組合せ。
− COMMON JAPANESE及びJIS2004 IDEOGRAPHICS EXTENSIONの組合せ。
− COMMON JAPANESE,JIS2004 IDEOGRAPHICS EXTENSION及びJAPANESE NON IDEOGRAPHICS
EXTENSIONの組合せ。
JA.4 適合性
この附属書に示す日本文字部分レパートリのうち,JAPANESE NON IDEOGRAPHICS SUPPLEMENTを
除く7個の文字の組は,この規格が規定する組である。これら7個の日本文字部分レパートリのいずれか
一つ以上の組合せを部分集合とする適合性の主張は,選択部分集合への適合性の主張の方法によるのがよ
い(8.3参照)。
JAPANESE NON IDEOGRAPHICS SUPPLEMENTは,この規格が規定する組ではない。JAPANESE NON
IDEOGRAPHICS SUPPLEMENTを含む部分集合への適合性の主張は,制限部分集合への適合性の主張の方
法による(8.2参照)。
――――― [JIS X 0221 pdf 172] ―――――
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X 0221 : 2020 (ISO/IEC 10646 : 2017,Amd.1 : 2019,Amd.2 : 2019)
附属書JB
(参考)
元号“令和”の合字
この附属書は,この規格に将来追加される文字を参考として示すものである。
JB.1 新たに追加される文字
次の文字をENCLOSED CJK LETTERS AND MONTHSブロックに追加する。この文字は対応国際規格の
次の版で追加するための作業が進められている。
32F
F
令和
32FF
32FF 令和 SQUARE ERA NAME REIWA
<square> 4EE4 令 548C 和
参考文献 JIS X 0412規格群 言語名コード
対応国際規格 : ISO 639 (all parts),Codes for the representation of names of languages
ISO/IEC 4873,Information technology−ISO 8-bit code for information interchange−Structure and
rules for implementation
ISO/IEC 8824 (all parts),Information technology−Abstract Syntax Notation One(ANS.1)
ISO/IEC 8825 (all parts),Information technology−ANS.1 encoding rules
JIS X 0221:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 10646:2017(IDT)
- ISO/IEC 10646:2017/AMENDMENT 1:2019(IDT)
- ISO/IEC 10646:2017/AMENDMENT 2:2019(IDT)
JIS X 0221:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.040 : 文字セット及び符号化 > 35.040.10 : 文字セットの符号化
JIS X 0221:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称