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X 0614 : 2015
表47−改正履歴(続き)
記述 DCN 変更UDF UDF読出し UDF書込み
版数 最小版数 最小版数
2.2.13の特記事項の明確化 5109 2.60 2.50 2.50
OS識別子のUNIXへのNetBSDの追加 5110 2.60 1.02 1.02
疑似上書き可能機構 5111 2.60 2.60 2.60
UDF 2.50の非POWのBD媒体への勧告 5112 2.60 2.50 2.50
主ボリューム記述子列及び予備ボリューム記述子列は分 5113 2.60 2.50 2.50
離して配置される
BD-RのUDF 2.60への勧告 5114 2.60 2.60 2.60
POWをUDF 2.50で読出し可能にする 5115 2.60 2.50 2.50
疑似上書き可能方式の導入による変更 5116 2.60 2.60 2.60
異なる媒体への記録での共通側面 5117 2.60 2.01 2.01
区画ヘッダ記述子の位置の明確化 5118 2.60 1.02 1.02
割付け禁止空間ストリームの情報長は0 5119 2.60 2.60 2.60
UDF 2.60媒体の読出し最小版数 5120 2.60 2.60 2.60
親FIDのディレクトリビットの明確化 5121 2.60 2.00 2.00
HD DVDディスクに関する要件 5154 x.yz 2.50 2.50
拡張ファイルエントリのより重要な役割 5160 x.yz 2.00 2.00
固定パケットをECCブロックと同じに扱う 5161 x.yz 1.50 1.50
注記 x.yzは2.60より後の次のUDFの版を示す。
6.18 開発者登録フォーム
このJISでは規定しない。
6.19 DVD-R DL LJR(マルチボーダ記録)に関する勧告
DVD-R DL LJRは,MMC規定及びMt Fuji規定に示される,層ジャンプ記録(Layer Jump Recording, LJR)
と呼ばれる新しい記録方式を導入する。この新しい記録方式は,インクリメンタル記録方式と類似してい
るが幾分異なる。予約Rゾーン及びDVD-R DL LJRの層ジャンプブロック(Layer Jump Block, LJB)は,
一つのUDFトラックの定義に適合しないが,二つの論理トラックに適合する。その結果,ボーダはUDF
のセションの定義に適合しない。LJRは,開始点セクタに再配置する可能性も導入する。副セションUDF
は,そのままではDVD-R DL LJRに適用できない,そのため6.19では,DVD-R DL LJR上の副ボーダ及び
副セションの記録の実行方法を示す。
この規定は,DVD-R DL LJR媒体に関するボリューム及びファイル構造の勧告を定義し,コンピュータ
システムのユーザ間でのデータ交換を支援する。
a) ボリューム及びファイル構造はUDF 2.00に従わなければならない。
b) DF読出し最小版数及びUDF書込み最小版数は2.00でなければならない。
c) 論理セクタ長及び論理ブロック長は2 048バイトでなければならない。
さらに,DVD-R DL LJRには次の追加の勧告が適用される。
DVD-R DL LJRは通常のセションの規定に従わない。DVD-R DL LJRでは各ボーダの始まりは通常と同
じに,新規のセションの始まりと関連する。しかし各セションの終わりは常に各ディスクの終わりである。
これによる重なり合うセションは,1.3.2によるセションの定義に厳密には従っていない。
DVD-R DL LJRは固定長の媒体である。各Rゾーンは一つ以上のLJBを含む。各RゾーンはREAD TRACK
INFORMATION命令に(物理)トラック数1を返すが,UDFの処理系はLJBごとに,層0に一つと層1
に一つの二つの論理トラックがあると考えなければならない。論理トラックの境界は次層ジャンプ番地
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(Next Layer Jump Address)で示される現在のRゾーンのNWAを含む。
(層1上の)2番目の論理トラックの開始番地の計算式はMt. Fuji規定にある。ファイルは層0又は1
の各々のトラックで始まり,層1又は0の各々のトラックへ続く。このためUDFの処理系は関連するファ
イルのエクステントの書込みに留意しなければならない。
DVD-ROMドライブへの互換性のため,UDF処理系はボーダを閉じなければならない。
6.19.0 DVD-R DL LJRの特徴
再配置を使用するDVD-R DL LJRは6.11の勧告とは若干異なる。
6.11.3の複セションの使用方法との相違点は次の点である。
a) 第一セションの後,論理セクタ番号256,N−256及びNのうち少なくとも2か所にAVDPがあり,更
に少なくとも以前のセションに再配置されたAVDPは,最後のセションから再配置されている。最終
セションの位置タグ256,N−256又は/及びNをもつAVDPの書込みには再配置が必要となるため,
ドライブにSEND DISC STRUCTUREコマンドの再配置番地(フォーマットコード = 24h)で開始点
番号(Anchor Point Number)2,3又は/及び4を各々256,N−256又は/及びNに用いて,再配置を
指示する。
b) 第一セションの後,AVDPのうち少なくとも二つが論理セクタ番号S+256,C−256,Cに書き込まれ
る。Cは最終セションのLRAである。
6.20 HD DVDディスクに関する要件
この規定は,コンピュータシステムと家電のユーザとの情報交換のために,HD DVD-ROMディスク
(6.20.1参照),HD DVD-RAMディスク(6.20.2参照),及びSL/DLのHD DVD-Rディスク(6.20.3参照)
を含むがそれに限らない,HD DVD媒体に対するボリューム構造及びファイル構造の要件及び制約を規定
する。これらの要件はコンピュータシステム環境だけで使われ,家電との交換性のないディスクには適応
されない。
これらのHD DVDディスクに対する共通の要件を,次に示す。
a) ボリューム及びファイル構造はUDF 2.50に従わなければならない。
b) 論理セクタ長及び論理ブロック長は2 048バイトでなければならない。
c) CCブロック長は32セクタ(64 KB)とする。
d) 一つの主ボリューム記述子列及び一つの予備ボリューム記述子列が記録されなければならない。
e) D DVDディスクは一面当たり単一の区画記述子をもつ単一のボリュームをもたなければならない。
そのため,ボリューム順序番号は1でなければならず,最大ボリューム順序番号は1でなければなら
ない。さらに,基本ボリューム記述子の交換水準は2でなければならない。
f) ICB方策種別4だけが使用されなければならない。
6.20.1 HD DVD-ROMに関する要件
ボリューム及びファイル構造は再生専用形ディスクとして単純化されている。
ボリューム構造に関する要件を,次に示す。
a) D DVD-ROMディスクの区画は,アクセス種別1で指定される再生専用区画でなければならない。
b) 開始ボリューム記述子ポインタの一つが論理セクタ256に記録されていることが望ましい。
c) ボリューム記述子列のエクステントに終端のための終端記述子が記録されなければならない。
d) 未割付け空間表及び未割付け空間ビットマップは記録してはならない。
e) 予備区画マップ及び予備表は記録してはならない。
f) 仮想区画マップは記録してはならない。
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g) メタデータ区画マップ,メタデータファイル及びメタデータ控えファイルが記録されなければならな
い。メタデータビットマップファイルは記録してはならない。
ファイル構造に関する要件を,次に示す。
HD DVDディスクに対する共通の要件が適用されなければならない。
6.20.2 HD DVD-RAMに関する要件
ボリューム及びファイル構造は非逐次記録を用いる上書き可能形ディスクとして単純化されている。
ボリューム構造に関する要件を,次に示す。
a) D DVD-RAMディスクの区画は,アクセス種別4で指定される上書き可能区画でなければならない。
b) 予備区画マップ及び予備表は記録してはならない。
c) 仮想区画マップは記録してはならない。
d) メタデータ区画マップ,メタデータファイル及びメタデータビットマップファイルが記録されなけれ
ばならない。
ファイル構造に関する要件を,次に示す。
e) 割付け禁止空間ストリームは記録してはならない。
6.20.3 SL/DLのHD DVD-Rに関する要件
SL/DLのHD DVD-Rディスクに対する要件は,データ更新可能な構造(VAT)によるものであるか,HD
DVD-ROM互換の構造によるものである。ボリューム構造及びファイル構造は逐次記録を用いる追記形の
ディスクとして単純化されている。
HD DVD-ROM互換の構造の場合は,要件はHD DVD-ROMのためのものと同じである。6.20.1を参照。
HD DVD-R DLでは単一セションだけが利用可能である。
データ更新可能な構造(VAT)の場合は,次に示す要件が適用される。
ボリューム構造に関する要件を,次に示す。
a) 区画は,アクセス種別2で指定される追記形区画でなければならない。
b) 未割付け空間表,未割付け空間ビットマップは記録してはならない。
c) 予備区画マップ及び予備表は記録してはならない。
d) 論理ボリューム保全列には開いた保全記述子は一つだけしか記録してはならない。
e) 仮想区画マップが記録されなければならない。そのため,メタデータ区画マップは記録してはならな
い。
ファイル構造に関する要件を,次に示す。
f) ファイル集合記述子は一つだけしか記録してはならない。
g) 割付け禁止空間ストリームは記録してはならない。
h) 仮想割付け表及びVAT ICBが記録されなければならない。
i) メタデータファイル,メタデータ控えファイル及びメタデータビットマップファイルは記録してはな
らない。
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附属書JA
(参考)
商標又は登録商標
この附属書(参考)は,この規格にある商標又は登録商標について記載するものであって,規定の一部
ではない。
この規格における商標又は登録商標は,次による。
a) niversal Disk Format及びUDFは,OSTAの米国における登録商標である。
b) lu-ray及びBlu-ray Discは,Blu-ray Disc Associationの商標である。
c) BM,OS/2及びOS/400は,IBM Corp.の米国及び/又はその他の国における商標又は登録商標である。
d) acintosh,Mac OS及びOS Xは,Apple Inc.の米国及び/又はその他の国における商標又は登録商標
である。
e) NIXは,The Open Groupの米国及び/又はその他の国における商標又は登録商標である。
f) Microsoft,Windows及びMS-DOSは,Microsoft Corp.の米国及び/又はその他の国における商標又は
登録商標である。
この他にも商標又は登録商標があり得ることに注意を喚起する。
参考文献 JIS X 6250 120 mm(4.7 GB/面)及び80 mm(1.46 GB/面)+RWフォーマット光ディスク
(4倍速まで)
JIS X 0614:2015の国際規格 ICS 分類一覧
JIS X 0614:2015の関連規格と引用規格一覧
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