JIS X 7113:2004 地理情報―品質原理 | ページ 6

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X 7113 : 2004 (ISO 19113 : 2002)
Data Centre) が提供しているAdvance Very High Resolution Radimeter (AVHRR) データ
はアメリカ合衆国大陸全体にわたる六つの植生分類型を判別するために使用された。データは,
1:1,000,000の縮尺を持ち,WGS84の原子を採用したリモートセンシング画像の形式で提供して
いる。
工程 : 毎日撮影するAVHRRの画像は,アメリカ合衆国全体の植物成長期に2週間単位で平均化さ
れた。それらの平均化された画像,変化率,標高の情報及び他のデータは,アメリカ合衆国大陸
の単一的な土地分類画像作成に使用された。
工程 : EROS Data Centreの画像のラスターファイルは,ベクトルポリゴン化,スプライン化(ギ
ザギザの部分は除去),間引き(2 km2未満のすべてのポリゴンは削除)し,既存のDCWのポリ
ゴン(水域,建物密集地域)に結合した。作成したファイルは結合し,VPF Vegetationレイヤに
変換した。すべての作業は,Environmental Science Research Instituteの職員によって行われ
た。工程は1991年1月に完了した。
C.2 例2 ディジタル地形図(DTM)
C.2.1 概要 例2では,製品仕様を使用して,データ集合に相当するデータ品質適用範囲に対して適用
可能なデータ品質要素及びデータ品質副要素を特定することによって,関連する定量的品質情報に関する
データ作成者の評価を説明する。
メタデータ又は品質評価報告書として報告することになっている,関連する品質情報の実際の報告につ
いては,例2では触れていない。
C.2.2 背景情報
データ集合 : 水流域のDTM
製品仕様 : 1998年,National Water Instituteによる,流域計画に用いる地理情報システム(GIS)に
関する仕様。
製品記述 : DTMはNational Mapping Agency作成の1:25,000地形図を使用して作成し,グリッド形
式で表現することが望ましい。セルの大きさは25メートルで,グリッドの原点は25メート
ルごとに配置する。DTMは,水流モデルの操作を可能にすることが望ましい。DTMは,
National Water Institute から提供する流域界及び国境を用いて,別々のファイルに分割で
きる。
C.2.3 適切な定量的品質情報の評価
備考 データ作成者は,データ集合として関連するデータ品質適用範囲だけを特定した。データ作成者
は,適用可能なすべてのデータ品質要素及びデータ品質副要素を発見していない(製品仕様は,
データ品質要素及びデータ品質副要素を直接参照していない)。適用可能なデータ品質要素及び適
用可能なデータ品質副要素だけを記載している(表C.3参照)。
表C.3 定量的品質情報の評価 例2
適用性を記述した製品仕様の該当する段落 適用可能なデータ品質要素及び/又
はデータ品質副要素
National Water Instituteの規定する流域界及び国境によ 完全性
って,DTMを別々のファイルに分割できる。 過剰
DTMは対応する流域範囲を完全に網羅するのが望まし 完全性
い。 漏れ

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X 7113 : 2004 (ISO 19113 : 2002)
製品仕様はこの要件への参照を含まないが,データ集合内 論理一貫性
に2 000メートルを超える高さがないことを保証する必要 定義域一貫性
性を示している。
セルの大きさは25メートル,グリッドの原点は25メート 論理一貫性
ルごとに配置するのがよい。DTMは水流モデルの操作を 書式一貫性
可能にすることが望ましい。
DTMは水流モデルに対応することが望ましい。 論理一貫性
位相一貫性
製品仕様は位置正確度への直接的な参照を含まない。しか 位置正確度
し,データ作成者は,縮尺1:25,000の地形図のデータを 絶対正確度又は外部正確度
使用したため,標高誤差は4メートル未満と想定している。
表C.4に,データ集合に相当するデータ品質適用範囲の関連する定量的品質情報に関するデータ作成者
のための要約を示す。
表C.4 関連する定量的品質評価情報の要約 例2
データ品質要素 データ品質副要素 関連
完全性 過剰 する
漏れ する
論理一貫性 概念一貫性 しない
定義域一貫性 する
書式一貫性 する
位相一貫性 する
位置正確度 絶対正確度又は外部正確度 する
相対正確度又は内部正確度 しない
グリッドデータ位置正確度 しない
時間正確度 時間測定正確度 しない
時間一貫性 しない
時間妥当性 しない
主題正確度 分類の正しさ しない
非定量的属性の正しさ しない
定量的属性の正確度 しない
C.3 例3 土地利用データ集合
C.3.1 概要 例3では,製品仕様を使用して,データ集合に相当するデータ品質適用範囲に対して適用
可能なデータ品質要素及びデータ品質副要素を特定することによって,関連する定量的品質情報に関する
データ作成者の評価を説明する。
メタデータ又は品質評価報告書として報告することになっている,関連する品質情報の実際の報告につ
いては,例3では触れていない。
例3では,関連する非定量的品質情報の作成を含む。
C.3.2 背景情報

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X 7113 : 2004 (ISO 19113 : 2002)
データ集合 : 一般的な地理情報システム(GIS)プロジェクトに対応するために準備された,複数の部
分集合(一つのカウンティにつき一つ)を集めた土地利用データ集合。
製品仕様 : 元はアナログ形式で作成され,法的手続に従って許可された土地利用地図を複製する製品の
ための要件
製品記述 : データ集合は,紙地図のディジタル化によって作成する土地利用の部分集合を含む。それぞ
れの部分集合は,データ作成者が供給する公的に定められらカウンティの境界と合致する。
各部分集合内のオブジェクトは,土地利用クラスの共通キーによって分類するポリゴンであ
る。
C.3.3 適切な定量的品質情報の評価
備考 データ作成者は,データ集合として関連するデータ品質適用範囲だけを特定した。データ作成者
は,適用可能なすべてのデータ品質要素及びデータ品質副要素を発見していない(製品仕様は,
データ品質要素及びデータ品質副要素を直接参照していない)。適用可能なデータ品質要素及び適
用可能なデータ品質副要素だけを記載している(表C.5参照)。
表C.5 定量的品質情報の評価 例3
適用可能性を記述した製品仕様の該当する段落 適用可能なデータ品質要素及び/又
はデータ品質副要素
欠落したポリゴンの数; 欠落したポリゴンに関連する領 完全性
域; 規定されたカウンティ境界の誤用によるカウンティ境 過剰
界によって定義された領域の不完全なカバレッジの識別。
道路の識別子は,提供されるファイル内に記載した名称に 完全性
従って作成することが望ましい。 漏れ
部分集合内のオブジェクトは,土地利用クラスの共通キー 論理一貫性
に基づいて分類したポリゴンである。 定義域一貫性
差異ベクトルが原図の縮尺の1 mm以上になるのは,10 % 位置正確度
未満であることが望ましい。 絶対正確度又は外部正確度
表C.6に,データ集合に相当するデータ品質の適用範囲の関連する定量的品質情報に関するデータ作成
者のための要約を示す。
表C.6 該当する定量的品質評価情報の要約 例3
データ品質要素 データ品質副要素 関連
完全性 過剰 する
漏れ する
論理一貫性 概念一貫性 しない
定義域一貫性 する
書式一貫性 しない
位相一貫性 しない
位置正確度 絶対正確度又は外部正確度 する
相対正確度又は内部正確度 しない

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X 7113 : 2004 (ISO 19113 : 2002)
グリッドデータ位置正確度 しない
時間正確度 時間測定正確度 しない
時間一貫性 しない
時間妥当性 しない
主題正確度 分類の正しさ しない
非定量的属性の正しさ しない
定量的属性の正確度 しない
非定量的品質情報
目的 : 土地利用データ集合は,土地の管理及び計画立案を支援することを目的としているの。このため,
可能な限り法的に認可された元のアナログ形式にできるだけ類似すること。
用法 : 元の紙資料はそれぞれのカウンティにおいて土地管理に使用してきた。
系譜 : データ源 : 縮尺1:25,000及び1:10,000地形図上に描画したアナログ形式の土地利用図。
工程 : 元の紙地図がスキャンした。画像は最低9点の既知座標を用いて座標登録した。
C.4 例4 三次元(3D)道路網データベース
C.4.1 概要 例4では,製品仕様を使用して,データ集合に相当するデータ品質の適用範囲に対して適
用可能なデータ品質要素及びデータ品質副要素を特定することによって,関連する定量的品質情報に関す
るデータ作成者の評価を説明する。
メタデータ又は品質評価報告書として報告することになっている,関連する品質情報の実際の報告につ
いては,例4では触れていない。
C.4.2 背景情報
データ集合 : ベクトル3D道路網データベース。データ集合は(1)(元の各部分から3Dで測定された
距離によって参照される)舗道の状況に関する属性をもつ二次元道路網データベース,
(2)速度に関連する二次元道路網データベース,及び(3)道路の外形のような,新た
なデータベースを構築する元になるデータとして提供することを目的とする。
製品仕様 : 製品への要求は国道網を記述する3Dベクトルポリラインから構成されること。
製品記述 : 個々の3Dポリラインは,道路網の線と対応する。それぞれの線はその識別子に対応する名
称をもつ個別のレイヤに格納される。道路の識別子は,データ作成者に提供されるファイル
に記載された名称に従って作成することが望ましい。
面と高さとの位置誤差は2メートルを超えないことが望ましい。3Dポリラインは,交差部
分で互いに連結し,交差部分又は識別子の変更が発生した場合にだけ切断することが望まし
い。
C.4.3 適切な定量的品質情報の評価
備考 データ作成者は,データ集合として関連するデータ品質の適用範囲だけを特定した。データ作成
者は,適用可能なすべてのデータ品質要素及びデータ品質副要素を発見していない(製品仕様は,
データ品質要素及びデータ品質副要素を直接参照していない)。適用可能なデータ品質要素及び適
用可能なデータ品質副要素だけが記載されている(表C.7参照)。

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X 7113 : 2004 (ISO 19113 : 2002)
表C.7 定量的品質情報の評価 例4
適用性を記述した製品仕様の該当する段落 適用可能なデータ品質要素及び/又
はデータ品質副要素
具体的な記述なし; 完全性,漏れに関する記述を参照。 完全性
過剰
データ集合は,国道として分類したすべての道路を含むこ 完全性
とが望ましい。 漏れ
道路の識別子は,データ作成者に提供されるファイルに記 論理一貫性
載した名称に従って作成することが望ましい。 定義域一貫性
3Dポリラインは交差部分で相互に連結し,交差部分又は識 論理一貫性
別子の変更が発生した場合だけ切断することが望ましい。 位相一貫性
3Dポリラインは交差部分で相互に連結し,交差部分,又は 位置正確度
識別子の変更が発生した場合だけ切断することが望まし 絶対正確度又は外部正確度
い。
表C.8に,データ集合に相当するデータ品質の適用範囲の関連する定量的品質情報に関するデータ作成
者のための要約を示す。
表C.8 該当する定量的品質評価情報の要約 例4
データ品質要素 データ品質副要素 関連
完全性 過剰 する
漏れ する
論理一貫性 概念一貫性 しない
定義域一貫性 する
書式一貫性 しない
位相一貫性 する
位置正確度 絶対正確度又は外部正確度 する
相対正確度又は内部正確度 しない
グリッドデータ位置正確度 しない
時間正確度 時間測定正確度 しない
時間一貫性 しない
時間妥当性 しない
主題正確度 分類の正しさ しない
非定量的属性の正しさ しない
定量的属性の正確度 しない

JIS X 7113:2004の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 19113:2002(IDT)

JIS X 7113:2004の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 7113:2004の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称