JIS X 0807:1999 電子文献の引用法 | ページ 3

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X 0807 : 1999 (ISO 690-2 : 1997)
6.5.2 略記及び数詞 欧文の数詞(“second”, “third” など)は,算用数字で記録する。情報源に初版の
表示がある場合,それを記録してもよい。
版表示の用語及び数詞は,ISO 832に基づいて略記する。
6.6 逐次刊行物の号数表示
6.6.1 表記 電子逐次刊行物の場合,号数表示は,できる限り完全な形で記録する。情報源に表示されて
いる時間表示(月,年など)及び番号付け(巻数,号数など)を含む。
6.6.2 初号だけの表示 刊行が終了していない電子逐次刊行物の全号を記述する場合,初号の時間表示又
は番号付け若しくはその両方にハイフン及びスペース1個を続けて記録する。
例 January 1995-, vol. 1, no. 1- .
電子逐次刊行物の開始画面又は附属資料で最初の号が不明な場合は,逐次刊行物に表示されている発行
日付を記録する。
6.6.3 完全表示又は部分表示 電子逐次刊行物の全部又は一部を引用する場合は,初号及び最終号の時間
表示,番号付け又はその両方を記録する。電子逐次刊行物の開始画面又は附属資料で開始日付及び終了日
付が不明な場合は,逐次刊行物に表示されている最初の発行日及び最新の発行日を記録する。
6.7 出版地
6.7.1 表記 情報源に用いられている言語のとおり,文献の出版地を記録する。同じ名称の出版地又はよ
く知られていない出版地名を識別する場合には,出版地名の後に州名,郡名など省略した形で丸括弧に入
れて付記する。
例1. Paris
例2. Gif-sur−Yvette (France)
例3. Hampton (Middlesex, U. K.)
例4. Pasadena (Calif.)
6.7.2 二つ以上の出版地 情報源に二つ以上の出版地がある場合は,最も顕著に表示されている出版地を
記録する。二つ以上の出版地が同等に表示されている場合は,最初の出版地を記録する。
なお,その他の出版地も情報源に表示されている順序で記録してもよい。
6.7.3 出版地不明 電子文献及び附属資料に明確に出版地が表示されていない場合で他の適切な方法で
地名が推定できる場合は,それを角括弧に入れて記録する。
出版地が推定できない場合は,“place of publication unknown”,“出版地不明”,“sine loco” のような句又
は同義の略語(例 : “s. 1.”)を出版地名の代わりに記録してもよい。ネットワークを介してアクセスした
オンライン文献の出版地が情報源の他のデータから判別できない場合は,出版地名を省略してもよい。こ
の場合,文献のネットワーク上のロケーションを記録する(6.12.1参照)。
6.8 出版者
6.8.1 表記 出版者は,識別が困難にならなければ省略又は略記した形式で記録してもよい。人名からな
る出版社名は,識別に不可欠であれば,姓名の名又は頭字を記録する。
“and company”,“and sons”,“Inc” などの句は省略する。“press” という語は省略できない。
例1. Broderbund Software
例2. Virginia Polytechnic Institute and State University
例3. John Wiley
例4. Salem Press

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6.8.2 二つ以上の出版者 情報源に二つ以上の出版者がある場合は,最も顕著に表示されている出版者を
記録する。二つ以上の出版者が同等に表示されている場合は,最初の出版者を記録する。二つ目以降の出
版者を初めに記録した出版者と同じように出版地と対にして記録してもよい。
6.8.3 出版者不明 情報源に出版地が表示されていない場合は,“publisher unknown”,“出版者不明”,又
は同義の略語(例 : “s. 1.”)を出版者名の代わりに記録する。ネットワークを介してアクセスしたオンラ
イン文献の場合,その出版者名が情報源から判別できない場合は,出版者名を省略してもよい。このよう
な場合は,文献を入手したネットワーク・アドレスを出版者名の代わりに補うことができる(6.12.1参照)。
6.9 日付
6.9.1 表記 更新や改訂が頻繁に行われる電子文献の場合は必要に応じて,出版,アップデート,改訂及
び引用の日付を年,月,日,及び時間で記録してもよい。
例 18 February 1997 ; 14 : 04 : 28 EST
年は,算用数字で記録する。
出版日付は,ISO 8601の規定に従い,算用数字で記録する。
例 1997-01-20
6.9.2 出版日付 情報源に表示されているとおりに出版日付を記録する。電子文献又は附属資料に出版日
付が表示されていない場合でも,日付が明確であれば,その出版日付を角括弧に入れて記録する。
6.9.2.1 出版日付が二つにわたる電子出版物 データの更新をしていないデータベース又は廃刊となっ
たオンライン逐次刊行物のような出版日付が二つにわたる出版物は,開始日付と終了日付とを記録しても
よい。
例 September 1975−August 1984
電子文献の開始画面又は電子文献に附属する文書に開始日付と終了日付とが表示されていない場合は,
分かれば文献の最初と最後の項目の日付を記録してもよい。
更新が行われているデータベース又は刊行中の逐次刊行物のように電子文献の出版日付が2年以上にわ
たり,完結していない文献の場合,文献の開始日付の後にハイフンと空白1文字分を付記してもよい。
例 June 1991-
文献の開始画面又はその附属資料で文献の開始日付が不明な場合は,分かる限り文献に表示されている
最初の日付を記録する。
6.9.2.2 出版日付不明 情報源から出版日付が確定できない場合,著作権登録日付を出版日付として記録
する。著作権登録日付が不明で,それ以外に電子文献の信頼できる出版日付がない場合は, “date un nown”,
“出版日付不明”又は同義の句(例 : “s. 1.”)を日付の代わりに記録する。
二つ以上の日付をもつ電子文献(例えば,データベース全体,電子掲示板,その他の電子メールシステ
ムなど)の場合,情報源自体から日付が確定できないときは,別法として出版日付を省略する。この場合,
引用日付を角括弧に入れて記録してもよい(6.9.4参照)。
6.9.3 更新日付又は改定日付 電子文献は,新しい版又はバージョンまで頻繁にアップデートされる。新
しいレコードの追加によって文献自体が完結した場合でも,誤りの訂正又は維持管理のために更新が行わ
れる。引用する文献の更新日付又は改訂日付を適切であれば出版日付の後に情報源で表示されている用語
と共に記録する。
例1. updated January 1997
例2. rev. 1 March 1997

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6.9.4 入手日付 オンライン文献のように電子文献が不断に更新されている場合,若しくは,文献又は附
属資料から信頼できる日付が確定できない場合は,電子文献を実際に見た日付を角括弧に入れて記録する。
入手日付の前に “cited”,“引用”又は同義の語を付記する。
例1. [cited 3 September 1997]
例1A. [引用1997年9月3日]
例2. [cited 1997-07-28]
例2A. [引用1997-07-28]
例3. [cited 17 May 1997 ; 16 : 15 GMT]
例3A. [引用1997年5月17日グリニッジ標準時16時15分]
6.10 シリーズ 電子文献が,それがシリーズ名のような上位の名前をもっている場合,番号付けの有無
にかかわらず,より上位の名前及び関連した番号付けを文献に表示されたとおりに記録してもよい。
6.11 注記
6.11.1 物理的特長 電子文献の形態又は記録媒体の数量及び種類は,注記に記録する。
例1. 1 magnetic tape : 9 track, 6250 bpi, EBCDIC
例2. ASCII format
6.11.2 附属資料 利用者マニュアル,又はカセットテープのような電子文献の附属資料についての情報は,
注記に記録してもよい。この情報は “Accompanied by”,“附属する”といった語句,又は同義の句に続い
て記録する。
6.11.3 システム要件 システム要件についての情報は,注記に記録してもよい。システム要件には,次の
事項を記載する。当該の電子文献を利用するために必要なコンピュータの種類及び形式 : メモリ容量,オ
ペレーティングシステム及びそのバージョン,ソフトウェア,周辺機器の種類及び特徴。システム要件の
記述は,電子文献又は附属資料の表示による。この情報はあいまいにならないように “System requirements”,
“システム要件”又は同義の句の後に表示してもよい。
例1. System requirements : IBM PC or compatible ; MPC Standard CD−ROM drive ; DOS 3.30 or
higher ; 490 kB RAM ; MS−DOS Extensions 2. 1 or higher
例1A. システム要件 : IBM PC又は互換機;MPC標準CD−ROMドライブ;DOS 3.30又はそれ以
上;490 kB RAM ; MS−DOS Extensions 2. 1又はそれ以上
6.11.4 更新頻度 データベースのように電子文献の更新が行われている場合,更新の頻度は,注記に記録
する(例 : “Updated weekly”,“Reloaded annualy”,“Continually updated”,“Quarterly”,“毎週アップデート”,
“毎年アッププデート”,“継続してアップデート”,“年4回”など)。
6.11.5 言語 電子文献の画面,附属資料などの言語は,注記に記録してもよい。(例 : 本文はフランス語
と英語)。必要があれば,言語を示すコードを使用してもよい。言語コードは,ISO 639による。
6.11.6 その他の注記 コンピュータプログラマ又は電子文献の製作協力者が,謝辞,開始画面又は附属資
料の標題紙以外の部分に表示されている場合は,“Credits : ”,“Producers : ”,“Programmers : ”,“謝辞”,“製
作者”,“プログラマ”又はそれと同義の語を前に付けてそれらを注記に記録してもよい。
その他の種類の注記として,レコード数又はバイト数に換算した文献の数量,音声出力,動画表示及び
色表示についての性能,アクセス制限などを記録する。
例1. Designers : Gene Portwood and Lauren Elliott
例1A. デザイナー : Gene Portwood and Lauren Elliot
例2. System operator : Tony Ford

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例2A. システムオペレータ : Tony Ford
例3. Approximately 25, 000 records
例3A. 約25, 000レコード
6.12 入手先
6.12.1 オンライン文献 オンライン文献の場合,引用した文献の出所を識別したり,ロケーションを探索
したりするための情報が必要である。この情報は “Available from”,“入手先”又は同義の句で識別する。
インターネットのようなコンピュータネットワーク上のオンライン文献のロケーション情報は,実際に
見た情報源(例 : インターネット)を指示しなければならない。また,ロケーションに関するネットワー
クアドレスと同様,文献へのアクセス方法を記録する(例 : FTP)。ロケーション情報の構成要素(例 : ホ
ストコンピュータのアドレス,ディレクトリ名,ファイル名など)は,情報源に表示されているのと同じ
句読法,大文字使用で記録する。
例1. Available from Internet : listserv@uhupvml.uh.edu by sending command GET PRINCEWIL
PRV5N3 F=MAIL
例2. Available from Internet via anonymous FTP to : BORG. LIB. VT. EDU.
例3. Available from Internet : <gopher ://info.lib.uh.edu :
70/00/articles/e-journals/uhlibrary/pacsreview/v5/n3/pricewil.5n3>
例4. Available from DIALOG Information Services, Palo Alto (Calif.).
例5. Available from TELESYSTEMES QUESTEL.
例6. Available from World Wide Web : 〈http://www.nlc-bnc.ca/iso/tc46sc9/standard/690-2e. htm〉
6.12.2 他の入手先 電子文献の他のロケーション又は形態についての情報を示してもよい。この情報と実
際に引用した文献のロケーションを指示する情報とを明確に区別し, “Also available” ,“他の入手先”の
ような語,又は適切な同義の句の後に続けて記録する。
例 Also available in HTML version from<URL:http://info.lib.uh.edu/pacsrev.html>
6.13 標準番号 電子文献に付与された標準番号がある場合は,その番号を記録する。標準番号の前には
標準番号付与システムで使用されている識別子を付ける。(例 : ISSN, ISBN)
例1. ISBN 2-7654-0537-9
例2. ISSN 1045-1064
6.14 構成部分及び記事
6.14.1 電子文献の一部分 電子文献の個別の記事以外の一部分を引用する場合,その部分に独自な詳細項
目(章又は一部分の表示及びタイトル),番号付け及び記事掲載資料のロケーションは,上位の電子文献全
体の構成要素の中に記録し,著作の引用データに続けて記録する。その後に注記,入手先の表示及び標準
番号を記録する。
6.14.2 電子文献の記事 電子文献の個別の記事を引用する場合,記事に関係する詳細項目(例 : 著者,標
題)は,一括して記事掲載資料を引用する項目の前に置き,フォント,句読法,又は “In” のような語に
よって明確に区別する。記事掲載資料の中での記事の番号付け及びロケーションは,記事掲載資料の構成
要素と注記,入手先の表示,標準番号の前に置く。
6.14.3 記事掲載資料又はシステムの番号付け 記事掲載資料又はシステムの識別子として記事掲載資料
の一部分又は記事に付与したレコード番号又は他の番号は,将来記事をその番号で検索できるように記録
するのが望ましい。この番号は,“Record no.”,“Item no.”,“Accession no.”,“レコード番号”,“記述対象
番号”,“受入番号”のような語又は適切な同義の句の後に記録するのが望ましい。

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6.14.4 記事掲載資料のロケーション 記事掲載資料の一部分又は記事のロケーションは,文献にページ付
けがあるか又はそれと同等のものがあれば記録する。ロケーションの細目の順序は,次による。
a) ページ,画面,段落,又は行番号で一部分若しくは記事又はデータベースを固定するもの(例 : “pp.5-21”,
“lines 100-150”)
b) ラベルの付いた部分,節,表,シーン,又は他のテキスト内部での見出し
c) ホスト特有の見出し
電子文献にページ付け又はそれに相当するものがない場合,構成文献及び記事の範囲を行数,画面
数などの合計(例 : “[35 lines]”,又は “[approx. 12 screens]”)を角括弧に入れて記録してもよい。
7. 引用と本文中の引用との関連 本文中の引用は,文献リストよりも簡潔な形式を用い,テキストの途
中に( )に入れて挿入するか,若しくはページの脚注,章末の注記又はテキスト末尾の注記として加え
るものである。引用の目的は,テキストの中にある事項(引用文,展開した考えなど)の出典である出版
物を識別し,原文献中の正確なロケーションを特定することである。
本文の末尾に独立した文献リストがないか,又そのようなリストがあっても本文中で引用した文献がす
べて収録されていない場合は,文献リストに記載されていない文献を最初に引用するときに,6.で示した
引用の構成要素のうち,必す項目を記載しなければならない。
本文中の引用と文献リストがある場合,本文中の引用は文献リストとの対応が明確となるようなデータ
を記録する。文献リストと本文中の引用の対応は,ISO 690による。

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JIS X 0807:1999の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 690-2:1997(IDT)

JIS X 0807:1999の国際規格 ICS 分類一覧